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第4小隊
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「降下用意」
互いに装備を確認し、不備が無い事を確認する。
「A1,準備完了。何時でも」
「A2,問題なし。こっちもだ」
パラシュートに不備はなく、大空へと羽ばたく準備を済ませる。
4,000メートル上空で待機しているヘリコプターの揺れは大きい。
「目標地点通過まで、1分」
「ホールインワンを決める。変な場所に落ちるなよ」
その言葉にハンドサインだけを返し、その時が来るを待つ。
「カウント。10、9,8」
数字が小さくなる度に、鋭敏な意識が研ぎ澄まされていく。
「3,2,1。GO」
その言葉と共に、上空へと舞う。
『RM1より、アベリア各員へ。姫君は王宮に入った。作戦コード”電子鳩”を開始』
パラシュートは無事に開き、その勢いを維持したまま2つの塊が屋上へと降り立つ。
それを確認した俺は、スコープ越しに移る状況に目を向けた。
ラザニアの首都に位置するこの城は、この国を象徴する政府機関の建造物だ。主に王族の家として、外交の際の主要な会議場として。又は、時折こうして行われる世界の首脳陣を招く場所として使われている。エルノルテ条約を結んだ小国たちと大国との戦争が燻っている今、両国に挟まれた中立国としての立場であるラザニアはまさにその事で奔走していた。
具体的には、その他の国を味方につけ、外交交渉による戦争の回避のために尽力をしている所だろう。その為の会議であり、今まさにくすぶっている火種を付けるのは好ましくない。
現在の時刻は6時ジャスト。今頃この建物の大広間では祝賀会が行われている所だ。我らが姫様はそのパーティーに一国の王女として参加をしている様で、この作戦は恙なく耳に入れている筈だ。
『潜入成功。これより作戦を開始する』
裏山からの眺めは、良くも悪くも見通しがいい。
今が夜だという事も相まって、月明りだけが俺たちの存在を示している。
「了解、A3は所定の位置に着いた。そっちはどうだ?」
『こちら、A1。A2と共に扉前で待機中。何時でも」
『これが終われば休暇だ。コピーと機密書類の確保を何としても実行せよ。なお、この作戦においては文書の縮小化は許可されている。出来る限り戦闘は避けろ」
政治的な問題だ。
何て、後付けが入るのが想像に難くない。
中立国であるこの国の主要都市。
しかも、外交相手を招いてのパーティーの最中。死体が出るのは好ましくないという判断だろう。それは間違っていない。だが、しかし。非常事態というのは常に潜んでいるものだ。
『姫君はパーティー。第一小隊と第二小隊は休暇。それに第三小隊も姫様の護衛で楽しんでいるって話じゃないですか。なんで、俺達だけ何で任務なんですか?』
『彼女も第三小隊も任務だ。それと、第一第二小隊も緊急時の待機命令。それに、俺も休日を返上してお前の愚痴を聞いてやっている。A2、不満があるなら聞くが?』
『ま、それにしても無茶な作戦だよね。大体、姫様が世界図書館の職員だって知られているのに、囮みたいなことしていいの?』
『彼女が選んだ事だ。さっさと終わらせて楽にさせてやれ。彼女はタルトも食べていないんだぞ?』
『ハイハイ。了解ですっと』
そんな話を挟みつつ、出来る限り音を殺しながら階段を降りる二人。
こちらから見えるのは廊下の様子。雑談に勤しんでいる常駐兵が、階段の方へと足を進めた。
「廊下から兵士、このままだと接触する。A1、2そのまま待機」
足を止める。__このまま部屋に戻ればいい。
だが、その兵士はあろうことか階段の方へとまた足を進める。このままでは接敵するだろう。
出来る限り殺しは無しだとRM1は言ったが、それは現場の判断が最優先だという意味に他ならない。罪も無い兵士が声を上げて、何十人と呼ばれる位なら。
引き金を引けば、加重と共に弾頭が空を飛翔する。
直線に向かう鉄の意思が、明らかな殺意と共に目標の頭を貫いた。サプレッサーのおかげで静寂の夜には乾いた音しか響かない。
『ナイスショット』
