転生したら猫獣人になってました

おーか

文字の大きさ
158 / 239

156.魔術学園7

しおりを挟む






今日から体験授業が始まる。それと同時に学園生活の幕開けだ。ウェンさんに久々に訓練見てもらったおかげで全身痛いけど…テスラさんと手を繋いで歩けたので、朝からテンション上がってる。

「テスラさん、送ってくれてありがとう!行ってきます!」

「あぁ、頑張っておいで。また帰りに迎えに来る」

「うん、ありがとう!」

今日も朝からテスラさんと過ごせたし今日も良い一日になりそう!学園内に入って、自身の教室へ向かう。人はいっぱい居たけど…随分静かだな。…なんか空気感がピリピリしてる…。

「おはようナルア」

「あ!おはようククル」

「む、なんだか元気だな?」

「えへへ!わかる?テスラさんと直前まで一緒だったからね!」

「恋人と仲睦まじいな?惚気は程々にしてくれ」

「あはは!ごめんごめん!そういえば、会ってくれるって言ってたよ。ククルはいつが良い?」

「そうか、それは良かった!今日にでも会えるぞ?」

「分かった。じゃあ帰り一緒に来て。今日も迎えに来てくれるから」

「お前の恋人は余程お前が心配なのだな」

「んふふ!愛されてるからさ!」

「程々にと言ったばかりなのだが…?」

「あ、ごめん!ところで、ククルはどの授業受けるの?」

「そうだな…取り敢えず、剣術、体術、魔法実践の3つは取るつもりだ。」

「なるほど…俺はどうしようかな…」

剣術とか体術は取らなくてもいいかな。俺の体術とかって元になってるのが暗殺術だし、とっても身にならなそうだし…。ウェンさんに時間がある時に見てもらったほうが効果的だろうな。

魔法実践は…テスラさんに教わってるしなぁ。他の授業のほうがいいかも。

「行くぞ。魔法実践の授業は訓練場で行われるからな。」

「え!?ちょっ…俺は受けるって言ってな…わわっ!」

ククルに引っ張られて、訓練場に連れてこられた。生徒でいっぱいだ。魔法実践は人気授業のようだな。とは言っても、担当できる生徒数は決まっているので、先生が志望してきた生徒の中から選ぶらしい。もちろん、先生によって人気も千差万別だ。

やっぱり人気があるのは、沢山の魔法を使うことのできる先生だ。高位の魔法を扱える人のほうが教えるのも上手いとは限らないと思うんだけど…。

「この授業は俺が担当するぜ。一般的には豪炎のグレンとか呼ばれてるな。まぁよろしく頼むぜ。今日は体験だからな。どんだけの生徒が集まるかわかんねぇが、俺は火魔法の指導が得意だ。それ以外は…まぁ他の奴の魔法実践の授業取ったほうがいいだろうな。」

先生らしい人が前に立って話しているが、随分と可愛らしい人だ。ぴょんと立った大きな耳が特徴的で、目も大きくクリクリしてる。背の高さは俺と同じくらいか?元気な人だなって印象だ。それに若そうだし。ウェンさんと同じくらいかな。

「因みに生徒数が多くなった場合、選ぶ基準は火魔法の才能次第だ。今出来なくても伸び代があればよし!んじゃまぁ、一旦俺の火魔法見せとくか。お前ら、端に寄っとけ。」

生徒たちがサッと端によると、先生が掌を前に出す。聴き取れなかったが、詠唱を唱えたあと上級魔法が発動した。うわぁ…練度高いな。上級の威力としては最高かも。

「「「「「「「「ワアアアア!!」」」」」」」」

生徒たちの歓声を受けて、先生がニッと笑う。

「まぁ、こんなもんだ。もっとすげぇのは流石にここじゃあ使えねぇからな。」

「凄かったねククル」

「ああ、俺はこの授業に決めることにする。」

「そっか。でも俺はこの授業取らない。」

「…何故だ?」

「んー…俺はテスラさんに教わってるから。」

「ふむ、まぁ人それぞれだな。俺は火魔法が一番得意だからな。それを伸ばそうと思う。」

「そっか。」

「お前らも魔法を使ってみるか!取り敢えず並べ。んで、火魔法使え。俺が指導してやる。今日できるのは簡単な指導だけだけどな。」

「「「「「「「はい」」」」」」」

ククルの後ろについて、ククルが魔法を使うのを見ていた。ククルが発動したのは先程グレン先生が使っていた上級魔法だ。まぁまぁの威力だな。けど、詠唱が長い。実戦で使うには工夫が必要だろうな。などと考えながら、ぼーっとしていた。

