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第一章:どっちのアオ?
4. あの夜の答え合わせ?
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あの後、一向に機嫌の直らない蒼士から逃げるように藤沼家を後にした。
昨日の夜とは違って、蒼士はもう「送っていく」とは言ってくれなかった。
それがちょっと残念だったけど……なんて、そもそも送ってもらうほどの距離でもなかった。同じ学区内だよ!
マンションを出ると、お日様がとっくに昇りきっていた。
時間を確認したら、もうお昼に近い。
長居しすぎた。これでは蒼士が怒るのも無理はない。
蒼太くんは出かけてしまったのか、帰ってこなかった。
あの蒼士の反応から察するに……昨夜の相手はやっぱり蒼太くんなんだろうか?
いや、でも、いきなり噛みつくなんて行動、今までの蒼士なら絶対にしなかったと思う。だって距離感がおかしい。一夜にして距離が詰まりすぎてる。昨日の夜に何があったんだってレベルだよ!
やっぱりナニがあったってこと……!?
「なに、あんた。いま帰ってきたの? 朝帰り?」
玄関先でマイバッグを抱えた母親がニヤニヤと気持ちの悪い笑顔を浮かべている。
くそっ。よりにもよって一番面倒な相手に遭遇してしまった。
「お母さん、心配してたのよぉ。あんた、いい年して男っ気のひとつもないからさぁ。ほら、あんたと同じ幼稚園に通ってたサッちゃんなんて、もうすぐ三人目が産まれるんって言うじゃない? あんたもそういう相手がいるなら、さっさと結婚して、早く子供産みなさいよ」
「あーはいはい」
殺伐とした東京砂漠で疲れた心身を地元で癒そうと思って戻ってきたというのに。
田舎は田舎でめんどくさい。
やれ、「結婚しろ」だの「子供産め」だの……二十代後半の女にかかる時代遅れの圧の数々。
今どき、二十七で独身なんて全っ然フツーだし。
そもそも孫ならすでにお姉ちゃんが産んでるだろーが! 何人欲しいんだよ!?
しかし二十代の今でさえこんなに煩く言われるとなると、もしこのまま独身で三十路を迎えてしまった日には一体どうなってしまうのか? 想像するのも恐ろしい……。
まだまだ喋りつづける母の言葉をなんとか遮って、そそくさと自分の部屋へと逃げ込む。
そういや、サッちゃんって誰だっけ? 幼稚園で一緒だった子なんて忘れちゃったよ。だってもう二十年以上前の話だよ? お母さん、よく覚えてるな。こっちは昨日の夜の記憶さえ覚束ないというのに……。
「げっ!」
鏡を見て奇声を上げてしまった。
顔がドロドロ……なのは予期していたとはいえ。
蒼士に噛まれた首筋のあたりにもキスマークが!
ちょうど自分の視界からは死角になってて気づかなかった。
コレを見て蒼士は不機嫌になったってこと?
ということは、やっぱり――
昨日の相手は蒼太くん!?
え、待って待って待って。
あの子、いくつだっけ?
私より五歳下だから……二十二か。
よかった、とっくに成人済みだよ。
子供の頃のイメージを引きずりすぎてた。
とりあえず犯罪は免れたってことで。このコンプライアンス時代に淫行はマズいからね。
それより、なんで蒼士はあんなに怒ってたんだろう?
まさか嫉妬?
うわー。きゃあー。どうしよー。
……なぁんて。
そんなことあるわけないでしょ。
また安っぽい少女マンガ展開を妄想してしまった。
むしろ逆じゃない?
人として軽蔑されてしまったのでは……。
うちの可愛い弟に手を出しやがって――みたいな?
ありそう。
こっちのほうが全然ありそう。
蒼士は真面目だから、「付き合ってもないのにそんな関係になるなんて、けしからん!」みたいな昭和の父親的な怒りかもしれない。
どうしよう……。
蒼士には嫌われたくないのに。
別にカノジョになりたいとか、そんな大それたことを望んでるわけじゃない。ただせっかく私も地元に戻ってきたんだし、蒼士とも昔みたいに普通にイイ友達付き合いができたらいいな、ってそう思ってるだけなんだよ。こんなささやかな願いすら聞き入れてもらえないなんて、私はどれだけ神様に嫌われているのか。それともよっぽど前世で悪いことをしたんだろうか――。
知らん。
今世も手に負えてないのに、前世のことなんて知らん。
もう寝る。とりあえず寝る。昼間だけど寝る。なぜなら二日酔いがまだ引いてないから。
うぅ~……頭痛い。
いろんな意味で頭痛いわ。
今日が土曜日でよかった。仕事休みだし。
てなわけで、シャワー浴びて、水飲んで、寝た。
ピロピロリン♪
スマホの通知音に起こされて目を開けると、部屋の中はもう暗かった。なんという休日の無駄づかい。でもおかげで頭痛が引いてる。
「え。なんで……」
スマホの画面を確認すると、そこには『藤沼蒼太』の文字。いつのまにID交換してた!? ヤバい。それも記憶にないぞ。
そして、蒼太くんは何と?
『これから会える?』
えーと……。
昨日の今日でまた会うの?
なんで?
『会えないこともないけど』
数分間、迷った末に送ったメッセージ。
すぐに既読が付く。
『やった。じゃあ駅前のカフェで待ってる』
うむ。可愛い顔してなかなかゴーイングマイウェイじゃないか、蒼太くんよ。
「あ、朱莉さん。こっちー」
指定された店に行くと、蒼太くんが長い脚を持て余しながら優雅にコーヒーを啜っていた。
「あー。どうも」
昨夜の記憶が曖昧なだけにどんな態度を取ったらいいのかわからない。内心ビクビクしながら彼の正面の椅子に腰かけると、
「マフラー取らないの?」
私の首元を指差して、蒼太くんが笑っている。
そんなに寒いわけでもないのに、青色のロングマフラーをぐるぐると首まわりに巻きつけてきた私。
どうしてかって? キスマークを隠すためだよ!!
「あの……単刀直入にお聞きしますが」
私がモジモジと切り出すと、
「どうぞ。なんなりとお聞きください」
テーブルの上に頬杖をついた蒼太くんが、いたずらっぽく微笑んでみせる。これがまたカッコいいから腹が立つ。
「蒼太くんは、このマフラーの下に何があるかご存知なんですか?」
いかん。なんか緊張して必要以上に敬語になってる。
「んー? なになに、何があるの?」
質問に質問で返してきやがった。
なんか楽しそうだし……こいつ、絶対わかってるな。
「あの……ごめんなさい! 実は、その、私……なんにも覚えてなくて」
こういう時は、とりあえず謝るに限る。
「……は?」
おぉ、蒼太くんの顔から笑みが消えた。
ちょっと怖いぞ。
「だから、その……昨日の夜の記憶がですね、まったくないのですよ……それで、あの、できれば何があったか教えてもらえないかなー……なんて」
蒼太くんの目を見る勇気がなくて、マフラーに顔をうずめたまま言ってみた。今度は軽い感じで。
返事は返ってこない。
沈黙。
「はぁ」
ため息。
蒼太くんの溜息が雑然とした店内でヤケに大きく聞こえた。
「もういいや。行こ」
伝票をもって立ち上がる彼。
「え? 行くって……どこに?」
昨日ナニがあったか、教えてくれないの?
肩すかしを食らってぽかんと口を開けた私を見下ろしながら、蒼太くんは唇の端をニヤッと持ち上げてみせた。
「ホテル。もう一回同じことヤレば、鈍感な朱莉さんもさすがに思い出すんじゃない?」
昨日の夜とは違って、蒼士はもう「送っていく」とは言ってくれなかった。
それがちょっと残念だったけど……なんて、そもそも送ってもらうほどの距離でもなかった。同じ学区内だよ!
マンションを出ると、お日様がとっくに昇りきっていた。
時間を確認したら、もうお昼に近い。
長居しすぎた。これでは蒼士が怒るのも無理はない。
蒼太くんは出かけてしまったのか、帰ってこなかった。
あの蒼士の反応から察するに……昨夜の相手はやっぱり蒼太くんなんだろうか?
いや、でも、いきなり噛みつくなんて行動、今までの蒼士なら絶対にしなかったと思う。だって距離感がおかしい。一夜にして距離が詰まりすぎてる。昨日の夜に何があったんだってレベルだよ!
やっぱりナニがあったってこと……!?
「なに、あんた。いま帰ってきたの? 朝帰り?」
玄関先でマイバッグを抱えた母親がニヤニヤと気持ちの悪い笑顔を浮かべている。
くそっ。よりにもよって一番面倒な相手に遭遇してしまった。
「お母さん、心配してたのよぉ。あんた、いい年して男っ気のひとつもないからさぁ。ほら、あんたと同じ幼稚園に通ってたサッちゃんなんて、もうすぐ三人目が産まれるんって言うじゃない? あんたもそういう相手がいるなら、さっさと結婚して、早く子供産みなさいよ」
「あーはいはい」
殺伐とした東京砂漠で疲れた心身を地元で癒そうと思って戻ってきたというのに。
田舎は田舎でめんどくさい。
やれ、「結婚しろ」だの「子供産め」だの……二十代後半の女にかかる時代遅れの圧の数々。
今どき、二十七で独身なんて全っ然フツーだし。
そもそも孫ならすでにお姉ちゃんが産んでるだろーが! 何人欲しいんだよ!?
しかし二十代の今でさえこんなに煩く言われるとなると、もしこのまま独身で三十路を迎えてしまった日には一体どうなってしまうのか? 想像するのも恐ろしい……。
まだまだ喋りつづける母の言葉をなんとか遮って、そそくさと自分の部屋へと逃げ込む。
そういや、サッちゃんって誰だっけ? 幼稚園で一緒だった子なんて忘れちゃったよ。だってもう二十年以上前の話だよ? お母さん、よく覚えてるな。こっちは昨日の夜の記憶さえ覚束ないというのに……。
「げっ!」
鏡を見て奇声を上げてしまった。
顔がドロドロ……なのは予期していたとはいえ。
蒼士に噛まれた首筋のあたりにもキスマークが!
