10 / 12
緑との戦闘
しおりを挟む
その頃。
先行隊であるアベリアは、鍵付き扉を発見し開け地下室へ向かおうとしていた。
騒がしくなる前に扉を閉める。客人はこの国の外交官であるらしく、薬の影響で夢の中だ。
「鍵を使用した。問題なく開いたよ」
「で?一つ質問なんだけどよ」
使い終わったカギは捨てる様に、無造作に男の体を引きずるA1。
その場での放置が正しいだろと眉を顰める相方に、何時もの調子で彼は答える
「何?A2」
「これって、閉めたら出られない扉じゃないよな」
「その点は安心しなよ。鍵があるなら出入り自由」
「__カギはこのおっさんだろ?」
「なので、此処に放置って事。1時間ぐらいは夢の中だから、このままにしとくよ?」
足でつつくように男を指したA1に、異論はないと相方は答えた。
「起きるかもしれんぞ?」
「縄在ります?」
「ワイヤーならあるが?」
「何でそんな物持ってきてるんですかねぇ」
「俺の趣味」
そんなジョークを飛ばしつつ、一行は先へと進む。
目論見通り地下には光源の類が一切ない。あるのは階段横に設置されているロウ程度で、付近を照らすには十分であるだろうが、隠密任務には適さないだろう。素直にヘルメットに備え付けてあるナイトビジョンを装備し、光源無き暗闇の世界で先を見据える。
下る度に埃は舞わない為、手入れは欠かして居ないようだ。それは頻繁にこの場所が使われている事であり、どの様な用途で使われているのは想像に難くない。
『A1,2。状況を』
「扉内へ潜入。報告の通り、地下に繋がっているようです。石段が続いているので、そのまま降りてみます」
「A2だ。湿度は地上より高いくらい、温度も少し高いな。姫様の言っていた腐臭もする。連中、ため込んだ化け物は教会だけじゃなかったようだぞ。人型の可能性ありだ。この奥にも居そうだ」
異様な瘴気が漂う地下。
その先に居る存在に、少し期待をしながらも慎重に降りていく。降りる度に臭気は酷くなるが、フィルター越しのガスマスクは怪訝な臭い程度に空気を洗浄してくれる。しかしどうにも暑苦しい熱気だけは遮断しない。防護服越しに汗が滴る。
『光源は大丈夫か?』
「手元の装備で十分ですが、如何せん奥まで続いていますね。通信にも少しノイズが走ってます」
「どうやら頻繁に訪れているらしい。ロウは新しいものがいくつか見える」
周囲の状況をできるだけ情報化し、先へと足を進む。先程の男を置いていったせいか、身軽に階段を下りる事が出きる。一段、二段飛ばしをこの小さな体でやれば丸毛転げ落ちるかのような速度になる。しかし彼らの標準はブレず、唯前を見据えていた。
『了解。有事の際は専用装備の使用を許可する』
「言質取ったよ」
「暴れていいって事だよな?」
少し溜息の後に、RM1があきれたように答えた。
それは事実上。駄犬のリードを外す様な言葉だ。
『ビュッフェに遠慮も形式もいらん。好きなだけ獲れ』
その言葉に口笛を吹くA1。
感嘆の声を呟くA2。
「だ、そうだけど?」
「んじゃ、これからは暴れていいって事だろ?」
無線を切ればおしゃべりが止まらない。
これから先見つけた脅威に対して、出来る限り全てを攻撃できる権利を彼らは得た。水を得た魚の様に、彼らは意気揚々と階段を爆走する。出来るだけ静かに、されど緩やかではなく。波のような動きで全て知覚しながら。
「A3の分も残しとかなきゃかな。ストレス発散させたいよね?」
「いや、どう見たって勝手にやるだろ。あいつ」
脱兎の勢いで階段を下り切った彼らは、その光景に目を奪われた。
先程までの威勢は何処やら、階段を下り切りSRを構えたものの、その動きは突如として固まる。それは敵の攻撃でも何かしらのトラップでもなく、ただ単純に其処に広がる光景のせいだった。
