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「はぁ……はぁ……ッ!」
私はドレスの裾を乱暴に持ち上げ、回廊を駆け抜けていた。
ヒールが音を立てるのも構わない。
背後からは、複数の足音が迫ってきていた。
辺境伯の手の者たちだ。
(まずい、まずい、まずい!)
心臓が早鐘を打つ。
さっきの会話を聞かれた以上、私は「消される」対象だ。
とにかく人が多い場所へ。
大広間に戻って、キース閣下を見つけなければ!
バンッ!
私は勢いよく大広間の扉を押し開けた。
華やかな音楽と、貴族たちの談笑が波のように押し寄せてくる。
私は人の波をかき分け、必死に会場内を見渡した。
(どこ!? 閣下はどこ!?)
アイスブルーの瞳を探す。
しかし、会場は混雑しており、黒い燕尾服の男性など五万といる。
「……見つけたぞ」
背後から、低い声がした。
ゾクリと背筋が凍る。
振り返ると、いかつい大男たちが、あくまで自然を装って私の左右を固めていた。
「アイビー嬢ですね? 辺境伯がお呼びです。……別室へご案内します」
「い、嫌です! 私は今、気分が……」
「問答無用だ。来い」
大男の一人が、私の二の腕を強く掴む。
痛い。
周囲の貴族たちは談笑に夢中で、この不穏な空気に気づいていない。
「声を出せば……分かっているな?」
男が懐に手を入れ、短剣のようなものをチラつかせた。
(嘘でしょ……こんな衆人環視の中で!?)
恐怖で声が出ない。
じりじりと、会場の隅にある通用口へと誘導されていく。
この扉の向こうに行けば、私は終わりだ。
誰か、誰か気づいて――!
「あら? アイビーお姉様?」
その時。
天から降り注ぐような、能天気な声が響いた。
「!!」
男たちの動きが止まる。
人垣を割って現れたのは、フワフワのピンクのドレスを着たミシェル嬢だった。
「やっぱりお姉様だわ! 探しましたよぉ~!」
彼女は満面の笑みで駆け寄ってくると、私の腕を掴んでいる大男を見て首を傾げた。
「あら? そちらの強そうなおじ様たちは?」
「……我々は辺境伯の護衛だ。アイビー嬢の具合が悪いようなので、別室へお連れするところだ」
男がドスの利いた声で威嚇する。
普通ならここで怯むところだ。
しかし、ミシェル嬢は違った。
「まぁ! 具合が悪いの!? 大変!」
彼女は私のもう片方の腕をガシッと掴んだ。
「ダメですよおじ様! 乙女の看病は乙女がするものです! 私が介抱しますから、おじ様たちはあっちに行っててください!」
「なっ……邪魔だ小娘! 離せ!」
男がミシェル嬢の手を振りほどこうとする。
だが、彼女は驚異的な握力(?)で私にしがみついた。
「離しません! やっとお姉様を見つけたんですから! ……それに私、お二人に聞きたいことがあったんですぅ!」
ミシェル嬢は大きな瞳を輝かせて、大男たちに詰め寄った。
「ねえねえ、さっき庭で、辺境伯様とお話ししてましたよね?」
「!?」
男たちの顔色がサッと変わる。
私も息を呑んだ。
まさか、ミシェル嬢も見ていたの?
「私、トイレに行こうとして迷子になっちゃって……そしたら、聞こえちゃったんですぅ」
ミシェル嬢は人差し指を口元に当て、会場中に響き渡るような大声で言った。
「『今夜二時に、エリック王太子を“連れ出す”』って!」
ピタリ。
会場の時が止まった。
音楽も、談笑も、グラスを合わせる音も、全てが消失した。
男たちは石のように固まっている。
ミシェル嬢は、その静寂に気づかず、楽しそうに続けた。
「キャーッ! 素敵! これって『サプライズパーティー』ですよね!?」
「……は?」
大男がアホのような声を出す。
「だってぇ、『夜中にこっそり連れ出して、国境までドライブする』なんて、ロマンチックじゃないですかぁ! 辺境伯様ったら、殿下を驚かせるためにそんな計画を立てていたなんて!」
ミシェル嬢はうっとりと頬を染める。
「でもぉ、一つだけ気になったんです。……『眠らせて運ぶ』って言ってましたけど、それって……もしかして……」
彼女はモジモジしながら、とんでもない爆弾を投下した。
「殿下を目隠しプレイで拉致監禁して、愛の逃避行をする『略奪愛』の演出ですか!? キャーッ! 辺境伯様×エリック殿下!? 新しい扉が開いちゃいますぅぅぅ!」
ドォォォォォン……!
