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殴り込みの成果
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蝶番が吹き飛び、ドアが開け放たれる。
それに続く小人達は流れ作業の様に周囲を警戒する。
『クリア』
『此方も』
ハンドサインの報告は続く。
部屋の中は誰かが生活していたようで明か灯っている。慎重に死角を確認した兵隊たちが、互いの背中を守りながら進んでいく。
一つの蛇のように鋭利な殺意を隠さない小人達が、部屋を次々と確認していく。
その背中に守られながら私も続いた。
小部屋を確認し終え、本恵美の寝室へと差しかかった時だ。辿った血痕は寝室まで続いており、ドア付近で途切れている。
『人影在り。注意』
ドア周辺に集まった小人達が、その動きを止めた。
如何やら部屋の中に人影があったようで、静寂がまた訪れる。
三秒後、突入。ハンドサインとともに始まるカウント。その言葉と、数えられる指がゼロになった。
「手を上げソイツを投げろ!!早く!!」
「腕以外を動かすなよ!!そいつをこっちに寄越せ!!」
声を上げながら進んだ兵士達が、その男性の周りに集まる。相手は魔導書の様な書物を所持しており、それが武器として十分に機能することを分かっているのだから、彼らの警戒は当たり前だ。
其処には初老の男性が座っており、その未だ灯る瞳孔がこちらを見ている。
彼は腹部から血を流しており、如何やら栄養状態も良くないことが分かる。
「ケガ人です、銃を下ろして。RM4手当を」
試験用マウスで確かめる必要も無い。
水分の代わりに赤い鮮血を流し続けている彼は如何やら生き残りの様であり、此処の村長である事は明白であった。この事態を引き起こした犯人だとしても、事情を聴けるのならば生かす価値がある。
二、三度咳き込んだ後彼はこちらの姿をどうにか見定めたようでその口を開いた。既に手元にある魔術書は此方の兵士が回収し私に手渡す。
「手荒い真似をしてすみません。我々は、調律協定です。大丈夫ですか?」
「………ああ。何だ、あんた等は違うんだな」
駆け寄ったRM4が医療道具を取り出し、上着を外しながら処置に入る。
それを数人の隊員が手伝っている間に、私は彼に質問を出した。
「__あの、植物共だ」
「詳しい話を知っているようですが、貴方は此処の村長さんで間違いないですか?奥さんと子供は?」
「生き残っているのは私一人だ。__ごふっ!!」
腹部を刺されたのか、彼はその傷を抑えるように壁を背にしていた。
流血は先程の状態を見れば大きく失っていると思う。
「重度の脱水症状が見られるな、……栄養失調の可能性もある。__それに」
「その傷は?」
「隣人と少し揉めてな。大したものじゃないんだ」
隣人とは植物たちの事だろう。
あの植物に触られても感染はしなかった。いや、この魔術書にある植物の中では、そう言った特性を持つと考えた方がよさそうだ。生憎私の善処を呼んで、呼び出せる植物の特徴を全て確認している訳ではない。植物学には一般よりも込み入った知識はあるが、専門外だ。
「__これだ」
振るえた手を向ける。
その先にあったのは、”緑の売人”と背表紙に欠かれた小さな手帳。私の手にある魔術書だ。
「緑の売人ですね?」
頷く。
「ありがとうございます。詳しい話は後で聞きますので、どうか喋らない様に」
「博士。こういっちゃあ何だが……難しいな。外傷は酷いし、手元の器具じゃ縫合しても移動に耐えるかどうか分からん。ここから出るにしたって植物共が邪魔だ」
「__私では力不足ですしね」
縫合し汚れた手袋を捨てたRM4は、一息ついて包帯を要求する。
カバンの中から包帯を取り出し渡せば、他の小人達と協力しながら彼の傷を巻いていた。素人目から見ても彼の状態はひっ迫しており、どうにも専門の機関に運ばなければならない事は明白だ。
「それに悪いが、動かしていい状態じゃない。出血もあるが、一番は脱水と栄養失調だ。ここ三日なにも飲んでないし食っていないって感じだな。何か運ぶものが必要だろう」
「……助からないか?」
「あのクソッタレな植物が無ければ、そう言わなかったんだがな」
おそらくは、地下水路を利用しなければならないだろう。
この辺りは井戸も少なく、穀物を育てたり生活飲料水として水を得る為には地下や地上で水を貯蓄する必要があった。今は周辺にあるため池があるが、大昔に利用していた地下水路は、乾季になれば人が通れる様になるという。
ジャングルを抜けるよりははるかにマシだろう。今では麓の川まで農業用排水を運ぶために使用していると聞いている。植物が生い茂っていない可能性が高い。
村長は痛む腹を押さえながらも、ポツリと呟く。
「私が、殺したんだ」
「これ以上喋らないで。聞きたい事は後で聞きます。
RM全隊、此処から引き上げる準備をお願いします。移動手段は地下通路。この家の地下ルートを使って脱出します。全隊、撤収準備にかかってください」
『RM2、了解。』
『RM7。小屋へ突入しましたが、目当ての物は見られず。しかし、重要書類を発見しました。対象を確保し、地下通路も発見。これより確認に向かいます。』
「ありがとうございます。何か情報はありましたか?」
『村長の日記らしいものを発見。それと、例の手帳の記述が見られます。どうやら、彼はこれを使用したそうです』
「回収を。生き証人もいますが、物的証拠も必要です。それと、地下への探索はRM2との合流を待ってください」
無線を一通り終えると、村長が口を開いた。
どうやら、生存者は彼だけではない様だ。
「地下に、未だ生存者がいるはずだ」
「生存者?」
「地下水路に__。八歳の少女だ。栗色の。_私は、これを取りに」
「RM7,8。聞いたな、速やかに確保を」
『了解。レディをエスコートします』
「私は、緑の売人を所持していたから奴らの影響を受けなかった。如何やらこいつには植物たコントロールする力があるようだ。__最も、私は御する事が出来なかったが」
何故、離れ離れに?
