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黒崎が今考えていることを話してくれないことも多い。だから、風林さんのことも話せなかったのだと思っている。いつものことだと受け止めたら良いのにヤキモチを妬くからこじれてしまい、昨日までモヤモヤしていた。家のことでは他にもモヤモヤすることがあるが、まだ言えないと言われていて、諦めている。黒崎からすると、俺に余計な心配を掛けないようにしているのだと思うから、俺は待っていようと思っている。
そんなことを考えていると、水端さんが、俺に、どうしたのかと聞いてくれた。そこで、黒崎と喧嘩をしたのだと打ち明けて、納得された。
「そうだったんだね。電話をしていたから気がつかなかったんだけど、そういうこともあるよね」
「はい。知り合いの人で、前の会社の社長さんからセクハラ行為を受けたそうで、黒崎さんが相談に乗っていたんです。でも、俺に話してくれないから喧嘩になったんです。仲直りしましたけど。あ、写真を撮りませんか?俺、シャッターを押しますよ」
「そう?ありがとう。じゃあ、遠慮無く……」
水端さんがウサギ君の隣に立って、背を低くした。そこで、俺は彼のスマホでカメラのシャッターを押した。全部で3枚撮ってみた。どれも良い写りだと思った。外が明るいし、影になっているが、ちょうど良かったのだろう。
「はい。どれもよく撮れました」
「ありがとう。わーーー、本当だね!ここにヨークさん達が写っていたら面白いんだけど、そういうわけにもいかないんだね」
「そういえば、写真に写ったことが無いなあ。あ、車が用意できました」
すると、黒崎の車が門の前に停まった。俺は家に居ることになる。だから、枝川さんと水端さんを見送るようにして、車のドアを開けて、2人を車に乗せた。
「じゃあ、夏樹君。また今度。開発部のミーティングに来た時に寄ってくれ」
「うん。必ず行くよ。水端さん。ありがとうございました。また来て下さいね」
「ありがとう。来るよ。あ、ヨークさんがいる!」
「あ……。ヨークが車に乗ってる~。珍しいなあ。ああ、送っていくそうです。家に上がるかも知れないと言っています」
「キャーーー、嬉しい!」
「……夏樹。ドアを閉めてくれ。出る」
「りょーかい!じゃあ、また今度!」
カタン。俺は車のドアを閉めて、2人に手を振った。彼らも俺に手を振り返してくれている。俺の背後では、アンを抱いた一貴さんがいて、同じように手を振っていた。ユーリーは稽古に出かけた。2人によろしくと言っていた。
ガーーーーー。黒崎の車が発進した。俺は角のところで曲がるまで、手を振って見送った。そして、車が見えなくなった後、昨日の反対だなと思い出した。昨日はこうなれるなんて思っていなくて、黒崎とはまだ喧嘩中かと思っていた。
「夏樹。みんな出たのか?」
「あ、ユーリー。うん。黒崎さんが送っていったよ。すごい汗だねえ」
すると、ユーリーが門の外まで出てきた。稽古が終わったようだ。ジョギングをしたようで、汗を掻いている。しかし、ちっとも汗臭くなくて、これを相性の良さを表すのだとローザーさんから聞いたことがあり、納得した。しかし、黒崎の汗は臭いと思うことが増えてきて、危機を感じている。
すると、一貴さんがそばに来て、上半身裸のユーリーを、じろじろと見始めた。何を想像しているのだろうか。どこか、ニヤけている気がする。
「カズ兄さん。またユーリーのことでストーリーを立てて想像しているのかよ?」
「いや、今は違う。綺麗な身体だ。体毛が少ないのもいいな。僕は自分が濃いから、薄めの男性に惹かれてしまう。稽古のおかげで身体が引き締まっていていい」
「ありがとう。去年の秋から始めて、何ヶ月も経った。運動をすることは良いことだ。庭が広いから、走りがいがある。一貴さんもどうだ?」
「僕は遠慮しておく。腹筋運動だけにしておきたい」
「ふうん」
一貴さんが珍しく、かっこいい感じで話しているのを眺めた。いつもお騒がせでバタバタしているのに、貴族みたいなユーリーと並んで紳士的な態度でいる。珍しいこともある物だと思った。
「ふうーーーー。俺、少し寝ようかなーーー」
昨日から忙しくて、さすがに眠くなってきた。空を見上げると鳥が飛んでいて、のどかな光景だと思った。そして、空飛ぶ円盤のような光が見えて驚いた後、俺のそばにウーリが立った。仮眠を取る間、そばにいてくれるのだという。
「ウーリ、ありがとう。さあ、みんな、家に入ろうよ」