「えっと……」
『どうした?』
何段か数えるのも億劫な階段を下り切ると、見えてきたのは講堂のような場所だった。
しかし、異様さはあった。
其処には大小揃えられた檻があった。その中にはどこか交戦した事がある植物人間と、それによく似た怪物が大人しく檻に入っていた。彼らはこちらを見ると牢を叩き、助けてくれと懇願する。意思疎通はあるようだ。敵対的には見えない。
その内男児や女児も幾人か含まれており、部屋の様相から実験用施設として運用されていたのだろう。誰もが化け物共と似ている緑色の肌を有している。
近づくのは得策ではないと嫌でも分かるだろう。
「檻、ですね。半円形に檻があります。中には、人型が数体とボスキャラです。人型は知性がある模様。どうしますか?」
『意識がある個体で敵意が無ければ攻撃するな。__それと、ボスキャラ?』
「十メートルくらいはあるんじゃないですかね?手持ちの火器では、対応出来ないかもしれません。爆弾で吹き飛ばせばどうにかなるとは思いますけど、多分地下崩しちゃいます。生き埋めですね」
ある程度整理されているとはいえ、この辺りの地盤も加味して言えば刺激を与えたくないのが本音だ。
小火器による攻撃ならともかく、爆発物系では天井を潰し生き埋めになる可能性もある。それだけは何としても避けたい話だ。
命令の通りなら、意思疎通できる個体とは接触を避け非検体として本部へと持ち帰るのがベストなのだろうが。この際言う。アベリア小隊は、殲滅力と囮を使用した機密書類の回収を得意とした部隊だ。敵兵の一人や二人を拘束するのと、化け物となった人間を運搬する能力は無い。
解放された場合、この数十のゾンビに囲まれる可能性が高く。そんなリスクを冒す事は出来ない。
『出来る限り、爆発物は使うなよ。回収品はあったか?』
「机の上に。……なんかこれ、トラップの匂いがプンプンするんですけど」
『回収しろ。妨害が出てきた場合は、それを撃退せよ』
A1が机の上に置かれた資料を読み進め、A2がそれを支援する。
フラスコやあらゆる実験器具が置かれた状況の中で、如何やら紙片を使った実験をしている事が分かった頃。廊下に近い紙片を調べていたA1の声が上がる。
その紙片は壁にめり込むように張られており、剥がすだけでも労力のいる作業になりそうだった。主に精神面的に。出来る限り傷つけないように扱うのは、何かを壊すよりも難しい。
「ちなみにどんな?」
「回収したら、檻が上がるタイプ」
「成程」
剥がした瞬間、化け物が出てきて大惨事。
此処で俺達が抑えなければ、この国が亡びるかもしれない。まあ、コントロール権は向こうが抑えているから最悪の事態にならないとは思うが。
__ならないよな?
何て考えながら、ボスキャラ。もとい、巨大化異形体”の元へと足を運ぶ。
近くで見た異常にその姿は強大で、空を仰ぎ見る程の巨体は憧れすら抱く程だった。まあ、その姿になったと事で何をする訳でも無いし、小さいなりの利点を知っている身としては数日程度で飽きる事は分かるが。それでも壮観な姿は男心をくすぐらせる。
「__わぉ」
「__思った以上にでかくね?」
隣の相棒もそう思ったのか、仰ぎ見るその眼は少年の様なものだった。
「通常体が数十体、ボスキャラ1。専用装備を使用する」
しばらくして仕事を思い出した俺達は、自身の状況と今まで集めた情報を言伝しようと通信を試みる。
しかし、地下という事もあり繋がりそうにない。通信は諦め、独自の判断で動く事にする。
「……繋がらないね」
「って事は、現地の判断でいいだろ?」
「そう言う事になるかな?」
この巨体をどう倒すか?
