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王太子の再来、そして私に向けられる疑惑と……初めての嫉妬
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レオンハルト様に拾われてからというもの、私の生活は一変した。
あれほど冷たく見えたこの王宮で、私は今、**“守られている”**と実感している。
けれど——この穏やかな日々が、いつまでも続くとは思っていなかった。
そして、それは案の定、唐突に訪れた。
⸻
「アリア=ルヴィエール様に、王太子殿下より謁見のご要請がございます」
その名を聞いた瞬間、私は凍りついた。
——王太子、カイル=フォン=レグナード。
かつて私と婚約していた人。そして、私を断罪し、すべてを奪った人。
あの人が、私に会いたいと……?
⸻
「断ってください。私は今、レオンハルト様の保護下にあります。会う必要はありません」
そう言った私に、レオンハルト様はただ静かに頷いた。
「お前の意志を尊重する。だが、奴の目的が気になるのも事実だ」
「……罠、でしょうか?」
「恐らくは。王太子が今さらお前に関心を向けるとは思えん。裏がある」
彼の言葉に、私は頷くしかなかった。
だがその一方で、心の奥にかすかな動揺が残った。
あの人が、私に何を言いたいのか——知りたくなかったわけでは、ない。
⸻
数日後。私の意思に反して、王宮内で偶然を装った“再会”が起こった。
場所は、王宮の小さな回廊。私は側仕えのリゼと散歩中だった。
「……久しいな、アリア」
その声が背後から響いたとき、私は全身が硬直するのを感じた。
振り向けば、そこには整った金髪をなびかせるカイル王太子が立っていた。
「……王太子殿下」
言葉を選び、丁重に一礼する。
だが、彼の目は懐かしさでも謝罪でもなく——奇妙な“関心”で私を見つめていた。
「ずいぶんと雰囲気が変わったな。まるで別人のようだ」
「ええ。私は変わりました。……殿下が、私を変えてくださったのですから」
一瞬、彼の瞳が揺れたように見えた。
それでも私は笑ってみせた。
あの頃の私のように、哀れな“令嬢”には戻りたくなかったから。
⸻
それから数日、王太子がやけに頻繁に私の周囲に現れるようになった。
もちろん、正式な謁見でもない限り、私が応じることはなかったけれど——
そのたびに、レオンハルト様の表情が曇るのがわかった。
「……面白くない」
ぽつりと、ある日彼が呟いた。
「……何がですか?」
「奴が、お前に興味を持っているのが。我慢ならない」
それは、ほんの少し怒ったような声音だった。
(……レオンハルト様が、嫉妬している?)
王子である彼が、そんな感情を口にすることに私は戸惑いつつも、
心のどこかが熱くなっていた。
「私は、もう王太子殿下に何の感情もありません」
「……本当か?」
「ええ。私が見ているのは、あなたです。……レオンハルト様」
そう伝えると、彼の目がほんの少し見開かれ——やがて、穏やかに細められた。
⸻
ところが、事態はさらに複雑になる。
第一王妃が開催する“王家の縁談候補者選定の夜会”に、私にも出席要請が届いたのだ。
「そんなの、明らかに私を陥れる罠です……!」
「だが、断れば『都合が悪いから逃げた』と見なされる。貴族社会とは、そういうものだ」
「……っ、そんな理不尽!」
怒りとも悔しさともつかない感情に、私は拳を握りしめる。
だが、レオンハルト様は静かに言った。
「ならば、正面から堂々と出ればいい」
「……!」
「俺がついている。お前を守ると、誓った」
その一言で、私の心は決まった。
もう逃げない。過去に縛られる自分から、決別するのだ。
⸻
夜会当日。
会場は、王宮の中央舞踏会場。
煌びやかなドレスに身を包んだ貴族令嬢たちが、次期王妃の座を狙って集まっている。
その中に、かつての“悪役令嬢”として名を馳せた私が現れたことで——場は一瞬、凍りついた。
「……あれは、ルヴィエール令嬢?」
「どうしてあんな人が……?」
「レオンハルト殿下に気に入られたのですって。信じられないわ」
そんなささやきが耳に入る。
けれど私は、笑っていた。
レオンハルト様が、私の隣にいてくれるから。
そして彼は、私の腰に手を添えて言った。
「この者が、俺の選んだ婚約者候補だ。異論のある者は、ここで口にするといい」
会場が、またしても凍りついた。
王太子であるカイルでさえ、レオンハルト様の“明言”には動揺を隠せなかった。