強い視線を感じて振り返れば、狐の子がいる。もしかして仲良くなれたり…いや、ウェンさんに駄目って言われてるもんな。やめておこう。

「ナルア、お前も使ってみろ。」

「ん、うん」

えっと…一番低級の魔法でいいか。ボワっと出た火が飛んでいく。ククルは納得していないみたいだ。

「何故強い魔法を使わんのだ。お前ならもっと出来るだろう?」

「目立ちたくないからさ。」

「何言ってんだ、俺はちゃーんと見てたぜ?」

あれれぇ?グレン先生、なんでいるのかなぁ?見られてたのか。

「…グレン先生…あ、アドバイスとか頂けるので?」

「いや?お前俺よりよっぽど魔法使えんだろ?たとえ低級でも無詠唱且つその発動スピードはすげぇよ?」

「…黙秘します…」

「フハハ!まぁいい。もし俺の授業取るなら、お前たちは絶対取ってやるからな。」

「よろしく頼む」

「おうよ!取り敢えずお前らに指導は要らなそうだからな。勝手にやっとけ。んじゃ次」

えぇ!?先生そんな感じでいいの?まぁいいか。次に行く授業でも考えとこ。今の所目をつけてるのは、魔法陣、契約魔法、制約魔法、複合魔法とかなんだけど、次受けられるのは、契約魔法があるな。

よし、次は契約魔法行ってみよ。

「ククル、俺次契約魔法行ってくる」

「俺も行こう」

「お!じゃあ一緒に行くか」

「ああ」



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

巣ごもりオメガは後宮にひそむ【続編完結】

晦リリ@9/10『死に戻りの神子~』発売
BL
後宮で幼馴染でもあるラナ姫の護衛をしているミシュアルは、つがいがいないのに、すでに契約がすんでいる体であるという判定を受けたオメガ。 発情期はあるものの、つがいが誰なのか、いつつがいの契約がなされたのかは本人もわからない。 そんななか、気になる匂いの落とし物を後宮で拾うようになる。 第9回BL小説大賞にて奨励賞受賞→書籍化しました。ありがとうございます。

【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります

ナナメ
BL
 8歳の頃ここが『光の勇者と救世の御子』の小説、もしくはそれに類似した世界であるという記憶が甦ったウル。  家族に疎まれながら育った自分は囮で偽物の王太子の婚約者である事、同い年の義弟ハガルが本物の婚約者である事、真実を告げられた日に全てを失い絶望して魔王になってしまう事ーーそれを、思い出した。  思い出したからには思いどおりになるものか、そして小説のちょい役である推しの元で幸せになってみせる!と10年かけて下地を築いた卒業パーティーの日ーー ーーさあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!  魔王になりたくないラスボス(予定)と、本来超脇役のおっさんとの物語。 ※体調次第で書いておりますのでかなりの鈍足更新になっております。ご了承頂ければ幸いです。 ※表紙はAI作成です

転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜

隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。 目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。 同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります! 俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ! 重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ) 注意: 残酷な描写あり 表紙は力不足な自作イラスト 誤字脱字が多いです! お気に入り・感想ありがとうございます。 皆さんありがとうございました! BLランキング1位(2021/8/1 20:02) HOTランキング15位(2021/8/1 20:02) 他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00) ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。 いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!

梅村香子
BL
バカ王子の名をほしいままにしていたロベルティア王国のぽっちゃり王子テオドール。 あまりのわがままぶりに父王にとうとう激怒され、城の裏手にある館で謹慎していたある日。 突然、全く違う世界の日本人の記憶が自身の中に現れてしまった。 何が何だか分からないけど、どうやらそれは前世の自分の記憶のようで……? 人格も二人分が混ざり合い、不思議な現象に戸惑うも、一つだけ確かなことがある。 僕って最低最悪な王子じゃん!? このままだと、破滅的未来しか残ってないし! 心を入れ替えてダイエットに勉強にと忙しい王子に、何やらきな臭い陰謀の影が見えはじめ――!? これはもう、謹慎前にののしりまくって拒絶した専属護衛騎士に守ってもらうしかないじゃない!? 前世の記憶がよみがえった横暴王子の危機一髪な人生やりなおしストーリー! 騎士×王子の王道カップリングでお送りします。 第9回BL小説大賞の奨励賞をいただきました。 本当にありがとうございます!! ※本作に20歳未満の飲酒シーンが含まれます。作中の世界では飲酒可能年齢であるという設定で描写しております。実際の20歳未満による飲酒を推奨・容認する意図は全くありません。

性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!

モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。 その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。 魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。 その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?! ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。

冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる

尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる 🌟第10回BL小説大賞(2022年)奨励賞。2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟 ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。 ――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。 お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。 目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。 ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。 執着攻め×不憫受け 美形公爵×病弱王子 不憫展開からの溺愛ハピエン物語。 ◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。 四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。 なお、※表示のある回はR18描写を含みます。 🌟第10回BL小説大賞での応援ありがとうございました! 🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。

処理中です...