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40.おはようございます。
しおりを挟む目が覚めて、目を開ける。そして視界に飛び込んできた光景に叫びそうになる。藍月くんとの距離が近い。腕回されてる…やっばい…藍月くんが寝てる。我が推しよ、美しすぎないか?
ずっと見たかった、推しの寝顔を見ることが出来てテンションが上がる。
カーテンは閉められているが、隙間から差し込む光が、ちょうど藍月くんを照らす。その光でキラキラと髪が煌めく。睫毛でキレイに縁取られた閉じられた瞳も、スッと通った鼻筋も、柔らかそうな形の良い唇も朝日の柔らかな光に照らされる。
ここは天国か…?藍月くんが天使にしか見えない…。写真を勝手に撮るのは憚られたので、目に焼き付けるようにその美しい光景を眺める。格好いい…。好きだなぁ。
そうしていると段々と顔を近づけてしまっていたらしい。危ない危ない。まだ起きてないよな。離れないと。
そう思ってを顔を離そうと身を起こそうとする…。急に藍月くんが動いて、手で頭を固定される。
「うわぁ!んっ…」
「…ん…ちゅっ…リンさん、おはよー」
待って、待って!!なにされた?!藍月くんが動いて…それで顔が近づいてきて、唇と唇が触れ…たよな。
唇…柔らかかった。さすがアイドル。
じゃなくて…と、とりあえず離れよう。もう回された手は離れていたので、そのまま起き上がる。
あー…顔が熱い。顔洗おう。歯も磨いて、それから色々考えよう。藍月くんはまだ眠そうだし。寝惚けてただけ…だよね。
_______________
ふと意識が浮上する。そして近づいてくる気配がする。リンさん…?
もしかしてキスしてくれるのかなぁ、とぼんやりと思う。近づいてきてたから待っていたんだけど、離れようとする。
そんな気配に、目を開けて、リンさんの方に手を伸ばして、頭の後に添える。そのまま顔を近づけてキスする。ふふっリンさんのちっちゃい唇可愛い。柔らかいし。
あ…リンさん出てっちゃった…。
段々と意識が覚醒してきて、ヤバいことをしたかもという自覚が出てくる。まだ好きとも言ってないのにキスしちゃった。
寝惚けたままの頭で、欲望のままにキスしてしまった。それに昨日の撮影でイチャイチャしてたから、どこか浮かれてた部分もある。それに初の手料理振る舞って貰えたりして嬉しかったし。
あー…やらかしたなぁ…。
顔を手で覆って、項垂れる。これは反省案件だ。マネージャーに怒られちゃうなぁ。これは…はぁ…。
でも、とりあえず普通にしよう。それでちゃんと話聞いてもらわないと。俺も起きて着替えよ。
とりあえず、リンさんも起きてるし、朝ごはん作らないとね。
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