暴君皇帝は二度目の人生でも騎士を愛する

蒼井あざらし

文字の大きさ
18 / 28

17_パーティーの裏舞台

しおりを挟む
「準備は出来たか?」

 夏生の言葉に、傍にいた数人の武官が暗闇の中で頷いた。夏生を含めたこの武官たちは、祝賀パーティー近くの兵士用の詰め所に集まっていた。皆武官用の礼服に身を包んでいるが、腰に下げている刀は儀式用ではなく、本物の刀だ。彼らの覚悟に染まった固い表情を確認し、夏生は僅かに肩頬を上げた。

 今回の作戦に国家を守る使命感に心を燃やす年若い兵を選んだのは成功だったようだ。「今の陛下はご乱心だ。和平という甘言でこの国を他国に売るつもりなのだ」と、夏生が苦悩した表情を浮かべてそれっぽく捏造した書類を見せるだけで、こうも簡単に手駒になってくれた。いま彼らはこの国を護るために自身の命を尊い犠牲にするのだと、悲劇的な救国の英雄になる夢を見ていることだろう。国を想う兵士がほんの少し道を違えるだけで、その理想故に国を害そうという思考になってしまうことはよくある話だ。

 夏生はあの襲撃事件が失敗した時から、ずっと水面下で計画を立ててきた。この国を再び戦火に陥れるにはどうしたらいいのかと。そしてその計画を練っている中、このミュラメント聖国と条約を結び直す話が持ち上がったのだ。この話は夏生にとってまたとない好機だった。一番分かりやすく、そして華々しく戦争の火ぶたが切れる良い舞台だった。

「行くぞ。君たちがこの国を救うのだ」

 そんな夏生の考えを知る由もない兵士は、夏生の掛け声とともに手で空を切る様に動かし始めた。異能を発動させる際の予備動作だ。

 夏生の計画は至って簡単なものだった。まず異能によって電気系統の機械を破壊し、宮中を停電させる。そしてその混乱と暗闇に乗じて祝賀パーティーに乱入、武装をしていないミュラメント聖国の使者達を暗殺する。一番の暗殺目標は勿論第二皇子であるルイゼオ=ミュラメントだ。

 だが、この暗殺の成否はそこまでこの計画には関係ない。ただ、「聖国の人間を暗殺しようとした」という印象さえ与えればいいのだ。それだけで、この条約は暗殺の為の口実だと勘違いした聖国はその報復に出るだろう。つまり、ただ武装した姿でホールに入ればほぼ成功する、という実に簡単な作戦である。勿論その簡単な作戦を実行するのはこの若い兵士たちであって、夏生はただ彼らを鼓舞して見守る役なのだが。

「どうした。早くしろ」

 中々異能を発動しない兵に夏生が声をかけると、その兵士は焦ったように夏生を見返した。その表情には驚きと戸惑いによって歪み、緊張のせいか大量の汗にまみれていた。

「異能が――」

 兵士が震える声でそう言った瞬間、鈍い音と共にその兵士が急にその場に倒れ込んだ。その場にいた兵士たちは何が起こったのか分からず周囲を怯えた目で警戒する。夏生は心の中で舌打ちをしつつ、直ぐに左手で刀を抜き、右手で空を切る。そうしている間に、兵士たちが背後から攻撃されたように次々と倒れていく。

 盲信者ばかり集めたため油断していたが、どこからかこの計画が漏れていたようだ。だが、自分が捕まらない限りは幾らでも機会はある。そう、この場から転移異能で直ぐに逃れればだ――

「何だ、これは」

 だが、その夏生の考えは呆気なく失敗に終わった。異能が、発動しなかったのだ。あの異能によって体中が満たされるような感覚が一切湧き起らない。こんなことは生まれてきて初めてだった。生まれた瞬間から異能の才に恵まれた証である青い髪と目を持っていた夏生にとって、この現象は人生の指標を失ったかの様な不安感を抱かせた。一体、何が起こっているのか。

 夏生がそんな思考に囚われている間に、周囲の兵士は皆謎の襲撃者によって床に倒れ伏した。そして、夏生の首にひたりと冷たい何かが当てられる。自分の首に、刀が添えられていた。首を動かさないように視線だけで後ろを確認すると、そこには見知った男が立っていた。