慣れた手つきで死体を隠すA2の言葉を聞きながら、薬莢を飛ばし弾薬を込める。視界の先には別の敵が其方に向かっている。首脳陣が訪れているせいか、通常よりも警備が厳しい様だ。これはステルス戦闘は厳しいだろう。
「続いて、向かい側からも兵士が来る。注意を」
『俺が片方眠らせる』
二人組が影に入る前に一人を射殺。
ついで一人は、A2により無力化した様だ。意識を落とされ、今は死体と共に横たわる。
我々小人達は縮小という魔術を行使できる。物を小さくする事が出来る魔術で、俺達は人間台のスーツや武器を小さくする事により自身の身の丈に合った装備として使用できる。縮小した物体の能力は縮小前と同様の性能を発揮し、銃弾は同じ威力を以て敵を潰す事が出来る。
そしてこれは、物を隠す事にも有効な能力だ。
「クリア。死体は縮小しろよ。A2」
『此方も、依然としてトラップの気配はない』
『魔法の痕跡もね。外の多さに比例して無いみたいだ。この調子だと、地下室も期待できないと思うよ』
警戒は多いから、見つからない様に。
その言葉に、返事だけを返した。
『何を期待しているんだ。お前らは』
呆れた聲でRM1が口にする。
階段を下るA1達に無線で指示を出し、各界の巡視を避け続けながら1階を目指す。
『目標はこの建物の地下にあると思われる。階段を下りて左側の部屋に地下への階段がある』
「階段付近は、窓が無いから援護が出来ない。出来る限り交戦を控える様に」
少なくとも3階職員が向かっている様子はない。2階や1階の動向も確認しつつ、警戒と常にアンテナを張り巡らせる。その機動力で階段から降りたA1達は、次なる階層である1階にたどり着いた。
『1階まで到着。扉近くに敵の兵士2人を確認。そちらからは見える?』
「見える訳がないだろ。中に3人、いずれも長剣を所持。殺れというなら殺るが?」
その言葉に嘆息するは、勿論RM1。
『話を聞いていたか?馬鹿共』
「__一人なら大丈夫ですけど、二人は無理ですよ。……A2」
「あいよ」
言葉通りの連携で、まずは一人を無力化。
次に何が起こっているか分からない二人目が、ハンターの餌食となる。首を絞められ動けなくなった同僚に反応が遅れ、自身も首を絞められる。
「敵ダウン。気づかれた様子はない」
「此方も、そっちは?」
男達を小さくした狩人達は、中の様子を確認。
「談笑で忙しいみたいだな。長椅子に二人、執務席に一人。何かの会議をしている様だ」
『中の人間は殺すな。政治に関わる』
「……だと」
『了解。__少し眠ってもらうよ』
『今日は大人しいな』
『それが僕らの美徳なモノで』
静かに開いた扉に、外交官たちは気づいていない様だ。一人が立ち上がり、人数分のコーヒーカップを携えながら席を外す。
音を立てず、されど高速で近付いた彼らは、まずは長椅子に腰を下ろしていた二人を片付けた屈強な男たちではなかったおかげか、彼らはすぐに眠りについた。
戻ってきたもう一人は、客人の二人が眠っている事に気付き。そして、自身も同じような結末に辿ってしまう。
焚かれた睡眠ガスを吸わない様にガスマスクで武装した彼らは、眠っていることを確認し、地下室への扉へと近づく。
『ああ。隊長。殺さなくて正解だったね』
『どうした?』
『魔術錠を発見。手に刻印するタイプだ。本人が生きている限り鍵の役割をするんだよ。殺したら使えなかった』
眠らせた優男を引き吊りながら、A1が答えた。
魔術錠とは、魔術的な施錠をされたカギ穴に対してのカギである。その性質上、刻印した者だけが自由に開ける事が出来。それ以外が無理に開けようとすれば魔術的な警備システムが作動してしまう。
と、此処で視線の先に不穏な影が見えた。
照準を向ければ、先程狙撃した人間の血液を兵士が見つけてしまったらしい。彼は驚きの声を上げ、兵士が続々と集まる。
「見つかったな……。急げ、A1、2。3階の廊下で動き在り。血痕が見つかった、死体はまだ発見されていないが、時間は無い」
『あの連中、眠らせた方が良かったか?』
『まあ、こればかりは仕方ないよ。A3。時間は稼げる?』
「問題ない」
やりようはいくらでもある。
ボルトアクションをケースに仕舞い、新しいライフルを取り出す。
50口径の対物ライフル。人体を粉微塵にする怪物を、館へと向ける。
さぁ。
「状況を開始する」
互いに装備を確認し、不備が無い事を確認する。
「A1,準備完了。何時でも」
「A2,問題なし。こっちもだ」
パラシュートに不備はなく、大空へと羽ばたく準備を済ませる。
4,000メートル上空で待機しているヘリコプターの揺れは大きい。
「目標地点通過まで、1分」
「ホールインワンを決める。変な場所に落ちるなよ」
その言葉にハンドサインだけを返し、その時が来るを待つ。
「カウント。10、9,8」
数字が小さくなる度に、鋭敏な意識が研ぎ澄まされていく。
「3,2,1。GO」
その言葉と共に、上空へと舞う。
『RM1より、アベリア各員へ。姫君は王宮に入った。作戦コード”電子鳩”を開始』
パラシュートは無事に開き、その勢いを維持したまま2つの塊が屋上へと降り立つ。
それを確認した俺は、スコープ越しに移る状況に目を向けた。
ラザニアの首都に位置するこの城は、この国を象徴する政府機関の建造物だ。主に王族の家として、外交の際の主要な会議場として。又は、時折こうして行われる世界の首脳陣を招く場所として使われている。エルノルテ条約を結んだ小国たちと大国との戦争が燻っている今、両国に挟まれた中立国としての立場であるラザニアはまさにその事で奔走していた。
具体的には、その他の国を味方につけ、外交交渉による戦争の回避のために尽力をしている所だろう。その為の会議であり、今まさにくすぶっている火種を付けるのは好ましくない。
現在の時刻は6時ジャスト。今頃この建物の大広間では祝賀会が行われている所だ。我らが姫様はそのパーティーに一国の王女として参加をしている様で、この作戦は恙なく耳に入れている筈だ。
『潜入成功。これより作戦を開始する』
裏山からの眺めは、良くも悪くも見通しがいい。
今が夜だという事も相まって、月明りだけが俺たちの存在を示している。
「了解、A3は所定の位置に着いた。そっちはどうだ?」
『こちら、A1。A2と共に扉前で待機中。何時でも」
『これが終われば休暇だ。コピーと機密書類の確保を何としても実行せよ。なお、この作戦においては文書の縮小化は許可されている。出来る限り戦闘は避けろ」
政治的な問題だ。
何て、後付けが入るのが想像に難くない。
中立国であるこの国の主要都市。
しかも、外交相手を招いてのパーティーの最中。死体が出るのは好ましくないという判断だろう。それは間違っていない。だが、しかし。非常事態というのは常に潜んでいるものだ。
『姫君はパーティー。第一小隊と第二小隊は休暇。それに第三小隊も姫様の護衛で楽しんでいるって話じゃないですか。なんで、俺達だけ何で任務なんですか?』
『彼女も第三小隊も任務だ。それと、第一第二小隊も緊急時の待機命令。それに、俺も休日を返上してお前の愚痴を聞いてやっている。A2、不満があるなら聞くが?』
『ま、それにしても無茶な作戦だよね。大体、姫様が世界図書館の職員だって知られているのに、囮みたいなことしていいの?』
『彼女が選んだ事だ。さっさと終わらせて楽にさせてやれ。彼女はタルトも食べていないんだぞ?』
『ハイハイ。了解ですっと』
そんな話を挟みつつ、出来る限り音を殺しながら階段を降りる二人。
こちらから見えるのは廊下の様子。雑談に勤しんでいる常駐兵が、階段の方へと足を進めた。
「廊下から兵士、このままだと接触する。A1、2そのまま待機」
足を止める。__このまま部屋に戻ればいい。
だが、その兵士はあろうことか階段の方へとまた足を進める。このままでは接敵するだろう。
出来る限り殺しは無しだとRM1は言ったが、それは現場の判断が最優先だという意味に他ならない。罪も無い兵士が声を上げて、何十人と呼ばれる位なら。
引き金を引けば、加重と共に弾頭が空を飛翔する。
直線に向かう鉄の意思が、明らかな殺意と共に目標の頭を貫いた。サプレッサーのおかげで静寂の夜には乾いた音しか響かない。
『ナイスショット』
慣れた手つきで死体を隠すA2の言葉を聞きながら、薬莢を飛ばし弾薬を込める。視界の先には別の敵が其方に向かっている。首脳陣が訪れているせいか、通常よりも警備が厳しい様だ。これはステルス戦闘は厳しいだろう。
