推しアイドルに認知されてました!

おーか

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81.寂しいです。

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一緒に住んでいるのだから、一緒にいる時間も当然増えると思っていた。が、現実はそう甘くないようだ。それもこれも自業自得といえばそうなのかもしれない。

テスト勉強だって大事なのは事実だし、最近は藍月くんも忙しそうで…。一緒に住む前よりも距離を感じる。俺が同棲開始初日に、勉強してて避けちゃったからかなぁ…。藍月くんもその時はダンス練習とかしてて気まずくならないようにしてくれたんだけど。

それ以降は全然一緒にいれないんだよね。家に帰ってくるのも明らかに遅くなったし…避けられてるのかな…。それでもご飯は作ってくれるし…藍月くんのことが分からない。別の人間なんだから当然と言えば当然なんだけど。

うぅん…こういうときどうすればいいのか分からない。恋愛経験なんかないからなぁ…はぁ…今度彼方に相談してみようかな。惚気だって嫌がられそうだけど。

今日藍月くんたちが投稿してて、楽しそうな様子が見れて嬉しいとともに寂しくなった。俺は恋人な筈なのになぁとか…。俺は最近こんな顔見れてないなぁとか。アイドルの藍月くんも大好きなことに変わりはないけど。これは嫉妬…だよな…。

でも…俺から歩み寄る努力も必要だよな。いつも藍月くんからだったんだし。何かしてみるか!ご飯一緒に食べようって誘ってみよう。会話もしたいし。

(臨也:今日藍月くんが帰ってくるの待ってるから。一緒にご飯食べない?)

(藍月:はい!わかりました!急ぎます!)

(臨也:そんなに急がなくてもちゃんと待ってるから)

(藍月:はい!)

「よかった…拒否されなくて…」

嫌われてはない…んだよな…。それに、藍月くんってモテるから浮気とか…うーん…ないか…ないな。とりあえず買い物行ってくるか。そんで、藍月くんに美味しいもの食べさせてあげよ。

ピコン

(神谷:少し話したい。電話してくれると助かる)

神谷さん…?なんで?いや、とりあえず電話してみるか。


プルルル

「あーもしもし、早かったな」

「あぁ、はい…丁度見てたので。何かあったんですか?」

「ああ、司馬咲さんに少しお願いがあってな。」

「はい…」

「要件を簡単に言うとまた撮影を手伝ってほしいんだが…」

「ええっ!?なんで俺なんです?」

「君に出てもらった雑誌好評だったんだ。特に藍月の表情がいいってな。だから今回は別の物だが、藍月の良い表情を引き出してくれると助かる。」

「はぁ…俺なんかでお役に立てるなら…」

「いいのか?なんだか忙しそうだと聞いていたんだが?」

「それは…その…大丈夫です」

「まぁまた日程は追って連絡する。よろしく頼む」

「はい」


買い物に行く前になんか凄いことになったな。俺が藍月くんに良い顔させられるっていうのは嬉しいんだけど、俺だけに見せてくれる顔が全世界に公開されるのは…今はちょっと嫌だ…な。



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お気に入り、ブックマーク、感想などありがとうございます!
寂しいって言えない受けってなんか好きなんです…。我慢するのってなんか健気で…いいですよね…。
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