⸻
夜会の中盤、思いがけない試練が訪れる。
「王妃様のご意向で、各令嬢に知識と教養を問う“試問”がございます」
取り仕切り役の貴族が告げたその言葉に、私は小さく息を呑んだ。
これが“罠”なのは明らかだった。
私の答えが少しでも誤れば、過去の断罪と結び付けられかねない。
だが——
「問題を、お願いします」
私は一歩、前に出た。
そして、落ち着いた声で次々と問いに答えた。
歴史、礼儀、法律、政治。
貴族令嬢として当然知っていた知識を、私は臆せず披露していった。
ざわ……と、空気が変わる。
「……まさか、ここまでとは」
「むしろ、他の令嬢より遥かに正確……?」
「これは、噂で聞いていた人物像と違うぞ……?」
ざわめきはやがて、尊敬と羨望の混じった視線に変わっていた。
⸻
夜会が終わったあと。
カイル王太子が、私のもとに歩み寄ってきた。
「アリア……君は、俺の知っている君じゃない」
「そうですね。貴方の知っている私は、もういません」
「……あのとき、誤解だったかもしれない。君を裁いたことを、後悔している」
「その言葉が、三年前に聞けていれば。ですがもう、遅いのです」
私は、レオンハルト様の腕にそっと自分の手を重ねた。
「私は、今の私を信じてくれる人の隣にいますから」
そのとき、レオンハルト様ははっきりとカイル王太子に告げた。
「お前が過去を悔やむのは勝手だ。だが、アリアはもう俺のものだ。手出しは許さん」
その言葉に、王太子が悔しげに歯を噛みしめるのが見えた。
(終わったんだ——本当に、私と王太子は)
そして私は、そっと胸の奥に残っていたしこりを手放した。
⸻
その夜、寝台に座った私は、レオンハルト様にぽつりと尋ねた。
「私を、選んでくれてありがとうございます」
「選んだのではない。最初から、俺にとってお前しかいなかった」
「……っ!」
レオンハルト様の大きな手が、私の頬をそっと包む。
その温もりに、心の底から涙が溢れそうになった。
「俺の隣にいろ、アリア」
「はい……ずっと、隣にいます」
こうして私は、“過去”を乗り越え、
レオンハルト様の“未来”に歩き始めたのだった。
あれほど冷たく見えたこの王宮で、私は今、**“守られている”**と実感している。
けれど——この穏やかな日々が、いつまでも続くとは思っていなかった。
そして、それは案の定、唐突に訪れた。
⸻
「アリア=ルヴィエール様に、王太子殿下より謁見のご要請がございます」
その名を聞いた瞬間、私は凍りついた。
——王太子、カイル=フォン=レグナード。
かつて私と婚約していた人。そして、私を断罪し、すべてを奪った人。
あの人が、私に会いたいと……?
⸻
「断ってください。私は今、レオンハルト様の保護下にあります。会う必要はありません」
そう言った私に、レオンハルト様はただ静かに頷いた。
「お前の意志を尊重する。だが、奴の目的が気になるのも事実だ」
「……罠、でしょうか?」
「恐らくは。王太子が今さらお前に関心を向けるとは思えん。裏がある」
彼の言葉に、私は頷くしかなかった。
だがその一方で、心の奥にかすかな動揺が残った。
あの人が、私に何を言いたいのか——知りたくなかったわけでは、ない。
⸻
数日後。私の意思に反して、王宮内で偶然を装った“再会”が起こった。
場所は、王宮の小さな回廊。私は側仕えのリゼと散歩中だった。
「……久しいな、アリア」
その声が背後から響いたとき、私は全身が硬直するのを感じた。
振り向けば、そこには整った金髪をなびかせるカイル王太子が立っていた。
「……王太子殿下」
言葉を選び、丁重に一礼する。
だが、彼の目は懐かしさでも謝罪でもなく——奇妙な“関心”で私を見つめていた。
「ずいぶんと雰囲気が変わったな。まるで別人のようだ」
「ええ。私は変わりました。……殿下が、私を変えてくださったのですから」
一瞬、彼の瞳が揺れたように見えた。
それでも私は笑ってみせた。
あの頃の私のように、哀れな“令嬢”には戻りたくなかったから。
⸻
それから数日、王太子がやけに頻繁に私の周囲に現れるようになった。
もちろん、正式な謁見でもない限り、私が応じることはなかったけれど——
そのたびに、レオンハルト様の表情が曇るのがわかった。
「……面白くない」
ぽつりと、ある日彼が呟いた。
「……何がですか?」
「奴が、お前に興味を持っているのが。我慢ならない」
それは、ほんの少し怒ったような声音だった。
(……レオンハルト様が、嫉妬している?)