みんなで門の中に入っていった。一時間後には黒崎が帰ってくるだろう。きっと、マリーズカフェで何かを買ってきてくれるに違いない。それに期待しながら、みんながそれぞれの家と部屋に向かった。夏の日差しの下で。
そんなことを考えていると、水端さんが、俺に、どうしたのかと聞いてくれた。そこで、黒崎と喧嘩をしたのだと打ち明けて、納得された。
「そうだったんだね。電話をしていたから気がつかなかったんだけど、そういうこともあるよね」
「はい。知り合いの人で、前の会社の社長さんからセクハラ行為を受けたそうで、黒崎さんが相談に乗っていたんです。でも、俺に話してくれないから喧嘩になったんです。仲直りしましたけど。あ、写真を撮りませんか?俺、シャッターを押しますよ」
「そう?ありがとう。じゃあ、遠慮無く……」
水端さんがウサギ君の隣に立って、背を低くした。そこで、俺は彼のスマホでカメラのシャッターを押した。全部で3枚撮ってみた。どれも良い写りだと思った。外が明るいし、影になっているが、ちょうど良かったのだろう。
「はい。どれもよく撮れました」
「ありがとう。わーーー、本当だね!ここにヨークさん達が写っていたら面白いんだけど、そういうわけにもいかないんだね」
「そういえば、写真に写ったことが無いなあ。あ、車が用意できました」
すると、黒崎の車が門の前に停まった。俺は家に居ることになる。だから、枝川さんと水端さんを見送るようにして、車のドアを開けて、2人を車に乗せた。
「じゃあ、夏樹君。また今度。開発部のミーティングに来た時に寄ってくれ」
「うん。必ず行くよ。水端さん。ありがとうございました。また来て下さいね」
「ありがとう。来るよ。あ、ヨークさんがいる!」
「あ……。ヨークが車に乗ってる~。珍しいなあ。ああ、送っていくそうです。家に上がるかも知れないと言っています」
「キャーーー、嬉しい!」
「……夏樹。ドアを閉めてくれ。出る」
「りょーかい!じゃあ、また今度!」
カタン。俺は車のドアを閉めて、2人に手を振った。彼らも俺に手を振り返してくれている。俺の背後では、アンを抱いた一貴さんがいて、同じように手を振っていた。ユーリーは稽古に出かけた。2人によろしくと言っていた。
ガーーーーー。黒崎の車が発進した。俺は角のところで曲がるまで、手を振って見送った。そして、車が見えなくなった後、昨日の反対だなと思い出した。昨日はこうなれるなんて思っていなくて、黒崎とはまだ喧嘩中かと思っていた。
「夏樹。みんな出たのか?」
「あ、ユーリー。うん。黒崎さんが送っていったよ。すごい汗だねえ」
すると、ユーリーが門の外まで出てきた。稽古が終わったようだ。ジョギングをしたようで、汗を掻いている。しかし、ちっとも汗臭くなくて、これを相性の良さを表すのだとローザーさんから聞いたことがあり、納得した。しかし、黒崎の汗は臭いと思うことが増えてきて、危機を感じている。
すると、一貴さんがそばに来て、上半身裸のユーリーを、じろじろと見始めた。何を想像しているのだろうか。どこか、ニヤけている気がする。
「カズ兄さん。またユーリーのことでストーリーを立てて想像しているのかよ?」
「いや、今は違う。綺麗な身体だ。体毛が少ないのもいいな。僕は自分が濃いから、薄めの男性に惹かれてしまう。稽古のおかげで身体が引き締まっていていい」
「ありがとう。去年の秋から始めて、何ヶ月も経った。運動をすることは良いことだ。庭が広いから、走りがいがある。一貴さんもどうだ?」
「僕は遠慮しておく。腹筋運動だけにしておきたい」
「ふうん」
一貴さんが珍しく、かっこいい感じで話しているのを眺めた。いつもお騒がせでバタバタしているのに、貴族みたいなユーリーと並んで紳士的な態度でいる。珍しいこともある物だと思った。
「ふうーーーー。俺、少し寝ようかなーーー」
昨日から忙しくて、さすがに眠くなってきた。空を見上げると鳥が飛んでいて、のどかな光景だと思った。そして、空飛ぶ円盤のような光が見えて驚いた後、俺のそばにウーリが立った。仮眠を取る間、そばにいてくれるのだという。
「ウーリ、ありがとう。さあ、みんな、家に入ろうよ」
みんなで門の中に入っていった。一時間後には黒崎が帰ってくるだろう。きっと、マリーズカフェで何かを買ってきてくれるに違いない。それに期待しながら、みんながそれぞれの家と部屋に向かった。夏の日差しの下で。
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