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作戦は続く!!次は黄金の右足を持つ大本命!!
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(それにしても、上のお義姉様の右足に対抗できるほどのガラスの靴、……素材の割合を忘れてしまったのが、仇となったわ……。)
先程挑戦した義姉の勇姿を近くから見守り、練習の時のように割れなかった靴に、何とも言えない気持ちが湧き上がった。
(……お義姉様が提案してくれた最初の作戦は、あまりにも無謀で、お義姉様の身を危険に晒すものだったし、これでよかったのよ。それに作戦の本命は下のお義姉様よ!お願い頑張って!!)
提案された作戦が失敗したことで、義姉が近衛騎士達に捕まらずに済んだことに大きな安堵を覚えると、その直ぐ後に、もう一人の義姉が、戦い抜いた義姉と入れ違うように特設された台へと上っていく。
新たな挑戦者の後ろ姿を見届けたシンドラは、波に逆らうように群集を掻き分けながら、最後尾を目指し歩き出した。
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
「まぁ!!これは私の靴だわ!!」
「はい、分かりました。後ろ詰まってますよー。」
台の上に立った姉2は姉1と同じように所有権を主張すると、近衛騎士により、先程よりも蔑ろに流された。
そして、細かなガラスでできたビーズで刺繍が施された小さく華奢な靴から右足を抜き、少し幅広で大きめなガラスの靴に足先を入れた。
(お姉様の頑張りを無駄にはしないわ!!唸れ!私の小さき右足!!)
‘’スポッ‘’
「入ったわ!!」
「……随分と余裕がございますが。」
(ええ、それは分かってるわ。……勝負はここからよ!!)
いとも簡単にするりと入った大きさに余裕があるガラスの靴に、近衛騎士からダメ出しされたが、そんな事は、シンドラの靴を履き続けていた姉2には分かっていたことだった。
そしてガラス靴の中で足をモゾモゾと何かを確かめるように動かし始める。
(妹よ!あんなに努力していた貴女達にならできる!!…そしてあの子も!!)
その様子を下から眺めていた姉1は姉2に大きな期待の眼差しを向け祈っていた。
「……本当ですわ、今脱ぎますわ、ね!!!!」
姉2は幅に余裕のあるガラスの靴の芯を捉え、正確性に長けた黄金の右足に勢いをつけると素早く垂直に高く蹴り上げた。
「いやそんな勢いつけなくても足を抜くだけ…!?なにしてんだーーーーー!!!」
(行っけーーーーーー!!!)
そして、ブカブカだったガラスの靴は後ろへと吹っ飛んでいった。
ーーキラーン!!!
その予想だにしない姉2の行動に近衛騎士は始めは冷静に見ていたが、足元にあったはずの靴がないことに慌て空を見上げると、既に靴は太陽の光を浴びながら放物線を描き飛んでいた。
「どうしましょう!!??抜く足の勢いが余ってしまったわ。」
「いやいやいやいやいや!!!!流石にそれは無理がありますって!」
うっかりを主張する姉2に、近衛騎士は片手を前に出して何度も左右に振り、意図的であると主張してきた。
(後は任せたわよ!!!)
その行動を見ないふりで決め込むと、既に遠く高い上空を進むガラスの靴を見つめながら、姉2は、永遠とも言えるこの練習を続けたペアである妹にこの結末の全てを託した。
(……流石お姉様!!バッチりよ!!さぁコイ!!)
ガラスの靴は民衆の最後尾に移動したシンドラに向かって、真っ直ぐ飛んでくる。
距離を確認し、少し後ろに下がり待機場所を決めると、作業用のワイドパンツを着用した両足を広げた。
上空で煌めく一点の光を見据え、パーカーの袖を捲り上げると、近づいてくるガラスの靴に全神経を集中させる。
そして‘’今‘’というタイミングで靴を手にするため思いっきり両手を高く上げて飛び上がった。
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
「これは……どうするんだ?」
騎士団長は今日が待ち遠しく、前日の夜遅くまで起きていた、椅子に背を預け動かない王子に視線を向けたーー。
先程挑戦した義姉の勇姿を近くから見守り、練習の時のように割れなかった靴に、何とも言えない気持ちが湧き上がった。
(……お義姉様が提案してくれた最初の作戦は、あまりにも無謀で、お義姉様の身を危険に晒すものだったし、これでよかったのよ。それに作戦の本命は下のお義姉様よ!お願い頑張って!!)
提案された作戦が失敗したことで、義姉が近衛騎士達に捕まらずに済んだことに大きな安堵を覚えると、その直ぐ後に、もう一人の義姉が、戦い抜いた義姉と入れ違うように特設された台へと上っていく。
新たな挑戦者の後ろ姿を見届けたシンドラは、波に逆らうように群集を掻き分けながら、最後尾を目指し歩き出した。
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「まぁ!!これは私の靴だわ!!」
「はい、分かりました。後ろ詰まってますよー。」
台の上に立った姉2は姉1と同じように所有権を主張すると、近衛騎士により、先程よりも蔑ろに流された。
そして、細かなガラスでできたビーズで刺繍が施された小さく華奢な靴から右足を抜き、少し幅広で大きめなガラスの靴に足先を入れた。
(お姉様の頑張りを無駄にはしないわ!!唸れ!私の小さき右足!!)
‘’スポッ‘’
「入ったわ!!」
「……随分と余裕がございますが。」
(ええ、それは分かってるわ。……勝負はここからよ!!)
いとも簡単にするりと入った大きさに余裕があるガラスの靴に、近衛騎士からダメ出しされたが、そんな事は、シンドラの靴を履き続けていた姉2には分かっていたことだった。
そしてガラス靴の中で足をモゾモゾと何かを確かめるように動かし始める。
(妹よ!あんなに努力していた貴女達にならできる!!…そしてあの子も!!)
その様子を下から眺めていた姉1は姉2に大きな期待の眼差しを向け祈っていた。
「……本当ですわ、今脱ぎますわ、ね!!!!」
姉2は幅に余裕のあるガラスの靴の芯を捉え、正確性に長けた黄金の右足に勢いをつけると素早く垂直に高く蹴り上げた。
「いやそんな勢いつけなくても足を抜くだけ…!?なにしてんだーーーーー!!!」
(行っけーーーーーー!!!)
そして、ブカブカだったガラスの靴は後ろへと吹っ飛んでいった。
ーーキラーン!!!
その予想だにしない姉2の行動に近衛騎士は始めは冷静に見ていたが、足元にあったはずの靴がないことに慌て空を見上げると、既に靴は太陽の光を浴びながら放物線を描き飛んでいた。
「どうしましょう!!??抜く足の勢いが余ってしまったわ。」
「いやいやいやいやいや!!!!流石にそれは無理がありますって!」
うっかりを主張する姉2に、近衛騎士は片手を前に出して何度も左右に振り、意図的であると主張してきた。
(後は任せたわよ!!!)
その行動を見ないふりで決め込むと、既に遠く高い上空を進むガラスの靴を見つめながら、姉2は、永遠とも言えるこの練習を続けたペアである妹にこの結末の全てを託した。
(……流石お姉様!!バッチりよ!!さぁコイ!!)
ガラスの靴は民衆の最後尾に移動したシンドラに向かって、真っ直ぐ飛んでくる。
距離を確認し、少し後ろに下がり待機場所を決めると、作業用のワイドパンツを着用した両足を広げた。
上空で煌めく一点の光を見据え、パーカーの袖を捲り上げると、近づいてくるガラスの靴に全神経を集中させる。
そして‘’今‘’というタイミングで靴を手にするため思いっきり両手を高く上げて飛び上がった。
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「これは……どうするんだ?」
騎士団長は今日が待ち遠しく、前日の夜遅くまで起きていた、椅子に背を預け動かない王子に視線を向けたーー。
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