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015 私が聖女様(笑)だよ3
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朝食を食べ終えた私たちは国王様に呼ばれてるとかで、また謁見の間に行くことになっちゃったらしいですのよこと。
もうお約束だけど、ダイアナちゃんに抱きかかえられての移動ですけど何か?いい加減自分で運動しなくちゃいけないのはわかってるんだけどさぁ、廊下っていうか行くまでの道に、貴族とか騎士さんとかいっぱいいるわけじゃん。視線とか無理なわけなんですよわかってプリーズ。
謁見の間に到着すると、私はダイアナちゃんから下りて国王陛下の前に行くんだけど、今回はアーリンちゃん達も来てるみたいなんだよね。これはあれかな、簡略的な出立式みたいなものなのかしらん?
「聖女補佐アーリン様はこれより南の地に赴いていただき浄化の旅を始めていただく。聖女聖花様は西の地に向かい浄化の旅を行っていただく」
予想的中☆でももうちょっと猶予があると思ってたんだけど、あれかね、アーリンちゃん達がやらかしたあれやこれやのせいで、追い出される形での出立になるんだろうねぇ。まあ、王城に長居したいとは思ってもいないから別に構わないんだけど、西の地ってどこで何があるんだろうねえ。
まぁどうせテレポート使いますし、道中のこととかなんにも心配してないけどね!
「聖花様、旅の準備などはすでに整っておりますのでご安心くださいませ。移動はドーラのテレポートで行いますので負担も少ないと思われます。宿に関しては聖花様はマイルームをお持ちですのでそこでおやすみいただくのがよろしいかと思いますわ」
「・・・・・・・うん」
昨日は眠れなかったけどね☆彡
それにしても改めてギャルゲーの攻略対象だと考えると、スザンヌちゃん達の特殊設定っていうか特性も納得できるよねぇ。男好きしそうな感じの子達だもん。
でもそれでいけば、ドーラちゃんはロリババア枠でもいいと思うんだけど実際は妖艶美女系なんだよねえ。あ、私がロリ枠か!って私は主人公側だしっ!
アーリンちゃん達の精鋭部隊は、なるほど乙女ゲームの攻略対象って言われてみれば納得だよね、真面目系に俺様、ナンパ系に文系君、なよってるけど権力はある王子様。それぞれ部隊を引き連れてるけど、メイン攻略キャラはその5人だって話だったかな。隠しキャラで旅の途中で出会う冒険者がいるらしいけど、アーリンちゃんは誰とくっつくんだろうねぇ。ハーレムエンドも乙女ゲームの方にはあるらしいし☆彡
あ、ギャルゲーにも隠しキャラっていうか意外性キャラがいるんだよ。アザッス神がイベントを行うと女性に変化して攻略可能になるとか、地球の神様が実は裏で助けてくれてるとか言う設定☆彡あっはっは、いらないわぁそんな設定!アザッス神が女神になったらそれはそれで面白いけど、今の状態でも特に困ってないし。地球の神様が裏で助けてくれてるとかないわー!
それならそもそもこんな世界に放り出すなって感じだよね。
まあそんなこんなで出発することになりました☆彡
アーリンちゃん達はあの後すぐに出立させられてたよ、よっぽどお邪魔だと思われてたんだろうね!
私たちはそれから一週間後に出立、準備期間というか、道程を確認するのに時間がかかっちゃったんだよ。なんたってそれぞれの国の王城にテレポートしちゃうわけだから、許可とか取るのに時間がかかっちゃったんだよね。
瘴気がどうのこうの言ってる割には、聖女様が来るのを渋るとか意味が分かんないです、だって私見た目は7歳の幼女ですもの(笑)。
到着した西の国は名前は、忘れちゃったけどちょっとアラビアっぽい建物がある感じの国で、王城もそんな感じだね。そんで瘴気だけど私が着た瞬間消し飛びました!すごいね流石私って感じなんだけど、そこで問題っていうか勘違いが発生しちゃったんだよね。
なんとアレシアちゃんを聖女様だとこの国人が勘違いしちゃったんだよね!まあ、黒髪黒目の美少女ですので、私が聖女って言われるよりかは信憑性があるのかもしれないけど、私のことは聖女様の見習いメイドみたいに思われてるみたい。
私はそれでもかまわないし、アレシアちゃんも警護の都合上、その方がいいかもしれないって話しになって、そのまま通すことになったんだけど、ここでなんとダイアナちゃんに抱きかかえられての移動が出来なくなっちゃいましたのことよ!
