【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~

柊彼方

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レッツ魔王城2

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「「「「……………………」」」」

 俺たち四人は何故か食堂ではなくXクラス専用の食事処で昼食をとっていた。
 とても好立地な場所だ。学生の分際で専用なんて考えられない。

 まぁ本当はXクラスなんかと一緒に食事をとりたくない。との学生の希望で作られた食堂なのだが。

 本当ならこの広々とした空間に俺も喜んでいるはずなのだが、今はとても少し息苦しい。

 何故なら誰も、一言も話をしようとしないからだ。
 そして、無言のまま十分程度経った。

「…………ああ! もう! マジでしんどいんですけど!」

 グレーは我慢が出来なくなったのだろう。
 スプーンを置きながらそう口にした。

「単刀直入に聞く。アレンは何者なんだ? 出来たら本当のことを話してほしい。俺たちは絶対に口外しない。ってかする人もいないからな」

 最後は自傷気味に言ったグレーに賛同するようにサテラとミーナも俺の方を向いてぶんぶんと首を縦に振った。
 
 流石にこれから何年間も過ごす級友だ。
 嘘をついて誤魔化すのも無理がある。

「俺は……………………」

 そう思った俺は俺が人間であること以外すべて真実を話すことにした。




「あの魔王様がお父さん⁉ 最高じゃねぇか!」
「ということは魔王城の書庫も自由に行き来できるの? ねぇ私も魔王城に入れてもらえたりしないかしら?」
「…………辛かったの。よく頑張ってきたの」

 グレーとサテラが興奮気味、いや、アドレナリンをドバドバ出しながらニヤニヤしている。
 また、唯一、ミーナだけは俺の心配をしてくれた。

 正直、俺は怖かった。
 魔王の息子だからといって距離をとられるのが。
 だがそれは愚問だったようだ。

「じゃあ行きましょうか。魔王城に」
「「マジで⁉」」
「いいの?」

 三人は椅子から勢いよく立ち上がり、息がかかりそうなほど俺に近づいてくる。

 魔王は友達が出来たら、魔王城に連れてきてもいいと言っていた。
 また、先ほどのラークのことも報告しなければならない。

「はい。じゃあ手を握ってもらえますか?」

 三人はまるでもうすぐおやつを貰える子供のような表情で俺の手を握った。
 俺はそれを確認すると魔法の名を口にする。

「【テレポート】!」

 俺が魔法を行使すると、視界から色が失われ視界が真っ黒に包まれた。

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