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それにしても、志乃さんのお母さんはどうして彼女名義の貯金を使ったのだろう。お父さんと話してお兄さんの奥さんの出産費用を出してあげるなどの話し合いはできなかったのだろうか。いや、出したのかも知れないと思った。それでも足りなくて、お兄さんから頼まれたか、お母さん自ら差し出したのかも知れないと思った。
昔、実家の父からこんな話を聞いたことがある。そのおばあさんは自分の貯金だったが、2人居る息子のうち、1人にだけ色々と買ってあげたり、お金を渡していたりして、そのおばあさんが亡くなったときに貯金が減っていることを知ったもう1人の息子と娘とがお金を渡されていた息子と裁判になったことがあるという。おばあさんは一人暮らしだった。寂しくて、目を向けて貰うために渡したのではないかと父が言っていた。
今回のケースはどうだろう。お母さんは志乃さんの電子ピアノまでお兄さんの家に勝手に渡してある。強奪と言ってもいい。まるで志乃さんのことが嫌いのように感じる。そこで、この間会った真利奈さんのケースを思い浮かべた。月島さんの霊視によると、真利奈さんはお母さんから貯金を勝手に引き出されているのではないかという結果だった。真利奈さんと田川家の両親が月島さんに会ったときにそう聞かれて、真利奈さんはその通りだと答えたそうだ。弟のところに子供が生まれて、何かとお金が必要だったのではないかと言っていた。
真利奈さんは都内で就職した後、家に仕送りという意味で自分名義の口座をお母さんに預けてあった。引き出しても良いと言ったが、お父さんの方がお母さんに、結婚資金のために貯金するように言ってあったそうだ。しかし、だんだんと真利奈さんが仕送りをやめた。それは自然とそうなったそうだ。お母さんに違和感を持ったからだった。そして、オンラインバンキングができて、その口座の残高を調べたときに、100万円近くあった貯金が900円になっていたそうだ。お母さんが引き出したとしか思えなかったそうだ。
真利奈さんがそのことをお母さんに聞いてみると、預かっている口座なんてないと、しらばっくれていたそうだ。そこで、仕送りの口座だと言うと、途中から仕送りしてこなくなったじゃないと文句を言われて、話をずらされて、結局のところ、貯金通帳とキャッシュカードは返して貰えなかったそうだ。
しかし、オンラインバンキングで調べた入出金の履歴には、最後に引き出されたのが、弟のお嫁さんの出産時期と重なっていたそうだ。何か助けたいと思ったのなら、無断で真利奈さんの貯金を使うべきでは無いと思った。
月島さんが読み取ったお母さんの気持ちは、自分のために使ったのだということだった。そして、真利奈さんが仕送りを辞めり直前にお母さんが預金を引き出すようになったから、これはご先祖や天が見ていたから、仕送りをやめさせたのとしか思えないタイミングだと、田川さんの両親は思ったそうだ。俺もそんな気がする。
常に誰かが見ている。それは生きている人間だけでは無く、先祖だったり神様だったりする。俺はそのことでそうなんだと思うようになった。
娘の財産を使って息子に渡すのは、息子に気に入られたいからだろうか。息子が自分を守ってくれる“男“だと認識してのことか。家の中では”男“が強くて、お母さんは”男“に尽くしたということか。弟さんと真利奈さんは仲が悪いという話だった。だから、預金を勝手に使うのはお母さんは躊躇しなかったのだろうか。
そして、志乃さんのお母さんは、どうして志乃さんにそんな仕打ちをしたのだろうか。実家の父がこんなことも言っていた。男が出来るたびに家を出て行ったお母さんが久しぶりに家に帰ってきて、娘2人に、親子の手切れ金として、200万円と150万円を払えといってきた話があったそうだ。そのお金は付き合っている男性から頼まれたものだった。