王子である彼が、そんな感情を口にすることに私は戸惑いつつも、
心のどこかが熱くなっていた。
「私は、もう王太子殿下に何の感情もありません」
「……本当か?」
「ええ。私が見ているのは、あなたです。……レオンハルト様」
そう伝えると、彼の目がほんの少し見開かれ——やがて、穏やかに細められた。
⸻
ところが、事態はさらに複雑になる。
第一王妃が開催する“王家の縁談候補者選定の夜会”に、私にも出席要請が届いたのだ。
「そんなの、明らかに私を陥れる罠です……!」
「だが、断れば『都合が悪いから逃げた』と見なされる。貴族社会とは、そういうものだ」
「……っ、そんな理不尽!」
怒りとも悔しさともつかない感情に、私は拳を握りしめる。
だが、レオンハルト様は静かに言った。
「ならば、正面から堂々と出ればいい」
「……!」
「俺がついている。お前を守ると、誓った」
その一言で、私の心は決まった。
もう逃げない。過去に縛られる自分から、決別するのだ。
⸻
夜会当日。
会場は、王宮の中央舞踏会場。
煌びやかなドレスに身を包んだ貴族令嬢たちが、次期王妃の座を狙って集まっている。
その中に、かつての“悪役令嬢”として名を馳せた私が現れたことで——場は一瞬、凍りついた。
「……あれは、ルヴィエール令嬢?」
「どうしてあんな人が……?」
「レオンハルト殿下に気に入られたのですって。信じられないわ」
そんなささやきが耳に入る。
けれど私は、笑っていた。
レオンハルト様が、私の隣にいてくれるから。
そして彼は、私の腰に手を添えて言った。
「この者が、俺の選んだ婚約者候補だ。異論のある者は、ここで口にするといい」
会場が、またしても凍りついた。
王太子であるカイルでさえ、レオンハルト様の“明言”には動揺を隠せなかった。
⸻
夜会の中盤、思いがけない試練が訪れる。
「王妃様のご意向で、各令嬢に知識と教養を問う“試問”がございます」
取り仕切り役の貴族が告げたその言葉に、私は小さく息を呑んだ。
これが“罠”なのは明らかだった。
私の答えが少しでも誤れば、過去の断罪と結び付けられかねない。
だが——
「問題を、お願いします」
私は一歩、前に出た。
そして、落ち着いた声で次々と問いに答えた。
歴史、礼儀、法律、政治。
貴族令嬢として当然知っていた知識を、私は臆せず披露していった。
ざわ……と、空気が変わる。
「……まさか、ここまでとは」
「むしろ、他の令嬢より遥かに正確……?」
「これは、噂で聞いていた人物像と違うぞ……?」
ざわめきはやがて、尊敬と羨望の混じった視線に変わっていた。
⸻
夜会が終わったあと。
カイル王太子が、私のもとに歩み寄ってきた。
「アリア……君は、俺の知っている君じゃない」
「そうですね。貴方の知っている私は、もういません」
「……あのとき、誤解だったかもしれない。君を裁いたことを、後悔している」
「その言葉が、三年前に聞けていれば。ですがもう、遅いのです」
私は、レオンハルト様の腕にそっと自分の手を重ねた。
「私は、今の私を信じてくれる人の隣にいますから」
そのとき、レオンハルト様ははっきりとカイル王太子に告げた。
「お前が過去を悔やむのは勝手だ。だが、アリアはもう俺のものだ。手出しは許さん」
その言葉に、王太子が悔しげに歯を噛みしめるのが見えた。
(終わったんだ——本当に、私と王太子は)
そして私は、そっと胸の奥に残っていたしこりを手放した。
⸻
その夜、寝台に座った私は、レオンハルト様にぽつりと尋ねた。
「私を、選んでくれてありがとうございます」
「選んだのではない。最初から、俺にとってお前しかいなかった」
「……っ!」
レオンハルト様の大きな手が、私の頬をそっと包む。
その温もりに、心の底から涙が溢れそうになった。
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