疑問は浮かぶが、生存者が地下へと意図的に潜ったのなら尚更地下の安全性は高い筈だ。奥へと進んでいなければ、此方でも確保できるだろうが。__それは最悪、賭けになる。
どうにか生きてほしいと願う事しか出来ない。
「一応、内臓には届いていなかったがどうにも失血が酷い。破片は固定しているだけだから、このまま担架を作って動かすしかなさそうだ。ベットのシーツと長い棒状の物を持ってきてくれ。後、姫様。
これ以上の質問はお勧めしない」
「分かりました。私達もその通路で脱出をします」
「RM2。負傷者を護送する。偵察と救護者の保護をRM7と共に行え」
『了解。これより向かう。早めに脱出を』
「撤収準備。その前に土産を置いておきましょう。それと、キーパーに援護要請を」
「可燃性の植物で山火事になるぞ?」
そそくさと荷物を準備する傍ら、RM1があきれた様に助言する。
しかし、この村を放っておけば周辺の村々が襲われる可能性だってある。生憎この植物共には火がよく聞くことは把握済みだ。__そして何より、塀の向こうの惨事を知るものは無いだろう。
塀が体よく炎を受け止めてくれると信じる他ない。
「安心して下さい。この村を覆っている塀の向こうは更地です」
「そう言う話じゃねえと思うんだが?」
「危険物をそのままには出来ませんよ」
「__どっちも同じだとも思うぞ、お姫様」
本部へ無線連絡を差し込み、消火活動が出来る術者や技術班に応援を頼む。
その様子を嘆息を込めながらも眺めていたRM1は、担架の後に混ざるように消えていった。彼らが置いていった置き土産が、チカチカと点灯を繰り返す。
私はその様子を一瞥し、彼らの後姿に加わった。
それに続く小人達は流れ作業の様に周囲を警戒する。
『クリア』
『此方も』
ハンドサインの報告は続く。
部屋の中は誰かが生活していたようで明か灯っている。慎重に死角を確認した兵隊たちが、互いの背中を守りながら進んでいく。
一つの蛇のように鋭利な殺意を隠さない小人達が、部屋を次々と確認していく。
その背中に守られながら私も続いた。
小部屋を確認し終え、本恵美の寝室へと差しかかった時だ。辿った血痕は寝室まで続いており、ドア付近で途切れている。
『人影在り。注意』
ドア周辺に集まった小人達が、その動きを止めた。
如何やら部屋の中に人影があったようで、静寂がまた訪れる。
三秒後、突入。ハンドサインとともに始まるカウント。その言葉と、数えられる指がゼロになった。
「手を上げソイツを投げろ!!早く!!」
「腕以外を動かすなよ!!そいつをこっちに寄越せ!!」
声を上げながら進んだ兵士達が、その男性の周りに集まる。相手は魔導書の様な書物を所持しており、それが武器として十分に機能することを分かっているのだから、彼らの警戒は当たり前だ。
其処には初老の男性が座っており、その未だ灯る瞳孔がこちらを見ている。
彼は腹部から血を流しており、如何やら栄養状態も良くないことが分かる。
「ケガ人です、銃を下ろして。RM4手当を」
試験用マウスで確かめる必要も無い。
水分の代わりに赤い鮮血を流し続けている彼は如何やら生き残りの様であり、此処の村長である事は明白であった。この事態を引き起こした犯人だとしても、事情を聴けるのならば生かす価値がある。
二、三度咳き込んだ後彼はこちらの姿をどうにか見定めたようでその口を開いた。既に手元にある魔術書は此方の兵士が回収し私に手渡す。
「手荒い真似をしてすみません。我々は、調律協定です。大丈夫ですか?」
「………ああ。何だ、あんた等は違うんだな」
駆け寄ったRM4が医療道具を取り出し、上着を外しながら処置に入る。
それを数人の隊員が手伝っている間に、私は彼に質問を出した。
「__あの、植物共だ」
「詳しい話を知っているようですが、貴方は此処の村長さんで間違いないですか?奥さんと子供は?」
「生き残っているのは私一人だ。__ごふっ!!」
腹部を刺されたのか、彼はその傷を抑えるように壁を背にしていた。
流血は先程の状態を見れば大きく失っていると思う。
「重度の脱水症状が見られるな、……栄養失調の可能性もある。__それに」
「その傷は?」
「隣人と少し揉めてな。大したものじゃないんだ」
隣人とは植物たちの事だろう。
あの植物に触られても感染はしなかった。いや、この魔術書にある植物の中では、そう言った特性を持つと考えた方がよさそうだ。生憎私の善処を呼んで、呼び出せる植物の特徴を全て確認している訳ではない。植物学には一般よりも込み入った知識はあるが、専門外だ。
「__これだ」
振るえた手を向ける。
その先にあったのは、”緑の売人”と背表紙に欠かれた小さな手帳。私の手にある魔術書だ。
「緑の売人ですね?」
頷く。
「ありがとうございます。詳しい話は後で聞きますので、どうか喋らない様に」
「博士。こういっちゃあ何だが……難しいな。外傷は酷いし、手元の器具じゃ縫合しても移動に耐えるかどうか分からん。ここから出るにしたって植物共が邪魔だ」
「__私では力不足ですしね」
縫合し汚れた手袋を捨てたRM4は、一息ついて包帯を要求する。
カバンの中から包帯を取り出し渡せば、他の小人達と協力しながら彼の傷を巻いていた。素人目から見ても彼の状態はひっ迫しており、どうにも専門の機関に運ばなければならない事は明白だ。
「それに悪いが、動かしていい状態じゃない。出血もあるが、一番は脱水と栄養失調だ。ここ三日なにも飲んでないし食っていないって感じだな。何か運ぶものが必要だろう」
「……助からないか?」
「あのクソッタレな植物が無ければ、そう言わなかったんだがな」
おそらくは、地下水路を利用しなければならないだろう。
この辺りは井戸も少なく、穀物を育てたり生活飲料水として水を得る為には地下や地上で水を貯蓄する必要があった。今は周辺にあるため池があるが、大昔に利用していた地下水路は、乾季になれば人が通れる様になるという。
ジャングルを抜けるよりははるかにマシだろう。今では麓の川まで農業用排水を運ぶために使用していると聞いている。植物が生い茂っていない可能性が高い。
村長は痛む腹を押さえながらも、ポツリと呟く。
「私が、殺したんだ」
「これ以上喋らないで。聞きたい事は後で聞きます。
RM全隊、此処から引き上げる準備をお願いします。移動手段は地下通路。この家の地下ルートを使って脱出します。全隊、撤収準備にかかってください」
『RM2、了解。』
『RM7。小屋へ突入しましたが、目当ての物は見られず。しかし、重要書類を発見しました。対象を確保し、地下通路も発見。これより確認に向かいます。』
「ありがとうございます。何か情報はありましたか?」
『村長の日記らしいものを発見。それと、例の手帳の記述が見られます。どうやら、彼はこれを使用したそうです』
「回収を。生き証人もいますが、物的証拠も必要です。それと、地下への探索はRM2との合流を待ってください」
無線を一通り終えると、村長が口を開いた。
どうやら、生存者は彼だけではない様だ。
「地下に、未だ生存者がいるはずだ」
「生存者?」
「地下水路に__。八歳の少女だ。栗色の。_私は、これを取りに」
「RM7,8。聞いたな、速やかに確保を」
『了解。レディをエスコートします』
「私は、緑の売人を所持していたから奴らの影響を受けなかった。如何やらこいつには植物たコントロールする力があるようだ。__最も、私は御する事が出来なかったが」
何故、離れ離れに?
疑問は浮かぶが、生存者が地下へと意図的に潜ったのなら尚更地下の安全性は高い筈だ。奥へと進んでいなければ、此方でも確保できるだろうが。__それは最悪、賭けになる。
どうにか生きてほしいと願う事しか出来ない。
「一応、内臓には届いていなかったがどうにも失血が酷い。破片は固定しているだけだから、このまま担架を作って動かすしかなさそうだ。ベットのシーツと長い棒状の物を持ってきてくれ。後、姫様。
これ以上の質問はお勧めしない」
「分かりました。私達もその通路で脱出をします」
「RM2。負傷者を護送する。偵察と救護者の保護をRM7と共に行え」
『了解。これより向かう。早めに脱出を』
「撤収準備。その前に土産を置いておきましょう。それと、キーパーに援護要請を」
「可燃性の植物で山火事になるぞ?」
そそくさと荷物を準備する傍ら、RM1があきれた様に助言する。
しかし、この村を放っておけば周辺の村々が襲われる可能性だってある。生憎この植物共には火がよく聞くことは把握済みだ。__そして何より、塀の向こうの惨事を知るものは無いだろう。
塀が体よく炎を受け止めてくれると信じる他ない。
「安心して下さい。この村を覆っている塀の向こうは更地です」
「そう言う話じゃねえと思うんだが?」
「危険物をそのままには出来ませんよ」
「__どっちも同じだとも思うぞ、お姫様」
本部へ無線連絡を差し込み、消火活動が出来る術者や技術班に応援を頼む。
その様子を嘆息を込めながらも眺めていたRM1は、担架の後に混ざるように消えていった。彼らが置いていった置き土産が、チカチカと点灯を繰り返す。
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