幸い、巨体は此方を眺めるだけで動く気配はない。この紙片で扉を押さえている限り無害ならば、少ない時間ながらも考えを巡らす事は出来る。
「燃やしたら?」
「酸欠になって、死ぬ可能性がある。俺らが」
「縮める?」
「触ったら、俺達がアウトだな」
そして、結論は一つしかない。
余りにも俺たち好みの方法だ。
「なら、使いますか」
「どっちが使う?」
「どっちでもいいけどよ。今日の気分は銃かな?」
その時、その意味を知ったのか子供の目がこちらを見ていたような気がした。
余りにもやりずらい。こういうのは苦手だ。
「目には目にを。植物には植物を、ってね」
それは気のせいだと目を伏せ、目の前の大敵だけに目線を上げる。上半身の防護服を大雑把に脱いだ相棒が、湿気に対して文句を垂れる。
そして、大雑把にその紙を剥がした。
開け放たれた扉。先程までの理性を感じない植物人間の波が襲い掛かるようにうねる。対峙する隣人が実に嬉しそうに笑い、やる気の失せた俺は照準を向ける。
「んじゃあ、まあ。やらしてもらいますと」
「がんばれ、ファイトー」
「もっと、やる気ある応援ってないですか?」
「がんばれ、ダーリン♡」
「後で殴る!」
前方。2体の植物人間が、A1に襲い掛かる。
ライフルを捨てた狩人は、少しだけ言葉を紡ぐ。
その瞬間。
掌を起点として出現した木製の棒が、俊敏な小さな体の弾頭となる。
「強運樹」
身の丈以上に不釣り合いな”槍に近しい武具”は、その破壊力を示し頭に詰まった内容物を地面に撒き散らした。
そして、それを糧とするかのようにアベリアの草木が生やす。
砕かれた植物共も比例し、頭部さえも非異常性のアベリアに彼らは置き換わっていく。まるで己が自生する場所だとでも誇示するかのように植物が植物を殺して行く。
知識があるのか、身動きを止めた彼らにA1は伝えた。
「じゃ、撲殺を始めようか」
先行隊であるアベリアは、鍵付き扉を発見し開け地下室へ向かおうとしていた。
騒がしくなる前に扉を閉める。客人はこの国の外交官であるらしく、薬の影響で夢の中だ。
「鍵を使用した。問題なく開いたよ」
「で?一つ質問なんだけどよ」
使い終わったカギは捨てる様に、無造作に男の体を引きずるA1。
その場での放置が正しいだろと眉を顰める相方に、何時もの調子で彼は答える
「何?A2」
「これって、閉めたら出られない扉じゃないよな」
「その点は安心しなよ。鍵があるなら出入り自由」
「__カギはこのおっさんだろ?」
「なので、此処に放置って事。1時間ぐらいは夢の中だから、このままにしとくよ?」
足でつつくように男を指したA1に、異論はないと相方は答えた。
「起きるかもしれんぞ?」
「縄在ります?」
「ワイヤーならあるが?」
「何でそんな物持ってきてるんですかねぇ」
「俺の趣味」
そんなジョークを飛ばしつつ、一行は先へと進む。
目論見通り地下には光源の類が一切ない。あるのは階段横に設置されているロウ程度で、付近を照らすには十分であるだろうが、隠密任務には適さないだろう。素直にヘルメットに備え付けてあるナイトビジョンを装備し、光源無き暗闇の世界で先を見据える。
下る度に埃は舞わない為、手入れは欠かして居ないようだ。それは頻繁にこの場所が使われている事であり、どの様な用途で使われているのは想像に難くない。
『A1,2。状況を』
「扉内へ潜入。報告の通り、地下に繋がっているようです。石段が続いているので、そのまま降りてみます」
「A2だ。湿度は地上より高いくらい、温度も少し高いな。姫様の言っていた腐臭もする。連中、ため込んだ化け物は教会だけじゃなかったようだぞ。人型の可能性ありだ。この奥にも居そうだ」
異様な瘴気が漂う地下。
その先に居る存在に、少し期待をしながらも慎重に降りていく。降りる度に臭気は酷くなるが、フィルター越しのガスマスクは怪訝な臭い程度に空気を洗浄してくれる。しかしどうにも暑苦しい熱気だけは遮断しない。防護服越しに汗が滴る。
『光源は大丈夫か?』
「手元の装備で十分ですが、如何せん奥まで続いていますね。通信にも少しノイズが走ってます」
「どうやら頻繁に訪れているらしい。ロウは新しいものがいくつか見える」
周囲の状況をできるだけ情報化し、先へと足を進む。先程の男を置いていったせいか、身軽に階段を下りる事が出きる。一段、二段飛ばしをこの小さな体でやれば丸毛転げ落ちるかのような速度になる。しかし彼らの標準はブレず、唯前を見据えていた。
『了解。有事の際は専用装備の使用を許可する』
「言質取ったよ」
「暴れていいって事だよな?」
少し溜息の後に、RM1があきれたように答えた。
それは事実上。駄犬のリードを外す様な言葉だ。
『ビュッフェに遠慮も形式もいらん。好きなだけ獲れ』
その言葉に口笛を吹くA1。
感嘆の声を呟くA2。
「だ、そうだけど?」
「んじゃ、これからは暴れていいって事だろ?」
無線を切ればおしゃべりが止まらない。
これから先見つけた脅威に対して、出来る限り全てを攻撃できる権利を彼らは得た。水を得た魚の様に、彼らは意気揚々と階段を爆走する。出来るだけ静かに、されど緩やかではなく。波のような動きで全て知覚しながら。
「A3の分も残しとかなきゃかな。ストレス発散させたいよね?」
「いや、どう見たって勝手にやるだろ。あいつ」
脱兎の勢いで階段を下り切った彼らは、その光景に目を奪われた。
先程までの威勢は何処やら、階段を下り切りSRを構えたものの、その動きは突如として固まる。それは敵の攻撃でも何かしらのトラップでもなく、ただ単純に其処に広がる光景のせいだった。
「えっと……」
『どうした?』
何段か数えるのも億劫な階段を下り切ると、見えてきたのは講堂のような場所だった。
しかし、異様さはあった。
其処には大小揃えられた檻があった。その中にはどこか交戦した事がある植物人間と、それによく似た怪物が大人しく檻に入っていた。彼らはこちらを見ると牢を叩き、助けてくれと懇願する。意思疎通はあるようだ。敵対的には見えない。
その内男児や女児も幾人か含まれており、部屋の様相から実験用施設として運用されていたのだろう。誰もが化け物共と似ている緑色の肌を有している。
近づくのは得策ではないと嫌でも分かるだろう。
「檻、ですね。半円形に檻があります。中には、人型が数体とボスキャラです。人型は知性がある模様。どうしますか?」
『意識がある個体で敵意が無ければ攻撃するな。__それと、ボスキャラ?』
「十メートルくらいはあるんじゃないですかね?手持ちの火器では、対応出来ないかもしれません。爆弾で吹き飛ばせばどうにかなるとは思いますけど、多分地下崩しちゃいます。生き埋めですね」
ある程度整理されているとはいえ、この辺りの地盤も加味して言えば刺激を与えたくないのが本音だ。
小火器による攻撃ならともかく、爆発物系では天井を潰し生き埋めになる可能性もある。それだけは何としても避けたい話だ。
命令の通りなら、意思疎通できる個体とは接触を避け非検体として本部へと持ち帰るのがベストなのだろうが。この際言う。アベリア小隊は、殲滅力と囮を使用した機密書類の回収を得意とした部隊だ。敵兵の一人や二人を拘束するのと、化け物となった人間を運搬する能力は無い。
解放された場合、この数十のゾンビに囲まれる可能性が高く。そんなリスクを冒す事は出来ない。
『出来る限り、爆発物は使うなよ。回収品はあったか?』
「机の上に。……なんかこれ、トラップの匂いがプンプンするんですけど」
『回収しろ。妨害が出てきた場合は、それを撃退せよ』
A1が机の上に置かれた資料を読み進め、A2がそれを支援する。
フラスコやあらゆる実験器具が置かれた状況の中で、如何やら紙片を使った実験をしている事が分かった頃。廊下に近い紙片を調べていたA1の声が上がる。
その紙片は壁にめり込むように張られており、剥がすだけでも労力のいる作業になりそうだった。主に精神面的に。出来る限り傷つけないように扱うのは、何かを壊すよりも難しい。
「ちなみにどんな?」
「回収したら、檻が上がるタイプ」
「成程」
剥がした瞬間、化け物が出てきて大惨事。
此処で俺達が抑えなければ、この国が亡びるかもしれない。まあ、コントロール権は向こうが抑えているから最悪の事態にならないとは思うが。
__ならないよな?
何て考えながら、ボスキャラ。もとい、巨大化異形体”の元へと足を運ぶ。
近くで見た異常にその姿は強大で、空を仰ぎ見る程の巨体は憧れすら抱く程だった。まあ、その姿になったと事で何をする訳でも無いし、小さいなりの利点を知っている身としては数日程度で飽きる事は分かるが。それでも壮観な姿は男心をくすぐらせる。
「__わぉ」
「__思った以上にでかくね?」
隣の相棒もそう思ったのか、仰ぎ見るその眼は少年の様なものだった。
「通常体が数十体、ボスキャラ1。専用装備を使用する」
しばらくして仕事を思い出した俺達は、自身の状況と今まで集めた情報を言伝しようと通信を試みる。
しかし、地下という事もあり繋がりそうにない。通信は諦め、独自の判断で動く事にする。
「……繋がらないね」
「って事は、現地の判断でいいだろ?」
「そう言う事になるかな?」
この巨体をどう倒すか?
幸い、巨体は此方を眺めるだけで動く気配はない。この紙片で扉を押さえている限り無害ならば、少ない時間ながらも考えを巡らす事は出来る。
「燃やしたら?」
「酸欠になって、死ぬ可能性がある。俺らが」
「縮める?」
「触ったら、俺達がアウトだな」
そして、結論は一つしかない。
余りにも俺たち好みの方法だ。
「なら、使いますか」
「どっちが使う?」
「どっちでもいいけどよ。今日の気分は銃かな?」
その時、その意味を知ったのか子供の目がこちらを見ていたような気がした。
余りにもやりずらい。こういうのは苦手だ。
「目には目にを。植物には植物を、ってね」
それは気のせいだと目を伏せ、目の前の大敵だけに目線を上げる。上半身の防護服を大雑把に脱いだ相棒が、湿気に対して文句を垂れる。
そして、大雑把にその紙を剥がした。
開け放たれた扉。先程までの理性を感じない植物人間の波が襲い掛かるようにうねる。対峙する隣人が実に嬉しそうに笑い、やる気の失せた俺は照準を向ける。
「んじゃあ、まあ。やらしてもらいますと」
「がんばれ、ファイトー」
「もっと、やる気ある応援ってないですか?」
「がんばれ、ダーリン♡」
「後で殴る!」
前方。2体の植物人間が、A1に襲い掛かる。
ライフルを捨てた狩人は、少しだけ言葉を紡ぐ。
その瞬間。
掌を起点として出現した木製の棒が、俊敏な小さな体の弾頭となる。
「強運樹」
身の丈以上に不釣り合いな”槍に近しい武具”は、その破壊力を示し頭に詰まった内容物を地面に撒き散らした。
そして、それを糧とするかのようにアベリアの草木が生やす。
砕かれた植物共も比例し、頭部さえも非異常性のアベリアに彼らは置き換わっていく。まるで己が自生する場所だとでも誇示するかのように植物が植物を殺して行く。
知識があるのか、身動きを止めた彼らにA1は伝えた。
「じゃ、撲殺を始めようか」
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる