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ローザーさんはこの間、紫乙さんに会った。そして、ルークとイザヤさんという人が紹介された。さらには一貴さんからヨーク達も紹介されて驚くかと思えば、落ち着いていた。こういう人に出会ってきたそうだ。それは人生の分岐点で必ず起きることであり、自分は誰かに導かれていると感じるそうだ。守護霊という物だそうだ。月島さんにも会い、さっそく気が合っていた。そして、ローザーさんはルークを見て、結構かっこいいと言い、家に連れて帰ろうとしていた。
「ローザーさん。この間、ルークのことを連れて帰ろうとしていただろ?」
「ええ。もちろんよ。いい男じゃない。私には町野先生がいるけど、私のことはタイプじゃないみたいだし、彼ともお友達コースだもの。ルークは二つに身体を分けられるっていうから、片方は私のそばに居てもらいたいなんて思ったのよ。おほほほ」
「紫乙さんの話を聞いて、黒崎さんが張り切ってさ~。トイレにも一緒に行ってもいいなんて言うんだ~」
「それ、驚いたわ。トイレの時もルークがずっと話しかけていると思っていたら、なんと、同じ個室の中にいたなんてね……。お風呂でも同じだって言うじゃない。トイレでもお風呂でも一緒なんて、憧れる部分はあるのよ。おほほほ」
「え、ローザーさん。束縛男は嫌だって言っていたじゃん。聖河さんから飛んで逃げたのに」
「ルークなら違うのよ。最初から予定を立てていて、彼女にはその通りにして貰いたいって言っているんでしょう?愛がないと、そこまで出来ないわよ。山岸先生にも愛があるに決まっているけど、全然違う性質の物よ」
「聖河さんの方がマシだよ~。寝ているときも起きているときも、トイレもお風呂も一緒で、帯状疱疹に掛かるタイミングを知っていたくせに、そういうことは言わないでおいて驚かせて、病院選びをしている紫乙さんがいるのに、結局は自分が選んだ病院に連れて行くなら、最初から指定してくれたら良いんだ。病院探しをしている間に、各病院から伝わってくるエネルギーを感じて、それで会ったことになるだなんて、まどろっこしいよ」
「おほほほほ。帯状疱疹は痒い方だったそうね。痛みは少なかったっていうから、良かったわ。41歳で掛かるなんて、早いのね。一貴さんは病気になる前に教えてくれるそうね。ヨークから……」
「そうなんだよ。忙しくて、このままだと倒れるから、覚悟しておいてくれって……。病院は聖加世病院で、入院はしなくてもいいようにしてあるってさ。教えてくれるだけ良いと思うんだ」
「そうねえ。山岸先生なら、倒れさせることはしないでしょう。そういうところは偉いと思うわ。かっこいいし」
ローザーさんがまた笑った。聖河さんの束縛ぶりに逃げ出したとき、俺としては意外に思った。お似合いだと思ったのに、残念だ。聖河さんは傷心を癒やしたいと思っているそうだが、バタバタと毎日が忙しくて、ありがたいことに失恋の痛みを思い切り感じないで済んでいるそうだ。束縛男の彼に合う人が早く現れると良いのにと思っている。
黒崎が言うには、束縛というのはなかなかやめられないらしい。心配しているという気持ちも大きいが、自分の愛する対象を自分の望み通りにさせるというのは快感もあるらしい。例えば俺が黒崎が選んシャツを着たとして、とてもそれが似合っていたら、自分が誇らしくなるそうだ。そして、もっと磨きたくなるという。それは誰かの手ではなくて、自分の手によってだ。そうでないと満足できないらしい。もちろん、どこでも自分は愛する人の行くところに付いていくというわけだ。
「うーん。黒崎さんの場合の束縛は、俺の行きたい場所に付いていくし、プランを提案したいっていう形なんだ。聖河さんはローザーさんがどこかに出かけようとする前に、予定を全部把握したいタイプ。ルークの場合は、迷惑がられたいっていうタイプ。嫌がられることが喜びなんだ」
「おほほほほ。良い性格をしているわよね。自信が無いと言えない事よ。喧嘩をした後、ほら、僕を選ぶだろう?って言われたんでしょう?いいわねーーーー」