会場中の貴族たちの脳内で、何かが爆発する音が聞こえた気がした。
「ら、拉致監禁……?」
「辺境伯が、殿下を……略奪?」
「国境へ……?」
ざわめきが、さざ波から大波へと変わっていく。
大男たちは顔面蒼白だ。
「ち、違う! 滅多なことを言うな!」
「えーっ? 違うんですかぁ? でも『報酬は弾む』って言ってましたよ? 愛はお金じゃ買えないのにぃ!」
ミシェル嬢の無邪気な追撃は止まらない。
彼女にとって「夜中に連れ出す=サプライズか駆け落ち」という方程式しかないのだ。
だが、大人たちにとっては違う。
その言葉は、「誘拐計画の暴露」そのものだった。
「……ほう」
絶対零度の声が、響き渡った。
空気が一瞬で凍りつく。
人垣が、モーゼの海割れのように左右に開いた。
その奥から、コツ、コツ、と優雅な足取りで現れたのは。
漆黒の燕尾服を纏った魔王――キース・クリフォード宰相閣下だった。
「ミシェル嬢の話……実に興味深いですね」
キース閣下は、氷のような微笑を浮かべて大男たちの前に立った。
「深夜二時。国境へ連れ出す。眠らせて運ぶ。……なるほど、随分と熱烈な『サプライズ』のようだ」
「ひっ……!」
大男たちが後ずさる。
閣下の背後からは、いつの間にか剣を抜いたルーカス様と、近衛騎士団が展開していた。
「あ、いや、これは……誤解で……」
「誤解? では、別室でゆっくり聞こうか。……アイビー嬢も一緒にいいかな?」
閣下が私に視線を流す。
その瞳は「よくやった(巻き込まれたな)」と語っていた。
「は、はい! もちろんです! 私もテラスで、その『サプライズ計画』の全貌をバッチリ聞かせていただきましたから!」
私は大男たちの拘束から逃れ、キース閣下の背後へと滑り込んだ。
勝った。
ミシェル嬢の天然(勘違い)と、私の証言。
これで詰みだ。
「くそっ……! やれ! 皆殺しだ!」
追い詰められた男の一人が、破れかぶれで叫んだ。
隠し持っていた短剣を抜き、一番近くにいたミシェル嬢へと襲いかかる。
「ミシェル!」
叫んだのは、エリック殿下だった。
しかし、距離がある。間に合わない。
「キャッ?」
ミシェル嬢がキョトンとした、その瞬間。
ヒュッ。
銀色の閃光が走った。
「ギャアアアアッ!」
男の短剣が弾き飛ばされ、悲鳴を上げてうずくまる。
その前に立っていたのは、私のドレスの裾から取り出した「鉄扇(扇子型の鉄塊)」を構えた私……ではなく。
なんと、キース閣下だった。
彼は素手で男の手首を極め、一瞬で制圧していたのだ。
「……私の目の前で、婦女子に手を上げるとは」
閣下は冷ややかに言い放ち、ゴミを見るような目で男を見下ろした。
「連れて行け。……吐くまで絞れ」
「はっ!」
近衛騎士たちが雪崩れ込み、男たちを次々と拘束していく。
会場は悲鳴と怒号に包まれたが、それはすぐに「さすが宰相閣下!」「悪党を成敗したぞ!」という称賛の声へと変わっていった。
騒動の中心で、キース閣下は乱れた前髪を指で払い、私の方を振り返った。
「……怪我はないか、アイビー」
「は、はい。ミシェル様のおかげで」
私はへたり込みそうになる足を踏ん張った。
「それより閣下……今の動き、文官とは思えませんでしたが」
「護身術だ。……それに、お前を守る契約だっただろう」
ボソリと言われた言葉に、私の心臓が大きく跳ねた。
(なに今の。ちょっと格好いいじゃない……悔しい!)
「えへへ~、よく分かりませんけど、サプライズパーティーは中止ですかぁ?」
ミシェル嬢が呑気な顔で首を傾げる。
エリック殿下が駆け寄り、彼女を強く抱きしめた。
「ミシェル! 無事か! 君はなんて無茶を……!」
「えっ? 殿下? 苦しいですぅ」
「怖かっただろう! 僕が守るから!」
「?? 殿下、キャラ変わってません?」
抱き合う二人(片方は困惑)と、それを守るように剣を構えるルーカス様。
そして、私を守るように立つキース閣下。
(……うん。悪くない構図だわ)
私は安堵の息を吐くと同時に、ポケットの手帳を握りしめた。
『事件発生。ミシェルの天然がテロ級の威力を発揮。そしてキース閣下の武闘派な一面……萌えの過剰摂取で死にそう』
こうして、辺境伯の陰謀は、一人の天然令嬢の一言によって未遂に終わったのだった。
だが。
これで全てが終わったわけではなかった。
連行される男の一人が、去り際に私を見て、ニヤリと笑ったのだ。
その意味を、私はまだ知らなかった。
私はドレスの裾を乱暴に持ち上げ、回廊を駆け抜けていた。
ヒールが音を立てるのも構わない。
背後からは、複数の足音が迫ってきていた。
辺境伯の手の者たちだ。
(まずい、まずい、まずい!)
心臓が早鐘を打つ。
さっきの会話を聞かれた以上、私は「消される」対象だ。
とにかく人が多い場所へ。
大広間に戻って、キース閣下を見つけなければ!
バンッ!
私は勢いよく大広間の扉を押し開けた。
華やかな音楽と、貴族たちの談笑が波のように押し寄せてくる。
私は人の波をかき分け、必死に会場内を見渡した。
(どこ!? 閣下はどこ!?)
アイスブルーの瞳を探す。
しかし、会場は混雑しており、黒い燕尾服の男性など五万といる。
「……見つけたぞ」
背後から、低い声がした。
ゾクリと背筋が凍る。
振り返ると、いかつい大男たちが、あくまで自然を装って私の左右を固めていた。
「アイビー嬢ですね? 辺境伯がお呼びです。……別室へご案内します」
「い、嫌です! 私は今、気分が……」
「問答無用だ。来い」
大男の一人が、私の二の腕を強く掴む。
痛い。
周囲の貴族たちは談笑に夢中で、この不穏な空気に気づいていない。
「声を出せば……分かっているな?」
男が懐に手を入れ、短剣のようなものをチラつかせた。
(嘘でしょ……こんな衆人環視の中で!?)
恐怖で声が出ない。
じりじりと、会場の隅にある通用口へと誘導されていく。
この扉の向こうに行けば、私は終わりだ。
誰か、誰か気づいて――!
「あら? アイビーお姉様?」
その時。
天から降り注ぐような、能天気な声が響いた。
「!!」
男たちの動きが止まる。
人垣を割って現れたのは、フワフワのピンクのドレスを着たミシェル嬢だった。
「やっぱりお姉様だわ! 探しましたよぉ~!」
彼女は満面の笑みで駆け寄ってくると、私の腕を掴んでいる大男を見て首を傾げた。
「あら? そちらの強そうなおじ様たちは?」
「……我々は辺境伯の護衛だ。アイビー嬢の具合が悪いようなので、別室へお連れするところだ」
男がドスの利いた声で威嚇する。
普通ならここで怯むところだ。
しかし、ミシェル嬢は違った。
「まぁ! 具合が悪いの!? 大変!」
彼女は私のもう片方の腕をガシッと掴んだ。
「ダメですよおじ様! 乙女の看病は乙女がするものです! 私が介抱しますから、おじ様たちはあっちに行っててください!」
「なっ……邪魔だ小娘! 離せ!」
男がミシェル嬢の手を振りほどこうとする。
だが、彼女は驚異的な握力(?)で私にしがみついた。
「離しません! やっとお姉様を見つけたんですから! ……それに私、お二人に聞きたいことがあったんですぅ!」
ミシェル嬢は大きな瞳を輝かせて、大男たちに詰め寄った。
「ねえねえ、さっき庭で、辺境伯様とお話ししてましたよね?」
「!?」
男たちの顔色がサッと変わる。
私も息を呑んだ。
まさか、ミシェル嬢も見ていたの?
「私、トイレに行こうとして迷子になっちゃって……そしたら、聞こえちゃったんですぅ」
ミシェル嬢は人差し指を口元に当て、会場中に響き渡るような大声で言った。
「『今夜二時に、エリック王太子を“連れ出す”』って!」
ピタリ。
会場の時が止まった。
音楽も、談笑も、グラスを合わせる音も、全てが消失した。
男たちは石のように固まっている。
ミシェル嬢は、その静寂に気づかず、楽しそうに続けた。
「キャーッ! 素敵! これって『サプライズパーティー』ですよね!?」
「……は?」
大男がアホのような声を出す。
「だってぇ、『夜中にこっそり連れ出して、国境までドライブする』なんて、ロマンチックじゃないですかぁ! 辺境伯様ったら、殿下を驚かせるためにそんな計画を立てていたなんて!」
ミシェル嬢はうっとりと頬を染める。
「でもぉ、一つだけ気になったんです。……『眠らせて運ぶ』って言ってましたけど、それって……もしかして……」
彼女はモジモジしながら、とんでもない爆弾を投下した。
「殿下を目隠しプレイで拉致監禁して、愛の逃避行をする『略奪愛』の演出ですか!? キャーッ! 辺境伯様×エリック殿下!? 新しい扉が開いちゃいますぅぅぅ!」
ドォォォォォン……!