「朝日……!」

 そこに立っていたのは夏生の同期であり、同じ少将の地位に付いている朝日朔也であった。戦場が自分の生きる場所だと思い軍人になった夏生とは対照的に、国の為にある軍人という思想を体現したようなこの男は、夏生にとっては反りの合わない相手だった。

「夏生終少将。貴方を国家反逆罪で拘束する」

***

 柊が急いでその場所に辿り着いた時は、もう全てが終わっていた。兵士たちは皆気を失った状態で拘束されており、主犯と思われる人物は意識があるようだが、他の兵と同じように拘束された状態で床に転がされていた。一人その中に立っていた朝日は特に怪我をしている様子もなく、汗の一つも流していなかった。

 息を切らせ、こんなに走ったのは何時振りだろうかという柊も、その様子には安堵を通り越して呆れてしまった。そして、こんな時だというのに皮肉を言わずにはいられなかった。

「これからは異能を使わない戦闘訓練も必要ですね。異能が使えなくなった途端、そこらのネズミより使えなくなる」

 そう言った柊に、朝日も「全くです」と事も無げに返事をした。

 今回の作戦は祈里と柊によって計画されたものだった。自作自演の襲撃事件以来、祈里と柊はずっと軍部の裏切り者を捕まえる案を練っていたのだ。その案は、「ミュラメント聖国との調印式」という舞台を用意することで裏切り者をおびき寄せ、黒幕を罠にかけることであった。そして、その計画は見事に成功したのであった。

 この計画の成功させるため、ただでさえ忙しい祈里と柊は死ぬような思いをしてあるものを用意していた。それは、異能を無効化させる道具である。これはクリスの持っている神殺しの聖剣を参考にして作ったものだった。一切の異能を無効化させる聖剣の力を一時的に道具に宿すことで、その道具を身に付けている人間の異能を使えなくするのだ。

 そして動きがあるなら一番警備が緩いこの祝賀パーティーだろうと予測し、武官の礼服の装飾品の一部として、予めこの道具を仕込んでおいたのだ。口封じに仲間を暗殺したあの手口から、柊は必ず次も異能を使ってくるだろうと予測していた。裏切り者は強い異能を持っている代わりに、それに依存している節を感じたのだ。

 この道具は異能が発動した際にその場所を感知するという特別な仕様に仕上げている。それによって、今回は反応があった場所に柊が朝日を瞬間移動で飛ばす、という作戦を行ったのだ。

 この道具を作るにあたり、当然柊はクリスに協力を仰いだ。ミュラメント聖国の国宝でもある聖剣を研究させて欲しいなど当然断られると思ったが、彼は意外にも快諾した。どうもあの騎士は祈里に甘いところがあると思っていたが、今回の事で柊は確信した。あの騎士は、祈里に対して何か思うところがあるらしい。

「夏生少将……貴方が裏切り者だとは、実に残念です」

 柊の言葉に、床に倒されている夏生は憎々し気に見上げるだけで何も言わなかった。

 軍の上層部に所属しつつ、強い異能者と言う条件の中には確かに夏生も含まれていたが、正直柊には意外なことだった。柊はこの男を神帝の信奉者だと認識していた。信心深い彼に、陛下を害そうという考えがあったとは思えなかったのだ。彼の信心深さを覆すような、何かきっかけがあったとしか思えない。

 朝日と相談し、この兵士たちは運ぶ時間がないため、一旦は拘束してこのままこの部屋に監禁することになった。主犯格である夏生だけ、軍部の所有する地下牢に移動させることにする。朝日が夏生を引っ張り上げた時、不意に夏生が柊に向かって背中を向けた。腰のベルト部分で、バックルではない何かが光を反射する。仕込み銃だ。

「朝日!」

 柊が叫ぶと、朝日は察したのか咄嗟に夏生を床に叩きつけた。

「……くっ!」

 朝日の咄嗟の判断により銃口は柊から逸れたが、乾いた発砲音が周囲に響き渡る。朝日は床に押し付けた形で夏生を拘束したまま銃を奪い取った。だが、一番の問題は銃声だ。

「銃声がホールまで聞こえたかもしれない」

 祝賀パーティーで銃声が聞こえるなど、絶対にあってはならないことだ。ただパーティーが中止になる程度ならいいが、ルイゼオの暗殺計画があったことをもし聖国側に知られてしまっては大問題になる。何とかして誤魔化さなければならない。

