57 / 140
第三章.寂寥のお絵かき
4.訪問営業
しおりを挟む
「ママぁ~、あの人達なぁに?」
「しっ! 見てはいけません!」
道化師の格好で帝都の街を歩いているとやはり案の定ものすごく目立つ……子どもには後ろ指を刺され、大人からは遠巻きに見られと完全に変質者扱いである。
「……なぁ、目立つんだが?」
「だから魔法使いだとは思われんだろ」
「確かに帝都で目立ちたがる魔法使いなど居らんが……」
カルマンに指示された通りに街ゆく民衆に笑顔を振り撒き、ジャグリングをして歩きながらボヤけばそんなぶっきらぼうな返事が返ってくる……確かに皇帝のお膝元である帝都で魔法使いがわざわざ目立つなど、自殺行為に等しいから逆に怪しまれないというのはわかる。
「不審者として怪しまれている気がするが?」
「魔法使いだとバレるよりもよっぽどマシだろうが」
まぁそう言われると言い返せないんだが、リーシャとレティシャが不憫で仕方なくてな……一人だけまともな格好なためにかえって悪目立ちしてしまい、俺の後ろで縮こまるリーシャと、いつもよりも高圧的に周りを威嚇してしまうレティシャを見ているとこの依頼を完遂できるのか不安になってしまう。
「それよりもそろそろ依頼の貴族家に着くぞ、準備しろ」
「……もう貴族街か」
警備員に自然な動きで賄賂を渡していたカルマンを努めて無視して言われた通りに準備をする……といってもそれっぽい動きの再確認と適当な『対価』として石やパンを用意する程度だが。
「ここだな……ごめ~んくださぁ~い?! ワタクシ達は営業に来た『ピエロマスク』と言う者でございまぁ~す!!」
「「「っ?!」」」
いきなり甲高い声で呼び掛けるカルマンに対して驚きのあまり三人で一斉に振り替える……な、なんだその声は?! 魔法でも使っているのか?!
「あ、あなた魔法使いだったのね?!」
「レティシャもだろうが」
「お前……その声……」
「なんもねぇから! どんな事も金稼ぎに繋がるから習得しただけだ!」
カルマンの相棒であるレティシャも知らない一面だったようで半ば混乱気味になりながら驚く。俺も呆然と呟けば彼らしい理由か返ってきて妙に納得すると共にこいつ金稼ぎに本気過ぎると改めて戦慄する。
「……」
「……なんでリーシャは固まってんだ?」
「他人の予測不可能な挙動に弱いんだ、そっとしてやれ……そのうち復活する」
「そうか……」
相変わらず自分と慣れた人以外の予想外な言動に弱く、固まってしまっているリーシャを不思議そうに見るカルマンに大丈夫だと伝えていると執事らしき人が出てきた。
「屋敷の前で騒いでいる不審者はあなた達ですかな?」
「ダンディーなおじい様それはないですよぉ! 我々こう見えてもガージュ伯爵様から依頼されて営業に来たんですよぉ?」
「ふむ……?」
こちらを不審そうな目でジロジロと観察するが追い返したりはしない、もし本当に伯爵のお客様だったら不味い事になると考えているのかどう判断するか迷っている様子だな。
「おじい様、これを見て下さればわかるかと」
「……こ、これは?!」
また賄賂でも出したのかと思えば奈落の底の受付でこの依頼を受注した時に渡された帝国政府からの正式な……紹介状の様なもの? をカルマンが取り出す……そもそも魔法使いに依頼を出した事が表に出てはいけないため、帝都に入る時など大っぴらには使えないが、伯爵にスムーズに取り次ぐのには使える。
「……旦那様をに伝えて来ますのでエントランスにてお待ちを」
「かしこまりましたぁ」
途中の屋敷のエントランスまで案内されたあと執事はさっさっと奥へと行ってしまったため、待っている間どうしようかと考えていると遠巻きに人が集まって来る……まぁこんなピエロの格好をしている人間が三人も居れば気になるか。
「皆さま寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 今からこの方が手品をしてくださいますよ!」
「えぇ?! ち、ちょっとあなた?!」
