攻め語り

狩野

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「もう帰らないと」

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 ダーメ。

 まだ終わってないですよ。ここからが本番なのに。

 大丈夫ですって。気持ち良すぎて死んだ人はいませんよ。

 多分ね。初めての人にならなければいいけど。

 あー、いい。やっぱり気持ちいい。このアナルに挿れたかったんです。

 おとなしくして。あなたも気持ちいいんでしょう?

 ……強情だなあ。なんでそんなに帰りたがるんです。そんな目を潤ませて、精液の匂い撒き散らしながら歩いていたら、襲われますよ。

 それとも襲われたいの? ガラの悪い連中に人のいないところへ連れ込まれて、上も下もおちんちんで塞がれちゃうんですよ。やめてって泣いて叫んだらパンツを口に詰め込まれて声を塞がれて、この敏感なお尻に色んなペニスをかわるがわる入れられちゃうんですよ。写真をとられてネットに上げられたらみんなのオカズにされちゃいますね。それとも、写真を消す代わりにって脅されて精液便所にされちゃうかなあ。

 ほらあ、なに興奮してるんです。本当にそうされたいのかな。

 ん、写真?

 撮りましたよ、今。

 されたいみたいだったから。今は動画を撮ってます。顔、隠さないで。暴れない。涎垂らしたかわいい顔、ちゃんと映しておきましょう。犯されてるところもね。大丈夫、公開なんかしませんよ。僕が後で見て楽しむだけです。ご希望なら送ってあげましょうか。

 はいはい、わかりましたよ、撮影終了。さ、弱みも握られたことですし、おとなしくしましょうか。今夜は、帰しませんよ。

 なんですか。今日はしつこいですね。

 住むところがなくなる? なんで?

 ……へえ。

 それなら、ここに住むといいですよ。

 部屋なんか余ってますから。ね、そうしたら毎晩セックスできますよ。部屋代なんかいりません。僕が払っているわけじゃないし。体で払っていただければ結構です。セックスするのにいちいち理由づけしてあげるのとかもう面倒くさいって思ってたところですし。僕らもうそういう関係ですよね? そういう相手にはね、僕は優しいんですよ。

 ほら、手、背中に回して。つらくなったら爪を立てていいですよ。いやだじゃないです。やめて、も、無理。ここまで来てやめられるわけないでしょう。

 ……痛いな。背中ならいいって言ったのに。あー、無理。もう無理。散々優しくしてやったのに。

 ほら暴れんな。両手邪魔ですよ。邪魔って言ってるだろ。暴れんな。おとなしく足開いてろってんだよ。ほら。ほら。ほら。ほら。ほら。ほら。ほら。ほら……あーあ、めちゃくちゃ勃起してる。乱暴にされるの好きなんだろ? 男相手に腰振りやがってこの淫乱が。

 おっと……

 ごめんごめん、ごめんなさい。イヤだった? もうしません。こういうほうが好きなのかなって思って。でもイヤなんですね。ん、かわいい。もうしません。僕も優しくするほうが好きですよ。

 キスしましょう。ね、仲直り。涙しょっぱいですね。もう大丈夫ですよ。

 ここに住みますよね?

 どうして?

 ……どうして?

 理由を言って。僕が納得できるやつを。

 ……ふぅん。わかりました、毎晩はしませんよ。約束します。それでいいでしょう。

 わかりましたって。いやだって言うことはしませんから。それでいい? いいでしょう。いいですよね?
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