 柊がホールの様子を確認するため窓辺に寄ると、不意に視界が光に遮られた。一拍遅れて、ドンと大きい破裂音がする。何事かと再び目を開けると、夜空に浮かんだ色とりどりの光が目に入った。

「打ち上げ花火?」

 窓辺に視線を向けた朝日が、驚いた様子でそう口にした。宮の上空に現れたのは大輪の光で出来た華だった。続けざまに何発も様々な色や形をした光の輪が空中で炸裂する。それはこの帝国独自の文化である打ち上げ花火だった。これなら先ほどの銃声も花火と言って誤魔化せるだろう。きっと発砲音を聞いた祈里が、その音を誤魔化すために予定を早めて花火を打ち上げたのだ。

 祈里の機転に感謝しつつ、柊はほっと安堵の息を漏らした。どうにか危機は乗り越えたようだ。

「私を止めても無駄だ。どうせ陛下の御代はもうすぐ終わる」

 その時、朝日に押し倒された状態のまま夏生が言った。

「我らには偉大な協力者がいるのだから」

 そう言う夏生の表情には、先程とは打って異なり絶対的な自信に満ちていた。その目は狂気に満ちており、背筋が震える様な気味の悪さがあった。心なしか、その声音も人間離れした何かを感じさせる。

 協力者について柊が問い詰めようとした時、不意に朝日はすっと立ち上がると、静かに自身の刀を抜いた。そして、迷いのない動作で夏生の首筋に刃を当てる。

「殺すな」

 柊の言葉に、朝日は刃を動かさないまま柊に目を向けた。その目は至って冷静で、これから人を殺そうとしている人間の顔にはとても見えなかった。柊はその朝日の様子に違和感を覚えた。軍人には一定数殺しに慣れる人間もいるが、朝日はそんなタイプではないと思っていた。

「恐怖政治はもう終わったんです。こいつらは軍法会議にかけて適切な処罰を与えればいい」
「遺恨は絶つべきです。陛下の為に」

 柊の言葉を、朝日はにべもなく跳ねのけた。柊が朝日を睨みつけると、朝日は臆することなく柊を見詰め返してくる。その目はどう見ても真剣だった。朝日が助けられた時から祈里に心酔していることは知っていたが、陛下の為にといって暗殺を良しとする人間ではなかったはずだ。傲慢な人間が多い軍人を柊は長らく嫌ってきたが、朝日の忠義深さと誠実さは多少買っていたのだが。

「少将、最近おかしいですよ。どうしたんです」

 柊が出来るだけ皮肉に聞こえないよう尋ねると、朝日は特に何も言わなかった。特に答える気はないらしい。朝日の態度に呆れながらも、柊は朝日から答えを引き出すためにある話題を口にした。

「最近、陛下に何かしたでしょう」

 柊が祈里のことを指摘すると、朝日は持っていた剣をわずかに揺らした。ほんの少しではあるが、動揺しているようだった。最近の祈里と朝日の様子がどことなくぎこちなかったことを柊は気付いていた。だが、思い悩んでいる様子の祈里は特に柊に何も言いださなかったので、柊は何となく二人の間に何があったのか察したのだ。恐らく、自分の気持ちを抑えきれなくなった忠犬が主に懸想する駄犬に変わってしまったのだろう。祈里が柊に何も言わなかったのは、話を聞いたら柊が直ぐに朝日を警護武官から外そうとすると思ったからだろう。そして、その予想は正しい。

「愚かなことだ。そんなことをしても意味がないと分かっているでしょう」
「意味ならあります」

 一切の迷いなく答える朝日に、柊は思わず深いため息をついた。この男はいつの間にこんなに分からず屋になってしまったのか。

「陛下を近くで見てきた貴方も分かっているはずでしょう。懸想をしたところでなびく様な甘い性格じゃないですよ、あの人は」

 警護武官として祈里の近くにいた朝日も、祈里があの金髪の騎士に想いを傾けているのは当然気付いているだろう。美しく聡明で人間離れしたあの陛下が、あの男の前ではただの恋をした青年の顔になる。それ程までに祈里の好意は分かりやすかった。