ローザーさんが身をくねらせた。そういう束縛なら面白いらしい。聖河さんに教えてみようか。ローザーさんはルークから伝わってくる思考が読み取れて、いい男だ判断したそうだ。聖河さんはどうなのだろう。いい人だと思うのに。初デートの後で逃げ出すなんて、可哀想だ。
「ローザーさん。この間、ルークのことを連れて帰ろうとしていただろ?」
「ええ。もちろんよ。いい男じゃない。私には町野先生がいるけど、私のことはタイプじゃないみたいだし、彼ともお友達コースだもの。ルークは二つに身体を分けられるっていうから、片方は私のそばに居てもらいたいなんて思ったのよ。おほほほ」
「紫乙さんの話を聞いて、黒崎さんが張り切ってさ~。トイレにも一緒に行ってもいいなんて言うんだ~」
「それ、驚いたわ。トイレの時もルークがずっと話しかけていると思っていたら、なんと、同じ個室の中にいたなんてね……。お風呂でも同じだって言うじゃない。トイレでもお風呂でも一緒なんて、憧れる部分はあるのよ。おほほほ」
「え、ローザーさん。束縛男は嫌だって言っていたじゃん。聖河さんから飛んで逃げたのに」
「ルークなら違うのよ。最初から予定を立てていて、彼女にはその通りにして貰いたいって言っているんでしょう?愛がないと、そこまで出来ないわよ。山岸先生にも愛があるに決まっているけど、全然違う性質の物よ」
「聖河さんの方がマシだよ~。寝ているときも起きているときも、トイレもお風呂も一緒で、帯状疱疹に掛かるタイミングを知っていたくせに、そういうことは言わないでおいて驚かせて、病院選びをしている紫乙さんがいるのに、結局は自分が選んだ病院に連れて行くなら、最初から指定してくれたら良いんだ。病院探しをしている間に、各病院から伝わってくるエネルギーを感じて、それで会ったことになるだなんて、まどろっこしいよ」
「おほほほほ。帯状疱疹は痒い方だったそうね。痛みは少なかったっていうから、良かったわ。41歳で掛かるなんて、早いのね。一貴さんは病気になる前に教えてくれるそうね。ヨークから……」
「そうなんだよ。忙しくて、このままだと倒れるから、覚悟しておいてくれって……。病院は聖加世病院で、入院はしなくてもいいようにしてあるってさ。教えてくれるだけ良いと思うんだ」
「そうねえ。山岸先生なら、倒れさせることはしないでしょう。そういうところは偉いと思うわ。かっこいいし」
ローザーさんがまた笑った。聖河さんの束縛ぶりに逃げ出したとき、俺としては意外に思った。お似合いだと思ったのに、残念だ。聖河さんは傷心を癒やしたいと思っているそうだが、バタバタと毎日が忙しくて、ありがたいことに失恋の痛みを思い切り感じないで済んでいるそうだ。束縛男の彼に合う人が早く現れると良いのにと思っている。
黒崎が言うには、束縛というのはなかなかやめられないらしい。心配しているという気持ちも大きいが、自分の愛する対象を自分の望み通りにさせるというのは快感もあるらしい。例えば俺が黒崎が選んシャツを着たとして、とてもそれが似合っていたら、自分が誇らしくなるそうだ。そして、もっと磨きたくなるという。それは誰かの手ではなくて、自分の手によってだ。そうでないと満足できないらしい。もちろん、どこでも自分は愛する人の行くところに付いていくというわけだ。
「うーん。黒崎さんの場合の束縛は、俺の行きたい場所に付いていくし、プランを提案したいっていう形なんだ。聖河さんはローザーさんがどこかに出かけようとする前に、予定を全部把握したいタイプ。ルークの場合は、迷惑がられたいっていうタイプ。嫌がられることが喜びなんだ」
「おほほほほ。良い性格をしているわよね。自信が無いと言えない事よ。喧嘩をした後、ほら、僕を選ぶだろう?って言われたんでしょう?いいわねーーーー」
ローザーさんが身をくねらせた。そういう束縛なら面白いらしい。聖河さんに教えてみようか。ローザーさんはルークから伝わってくる思考が読み取れて、いい男だ判断したそうだ。聖河さんはどうなのだろう。いい人だと思うのに。初デートの後で逃げ出すなんて、可哀想だ。
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