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 足をもじもじとさせるエリーナに気づいたカールがふっと微笑を浮かべた。
 
 
「どうした? エリーナ」


「い、いえ……。なんでも、ありません……」


 どうした、と聞かれてもこんなこと説明できない。
 
 
 恥ずかしくて顔を背けたけれど、カールの手が伸びてきて真正面に向き直される。
 
 
 青い瞳がエリーナを捉え、一つキスを落として耳元で甘く囁いた。
 
 
「あそこが、濡れてきた?」


 指摘されてぴくっとエリーナの身が竦む。
 
 
 気づかれてしまったー?
 
 
 カールの指がそっと濡れたそこに触れた。
 
 
「っ、ち、ちがい、ますっ、あの、これはっ……」


「違う? おかしいな、じっとりと濡れてるけど」


 エリーナはたまらなくなって顔を両手で隠して謝った。
 
 
「ご、めんなさい……私……、ごめん、なさっ」


 ポロポロと涙を零して謝るエリーナに、カールは驚いて申し訳なさそうに詫びた。
 
 
「す、すまない。エリーナ。何も謝ることではない」


「だっ、て。こ、こんなことっ。勝手に、あふれてっ……」


 泣きじゃくりながら恥ずかしそうに言うエリーナに、カールはごくりと生唾を飲んだ。
 
 
 ぎゅっとカールに抱きしめられ、苦しそうに呼吸を繰り返すエリーナの背を優しく撫でる。
 
 
「すまない、怖がらせたか?」


「い、いえ。ごめん、なさい。恥ずかし、くて……。そ、粗相を、した、みたいで……」


 消え入りそうな声で泣いてしまった理由を口にすると、カールは呆れるでもなく嬉しそうに言った。
 
 
「エリーナ。それは何も恥ずかしいことではない。私に触れられて、感じて、濡れたんだ。私に触れられている間、気持ちよかっただろう?」


 戸惑いながらもエリーナはこくりと頷いた。
 
 
「嬉しいよ、エリーナ。もっとここを濡らしてくれ」


 そっとカールが優しく、秘められていた秘裂に指を這わせその上にあるぷっくらとした花芯に触れる。
 
 
「あっ……」


 カールは花芯を撫でながらエリーナの反応を窺った。
 
 
「気持ちいい? エリーナ」


「ん、あっ、なんか、へんっですっ」


 触れられたそこがじんじんと疼いているー。そのことをどう表現すればいいか分からない。
 
 
「また、濡れてきた」


 低い声で耳元に囁かれ、びくっとエリーナの身体が震える。
 
 
 ふいにカールは指を離して自分の口の中に含みたっぷりと唾液で濡らし、濡れた指を再びそこに這わせ、茂みをかき分け隘路の入口を撫でる。


「っつ、あっ……」


 太い指が媚肉を開きずぶずぶと押し入ってくる。
 
 
「あ、あっ……」


 強烈な違和感と圧迫感が押し寄せ、エリーナは身悶えた。
 
 
「苦しいか、すまない」


「あ、んっ。へ、へい、きっ、ですっ」


 苦痛に顔を歪めるエリーナにカールは苦笑する。
 
 
 緩慢な速度で指の挿入を繰り返し、同時に花芯を転がされると知らずに腰が動いてしまう。
 
 
「あ、ん、ふっ……」


 たまらずシーツの上で身を反らせる。カールの青い瞳が食い入るように身悶えるエリーナを見詰めていることに気づいて、ぞくっと肌が粟立った。
 

 カールは吐息をもらし尖った乳首に吸い付きながら、その隙に指を二本に増やしていく。
 
 
「あ、はっ……」


 カールの骨ばった二本の指が根元まで突っ込まれる。押し開かれ内側を暴かれていく感覚にエリーナは身悶えた。
 
 
「あ、あ、っ、そ、そんなにっ、あ」


 指の俊敏な動きに身体がピクピクと小刻みに痙攣し、嬌声がこぼれ汗が噴き出る。
 
 
「ああ、すごいよ、エリーナ。はじめてとは、思えないほど、私の指を締め付けるっ」 
 
 
「あ、ああっ、あんっ、へ、へん、なんです、なにかっ」


 したたらずな言葉でカールに違和感を訴えるけれど、カールはさらに動きを速めて揺れる乳房も揉みしだいた。
 
 
「あ、や、で、で、ちゃうか、ら、だめ、ですっ、やっ…・…」


 いやいやと身悶えてもカールはやめてくれなかった。
 
 
 それどころかもっと激しく指を動かされる。最奥を突き、花芯を同時に弄られると猥らに腰が動いて、やめてほしいはずなのにもっとと強請るような仕草をしてしまう。
 
 
 どうしようもなく媚肉が疼いて、俊敏に動く指をきゅうきゅうに締め付ける。
 
 
「でる? イキそう?」


「あ、ん、で、でるのっ、ど、どうしよっ……」


 怖くなってエリーナはカールにしがみつき迫りくる何かにおびえる。
 
 
「いいよ、遠慮なく、だしていいから」


「あ、んっ、いい、の?」


「ああ……、エリーナが可愛くいくとこ、見せてくれ」


 エリーナの射精を促すように指の動きをさらに加速させ、乳首をきゅっと摘ままれた刹那。
 
 
「あ、ああっ、ああっー……」


 身体を弓なりに反らし、たまっていた愛液を勢いよく弾けさせた。
 
 
 


  
 
 
   

 
 
 
     


            
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