「ご高説は結構です。……柊公も、私と同じ穴の狢でしょうに」

 そう言った朝日は、信じられないことに嘲笑うように口角を上げた。朝日の表情を見て、柊は柄にもなく背筋が冷えるような気持がした。この男に、こんな冷めた一面があるとは思いもしなかったのだ。

「……何だと?」
「公だって陛下に対して何も思わなかった訳ではないでしょう。私より長く傍にいたんだ」

 その言葉に、柊は自身の拳を固く握った。確かに、冷笑家と言われている柊とて、祈里に対して何も思わないことは無い。あの日、この国の未来を憂いながらも全てを諦めて書庫に籠っていた柊を、救い上げてくれたのは他でもない祈里だ。

 それに、異能を使えることを隠していた柊を、祈里は責めなかった。それどころか、「ずっと隠していたのに、私の為に使ってくれてありがとう」と礼まで言ったのだ。混血であり、幼少期を海外で過ごしてきた柊にとって、異能は忌むべきものだった。大陸では何処へ行っても異能を理由に恐れられ、化け物だと罵倒された。自分のせいで、西方諸国の出身だった母は二度と国に帰れなくなった。柊は自身に宿っている異能の才を呪った。帝国に来て文官となってからも、その経験はずっと柊の心の枷として残り続けていたのだ。だが、その祈里の言葉によって、柊は初めて自分に異能があった事を感謝した。

 だが、柊が祈里に対して抱いているのは愛ではない。あえてこの思いを言葉にするならば、情と呼ぶのが近いだろうか。祈里の行く末を、たとえ幸せなものでなくともその結末を傍で見届けよう思えるほどの、そんな情だ。

「敵わないからと諦めて手も出せない半端者は黙っていて下さい」
「……」

 柊の沈黙を肯定と受け取ったのか、わざと挑発するような言葉を朝日は向けてくる。だが、その言葉で柊はある確信を得た。

「お前、朝日朔也ではないな」

 冷笑を浮かべていた朝日は、柊の言葉にぴたりと笑みを止めた。

「……何を言っているのですか」

 そう言う朝日は、嘘を言っているような様子はない。だが、柊にはこの人間が朝日朔也ではないという自信があった。 

「お前は誰だ?」
「……」

 柊の言葉に、朝日は夏生に向けていた刀を下ろした。そして、無表情のままゆっくりと柊に近づいてくる。柊はそっと腰に手を回し、隠し持っていた消音機付きの小さな拳銃を握りしめた。

「先ほど、夏生少将が偉大な協力者がいると言っていた」

 偉大な、なんて言葉を付けるのはこの国ではあり得ないことだ。神が統べるこの国に、神以上に偉大な存在などいないからだ。

 静かに歩みを進める朝日の表情からは何も感じ取れず、まるで人形のように凪いでいる。そして、その顔つきが以前の神帝によく似ていることに、柊は気付いていた。

「お前、まさか―」

 柊が握っていた拳銃を朝日に向けようとした時、不意に柊の世界が反転した。

「!?」

 気が付いた時には、柊は床に倒れていた。一瞬で、という訳ではない。まるで時間が飛んだかのように、柊は何が起きたのか分からなかった。だが、どうしてこうなったのかは分かる。これは、何か異能を使われたのだ。

 床に倒れた柊を、朝日は冷たい目で見降ろしていた。混乱しながらも柊が何とか立ち上がろうとした時、ひと際大きい花火が上がったのだろう、火薬の力によって暗い室内が一瞬光に包まれた。照らし出された朝日の姿に、柊は息を呑んだ。

 朝日の目が、青かったのだ。

「察しが良すぎるのも考え物ですね」

 朝日がそう言った途端、柊の視界が段々狭くなっていった。暴力的といえる程の強い睡魔に襲われ、意識が遠のいていく。

「大丈夫。貴方は殺しません。貴方が死ねば陛下が悲しみますから」

 溶けていく意識の中で、悔恨が過る。どうして、今まで気づかなかったのか。朝日は、将校の中では唯一異能が一切使えない稀有な男だった。そんな彼が、こんな風に強い異能を使えるようになった理由は一つしかない。