会場中の貴族たちの脳内で、何かが爆発する音が聞こえた気がした。
「ら、拉致監禁……?」
「辺境伯が、殿下を……略奪?」
「国境へ……?」
ざわめきが、さざ波から大波へと変わっていく。
大男たちは顔面蒼白だ。
「ち、違う! 滅多なことを言うな!」
「えーっ? 違うんですかぁ? でも『報酬は弾む』って言ってましたよ? 愛はお金じゃ買えないのにぃ!」
ミシェル嬢の無邪気な追撃は止まらない。
彼女にとって「夜中に連れ出す=サプライズか駆け落ち」という方程式しかないのだ。
だが、大人たちにとっては違う。
その言葉は、「誘拐計画の暴露」そのものだった。
「……ほう」
絶対零度の声が、響き渡った。
空気が一瞬で凍りつく。
人垣が、モーゼの海割れのように左右に開いた。
その奥から、コツ、コツ、と優雅な足取りで現れたのは。
漆黒の燕尾服を纏った魔王――キース・クリフォード宰相閣下だった。
「ミシェル嬢の話……実に興味深いですね」
キース閣下は、氷のような微笑を浮かべて大男たちの前に立った。
「深夜二時。国境へ連れ出す。眠らせて運ぶ。……なるほど、随分と熱烈な『サプライズ』のようだ」
「ひっ……!」
大男たちが後ずさる。
閣下の背後からは、いつの間にか剣を抜いたルーカス様と、近衛騎士団が展開していた。
「あ、いや、これは……誤解で……」
「誤解? では、別室でゆっくり聞こうか。……アイビー嬢も一緒にいいかな?」
閣下が私に視線を流す。
その瞳は「よくやった(巻き込まれたな)」と語っていた。
「は、はい! もちろんです! 私もテラスで、その『サプライズ計画』の全貌をバッチリ聞かせていただきましたから!」
私は大男たちの拘束から逃れ、キース閣下の背後へと滑り込んだ。
勝った。
ミシェル嬢の天然(勘違い)と、私の証言。
これで詰みだ。
「くそっ……! やれ! 皆殺しだ!」
追い詰められた男の一人が、破れかぶれで叫んだ。
隠し持っていた短剣を抜き、一番近くにいたミシェル嬢へと襲いかかる。
「ミシェル!」
叫んだのは、エリック殿下だった。
しかし、距離がある。間に合わない。
「キャッ?」
ミシェル嬢がキョトンとした、その瞬間。
ヒュッ。
銀色の閃光が走った。
「ギャアアアアッ!」
男の短剣が弾き飛ばされ、悲鳴を上げてうずくまる。
その前に立っていたのは、私のドレスの裾から取り出した「鉄扇(扇子型の鉄塊)」を構えた私……ではなく。
なんと、キース閣下だった。
彼は素手で男の手首を極め、一瞬で制圧していたのだ。
「……私の目の前で、婦女子に手を上げるとは」
閣下は冷ややかに言い放ち、ゴミを見るような目で男を見下ろした。
「連れて行け。……吐くまで絞れ」
「はっ!」
近衛騎士たちが雪崩れ込み、男たちを次々と拘束していく。
会場は悲鳴と怒号に包まれたが、それはすぐに「さすが宰相閣下!」「悪党を成敗したぞ!」という称賛の声へと変わっていった。
騒動の中心で、キース閣下は乱れた前髪を指で払い、私の方を振り返った。
「……怪我はないか、アイビー」
「は、はい。ミシェル様のおかげで」
私はへたり込みそうになる足を踏ん張った。
「それより閣下……今の動き、文官とは思えませんでしたが」
「護身術だ。……それに、お前を守る契約だっただろう」
ボソリと言われた言葉に、私の心臓が大きく跳ねた。
(なに今の。ちょっと格好いいじゃない……悔しい!)
「えへへ~、よく分かりませんけど、サプライズパーティーは中止ですかぁ?」
ミシェル嬢が呑気な顔で首を傾げる。
エリック殿下が駆け寄り、彼女を強く抱きしめた。
「ミシェル! 無事か! 君はなんて無茶を……!」
「えっ? 殿下? 苦しいですぅ」
「怖かっただろう! 僕が守るから!」
「?? 殿下、キャラ変わってません?」
抱き合う二人(片方は困惑)と、それを守るように剣を構えるルーカス様。
そして、私を守るように立つキース閣下。
(……うん。悪くない構図だわ)
私は安堵の息を吐くと同時に、ポケットの手帳を握りしめた。
『事件発生。ミシェルの天然がテロ級の威力を発揮。そしてキース閣下の武闘派な一面……萌えの過剰摂取で死にそう』
こうして、辺境伯の陰謀は、一人の天然令嬢の一言によって未遂に終わったのだった。
だが。
これで全てが終わったわけではなかった。
連行される男の一人が、去り際に私を見て、ニヤリと笑ったのだ。
その意味を、私はまだ知らなかった。
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