なので私はスザンヌちゃんのスカートにしがみついて隠れるように移動しているわけでございます。
自分の足で長距離歩くのが久しぶりすぎてぎこちない歩き方になっちゃってるけど、仕方がないよねセニョール!
「聖花様、やはり拙者が抱きかかえて歩いたほうがよろしいのではないでしょうか」
「・・・・・・大丈夫」
聖女様って思われてない幼女が抱きかかえられるとか、ありえないからね!仕方がないねっ。
それに最近運動をあんまりしてなかったからいい運動になるよ、ドレスって重いし動きにくいし結構な負荷がかかってるよね。
「聖花様を聖女だとわからないなんてここの者たちの程度が知れるというものですわね。もっとも、こんなところですから、いつ何時聖花様に危害が加えられるか分かったものではございませんし、勘違いさせたままのほうがいいとはわかりますが、メイド見習いと思う等、失礼極まりないことですわ」
「・・・・・・かまわない」
面倒ごとをしないで済むならそれでいいよ!国王との謁見もスザンヌちゃんとアレシアちゃんとドーラちゃんが行くってことになって、私とネリーちゃんは自室待機♪
「聖花様、お茶が入りましたよ。この地方のお茶は甘いお茶が特産品でございまして、香りも甘く飲んでも甘いお茶なので少し驚かれるかもしれませんね」
「・・・・・・ん」
甘茶ですね!あれ意外と好きですよ!
飲んでみると元の世界の甘茶よりは少し渋みがあるけどこれはこれでいいと思いますのことよ!お茶菓子はふがしみたいなポンポン菓子みたいな感じのものを飴でコーティングしたものだねぇ。駄菓子みたいでいい感じ。
さて、私たちがいる部屋はやっぱりアラビアンな感じのお部屋で、調度品とか部屋の作りとかがそんな感じになってるんだよね。世界地図を見たんだけど、ちょうど地球の世界地図を鏡写しにした感じの世界地図だったから、西に行けば行くほど日本っぽくなっていくのかも?まあこの時代の日本っていえば平安時代とかそのぐらい?十二単は流石に持ってないんだよねぇ、着物はあるけどさ☆彡
着付けもばっちりできるんだよ!通信教育で頑張ったもん!
そう言えばネリーちゃんと二人っきりになるのって実質初めてだけど、気遣いと言い立ち居振る舞いと言い、やっぱり有閑マダムというかママンというか、優雅な貴婦人っていう雰囲気があるんだよねぇ。これでご主人様を探してるっていうのは不思議でしょうがないよ。
多分ご主人様候補の私が言うのもなんだけど、こんな子をメイドにしたら生活が楽なんだろうなぁ、って思うんだよね。
「・・・・・・ネリーちゃんは、どんな子?」
「私ですか?そうですね、子爵家に生まれましたが、家の方針で学ぶことを進められて薬師になる勉強をしたしました。そして、その勉強をしていくうちに国内でも有数の薬師になることが出来まして、ありがたくも王城付きになることとなりました。もっとも、国王陛下がお倒れになった時には原因が瘴気でございましたので、私どもは命を繋ぐ程度のことしかできませんでした。・・・え、私自身の性格や好みを知りたいのですか?そうですね、性格は激高型ではありませんけれども、執着心は強い方ではないでしょうか?好みというか好物はシフォンケーキにクリームをたっぷりつけていただくのが好きでございます」
「・・・・・・私も好き」
「まあ!気が合いますね。料理も趣味と言えば趣味になるかと存じます。聖花様のマイルームに在った調味料は非常に興味深いものでございましたので、極西に行けば大豆なるものあるかと思いますし、是非栽培をいたしましょう」
作り方はネットで調べてプリントアウトしたからばっちりだよ!インク切れとかが心配だけど、宅配便とかで今まで通り宅配ボックスに入るらしいから問題ないね!
っていうか週に一回のひいおじいちゃんとの会話なんだけど、それもできるように地球の神様がしてくれたんだよ!やったね!
ひいおじいちゃんは私にとって唯一信用してもいいと思える大人だもん!
この間話した時なんか、何か困ったことはないかとか苦労はしてないかとか、まるでこっちの事情を分かってるみたいな口調だったけど、アザッス神からこっちのことは話さないようにって言われてるから、一応笑ってごまかしておいたよ!私っていい子だからね!
