推しアイドルに認知されてました!

おーか

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16.推しの家に誘われました。

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藍月くんから、藍月くんの家に来ないかと誘われている。最初の時もそう言っていたけど、俺の家に来てもらうことで落ち着いたのかと思ったんだけど。

(藍月:リンさん!今度会うの俺の家にしませんか?)

(臨弥:ファンに家教えたら駄目です!マネージャーさんとかにも怒られますよ!)

(藍月:マネージャーに言ったら、リンさんと話してみたいって言ってるんですけど、電話してもいいですか?)

(臨弥:えっと、わかりました)

電話?マネージャーさんと?よくわかんないことになってきたって…戸惑っている間に電話がかかってきて、動揺したまま、通話ボタンに触れる。

「あ、もしもし!リンさん!今時間は大丈夫ですか?」

「もしもし、藍月くん、大丈夫なんだけど、俺マネージャーさんと話すの?」

「やっぱり嫌ですか?」

「いや…というか、なんで?って感じで…」

「一応人柄確認?みたいなこと、だそうです。代わって大丈夫ですか?」

「…うん、大丈夫だよ」

少しの間があって、がさがさと布擦れのような音がしたあと、落ち着いた低めの声が電話口から聞こえてくる。

「もしもし、初めまして、alfalfaのマネージャーをしております、神谷と申します。いつもalfalfaや藍月を応援してくださってありがとうございます。」

「えっと…はじめまして…司馬咲臨也です。こちらこそ、いつもalfalfaのおかげで、元気をいただけて感謝してます。」

「それで、1つお聞きしたいことがございまして、藍月に変なことされていませんか?」

「…え?…俺が何かしてないか、じゃなくて藍月くんに何かされてないか、ですか?」

「はい、藍月は危ないやつなので…」

藍月くんが危ない…うーん?俺が熱狂的なファンだから危ないんじゃなくて?
考えても、料理作ってくれたり、気を遣ってくれて、寝てても怒らないし…

藍月くん、優しいよなぁ…


「…えっと良くしてもらってます…よ?料理作ってくれたりします。」

「なるほど…現状は"まだ"大丈夫ということですね…わかりました。私の連絡先を教えておくので、藍月に何かされたり、相談があれば気軽に連絡していただければと思います。」

「えっと、わかりました。何かあればご相談させていただきます。」

「メモの準備はよろしいですか?」

「……あ、ホントに教えてくれるんですね…はい、大丈夫です…」

「080~~~~~~です。あと、メールは~~~~@~~~ なので、何かある前に相談くださるとありがたいです。一つ言わせていただくと、藍月に危機感を持ってください。」

「…はい、わかりました?」

「もういいでしょ?返してマネージャー!」

「はぁ…まぁ話せたのでいいでしょう、司馬咲さんに変なことをしないのなら、藍月の部屋でもいいです…その方がセキュリティもしっかりしていますからね。」

「やったー!!ということで、リンさん今度は俺の部屋に招待しますね!!」

「…わかりました、お邪魔しますね」

「はい!今度楽しみにしててくださいね!精一杯おもてなしするので!」

「はい、楽しみにしています。ではまた」

「はい!また!」

電話を切って、よくわからないまま、手元にある連絡先のメモを見る。マネージャーさんと何を話したんだ?

とにかく、藍月に気を付けてと言っていたことしかわからなかった。けれど、どちらかといえば逆だと思うんだよなぁ。

結局藍月くんの家に行くことになってるし。推しのプライベート空間に入れるとか…はぁ…ヤバイな。変なこと口走らないといいけど…。

_______________


「ねぇマネージャー、なんでリンさんにあんなこと言ったの?」

「…なんのことです?」

「俺が危ないとかさぁ…酷いよ!」

「…実際危ないでしょう…何するか分からないじゃないですか…ちゃんと相談してくれるといいんですが…」

「何もしないよ!!リンさんのこと大事だもん!」

「それが心配なんですよ。藍月は司馬咲さんが好きすぎるでしょう…。」 

「まぁ、否定はしないけどね」

「司馬咲さんに手を出したりしないように!これだけは絶対です…いいですね」

「はいはい、わかったよ。無理強いはしないよ。ま、リンさんがうちに来てくれるならそれでいいし」

この間、リンさん疲れてるみたいだったから。リンさんの家に押し掛けてたからね、気を使わせちゃってたし。

次は俺の家で、癒やしてあげないとね!




_______________
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