……そう言えば貴族の家に営業に来たという設定だったな、ただ突っ立ているよりは良いのだろうがいきなり振られたレティシャがワタワタしている。
「よ、よぉく見なさいよね! この石が……ほらっ!」
「『おぉ……』」
レティシャがなんの変哲もない石ころを魔法によってルビーの宝石へと変質させ集まってきた使用人達を驚かせる……この程度の魔法の行使であるならば詠唱も供物も要らない。
「タネも仕掛けもある手品でございます! 誰か要らない物を持ってはいませんか? 綺麗な宝石へと代えてみせましょう!」
「わ、私持っています!」
「……こちらに」
カルマンから目配せをされてしまったので若いメイドからよくわからない工芸品を受け取る……おっかなびっくりといった様子のそのメイドを安心させるように微笑みながら魔法を行使して綺麗なサファイアの彫像へと変質させる。
「どうぞ、お嬢さん」
「わぁ……」
膝まづいて若いメイドへとそれを渡せば頬を上気させ、恍惚とした表情で受け取ってくれる……と言ってもその辺の石ころで行使した魔法だ、当然本物の宝石に変質させるには『価値』が全く足りないためにそれっぽく色が着いただけの石ころに変わりはないのだが、本人が喜んでくれるのなら構わないだろう。
「……(ギュッ」
「……どうした、リーシャ」
「……な、なんで……もあ、り……ませ、ん…………」
こちらの服の裾を掴んで来たリーシャを心配するが『なんでもない』と言われてしまう……そういえば気付けば人の数が多くなってきたな? 今もカルマンが目の前で魔法を手品と言い張って観客を湧かせているが、この人数はリーシャにはキツかったのだろう……顔色が悪い。
「……もう少しの辛抱だ、頑張れ」
「は、い……」
リーシャと小声で会話しながら自分も魔法を使って何もないハンカチの中に花を咲かせ、水をワインに変えた後に飲むふりをしてさらにそれを対価に魔法を使って誤魔化す……そんな詐欺じみた事をしていると伯爵が来たようだ。
「お前ら何をしている?」
「っ! こ、これは伯爵様……!」
如何にも神経質そうな男性が現れるとそれまで賑やかだったエントランスホールは途端に緊張が張り詰める息苦しい空間となる……こいつが今回の
依頼者でもあり──
「……お前たちが件のか?」
「そのとお~りでございます!」
──殺害対象の両親を殺して家督を簒奪した……叔父か。
▼▼▼▼▼▼▼
「しっ! 見てはいけません!」
道化師の格好で帝都の街を歩いているとやはり案の定ものすごく目立つ……子どもには後ろ指を刺され、大人からは遠巻きに見られと完全に変質者扱いである。
「……なぁ、目立つんだが?」
「だから魔法使いだとは思われんだろ」
「確かに帝都で目立ちたがる魔法使いなど居らんが……」
カルマンに指示された通りに街ゆく民衆に笑顔を振り撒き、ジャグリングをして歩きながらボヤけばそんなぶっきらぼうな返事が返ってくる……確かに皇帝のお膝元である帝都で魔法使いがわざわざ目立つなど、自殺行為に等しいから逆に怪しまれないというのはわかる。
「不審者として怪しまれている気がするが?」
「魔法使いだとバレるよりもよっぽどマシだろうが」
まぁそう言われると言い返せないんだが、リーシャとレティシャが不憫で仕方なくてな……一人だけまともな格好なためにかえって悪目立ちしてしまい、俺の後ろで縮こまるリーシャと、いつもよりも高圧的に周りを威嚇してしまうレティシャを見ているとこの依頼を完遂できるのか不安になってしまう。
「それよりもそろそろ依頼の貴族家に着くぞ、準備しろ」
「……もう貴族街か」
警備員に自然な動きで賄賂を渡していたカルマンを努めて無視して言われた通りに準備をする……といってもそれっぽい動きの再確認と適当な『対価』として石やパンを用意する程度だが。
「ここだな……ごめ~んくださぁ~い?! ワタクシ達は営業に来た『ピエロマスク』と言う者でございまぁ~す!!」
「「「っ?!」」」
いきなり甲高い声で呼び掛けるカルマンに対して驚きのあまり三人で一斉に振り替える……な、なんだその声は?! 魔法でも使っているのか?!
「あ、あなた魔法使いだったのね?!」
「レティシャもだろうが」
「お前……その声……」
「なんもねぇから! どんな事も金稼ぎに繋がるから習得しただけだ!」
カルマンの相棒であるレティシャも知らない一面だったようで半ば混乱気味になりながら驚く。俺も呆然と呟けば彼らしい理由か返ってきて妙に納得すると共にこいつ金稼ぎに本気過ぎると改めて戦慄する。
「……」
「……なんでリーシャは固まってんだ?」
「他人の予測不可能な挙動に弱いんだ、そっとしてやれ……そのうち復活する」
「そうか……」
相変わらず自分と慣れた人以外の予想外な言動に弱く、固まってしまっているリーシャを不思議そうに見るカルマンに大丈夫だと伝えていると執事らしき人が出てきた。
「屋敷の前で騒いでいる不審者はあなた達ですかな?」
「ダンディーなおじい様それはないですよぉ! 我々こう見えてもガージュ伯爵様から依頼されて営業に来たんですよぉ?」
「ふむ……?」
こちらを不審そうな目でジロジロと観察するが追い返したりはしない、もし本当に伯爵のお客様だったら不味い事になると考えているのかどう判断するか迷っている様子だな。
「おじい様、これを見て下さればわかるかと」
「……こ、これは?!」
また賄賂でも出したのかと思えば奈落の底の受付でこの依頼を受注した時に渡された帝国政府からの正式な……紹介状の様なもの? をカルマンが取り出す……そもそも魔法使いに依頼を出した事が表に出てはいけないため、帝都に入る時など大っぴらには使えないが、伯爵にスムーズに取り次ぐのには使える。
「……旦那様をに伝えて来ますのでエントランスにてお待ちを」
「かしこまりましたぁ」
途中の屋敷のエントランスまで案内されたあと執事はさっさっと奥へと行ってしまったため、待っている間どうしようかと考えていると遠巻きに人が集まって来る……まぁこんなピエロの格好をしている人間が三人も居れば気になるか。
「皆さま寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 今からこの方が手品をしてくださいますよ!」
「えぇ?! ち、ちょっとあなた?!」
……そう言えば貴族の家に営業に来たという設定だったな、ただ突っ立ているよりは良いのだろうがいきなり振られたレティシャがワタワタしている。
「よ、よぉく見なさいよね! この石が……ほらっ!」
「『おぉ……』」
レティシャがなんの変哲もない石ころを魔法によってルビーの宝石へと変質させ集まってきた使用人達を驚かせる……この程度の魔法の行使であるならば詠唱も供物も要らない。
「タネも仕掛けもある手品でございます! 誰か要らない物を持ってはいませんか? 綺麗な宝石へと代えてみせましょう!」
「わ、私持っています!」
「……こちらに」
カルマンから目配せをされてしまったので若いメイドからよくわからない工芸品を受け取る……おっかなびっくりといった様子のそのメイドを安心させるように微笑みながら魔法を行使して綺麗なサファイアの彫像へと変質させる。
「どうぞ、お嬢さん」
「わぁ……」
膝まづいて若いメイドへとそれを渡せば頬を上気させ、恍惚とした表情で受け取ってくれる……と言ってもその辺の石ころで行使した魔法だ、当然本物の宝石に変質させるには『価値』が全く足りないためにそれっぽく色が着いただけの石ころに変わりはないのだが、本人が喜んでくれるのなら構わないだろう。
「……(ギュッ」
「……どうした、リーシャ」
「……な、なんで……もあ、り……ませ、ん…………」
こちらの服の裾を掴んで来たリーシャを心配するが『なんでもない』と言われてしまう……そういえば気付けば人の数が多くなってきたな? 今もカルマンが目の前で魔法を手品と言い張って観客を湧かせているが、この人数はリーシャにはキツかったのだろう……顔色が悪い。
「……もう少しの辛抱だ、頑張れ」
「は、い……」
リーシャと小声で会話しながら自分も魔法を使って何もないハンカチの中に花を咲かせ、水をワインに変えた後に飲むふりをしてさらにそれを対価に魔法を使って誤魔化す……そんな詐欺じみた事をしていると伯爵が来たようだ。
「お前ら何をしている?」
「っ! こ、これは伯爵様……!」
如何にも神経質そうな男性が現れるとそれまで賑やかだったエントランスホールは途端に緊張が張り詰める息苦しい空間となる……こいつが今回の
依頼者でもあり──
「……お前たちが件のか?」
「そのとお~りでございます!」
──殺害対象の両親を殺して家督を簒奪した……叔父か。
▼▼▼▼▼▼▼
0
あなたにおすすめの小説
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
いいえ、望んでいません
わらびもち
恋愛
「お前を愛することはない!」
結婚初日、お決まりの台詞を吐かれ、別邸へと押し込まれた新妻ジュリエッタ。
だが彼女はそんな扱いに傷つくこともない。
なぜなら彼女は―――
裁判を無効にせよ! 被告は平民ではなく公爵令嬢である!