でも地球の神様もここまでしてくれるんならそもそもなんでこっちの世界に送り込んだんだろう?私じゃなくってももっと適格者がいたと思うんだよね。
うーん、アザッス神に聞いても送り込まれただけで選定基準はわからないとか言われたし、謎だわ。
もうお約束だけど、ダイアナちゃんに抱きかかえられての移動ですけど何か?いい加減自分で運動しなくちゃいけないのはわかってるんだけどさぁ、廊下っていうか行くまでの道に、貴族とか騎士さんとかいっぱいいるわけじゃん。視線とか無理なわけなんですよわかってプリーズ。
謁見の間に到着すると、私はダイアナちゃんから下りて国王陛下の前に行くんだけど、今回はアーリンちゃん達も来てるみたいなんだよね。これはあれかな、簡略的な出立式みたいなものなのかしらん?
「聖女補佐アーリン様はこれより南の地に赴いていただき浄化の旅を始めていただく。聖女聖花様は西の地に向かい浄化の旅を行っていただく」
予想的中☆でももうちょっと猶予があると思ってたんだけど、あれかね、アーリンちゃん達がやらかしたあれやこれやのせいで、追い出される形での出立になるんだろうねぇ。まあ、王城に長居したいとは思ってもいないから別に構わないんだけど、西の地ってどこで何があるんだろうねえ。
まぁどうせテレポート使いますし、道中のこととかなんにも心配してないけどね!
「聖花様、旅の準備などはすでに整っておりますのでご安心くださいませ。移動はドーラのテレポートで行いますので負担も少ないと思われます。宿に関しては聖花様はマイルームをお持ちですのでそこでおやすみいただくのがよろしいかと思いますわ」
「・・・・・・・うん」
昨日は眠れなかったけどね☆彡
それにしても改めてギャルゲーの攻略対象だと考えると、スザンヌちゃん達の特殊設定っていうか特性も納得できるよねぇ。男好きしそうな感じの子達だもん。
でもそれでいけば、ドーラちゃんはロリババア枠でもいいと思うんだけど実際は妖艶美女系なんだよねえ。あ、私がロリ枠か!って私は主人公側だしっ!
アーリンちゃん達の精鋭部隊は、なるほど乙女ゲームの攻略対象って言われてみれば納得だよね、真面目系に俺様、ナンパ系に文系君、なよってるけど権力はある王子様。それぞれ部隊を引き連れてるけど、メイン攻略キャラはその5人だって話だったかな。隠しキャラで旅の途中で出会う冒険者がいるらしいけど、アーリンちゃんは誰とくっつくんだろうねぇ。ハーレムエンドも乙女ゲームの方にはあるらしいし☆彡
あ、ギャルゲーにも隠しキャラっていうか意外性キャラがいるんだよ。アザッス神がイベントを行うと女性に変化して攻略可能になるとか、地球の神様が実は裏で助けてくれてるとか言う設定☆彡あっはっは、いらないわぁそんな設定!アザッス神が女神になったらそれはそれで面白いけど、今の状態でも特に困ってないし。地球の神様が裏で助けてくれてるとかないわー!
それならそもそもこんな世界に放り出すなって感じだよね。
まあそんなこんなで出発することになりました☆彡
アーリンちゃん達はあの後すぐに出立させられてたよ、よっぽどお邪魔だと思われてたんだろうね!
私たちはそれから一週間後に出立、準備期間というか、道程を確認するのに時間がかかっちゃったんだよ。なんたってそれぞれの国の王城にテレポートしちゃうわけだから、許可とか取るのに時間がかかっちゃったんだよね。
瘴気がどうのこうの言ってる割には、聖女様が来るのを渋るとか意味が分かんないです、だって私見た目は7歳の幼女ですもの(笑)。
到着した西の国は名前は、忘れちゃったけどちょっとアラビアっぽい建物がある感じの国で、王城もそんな感じだね。そんで瘴気だけど私が着た瞬間消し飛びました!すごいね流石私って感じなんだけど、そこで問題っていうか勘違いが発生しちゃったんだよね。
なんとアレシアちゃんを聖女様だとこの国人が勘違いしちゃったんだよね!まあ、黒髪黒目の美少女ですので、私が聖女って言われるよりかは信憑性があるのかもしれないけど、私のことは聖女様の見習いメイドみたいに思われてるみたい。
私はそれでもかまわないし、アレシアちゃんも警護の都合上、その方がいいかもしれないって話しになって、そのまま通すことになったんだけど、ここでなんとダイアナちゃんに抱きかかえられての移動が出来なくなっちゃいましたのことよ!
なので私はスザンヌちゃんのスカートにしがみついて隠れるように移動しているわけでございます。
自分の足で長距離歩くのが久しぶりすぎてぎこちない歩き方になっちゃってるけど、仕方がないよねセニョール!