女性が男性にお金を渡すとき、たとえ息子が相手であっても、恋愛感情のようなものが存在するのだと思った。“私の男だからだよ”。月島さんが言っていた、真利奈さんのお母さんの気持ちの中にそういう言葉があったのを思いだして、身震いがした。
昔、実家の父からこんな話を聞いたことがある。そのおばあさんは自分の貯金だったが、2人居る息子のうち、1人にだけ色々と買ってあげたり、お金を渡していたりして、そのおばあさんが亡くなったときに貯金が減っていることを知ったもう1人の息子と娘とがお金を渡されていた息子と裁判になったことがあるという。おばあさんは一人暮らしだった。寂しくて、目を向けて貰うために渡したのではないかと父が言っていた。
今回のケースはどうだろう。お母さんは志乃さんの電子ピアノまでお兄さんの家に勝手に渡してある。強奪と言ってもいい。まるで志乃さんのことが嫌いのように感じる。そこで、この間会った真利奈さんのケースを思い浮かべた。月島さんの霊視によると、真利奈さんはお母さんから貯金を勝手に引き出されているのではないかという結果だった。真利奈さんと田川家の両親が月島さんに会ったときにそう聞かれて、真利奈さんはその通りだと答えたそうだ。弟のところに子供が生まれて、何かとお金が必要だったのではないかと言っていた。
真利奈さんは都内で就職した後、家に仕送りという意味で自分名義の口座をお母さんに預けてあった。引き出しても良いと言ったが、お父さんの方がお母さんに、結婚資金のために貯金するように言ってあったそうだ。しかし、だんだんと真利奈さんが仕送りをやめた。それは自然とそうなったそうだ。お母さんに違和感を持ったからだった。そして、オンラインバンキングができて、その口座の残高を調べたときに、100万円近くあった貯金が900円になっていたそうだ。お母さんが引き出したとしか思えなかったそうだ。
真利奈さんがそのことをお母さんに聞いてみると、預かっている口座なんてないと、しらばっくれていたそうだ。そこで、仕送りの口座だと言うと、途中から仕送りしてこなくなったじゃないと文句を言われて、話をずらされて、結局のところ、貯金通帳とキャッシュカードは返して貰えなかったそうだ。
しかし、オンラインバンキングで調べた入出金の履歴には、最後に引き出されたのが、弟のお嫁さんの出産時期と重なっていたそうだ。何か助けたいと思ったのなら、無断で真利奈さんの貯金を使うべきでは無いと思った。
月島さんが読み取ったお母さんの気持ちは、自分のために使ったのだということだった。そして、真利奈さんが仕送りを辞めり直前にお母さんが預金を引き出すようになったから、これはご先祖や天が見ていたから、仕送りをやめさせたのとしか思えないタイミングだと、田川さんの両親は思ったそうだ。俺もそんな気がする。
常に誰かが見ている。それは生きている人間だけでは無く、先祖だったり神様だったりする。俺はそのことでそうなんだと思うようになった。
娘の財産を使って息子に渡すのは、息子に気に入られたいからだろうか。息子が自分を守ってくれる“男“だと認識してのことか。家の中では”男“が強くて、お母さんは”男“に尽くしたということか。弟さんと真利奈さんは仲が悪いという話だった。だから、預金を勝手に使うのはお母さんは躊躇しなかったのだろうか。
そして、志乃さんのお母さんは、どうして志乃さんにそんな仕打ちをしたのだろうか。実家の父がこんなことも言っていた。男が出来るたびに家を出て行ったお母さんが久しぶりに家に帰ってきて、娘2人に、親子の手切れ金として、200万円と150万円を払えといってきた話があったそうだ。そのお金は付き合っている男性から頼まれたものだった。
女性が男性にお金を渡すとき、たとえ息子が相手であっても、恋愛感情のようなものが存在するのだと思った。“私の男だからだよ”。月島さんが言っていた、真利奈さんのお母さんの気持ちの中にそういう言葉があったのを思いだして、身震いがした。
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