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162.発情期
しおりを挟む夜も更けてきた頃、発情期がやって来たようだ。すっごいムラムラする…発情期ってこんな感じなんだ…そりゃあ抑えられないよなぁ。耐えられない。今にでもテスラさんをひん剥いて跨りたいくらいだ。
そんな俺を寝室に連れて行ってくれたテスラさんにベッドに押し倒される。普段ならもう顔真っ赤になって逃げ出しているかもしれない。でも発情期真っ只中の俺は、触って欲しくてたまらない訳で…もどかしくておねだりする。
「テスラさん…早く…触って…」
「…くっ…ナルア…不味いな…ここまでフェロモンが強いとは…」
「ねぇ…まだ?…ん…」
「ふぅ…出来るだけ優しくするが…私もあまり余裕がない。あまり煽らないでくれ…」
「ふぁ…んぅ…ちゅー…きもちい…」
興奮している…けれどそんな状況でも優しいキスをしてくれる。くちゅくちゅとやらしい音がして、そんな音にさえ感度が高まっていくみたいで…とても気持ちいい。
キス好きだなぁ。でもこれじゃ足りない。もっともっとテスラさんが欲しい。
「ねぇ…テスラさん…服邪魔…」
「ん…そうだな。脱がせるぞ」
「うん」
優しく俺の服を脱がせてくれた。そして自身の服を少し荒っぽい仕草で脱ぎ捨てた。普段は丁寧な仕草だから珍しい。普段とのギャップがあってドキリとさせられる。あぁ、とっても格好いい。均整のとれた美しい肉体だ。テスラさんって魔法を重視して戦うことが多いけど、ちゃんと筋肉ついてるんだよね。
「ナルア、触るぞ」
「うん…んっ…あ…」
テスラさんの手に上半身を撫でるように触れられる。感度の上がった身体は少しの刺激で敏感に反応する。頬から首筋、鎖骨、胸と滑るように手が撫でていく。
「ん…テスラさ…ん…」
「ナルア…」
「んん…はやくしたい…下も触って!」
「全く…耐え性のない…それに煽るなと言った筈だが?」
「優しくなくても…いいよ…?」
「…駄目だ…」
ナルアのフェロモンに興奮した身体を理性で押さえつけ、努めて優しく触れていく。しかし…ナルアは困った子だ…。私が今までまだ幼いからと堪えてきたというのに…発情期が来た途端こんなにも煽ってくるんだからな。
きっと私は欲にまみれた目をしているのだろうな。魅力的な身体を前にしてこれだけ堪えられている己の胆力には我ながら驚いている。少し触れただけでも反応するナルアが愛おしい。
初めては大切にしてあげたいんだがな…。もっと前戯もきちんとする予定だったんだが…仕方がない…お互いもう我慢できそうにない。ナルアの大きくなったそこに手を伸ばす。
「んああ!!…ん…きもち…い…」
「ナルア…私にも触ってくれるか?」
「ん…うん…テスラさん…あぁ…ん…テスラさんも…気持ちくなって欲しい…」
辿々しい手つきでナルアが私のものに触れる。焦らされているかのような強さで擦られもどかしい。しかしナルアに触れられているというだけで快感が込み上げる。
「ん…ナルア…一緒に」
「うん…はっ…んん…」
ナルアのものと重ね合わせて、ナルアの手の上から包むように手を重ねて、先程よりも強めに扱く。乱れていく息。それに合わせて段々と手の動きも激しくなっていく。先走りの溢れたそこから水音が聞こえる。
「あ…いく…ああ!…んぅ…テスラさん…一緒に…あぁッ…イきたい…」
「あぁ…私も…ふっ…イきそうだ…」
「んん!…ンアァッ!!…ん……はっ…ぁ…」
「くっ……ふっ……ふぅ…」
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