「続いて、向かい側からも兵士が来る。注意を」
『俺が片方眠らせる』
二人組が影に入る前に一人を射殺。
ついで一人は、A2により無力化した様だ。意識を落とされ、今は死体と共に横たわる。
我々小人達は縮小という魔術を行使できる。物を小さくする事が出来る魔術で、俺達は人間台のスーツや武器を小さくする事により自身の身の丈に合った装備として使用できる。縮小した物体の能力は縮小前と同様の性能を発揮し、銃弾は同じ威力を以て敵を潰す事が出来る。
そしてこれは、物を隠す事にも有効な能力だ。
「クリア。死体は縮小しろよ。A2」
『此方も、依然としてトラップの気配はない』
『魔法の痕跡もね。外の多さに比例して無いみたいだ。この調子だと、地下室も期待できないと思うよ』
警戒は多いから、見つからない様に。
その言葉に、返事だけを返した。
『何を期待しているんだ。お前らは』
呆れた聲でRM1が口にする。
階段を下るA1達に無線で指示を出し、各界の巡視を避け続けながら1階を目指す。
『目標はこの建物の地下にあると思われる。階段を下りて左側の部屋に地下への階段がある』
「階段付近は、窓が無いから援護が出来ない。出来る限り交戦を控える様に」
少なくとも3階職員が向かっている様子はない。2階や1階の動向も確認しつつ、警戒と常にアンテナを張り巡らせる。その機動力で階段から降りたA1達は、次なる階層である1階にたどり着いた。
『1階まで到着。扉近くに敵の兵士2人を確認。そちらからは見える?』
「見える訳がないだろ。中に3人、いずれも長剣を所持。殺れというなら殺るが?」
その言葉に嘆息するは、勿論RM1。
『話を聞いていたか?馬鹿共』
「__一人なら大丈夫ですけど、二人は無理ですよ。……A2」
「あいよ」
言葉通りの連携で、まずは一人を無力化。
次に何が起こっているか分からない二人目が、ハンターの餌食となる。首を絞められ動けなくなった同僚に反応が遅れ、自身も首を絞められる。
「敵ダウン。気づかれた様子はない」
「此方も、そっちは?」
男達を小さくした狩人達は、中の様子を確認。
「談笑で忙しいみたいだな。長椅子に二人、執務席に一人。何かの会議をしている様だ」
『中の人間は殺すな。政治に関わる』
「……だと」
『了解。__少し眠ってもらうよ』
『今日は大人しいな』
『それが僕らの美徳なモノで』
静かに開いた扉に、外交官たちは気づいていない様だ。一人が立ち上がり、人数分のコーヒーカップを携えながら席を外す。
音を立てず、されど高速で近付いた彼らは、まずは長椅子に腰を下ろしていた二人を片付けた屈強な男たちではなかったおかげか、彼らはすぐに眠りについた。
戻ってきたもう一人は、客人の二人が眠っている事に気付き。そして、自身も同じような結末に辿ってしまう。
焚かれた睡眠ガスを吸わない様にガスマスクで武装した彼らは、眠っていることを確認し、地下室への扉へと近づく。
『ああ。隊長。殺さなくて正解だったね』
『どうした?』
『魔術錠を発見。手に刻印するタイプだ。本人が生きている限り鍵の役割をするんだよ。殺したら使えなかった』
眠らせた優男を引き吊りながら、A1が答えた。
魔術錠とは、魔術的な施錠をされたカギ穴に対してのカギである。その性質上、刻印した者だけが自由に開ける事が出来。それ以外が無理に開けようとすれば魔術的な警備システムが作動してしまう。
と、此処で視線の先に不穏な影が見えた。
照準を向ければ、先程狙撃した人間の血液を兵士が見つけてしまったらしい。彼は驚きの声を上げ、兵士が続々と集まる。
「見つかったな……。急げ、A1、2。3階の廊下で動き在り。血痕が見つかった、死体はまだ発見されていないが、時間は無い」
『あの連中、眠らせた方が良かったか?』
『まあ、こればかりは仕方ないよ。A3。時間は稼げる?』
「問題ない」
やりようはいくらでもある。
ボルトアクションをケースに仕舞い、新しいライフルを取り出す。
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