 意識が暗闇に呑まれる直前、柊は意味がないと分かっていながらも、祈里がいるはずのホールに向かって手を伸ばした。

 早く、このことを祈里に伝えなければ――
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

拗らせ問題児は癒しの君を独占したい

結衣可
BL
前世で限界社畜として心をすり減らした青年は、異世界の貧乏子爵家三男・セナとして転生する。王立貴族学院に奨学生として通う彼は、座学で首席の成績を持ちながらも、目立つことを徹底的に避けて生きていた。期待されることは、壊れる前触れだと知っているからだ。 一方、公爵家次男のアレクシスは、魔法も剣術も学年トップの才能を持ちながら、「何も期待されていない」立場に嫌気がさし、問題児として学院で浮いた存在になっていた。 補習課題のペアとして出会った二人。 セナはアレクシスを特別視せず、恐れも媚びも見せない。その静かな態度と、美しい瞳に、アレクシスは強く惹かれていく。放課後を共に過ごすうち、アレクシスはセナを守りたいと思い始める。 身分差と噂、そしてセナが隠す“癒やしの光魔法”。 期待されることを恐れるセナと、期待されないことに傷つくアレクシスは、すれ違いながらも互いを唯一の居場所として見つけていく。 これは、静かに生きたい少年と、選ばれたかった少年が出会った物語。

俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き

toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった! ※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。 pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。 もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿ 感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_ Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109 素敵な表紙お借りしました! https://www.pixiv.net/artworks/100148872

執着

紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。

神様は身バレに気づかない!

みわ
BL
異世界ファンタジーBL 「神様、身バレしてますよ?」 ――暇を持て余した神様、現在お忍び異世界生活中。 貴族の令息として“普通”に暮らしているつもりのようですが、 その振る舞い、力、言動、すべてが神様クオリティ。 ……気づかれていないと思っているのは、本人だけ。 けれど誰も問いただせません。 もし“正体がバレた”と気づかれたら―― 神様は天へ帰ってしまうかもしれないから。 だから今日も皆、知らないふりを続けます。 そんな神様に、突然舞い込む婚約話。 お相手は、聡明で誠実……なのにシオンにだけは甘すぎる第一王子!? 「溺愛王子×お忍び(になってない)神様」 正体バレバレの異世界転生コメディ、ここに開幕!

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

【完結】下級悪魔は魔王様の役に立ちたかった

ゆう
BL
俺ウェスは幼少期に魔王様に拾われた下級悪魔だ。 生まれてすぐ人との戦いに巻き込まれ、死を待つばかりだった自分を魔王様ーーディニス様が助けてくれた。 本当なら魔王様と話すことも叶わなかった卑しい俺を、ディニス様はとても可愛がってくれた。 だがそんなディニス様も俺が成長するにつれて距離を取り冷たくなっていく。自分の醜悪な見た目が原因か、あるいは知能の低さゆえか… どうにかしてディニス様の愛情を取り戻そうとするが上手くいかず、周りの魔族たちからも蔑まれる日々。 大好きなディニス様に冷たくされることが耐えきれず、せめて最後にもう一度微笑みかけてほしい…そう思った俺は彼のために勇者一行に挑むが…

氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された

楽矢
BL
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。 何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。 記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。 ---------- ※注) かっこいい攻はいません。 タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意! 貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。 ハッピーエンドです。 激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします! 全16話 完結済み/現在毎日更新予定 他サイトにも同作品を投稿しています。 様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。 初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!

【8話完結】恋愛を諦めたおじさんは、異世界で運命と出会う。

キノア9g
BL
恋愛を諦め、ただ淡々と日々を過ごしていた笠原透(32)。 しかし、ある日突然異世界へ召喚され、「王の番」だと告げられる。 迎えたのは、美しく気高い王・エルヴェル。 手厚いもてなしと優しさに戸惑いながらも、次第に心を揺さぶられていく透。 これは、愛を遠ざけてきた男が、本当のぬくもりに触れる物語。 ──運命なんて、信じていなかった。 けれど、彼の言葉が、ぬくもりが、俺の世界を変えていく。 全8話。

処理中です...