異世界召喚されたけど定番のチートも逆ハーレムも番も溺愛もエロもありませんでした。 無ければ自分で作れば良いのでは? よし、私頑張ります!!

福富長寿

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91話 知りたい

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「……………ハルミ?部屋に帰るのかぁ?何故だ?…………………今日もしよう?抱きたい………」

そう言ってアーノルドはハルミをベッドに押し倒すが、その胸元を押し返してハルミは起き上がる。

「…………………駄目ですよ。少しアーノルドさんも休んでください。折角のお休みだったのに………、全然疲れ取れてないでしょ?」

そう告げるとアーノルドは不服そうだ。

「なら共に寝よう?………………君が結婚を受け入れてくれたんだ。今日からは同じ部屋で眠ろう?夫婦になるんだ、良いだろう?」

(………………アーノルドさん。なら、なんで嬉しそうにしてくれないの?)

何故かアーノルドはそわそわと落ち着きがない。それは嬉しいとかそう言う感情ではなくて、なんだかもやもやとする。もっと嬉しそうに甘く求められたらきっとハルミだって大喜びで此処に残る。

(それに、紅葉君を待たせてるし………)

アーノルドの言い分も分かるけど、逆を言えばどうせこれからは、ずっと一緒に居るんだ。それこそ焦る必要は無い。それなら今は紅葉と過ごして色んな話をしたい。紅葉と過ごせるのは、あと2ヶ月。その間に沢山の思い出を作りたい。

(………………私にとっては、こっちに来てから初めての奴隷だし。…………奴隷って言うか、心の支えになってくれた人だし。……………ちゃんと覚えておきたい)

「アーノルドさん。アーノルドさんとは、これから沢山時間があるじゃないですか………。紅葉君とは後少しなんですよ?………夜一人は寂しいみたいだし……、私も紅葉君ともっと色んなお話がしたいんです。だから今日は部屋に戻ります。……………お休みなさい。アーノルドさん………好き」

好きだと伝えてちゅっとキスをするとアーノルドは顔を赤くしてオロオロしている。

(………………かわいい人。好きだなぁ…………っ………)

一度認めてしまえばしっくりとくる。アーノルドが好き。多分少し前から。

(…………………ベル。………ベルの事も好きなのに……、なのに二人も同時に好きになるなんて……、本当に人生って何が起こるかわからないなぁ………。だけど……………これなら、ベルへの気持ちも………いい思い出に……)

アーノルドにみっともなく泣き喚いて沢山本音を吐き出して、シュエルにも話した事で、今はとてもスッキリとしている。悲しいけど、心は穏やかだ。そうは思うが、やはりきちんとベルに気持ちを伝えない事には吹っ切れない。部屋に戻りながらも、色々と考える。アーノルドには付いてこなくて良いと告げた今、ハルミは一人廊下を歩いていた。

(………………退院前までには、うん。来月……くらいに………もう一度病院に行こう。アーノルドさんとの結婚も伝えないと……)

アーノルドとの結婚。今すぐにと言う訳では無い。アーノルドも今は忙しいそうだし、紅葉の件も有る。

アーノルドからも、全部が終わってから籍を入れようと言われた。

(……………………アーノルドさんから、ベルに話すって言ってたけど、私からも、ちゃんと話さなきゃ)

アーノルドは自分がベルに話すとそう言っていた。勿論ベルが退院してからだ。だけどその前にハルミはベルに告白して、ちゃんと振られて、それから伝えよう。そう思う。

(……………それからベルにちゃんと笑顔で、おめでとうって言おう………。マリアさんとの事………………)

そうすればちゃんと前に進める。シュエルとの事も、アーノルドとの事も、全てスッキリとさせて、それからだ。

(まだ、こっちに来てからは2ヶ月くらいなのに………。色々あったな……………。最初はっちゃけてた頃が懐かしい、奴隷ハーレム(笑)現実は無理あったわ………。お金で買った偽物の愛なんて心が痛いもん。現実は残酷………。どこの世界もそれは同じだった…………。それでもなんだかんだと良い出会いに恵まれたなぁ…………。これから先の長い人生はアーノルドさんとずっと一緒だし。シュエルさんの子供も産むし、…………あ、グレンさんには、ちゃんとお断りしないとな。…………精液摂取は引き続きお願いしないとだけど、面倒見てくれるとか責任取るとか、その話は断ろう。丁度、明後日会うし………その時に………)

考えている内に部屋に着く。

(紅葉君は、今後どうしたいんだろう?聞いてみようかな………)





▷▷▷▷▷▷






「ハルミぃ♡今日も明日もずっと一緒だ…………♡寂しかった……。入院している間は会えなかったし。ハルミは最近、主様の所へ行く……。自分を一人にしないでくれ……、側に居て欲しい」

膝枕されて紅葉は喉をゴロゴロ鳴らしている。

(やっぱり紅葉君。寂しかったんだね?ふふ……、ゴロゴロ喉鳴らして、可愛い。甘えん坊さんだなぁ♡)

「ごめんね紅葉君、そうだね、今日も明日もずっと一緒に居るよ。ずーっと側にいるからね?だから、いっぱい甘えても良いよ?」

屈んで、優しくペロペロと髪を舐めると紅葉はうっとりとしている。喉からはずっとゴロゴロ音が鳴っている。

(ふふ、髪とか舐めるの抵抗あったけど、こんなに喜んでくれるなら嬉しい………)

