【完結】悪役令嬢に転生したので破滅回避!……したはずが、王太子が執着してきます

気づいたら、乙女ゲームの悪役令嬢レティシアに転生していた。
このままだと、ヒロインを虐めた悪役として婚約破棄&国外追放 or 処刑という最悪の未来が待っている……!

(そんなの絶対イヤ!!)

そこで私は、ゲームのシナリオ通りに動かず、王太子であるエドワード殿下に関わらないよう地味に生きることを決意!
悪役令嬢ポジションから外れることで、無事に婚約破棄も回避して、未来は安泰のはずだった……。

なのに――なぜか王太子殿下が執着してくるんですが!?

「最近、お前は私を避けているな?」
「……え、あの、気のせいでは?」
「いや、わかる。お前が私から離れようとしていることぐらい」

冷酷で有名な王太子殿下は、ゲームではヒロインと恋に落ちるはずだったのに、
なぜか私の動きをいちいち監視し、無理やり側に置こうとしてくる。

しかも、周囲の男たちを牽制し、ひたすら私だけを甘やかしてくるという異常な執着っぷり。

(ちょっと待って、この人こんなキャラだったっけ!?)

――こうして、破滅エンド回避のはずが、
まさかの「王太子の溺愛エンド」に突入してしまいました!?
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