77 / 104
75.引っ越し前日になりました。
しおりを挟むマネージャーに勧誘してもらってから、数日後…。お引っ越しの前日だ…。どうしようか。まだグッズ持ち出しきれてないんだけど…。あり過ぎるんだよなぁグッズ。まぁ見るだけで元気になれる大事なグッズ様たちだ。
藍月くんは離れてくれないし。うぅ…見られるのは避けられないか。というわけでもう諦めて、箱詰めを手伝ってもらっている。
「リンさん、これって…」
「ああっ!!見ちゃった?」
「うん…俺達のグッズ!買ってくれてるのは知ってましたけど…見たことなかったから、捨てられてるのかと…」
「そんなことするわけないよ!!」
「えへへ!嬉しいです!でもなんでこんなところに?」
「だって…こんなにグッズだらけの部屋見られたら引かれると思って…」
「引かないですよ!」
「そっか…でもなんか恥ずかしくて…」
「ふふっ可愛いですね」
撫でられた…。まぁ、引かれなかったならいいんだけど。でも…でもこれって、なんか好きだって…バレバレっていうか!!量も量だし、藍月くんのこと大好きなの丸わかり過ぎない?
うぅ…下着も何もかも全部見られてるんだしもういいか…。今更嫌われない気がする。もう全部見られたわ…。
「リンさん…?これは?」
振り返れば、絶対零度の笑みを浮かべた藍月くん…なんで…?怖いって!何もないと思ったばっかりなんだけど…。わかんないけど、素知らぬ顔で聞いてみよう。うん。
「え?なにかあった?」
手に持っているのは、alfalfaと同時期ぐらいにデビューしたアイドルグループのキーホルダーだった。
「これ、他のグループのグッズですね?」
「ああ…なんだそれかぁ…焦った…」
「焦ったって他にも何かあるんですかねぇ?それにこれについても言及したいんですが?」
「それは、雑誌の付録だよ。alfalfaが載ってる雑誌だったから買ったんだよ。それについてきただけ。」
「ホントですか?」
「本当だよ。証拠にそれ一つしかないでしょ?」
「じゃあ焦ったってなんですか?」
「だって藍月くんのあんな顔初めて見たから…俺の記憶にない何かがあったのかと思って焦っただけだよ」
「そっかぁ…ならいいですけど、俺浮気は嫌ですからね」
「しないよ」
「はい!ずっと俺達の、俺のファンでいてくださいね!」
「うん」
他のグループのグッズがあるだけで嫉妬しちゃうのかぁ。可愛いなぁ藍月くん…。ちゃんとalfalfaのファンでいるさ。デビューから今までだってずっと応援してきたんだから。
「よし!あと少しで終わりますね!」
「うん、手伝いありがとね」
「はい!休憩しましょうか?」
「だね、お茶いれるね」
「はい!」
夜までかかって荷物を詰めるのは終了した。この家には使えるものは残していないので藍月くんの家に帰る。明日は本格的に引越し屋さんが来て引っ越しだ。
「えへへー!明日からずっと一緒、ですね?」
「そうだね…」
「嬉しいです!!同棲っていいですね!」
「ふふっまだしてないでしょ…」
「はい!明日ですね!」
「うん」
_______________
お気に入り、ブックマーク、感想などありがとうございます!
10
あなたにおすすめの小説
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる