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始まりの街
オーレンの実採集
しおりを挟む私達のギルドランクは新人のGランクから駆け出しのFランクに上がった
冒険者ランクのシステムだけど、G、F、E、D、C、B、A、Sの順にランクが高くなっていく。ランクの基準は依頼を達成した時に付与されるギルドからの評価ポイントの累計と、Bランクから上はさらに、ランクごとの昇格試験によってギルドランクが決定されていく
私達姉妹は、薬草採集とマツターケ探しで、順調にポイントを稼いで、昇格の条件を満たしたみたい。これで成り上がりが、一歩達成ね!
ギルドランクが上がった私達が今日、受けた依頼はオーレンの実の採集だ。森の中に生えているオレンジみたいな果物よ。すっぱ甘くておいしいみたい
この依頼はEランクの依頼であるが、冒険者ギルドのルールで、自分のランクのひとつ上のランクまでの依頼が受けられる。私達は背伸びをしてひとつ上のランクの依頼を受けてみた
達成難易度がEランクの理由だけど、オーレンが実っている木の花の蜜がジャイアントビーの好物であり、頻繁に近くを飛んでいるらしい。そのジャイアントビーの討伐難易度がEランクなのだ。ジャイアントビーは人間を見かけると、巣に持ち帰り、食べてしまうらしい。ジャイアントビーが近くに居ない隙を付けば、楽勝な依頼でもある
「よし…。いないわね…。」
私達は、オーレンの木の周囲に、ジャイアントビーが居ないことを確認すると、オーレンを採集し始める。私が木に登りオーレンを取り、妹のルナが見張り役だ
「きゃー!」
私がオーレンの実採集に夢中になっていると突然、妹の叫び声が聞こえた。私が慌てて様子をうかがうと、妹の背中にジャイアントビーが貼り付いている。ルナを助けなきゃ…!
私は妹を助けるために木から飛び降りる。…しかし、地面に着地する前に、空中で私の体はもう一匹のジャイアントビーに捕まえられてしまった。背中から持ち上げられるようにして、体をキャッチされてしまったのだ。そのまま私達は空へと連れ去られてしまう
「地面が、あんな遠い…」
私達はかなり高い位置にまで、ジャイアントビーに持ち上げられてしまった。私が地面を見下ろしていると、視界の端に、ジャイアントビーのお尻から、尖ったペニスが生えるのが見えてしまう
「何で針じゃなくてペニスが生えるのよ…」
思わず私はツッコんでしまうが何も起きない。そしてそのジャイアントビーのペニスが、私のスカートから侵入し、下着を上手にずらすようにして、アソコの中に挿入っていくる
(何でこの世界の魔物は、えっちなことが大好きなのよ…!)
私は心の中で抗議をしてしまった。先が太いけど、他は細いジャイアントビーのペニスが、私のおまんこに抜き挿しされ始める。膣に他の生物の一部が抜き挿しされる不快感が私を襲う
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」
空中でしばらく犯されている内に、私は声を上げてしまっていた。ジャイアントビーのペニスが後ろから的確に、私のGスポットを突いてくるのだ。なんでこの世界の魔物はえっちがうまいのよ…。空中に体を抱きかかえられて不安定な状態で、ペニスを後ろから挿れられることにはスリルがあって、変な興奮をしてしまう
ふと妹に目をやる
「あっ♡あっ♡お姉ちゃん♡ジェットコースターみたいで♡すごいね♡」
妹も楽しんでしまっているようだ。誰かに見られてないといいな…。
「んっ…♡イクっ…♡」
そして私達姉妹は、ジャイアントビーにイカされた。お腹の中がビクンビクンと痙攣をする。空高い場所でイカされるのは、正直気持ちがよかった。これで相手が魔物じゃなきゃね…
ジャイアントビーには、お腹の中になにか生暖かくて白い液体を出されてしまう。私のお股から溢れた液体が、遠くの地面に向かって垂れていくのが分かる
イッたばかりで惚けている私の後ろで、かちかちかちと威嚇音が聞こえてきた。そして私は首筋に、何か鋭く尖ったものが私の首を挟みこむようにして、高速で近づいてくる気配を感じてしまう
(噛みつかれる…!)
そう思ったのもつかの間、ジャイアントビーが破裂して、私は地面に落ちていく。またこの展開!?けれど頑丈チートのおかげで、地面に落ちても私は、怪我一つしなかった。妹も同じ状況なようで、私に遅れて空から落ちてくる。妹もかすり傷ひとつないようだ
ちなみに他の冒険者達に、私達が襲われているところを目撃をされてしまっていたようだ。冒険者ギルドに戻ると、ジャイアントビーに捕まっていたのはお前たちか?と、何人かの冒険者達に聞かれてしまう。顔から火が出るほど恥ずかしかった…
しかし私達に向けられていたのは、えっちな目線ではなく、ジャイアントビーに捕らえられてしまった新米冒険者が命を散を散らしてしまうと哀れんでいたら、なんと自力で脱出したことへの驚きと賛辞だった。ちなみに、いつも私達の受付をしてくれるお姉さんには、無理して危ない依頼を受けちゃだめ!と怒られちゃった…。私達の身の安全を心配してくれるなんて、優しい姉さんだ…
「お姉ちゃんよかったね。ハチさんにえっちなことされたの、みんなにバレてないみたいだよ♡」※バレてます
私は妹のルナとこそこそと話しながら、見つけてきたオーレンの実を冒険者ギルドで精算していく。ジャイアントビーに襲われる前にこれでもかとアイテムボックスに詰め込んだオーレンの実は、全部で5万ゼニーの稼ぎになった。やった!初めての黒字よ!
私とルナはギルドランク昇格と、初黒字のお祝いも兼ねて、いつもの宿屋の夕食に、追加でストロベールのショートケーキを注文した。ストロベールはいちごみたいな果物だったわ!
「やっぱり、ご褒美のケーキは最高ね!」
こうして私達の異世界生活の1日が、今日も終わっていく
応援ありがとうございます!
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