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コンコン。一貴さんの部屋のドアをノックした。すると、返事が返ってきたから、躊躇すること無くドアを開けて中に入った。部屋の中は暗くしてあり、ステンドグラス風のランプだけが灯されていた。これはブラジル産の天然石であるカーネリアンと、国内製造のシェードが組み合わされた作品だ。一貴さんが一目見て気に入って、出張先の県にある店で買い求めた。インターネットで買えるのだが、店頭で見たかったそうだ。
カーネリアンのオレンジと赤の色味が光となって輝き、室内を照らしている。一貴さんはベッドで仰向きになって寝転がっていた。
「カズ兄さん。布団を掛けないと寒いだろ。毛布だけでも掛けろよ……」
「ありがとう。寒かったんだ。さっきまで、島川社長と話していた。島川少年もいるよ。僕達は3人で話している」
「うん……。もう驚かないよ。でも、どこから来た人なの?あんたの人格じゃないだろ。別の人なんだろ。守護霊とか、そういう人なんじゃないの?」
一貴さんはたしかに人格が分かれていた。ダイニングで話していた2人はその時の一貴さんの人格ではなくて、俺は違う存在の気配を感じていた。それを言ってみると、一貴さんが驚いた顔をした。
「君には分かるのか……」
「うん。明らかに違うよ。まるで俺達のことをからかっている感じがあったよ。月島さんは心配ないって言っていたからさ。そうなんだろうと思ったんだ。それで、2人は誰なの?」
「僕のこと、ドン引きしないか?」
「しないよ。もう慣れているんだ……」
俺は最近、色んな事を経験した。大きな黒い塊を見たり、オバケを見たりした。UFOみたいな物体だって見たばかりだ。俺がじっと見つめていると、一貴さんが口を開いた。俺はドキドキして待った。
「あの……。実は彼らは、ヨークとウーリという名前なんだ。島川社長がヨークで、島川小年として喋っていたのがウーリだ。彼らは宇宙の星にある、アルデバランからきたと言っている……」
「はあーーーーーー。宇宙から来たのかーーー。納得したよーーーー」
ああ、よかった。すっきりした。姿は見えないが、隠れているということなのか。どうやって一貴さんの身体を使って喋っているのか、仕組みが知りたい。
「彼らはさ……。どうやってカズ兄さんの口から喋っているの?」
「身体は宇宙船にあって、幽体離脱みたいにして、ここに来られるそうだ。この家の真上にはアルクトゥルスの船が浮かんでいて、2人はそこに居るそうだ。月島さんが言っていた、僕の額に浮かんでいる男性と女性のうち、男性はヨークで、女性はリンというそうだ。リンはアルクトゥルス星人だ」
「うん。分かったよ。リンさんはここにいるの?」
「いないよ。滅多に来ないそうだ。海外でショーがあるときに、僕にウォークインして飛行機に乗っているらしい。僕の身体に入ることを、僕が読んだ宇宙人の出てくる物語の名称で言うとすれば、その呼び方をするそうだ」
「ふうん。ウォークインか……。クローゼットみたいな名前だね」
「ああ、最初はからかわれているのかも知れないと思ったけど、ここには僕の状態を指す言葉がなくて、ちょうどいいから、本にあった言葉を使って説明してくれた。他の人には、ログインという言葉を使うことがあるそうだ」
「なるほどねえ。イケイケの衣装を着るのは、カズ兄さんの趣味だよね?リンさんの趣味だったりして……。だってさ、いつもに増してイケイケだった時があっただろ。シルバー色のジャケットなんて、それこ宇宙人みたいだよ」
「分かってくれてありがとう。彼女の趣味もあったそうだ。僕がざるそばばかり食べるのも、彼らからの影響だそうだ。僕の身体に合っているそうだ。栄養素の関係らしい」
「ふうん……。まるで月島さんの妹さんみたいだね。妹さんはコーヒーポリフェノールが必要だから、インスタントコーヒーを薄めに作って、一日10杯ぐらい飲んでいるんだって。月島さんは言わなかったけど、妹さんも宇宙人がいるんだと思うんだ。だから、あんたが言うことには驚かないよ」
「そうだったのか!月島さんがそんな話をしてくれたのか!」
がばっと、一貴さんが起き上がった。仲間が居るなら会いたいと言いながら。この間から、宇宙人からからかわれて辛くて、今のこの状態と、車酔いの状態を改善させる方法があれば知りたいと言いだした。
カーネリアンのオレンジと赤の色味が光となって輝き、室内を照らしている。一貴さんはベッドで仰向きになって寝転がっていた。
「カズ兄さん。布団を掛けないと寒いだろ。毛布だけでも掛けろよ……」
「ありがとう。寒かったんだ。さっきまで、島川社長と話していた。島川少年もいるよ。僕達は3人で話している」
「うん……。もう驚かないよ。でも、どこから来た人なの?あんたの人格じゃないだろ。別の人なんだろ。守護霊とか、そういう人なんじゃないの?」
一貴さんはたしかに人格が分かれていた。ダイニングで話していた2人はその時の一貴さんの人格ではなくて、俺は違う存在の気配を感じていた。それを言ってみると、一貴さんが驚いた顔をした。
「君には分かるのか……」
「うん。明らかに違うよ。まるで俺達のことをからかっている感じがあったよ。月島さんは心配ないって言っていたからさ。そうなんだろうと思ったんだ。それで、2人は誰なの?」
「僕のこと、ドン引きしないか?」
「しないよ。もう慣れているんだ……」
俺は最近、色んな事を経験した。大きな黒い塊を見たり、オバケを見たりした。UFOみたいな物体だって見たばかりだ。俺がじっと見つめていると、一貴さんが口を開いた。俺はドキドキして待った。
「あの……。実は彼らは、ヨークとウーリという名前なんだ。島川社長がヨークで、島川小年として喋っていたのがウーリだ。彼らは宇宙の星にある、アルデバランからきたと言っている……」
「はあーーーーーー。宇宙から来たのかーーー。納得したよーーーー」
ああ、よかった。すっきりした。姿は見えないが、隠れているということなのか。どうやって一貴さんの身体を使って喋っているのか、仕組みが知りたい。
「彼らはさ……。どうやってカズ兄さんの口から喋っているの?」
「身体は宇宙船にあって、幽体離脱みたいにして、ここに来られるそうだ。この家の真上にはアルクトゥルスの船が浮かんでいて、2人はそこに居るそうだ。月島さんが言っていた、僕の額に浮かんでいる男性と女性のうち、男性はヨークで、女性はリンというそうだ。リンはアルクトゥルス星人だ」
「うん。分かったよ。リンさんはここにいるの?」
「いないよ。滅多に来ないそうだ。海外でショーがあるときに、僕にウォークインして飛行機に乗っているらしい。僕の身体に入ることを、僕が読んだ宇宙人の出てくる物語の名称で言うとすれば、その呼び方をするそうだ」
「ふうん。ウォークインか……。クローゼットみたいな名前だね」
「ああ、最初はからかわれているのかも知れないと思ったけど、ここには僕の状態を指す言葉がなくて、ちょうどいいから、本にあった言葉を使って説明してくれた。他の人には、ログインという言葉を使うことがあるそうだ」
「なるほどねえ。イケイケの衣装を着るのは、カズ兄さんの趣味だよね?リンさんの趣味だったりして……。だってさ、いつもに増してイケイケだった時があっただろ。シルバー色のジャケットなんて、それこ宇宙人みたいだよ」
「分かってくれてありがとう。彼女の趣味もあったそうだ。僕がざるそばばかり食べるのも、彼らからの影響だそうだ。僕の身体に合っているそうだ。栄養素の関係らしい」
「ふうん……。まるで月島さんの妹さんみたいだね。妹さんはコーヒーポリフェノールが必要だから、インスタントコーヒーを薄めに作って、一日10杯ぐらい飲んでいるんだって。月島さんは言わなかったけど、妹さんも宇宙人がいるんだと思うんだ。だから、あんたが言うことには驚かないよ」
「そうだったのか!月島さんがそんな話をしてくれたのか!」
がばっと、一貴さんが起き上がった。仲間が居るなら会いたいと言いながら。この間から、宇宙人からからかわれて辛くて、今のこの状態と、車酔いの状態を改善させる方法があれば知りたいと言いだした。
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