推しアイドルに認知されてました!

おーか

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74.話し合いのお時間です。

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以前から決まっていた予定の一つ。alfalfaマネージャー、神谷さんとのお話の日だ。何を話すにしても、他人に聞かれて良いような話ではないため、事務所に呼び出された。藍月くんと一緒に来たんだけど彼は彼で打ち合わせがあるということで、部屋には二人きりだ。 

今までは藍月くんが間に入ってくれていたから緊張する…。


「まずは来てくれてありがとう。」

「え、あ、はい。お久しぶりです神谷さん」

「ああ、そうだな…前に会ったのは撮影の時だったな。」

「はい」

「とりあえず、あの時の報酬を渡そうか。藍月に渡そうにも、藍月は藍月でなんか不調そうだったからな…」

「あ、ありがとうございます」

「納得行く金額かは分からないが、改めてあのときは協力してくれて助かった。ありがとう」

「いえいえ、あれくらい当然のことです。」

「そんなことはないだろう。まぁ…君は謙虚なようだから、この辺にしておこう。この話をするために呼んだわけではないからな。」

「はい」

先程までは、俺をリラックスさせるために柔らかな表情を作ってくれていた。けれど、その表情を引き締める。真面目な話が始まるんだろう。俺も気を引き締めた。

「藍月と付き合っていると聞いた…本当なんだね?」

「はい、付き合ってます」

「それはまぁいいんだ。無理矢理に付き合わされている訳では無いんだな?」

「はいもちろんです。ちゃんと両思いです」 

そう断言すれば、かっちりと座っていた神谷さんがぐったりと後ろにもたれかかって、姿勢を崩す。ソファの背の上部に頭を預けている。

「ならいいんだ…はぁ…安心した…」

「えぇ…?大丈夫ですか?」

「ああ、平気だ。気が抜けただけだ。」

「なるほど…?」

「俺のこと疑いすぎですよ!!」

「わわっ…藍月くん…いつの間に」

「えへへ!急いで終わらせてきました!」

「ちゃんとやったんだな?」

「もちろんです!」

「まだ終わってないから待ってろ。」

「はーい」

「それで、話なんだが、司馬咲さんは大学3年だったか?」

「はい、そうです」

「それじゃあ相談なんだが、うちに就職しないか?」

「え…?」

「そろそろマネージャーを離れることになりそうでな。代わりの人員を探してたんだが、司馬咲さんならいいかと思ってな。まぁ、しばらく時間はある。ゆっくり考えてくれ。」

「はい…ありがとうございます。前向きに考えておきます」

「ああ、そうしてくれると助かる。」

「リンさんがマネージャーになってくれたら俺めちゃくちゃ頑張ります!!」

正直とても有り難い話だった。特にやりたいこともなかったし。大好きなalfalfaの役に立てるなら、とても良いと思う。ただ少し悩むのは、藍月くんとずっと一緒となると、集中出来ない可能性が大いにあるということだ。仕事とプライベートを混同してしまいそうだ。


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