ちょうど自分の視界からは死角になってて気づかなかった。
コレを見て蒼士は不機嫌になったってこと?
ということは、やっぱり――
昨日の相手は蒼太くん!?
え、待って待って待って。
あの子、いくつだっけ?
私より五歳下だから……二十二か。
よかった、とっくに成人済みだよ。
子供の頃のイメージを引きずりすぎてた。
とりあえず犯罪は免れたってことで。このコンプライアンス時代に淫行はマズいからね。
それより、なんで蒼士はあんなに怒ってたんだろう?
まさか嫉妬?
うわー。きゃあー。どうしよー。
……なぁんて。
そんなことあるわけないでしょ。
また安っぽい少女マンガ展開を妄想してしまった。
むしろ逆じゃない?
人として軽蔑されてしまったのでは……。
うちの可愛い弟に手を出しやがって――みたいな?
ありそう。
こっちのほうが全然ありそう。
蒼士は真面目だから、「付き合ってもないのにそんな関係になるなんて、けしからん!」みたいな昭和の父親的な怒りかもしれない。
どうしよう……。
蒼士には嫌われたくないのに。
別にカノジョになりたいとか、そんな大それたことを望んでるわけじゃない。ただせっかく私も地元に戻ってきたんだし、蒼士とも昔みたいに普通にイイ友達付き合いができたらいいな、ってそう思ってるだけなんだよ。こんなささやかな願いすら聞き入れてもらえないなんて、私はどれだけ神様に嫌われているのか。それともよっぽど前世で悪いことをしたんだろうか――。
知らん。
今世も手に負えてないのに、前世のことなんて知らん。
もう寝る。とりあえず寝る。昼間だけど寝る。なぜなら二日酔いがまだ引いてないから。
うぅ~……頭痛い。
いろんな意味で頭痛いわ。
今日が土曜日でよかった。仕事休みだし。
てなわけで、シャワー浴びて、水飲んで、寝た。
ピロピロリン♪
スマホの通知音に起こされて目を開けると、部屋の中はもう暗かった。なんという休日の無駄づかい。でもおかげで頭痛が引いてる。
「え。なんで……」
スマホの画面を確認すると、そこには『藤沼蒼太』の文字。いつのまにID交換してた!? ヤバい。それも記憶にないぞ。
そして、蒼太くんは何と?
『これから会える?』
えーと……。
昨日の今日でまた会うの?
なんで?
『会えないこともないけど』
数分間、迷った末に送ったメッセージ。
すぐに既読が付く。
『やった。じゃあ駅前のカフェで待ってる』
うむ。可愛い顔してなかなかゴーイングマイウェイじゃないか、蒼太くんよ。
「あ、朱莉さん。こっちー」
指定された店に行くと、蒼太くんが長い脚を持て余しながら優雅にコーヒーを啜っていた。
「あー。どうも」
昨夜の記憶が曖昧なだけにどんな態度を取ったらいいのかわからない。内心ビクビクしながら彼の正面の椅子に腰かけると、
「マフラー取らないの?」
私の首元を指差して、蒼太くんが笑っている。
そんなに寒いわけでもないのに、青色のロングマフラーをぐるぐると首まわりに巻きつけてきた私。
どうしてかって? キスマークを隠すためだよ!!
「あの……単刀直入にお聞きしますが」
私がモジモジと切り出すと、
「どうぞ。なんなりとお聞きください」
テーブルの上に頬杖をついた蒼太くんが、いたずらっぽく微笑んでみせる。これがまたカッコいいから腹が立つ。
「蒼太くんは、このマフラーの下に何があるかご存知なんですか?」
いかん。なんか緊張して必要以上に敬語になってる。
「んー? なになに、何があるの?」
質問に質問で返してきやがった。
なんか楽しそうだし……こいつ、絶対わかってるな。
「あの……ごめんなさい! 実は、その、私……なんにも覚えてなくて」
こういう時は、とりあえず謝るに限る。
「……は?」
おぉ、蒼太くんの顔から笑みが消えた。
ちょっと怖いぞ。
「だから、その……昨日の夜の記憶がですね、まったくないのですよ……それで、あの、できれば何があったか教えてもらえないかなー……なんて」
蒼太くんの目を見る勇気がなくて、マフラーに顔をうずめたまま言ってみた。今度は軽い感じで。
返事は返ってこない。
沈黙。
「はぁ」
ため息。
蒼太くんの溜息が雑然とした店内でヤケに大きく聞こえた。
「もういいや。行こ」
伝票をもって立ち上がる彼。
「え? 行くって……どこに?」
昨日ナニがあったか、教えてくれないの?
肩すかしを食らってぽかんと口を開けた私を見下ろしながら、蒼太くんは唇の端をニヤッと持ち上げてみせた。
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