「ハルミぃ♡はあ………早く明日になって欲しい、痛い………」

紅葉はもぞもぞと股間を気にしている。また勃起して、貞操帯のせいで痛みが有るようだ。

「……………やっぱり勃っちゃうの?若いなぁ、紅葉君」

クスクスとハルミが笑うと、紅葉はハルミのおまんこの辺りに顔を埋めて、スーハースーハと匂いを嗅いで痛みに唸っている。

「ハルミが……えっちな匂いなのが悪い……、これで勃たない男など居ない………」

紅葉はそう言って、しつこくクンクン匂いを嗅いでいる。

(…………そんなにそこって、良い匂いする?………皆そう言うけど…………)
自分ではわからない、濡れて来ると愛液の甘酸っぱい様な匂いはするけど、自分では、特別良い匂いとは思えない。

(…………まあでも、興奮する匂いなのかな?臭いと思われるよりは良いし、私も紅葉君の獣汁好きだし♡………臭いけど、好きな匂い♡)

思い出すと、すぐにおまんこは濡れてくる。匂いが濃くなったのが、分かったのか、紅葉はぐいぐいと鼻をお股に押し付けて痛みに唸りながらも幸せそうに、鼻息を荒くしている。

(……………うーん。紅葉君、すっごく変態だね?これはちょっとやばいなぁ……)

その変態的な姿にちょっと引く。

シュエルと言い紅葉と言い、ハルミの周りに集まって来るのは、性に対して厳しい世界にも関わらず結構な変態ばかりな気がする。

(素質が有ったのか、私のせいなのか………うーん)

ハルミが唸っていると、紅葉はハルミのズボンに手をかけて、脱がせようとしている。

「あっ!!!こらっ!!何してるの?紅葉君、駄目っ!!!………………おちんぽ痛い痛いになるよ?」

「………………でも舐めたい。匂いが濃くて我慢出来ない。おちんぽ痛いけど…………飲みたい………、おまんこジュース♡お願い、ハルミぃ♡」

ハッハッハと舌を出して、興奮した様に紅葉はズボンをぐいぐいと引っ張ってくる。お股に紅葉の熱い息がかかって、更に愛液が溢れてくる。

(っ………ん♡やだぁ♡なんで?アーノルドさんにも、シュエルさんにも、精液沢山出されたのに…………。っ………むらむらして来た……♡)

じゅわじゅわと愛液が溢れてくる、この間の様な異常な感じではないが、ハルミの体は間違い無く発情し始めている。

既にハルミのズボンはぐっしょりと湿っていて、紅葉はそれをズボン越しに、じゅうじゅうと啜っておちんぽの痛みに悶えていた。痛みのせいか、額に冷や汗までかいているのが見えて、流石にハルミは紅葉を無理やり引き離した。

「紅葉君っ!!!!っはぁ……♡ん……、こらぁ!!!駄目っ……、おちんぽ凄く痛いんでしょ?無理しちゃ駄目………、おちんぽ使えなくなったらどうするの?…………ほら、今日は我慢してね」

上がった息を整えながら紅葉に伝えると、紅葉はしゅんとしている。

「………………………申し訳ない。でも………飲みたい、ハルミを味わいたい……のに……、…………………痛い……」

紅葉は包帯に涙が滲んでいる。それに額からは汗が垂れている、それが包帯に染みている。そんな有様なのに、まだ飲みたそうにしている姿が哀愁を誘う。

「……………明日沢山飲ませてあげるから、だから、今日は我慢してね?
……ふう。………………包帯汚れちゃったね?外す?私の前で隠さなくても良いよ?もう前にも、見たんだし」

そうハルミが優しく告げると紅葉は、自らゆっくりと包帯を外す。顕になった其処は、やはり見た目は痛そうだ。

「……………ハルミは無理していないか?………本当に気持ち悪くはないのか?」

紅葉は微かに震える声でそう言う。不安そうに耳もピクピクしていた。

「前にも言ったよね?………気持ち悪くないよ?痛そうで心配にはなるけど……、でも、痛くはないんだよね?ちゅ……」

前の様に瞼に優しくキスを落とすと、紅葉は頬を染めて微笑んだ。

「…………………前の主様は………気持ち悪いと仰った…………」

そう呟いて紅葉は瞼を開く、白く濁り赤い血管が蠢く瞳。

「気持ち悪くなんて無いよ……。………………言い方は悪いけど、その瞳でも私、紅葉君の顔……好き」

そう言って、ハルミが唇にキスをすると紅葉は嬉しそうに、はにかんでいる。

(……ふう、体……少し落ち着いた……)

むらむらが止まってホッとする。それからもう一度、ふうと息を吐いてハルミは口を開く。

「ねえ紅葉君、………………今日はお話しようよ。その、……前の主人の話とか、目を怪我した時の事とか、私、紅葉君の事をもっと知りたい」

そう告げると紅葉はぎゅうっと抱きついて来た。

「うん…………。話そう……ハルミ、自分も話したい。聞いて欲しい……、知って欲しい。ハルミの事も知りたい…………」






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