「聖花様、やはり拙者が抱きかかえて歩いたほうがよろしいのではないでしょうか」
「・・・・・・大丈夫」
聖女様って思われてない幼女が抱きかかえられるとか、ありえないからね!仕方がないねっ。
それに最近運動をあんまりしてなかったからいい運動になるよ、ドレスって重いし動きにくいし結構な負荷がかかってるよね。
「聖花様を聖女だとわからないなんてここの者たちの程度が知れるというものですわね。もっとも、こんなところですから、いつ何時聖花様に危害が加えられるか分かったものではございませんし、勘違いさせたままのほうがいいとはわかりますが、メイド見習いと思う等、失礼極まりないことですわ」
「・・・・・・かまわない」
面倒ごとをしないで済むならそれでいいよ!国王との謁見もスザンヌちゃんとアレシアちゃんとドーラちゃんが行くってことになって、私とネリーちゃんは自室待機♪
「聖花様、お茶が入りましたよ。この地方のお茶は甘いお茶が特産品でございまして、香りも甘く飲んでも甘いお茶なので少し驚かれるかもしれませんね」
「・・・・・・ん」
甘茶ですね!あれ意外と好きですよ!
飲んでみると元の世界の甘茶よりは少し渋みがあるけどこれはこれでいいと思いますのことよ!お茶菓子はふがしみたいなポンポン菓子みたいな感じのものを飴でコーティングしたものだねぇ。駄菓子みたいでいい感じ。
さて、私たちがいる部屋はやっぱりアラビアンな感じのお部屋で、調度品とか部屋の作りとかがそんな感じになってるんだよね。世界地図を見たんだけど、ちょうど地球の世界地図を鏡写しにした感じの世界地図だったから、西に行けば行くほど日本っぽくなっていくのかも?まあこの時代の日本っていえば平安時代とかそのぐらい?十二単は流石に持ってないんだよねぇ、着物はあるけどさ☆彡
着付けもばっちりできるんだよ!通信教育で頑張ったもん!
そう言えばネリーちゃんと二人っきりになるのって実質初めてだけど、気遣いと言い立ち居振る舞いと言い、やっぱり有閑マダムというかママンというか、優雅な貴婦人っていう雰囲気があるんだよねぇ。これでご主人様を探してるっていうのは不思議でしょうがないよ。
多分ご主人様候補の私が言うのもなんだけど、こんな子をメイドにしたら生活が楽なんだろうなぁ、って思うんだよね。
「・・・・・・ネリーちゃんは、どんな子?」
「私ですか?そうですね、子爵家に生まれましたが、家の方針で学ぶことを進められて薬師になる勉強をしたしました。そして、その勉強をしていくうちに国内でも有数の薬師になることが出来まして、ありがたくも王城付きになることとなりました。もっとも、国王陛下がお倒れになった時には原因が瘴気でございましたので、私どもは命を繋ぐ程度のことしかできませんでした。・・・え、私自身の性格や好みを知りたいのですか?そうですね、性格は激高型ではありませんけれども、執着心は強い方ではないでしょうか?好みというか好物はシフォンケーキにクリームをたっぷりつけていただくのが好きでございます」
「・・・・・・私も好き」
「まあ!気が合いますね。料理も趣味と言えば趣味になるかと存じます。聖花様のマイルームに在った調味料は非常に興味深いものでございましたので、極西に行けば大豆なるものあるかと思いますし、是非栽培をいたしましょう」
作り方はネットで調べてプリントアウトしたからばっちりだよ!インク切れとかが心配だけど、宅配便とかで今まで通り宅配ボックスに入るらしいから問題ないね!
っていうか週に一回のひいおじいちゃんとの会話なんだけど、それもできるように地球の神様がしてくれたんだよ!やったね!
ひいおじいちゃんは私にとって唯一信用してもいいと思える大人だもん!
この間話した時なんか、何か困ったことはないかとか苦労はしてないかとか、まるでこっちの事情を分かってるみたいな口調だったけど、アザッス神からこっちのことは話さないようにって言われてるから、一応笑ってごまかしておいたよ!私っていい子だからね!
でも地球の神様もここまでしてくれるんならそもそもなんでこっちの世界に送り込んだんだろう?私じゃなくってももっと適格者がいたと思うんだよね。
うーん、アザッス神に聞いても送り込まれただけで選定基準はわからないとか言われたし、謎だわ。
応援ありがとうございます!
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