鬼の騎士団長が淫紋をつけられて発情しまくりで困っているようなので、僕でよければ助けてあげますね?

狩野

文字の大きさ
11 / 90
本文

遭遇の経緯(6)

しおりを挟む
 カルナスの切羽詰まった声に、シルヴァリエはほぼ無意識にカルナスの淫紋を指の腹で撫で続けていた自分に気づいた。

 しかし、普通他人に見せることのないそのカルナスの秘所の柔らかな触り心地は、まるでまだ生まれたばかりの子猫を撫でているようで、言われたからと簡単に手放すのはどうにも惜しまれた。

「カルナス団長、僕とします?」
「いいからそこから手を放せ!」
「でも、このままじゃつらいでしょう。僕とすれば少しは落ち着くかもしれませんよ」
「なにをだ!!!」
「だから、セックス。淫紋って、つけられたところに近い場所ほど影響があるんですよね。こんなところにあったら、前だけでなく後ろも切ないでしょう」

 淫紋の上、蟻の門渡りを往復していたシルヴァリエの指が、経路を延長し菊門の窄まりを軽く撫でると、カルナスの尻の肉が見た目にわかるほど緊張した。

「ほら、反応してますよ。カルナス団長は騎士団育ちなんですよね。騎士見習いのころはココも相当使っていたんじゃないですか」
「使うかッ!」
「本当かなあ? ほら、僕の指の第一関節までもう入ってますよ」
「えッ?! いッ?!」
「ぐりぐりしてあげると気持ちいいでしょう。カルナス団長は体を鍛え上げているから、ここもさぞや締まりがいいんでしょうね。いれてみたいなあ。でもこれ以上は潤滑油がないと危ないか……」

 シルヴァリエがカルナスの部屋の中を見回していると、その顎に、したたかな一撃が加えられた。

 下からシルヴァリエの顎を蹴り上げたカルナスが、シルヴァリエの手の届かないところまでほとんど這いずるようにして逃げ、そして叫んだ。

「出て行け!!」
「痛てて……蹴らなくてもいいじゃないですか! 顎の骨が砕けるかと思った!!」
「うるさいッ! 出て行け!!!」
「半勃ちのチンコ晒して凄んでも怖くありませんよ」

 シルヴァリエは立ち上がり、座り込んだままのカルナスのほうへ大股で歩み寄った。

 抵抗しようとするカルナスの腕をとり、そのまま体ごと引き上げ、引きずるようにしながら、ベッドの上へ押し倒した。

「や、やだッ! シルヴァリエ、やめろ!」
「――僕はこれでも親切で言ってたんですよ。それなのに、精液でズボンを汚されて、色情狂呼ばわりされて、挙句に蹴り飛ばされるなんて。割に合わない」
「やだッ! やだッ!」
「無理やりつっこんだりはしませんよ。素股で許してあげます。ほら、足を閉じて、太ももを締めて。僕にご奉仕すれば、ちょっとはおさまるかもしれませんよ、やりたくてやりたくて苦しいんでしょう? そのままじゃあ、騎士団長としての重責を背負うなんてことはとても無理でしょうね」
「…………っ」
「しなくてもいいんですよ。でも、あなたがおかしいことは、いずれ他の騎士たちも気づくでしょうね。売春宿ででもつけられたのでなければ恥じるものではないかもしれませんが――尊敬していた騎士団長が、裏では淫紋をつけたままあんあん言ってたことを知ったら、どう思うでしょう?」
「…………くそっ!」

 カルナスはしばらく逡巡していたが、結局はシルヴァリエの言う通りにすることにしたようだ。

 ことが済むとカルナスはベッドから跳ね起き、シルヴァリエなどいないかのようにふるまった。

 手早く体を拭いて、身支度を整え、シルヴァリエを置いて部屋から出て行く。

 しばらくしてシルヴァリエがカルナスの部屋の窓から外の様子を伺うと、カルナスがいつも通りの様子の様子で、訓練場の部下たちに檄を飛ばしている声が遠く青空の下に響いていた。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

処理中です...