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77.お久しぶりです。
しおりを挟む遠野さんに手伝ってもらっているのは知っていたけど、まだ終わらないだろうなって思ってたのになぁ。連絡してみればもう終わっていたらしい。手伝おうと思って頑張って早く仕事終わらせたんだけど…。
でもまだ遠野さんがいるみたいだから、御礼にご飯をご馳走させてもらうことになった。何が好きかわからなかったけど、焼肉なら間違いないだろうと、高級肉とサンチュや玉ねぎなどを買って帰る。
「ただいまー!」
声を掛ければ、中からリンさんが出てきてお出迎えしてくれる。これがこれから毎日!!幸せだなぁ!
「ん、おかえり藍月くん」
「リンさん!ただいま!」
二人でリビングに戻れば、遠野さんがソファでぐったりしていた…。引っ越し手伝ってくれたから疲れたのかな…?ちらりとこちらに視線を向けられたので、とりあえず挨拶をしておく。
「お久しぶりです、遠野さん!焼肉好きですか?」
「焼肉?マジか!いいねー!」
遠野さんのテンションがあがったように見える。喜んでもらえたなら、焼肉にしてよかった!
「彼方焼肉そんなに好きだったのか?」
「まぁな、高級肉は誰が食っても美味いだろ。それに人の金だし」
「お前は…現金すぎるだろ…」
「じゃあすぐ準備しちゃいますね!」
キッチンに入って買ってきた材料を取り出していく。サンチュは軽く水で流して、皿に盛る。
リンさんの口がちょっと悪い?友達といるときはこういう感じなんだな。はじめて見るリンさんの一面もいいなぁ、と思いながらも手を止めずに肉や、野菜を切っていく。リンさんの知り合いといるところってほとんど見たことないから、新鮮な感じだ。
ホットプレートを出して、コンセントにつなぐ。取皿と肉、肉用のトングとともに机に持って行く。あとは、飲み物とご飯と野菜かな。
「もう少し野菜とかあるので、先に焼き始めちゃってください!」
「さんきゅー」
「ありがとう藍月くん。手伝おうか?」
「いえいえ、大丈夫ですよ!すぐ終わるので!飲み物は何にします?お茶とお水と紅茶とか…ジュースも一応…」
「あー、シバ任せた」
「はぁ?まぁいいけど。藍月くん飲み物は自分でやるからいいよ」
「じゃあ、おまかせしますね!」
「うん」
「ご飯どのくらい食べますか?」
「んー普通に一杯で」
「リンさんは?」
「俺も一緒で」
「はい、ちょっと待っててくださいね!」
ご飯や飲み物、その他の野菜も揃ったので、改めて席につく。俺はリンさんの隣で正面に遠野さんが座った。リンさんも美味しそうに食べてたし、遠野さんもバクバク食べてたので、良かったと思う。俺の買ってきた分はキレイになくなっていた。
多少は御礼になったかな?
食事をおえて、少し落ち着いたところで、俺は遠野さんに改めて頭を下げた。
「この間は本当にありがとう御座いました。」
「いーってやめろよ、堅苦しい。」
「でも…」
「彼方そういうの苦手だからな」
「そうなんですか?」
「ああ、なんとなくな。ま、もう礼はしてもらったし。」
「はい、また食べに来てくださいね!リンさんの友達なんですから!歓迎しますよ!」
「おう…まぁ…そのうちな…」
「ま、気楽に来いよ」
「同棲してる家になんか来たくねぇよ…惚気けられるし…」
「…わるかった…」
「ま、シバだけなら外でもいいだろ」
「だな、有名人じゃねぇし」
「うぅ…仲間はずれにしないで下さいよ!」
「ごめんごめん藍月くん。また連れてくるから」
「まぁ、たまになら邪魔するわ」
「はい!楽しみにしてますね!」
「…おう」
こんな感じの話をして遠野さんは帰っていった。また遊びに来てくれるらしいので、そのときはまたご飯を振る舞おう!楽しみだなー
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