サイコちゃん
恋愛
十二歳の少女が男を殴って犯した……その裁判が、平民用の裁判所で始まった。被告はハリオット伯爵家の女中クララ。幼い彼女は、自分がハリオット伯爵に陥れられたことを知らない。裁判は被告に証言が許されないまま進み、クララは絞首刑を言い渡される。彼女が恐怖のあまり泣き出したその時、裁判所に美しき紳士と美少年が飛び込んできた。
「裁判を無効にせよ! 被告クララは八年前に失踪した私の娘だ! 真の名前はクラリッサ・エーメナー・ユクル! クラリッサは紛れもないユクル公爵家の嫡女であり、王家の血を引く者である! 被告は平民ではなく公爵令嬢である!」
飛び込んできたのは、クラリッサの父であるユクル公爵と婚約者である第二王子サイラスであった。王家と公爵家を敵に回したハリオット伯爵家は、やがて破滅へ向かう――
※作中の裁判・法律・刑罰などは、歴史を参考にした架空のもの及び完全に架空のものです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
やり直し令嬢は箱の外へ、気弱な一歩が織りなす無限の可能性~夜明けと共に動き出す時計~
悠月
ファンタジー
これは、狭い世界に囚われ、逃げ続けていた内気な貴族令嬢が、あるきっかけで時間が巻き戻り、幼い頃へ戻った。彼女は逃げるように、過去とは異なる道を選び、また周囲に押されながら、徐々に世界が広がり、少しずつ強くなり、前を向いて歩み始める物語である。
PS:
伝統的な令嬢物語ではないと思います。重要なのは「やり直し」ではなく、「箱の外」での出来事。
主人公が死ぬ前は主に引きこもりだったため、身の回りに影響する事件以外、本の知識しかなく、何も知らなかった。それに、今回転移された異世界人のせいで、多くの人の運命が変えられてしまい、元の世界線とは大きく異なっている。
薬師、冒険者、店長、研究者、作家、文官、王宮魔術師、騎士団員、アカデミーの教師などなど、未定ではあるが、彼女には様々なことを経験させたい。
※この作品は長編小説として構想しています。
前半では、主人公は内気で自信がなく、優柔不断な性格のため、つい言葉を口にするよりも、心の中で活発に思考を巡らせ、物事をあれこれ考えすぎてしまいます。その結果、狭い視野の中で悪い方向にばかり想像し、自分を責めてしまうことも多く、非常に扱いにくく、人から好かれ難いキャラクターだと感じられるかもしれません。
拙い文章ではございますが、彼女がどのように変わり、強くなっていくのか、その成長していく姿を詳細に描いていきたいと思っています。どうか、温かく見守っていただければ嬉しいです。
※リアルの都合で、不定期更新になります。基本的には毎週日曜に1話更新予定。
作品の続きにご興味をお持ちいただけましたら、『お気に入り』に追加していただけると嬉しいです。
※本作には一部残酷な描写が含まれています。また、恋愛要素は物語の後半から展開する予定です。
※この物語の舞台となる世界や国はすべて架空のものであり、登場する団体や人物もすべてフィクションです。
※同時掲載:小説家になろう、アルファポリス、カクヨム
※元タイトル:令嬢は幸せになりたい
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる