推しアイドルに認知されてました!

おーか

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17.ファンを家に招待します。

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リンさんの家にお邪魔してばかりだったし、やっぱり気を使わせてるな、と思うこともあった。

この間あった時も顔色ちょっと悪かったし、心配だよな。だから俺の家に招待することにした。俺の家で精一杯もてなして、リンさんを癒やしてあげないとな。

ライブ配信の感想もくれてたし、嬉しかったなー。それに俺のメッセージ届いたのかな?聞いてみないと。

リンさんの好きなものは、たしかクレープ…家で作るのは、ちょっと難しいかもな。出来なくは無いけど、不格好なものを出したくないし…

(藍月:リンさん!好きな食べもの教えてください!)

リンさんいつも返信早くしてくれるんだよね。返信早いのってなんか嬉しいよね。いつも気にしてくれてるのかな、つい、ニヤけちゃうね。 

あ、既読ついた。

(臨也:甘いものは好きです、でも藍月くんの作ってくれるものは、なんでも美味しいよ)

そっかー…なんでも美味しいんだ…嬉しすぎてもう頬が下がらないや。

甘いもの…パンケーキとかどうかな…?

(藍月:パンケーキとかどうですか?)

(臨也:好きですよ、見た目もなんかかわいいし)

なるほど!リンさんかわいいのも、好きなのかな?あざとい感じで攻めるのもありか…

(藍月:じゃあうちに来てもらうとき作りますね!)

(臨也:はい、楽しみです)

よし!練習がてら作ってみよう。スフレパンケーキ美味しいよなー。レシピは、と

ふーん、何失敗したんだろ…ぺっちゃんこになったけど…試行錯誤しながらパンケーキを焼くこと五、六回だいたい形になったかな。

オッケー。じゃあ次はご飯だよね。リゾットにしようかなー。リゾットは練習しなくて、大丈夫そう。よし!美味しい!

マッサージとか?疲れ取れるよね。あとはお風呂とか?

マッサージは出来るから、アロマオイルとか買っておこうかな。あとは、お風呂の1式揃えておけば、きっとリンさんを癒やしてあげられるはず!

_______________

藍月くんの家にお邪魔する当日、何も出来ないけどせめて何か持っていかないと、と思い買ったのは、地元名物のお菓子。

目の前にあるのは、セキュリティ厳重な高級マンション。明らかに手土産が分不相応だが、遅刻するよりは、と覚悟を決めてインターホンを押す。

「はーい、リンさん?」

「あ、はい」

「すぐ行きます!待っててくださいね」

すぐに出てくれた藍月くんが、迎えに来てくれるらしいので、しばし待つことになった。

やってきた藍月くんは、このマンションに住んでいるのがおかしくない程の輝きがあり、やっぱり住む世界が違うんだな、なんて少し現実逃避した。

「おまたせしました!さ、行きましょうリンさん」

「あの、藍月くんやっぱり、その俺みたいなのが入るのは良くないんじゃないかな…なんて」

「何言ってるんですか!?やっぱり俺みたいなやつの家には入りたくなかったですか?マネージャーが言うように危ないとか思いました?」

「え…いや…なんか凄すぎて…ビックリしちゃって…危ないとか思ってないし、藍月くんほど素敵な人他に知らないよ。」

「ありがとうございます!リンさん!じゃあ行きましょう!荷物持ちますよ!」

そう言って荷物をさっと取られた。…人質に取られた…ような気がしないでもない。気のせいだと思いたい…。

中も流石にきらびやかで、つい、きょろきょろしながら歩いてしまった。そんな俺の様子を隣の藍月くんが、嬉しそうに見ていた。

「お邪魔します。」

「どうぞー!」

「すっごいキレイだね」

モデルルームのような室内に、キレイだという素直な感想が漏れる。

「ありがとうございます!今日はリンさんを精一杯癒やすので、寛いでくださいね。」

リビングのソファに座らされて待っていると飲み物とともに、俺の持ってきたお菓子も出してくれた。

「リンさん!俺このお菓子すっごい好きなんですよ!知ってたんですか?」

「いや、たまたまだね、喜んでくれてよかった」

分不相応と思った持ってきたお菓子は、推しを喜ばせることに成功したらしい。よくやった!あの時の俺!!







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