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「……アイビー」
「待ってください、今いいところなんです」
「……私と、あいつら。どっちが大事なんだ」
「愚問です。ジャンルが違います」
王城の庭園。
休日の午後、私はキース閣下と優雅なティータイム……をしているはずだった。
しかし、私の視線はテーブルの向かいに座る恋人(キース閣下)ではなく、その遥か後方、噴水の縁に座る二人の青年に釘付けだった。
エリック殿下とルーカス様だ。
二人は何やら談笑しながら、鳩に餌をやっている。
平和だ。
絵画のように美しい光景だ。
「……はぁ。ルーカス様が鳩に囲まれて困っている顔、プライスレス……」
私がウットリと呟くと、ガチャンと音を立ててティーカップが置かれた。
「おい」
低い声。
視線を戻すと、キース閣下が氷点下の瞳で私を睨んでいた。
「せっかくの休日だ。二人きりで過ごそうと誘ったのは私だが……お前はここに来てから三十分、一度も私と目を合わせていないぞ」
「見てますよ! さっき『今日の閣下のクラバット、色が素敵ですね』って褒めたじゃないですか!」
「その後すぐに『でもルーカス様の騎士服の襟元も捨てがたい』と付け加えただろうが」
「事実ですから」
私は悪びれずに紅茶を啜った。
「閣下、嫉妬深い男は嫌われますよ?」
「誰のせいだと思っている」
閣下は不機嫌そうに腕を組んだ。
「……恋人になったのだから、少しは私を優先しろ」
そう。
あの日、バルコニーでの熱烈な告白とキスの後、私たちは正式に(極秘裏に)お付き合いを始めた。
私は幸せだ。
閣下は優しいし、顔はいいし、仕事もできるし、私の趣味もある程度理解してくれている(と思っていた)。
だが、一つだけ誤算があった。
この男、独占欲が強すぎるのだ。
「優先してますよ。こうしてデートに来てるじゃないですか」
「心ここにあらず、だろう。……さっきからメモを取るな」
閣下が私の手からメモ帳を取り上げる。
「ああっ! 返してください! 今、殿下がルーカス様の肩についた鳩の羽を取ってあげた瞬間を記録してたんです!」
「くだらん」
閣下はメモ帳をポケットにしまった。
「アイビー。お前にとって私は何だ?」
「え? 恋人ですけど」
「では、エリックたちは?」
「推しです」
「……その違いを説明しろ」
閣下は身を乗り出し、真剣な顔で問い詰めてきた。
「私はお前の『一番』ではないのか?」
面倒くさい。
この国の宰相は、こんなにも面倒くさい男だったのか。
私は深いため息をつき、姿勢を正した。
「いいですか、閣下。よく聞いてください」
「聞こう」
「『恋』と『推し』は、別腹なんです」
「……は?」
閣下が眉をひそめる。
私は人差し指を立てて解説を始めた。
「例えるなら、閣下は『主食』です。私の人生を支え、共に歩み、現実的な幸福を与えてくれる存在。なくてはならないものです」
「ふむ。……悪くない例えだ」
閣下が少し機嫌を直す。
「対して、エリック殿下たちは『極上のデザート』です。なくても死にはしませんが、心の潤いとトキメキを与えてくれる嗜好品。これがあるからこそ、人生は彩り豊かになるのです!」
私は力説した。
「つまり! 私はステーキ(閣下)も食べたいし、食後のケーキ(殿下たち)も食べたいのです! どちらか一つ選べなんて、暴論です! 胃袋が違うのですから!」
「…………」
閣下はポカンとしていた。
完璧な論理展開に、言葉を失っているようだ。
「……つまり、お前は私を愛しているが、それとは別にあの二人を見て興奮したいと?」
「イエス! ご理解いただけて嬉しいです!」
「ふざけるな」
デコピンが飛んできた。
「痛っ!」
「なんだその都合のいい理論は。……私はデザートの分まで腹を満たしてやりたいと思っているんだぞ」
「無理です。閣下を見て『萌え』は摂取できません」
「なぜだ」
「だって……」
私はモジモジと指先を合わせた。
「閣下を見ていると……ドキドキしすぎて、冷静な分析ができないんですもの」
「……!」
閣下の動きが止まった。
私は顔を赤くして俯いた。
「推しを見る時は『尊い……』って拝む感じですけど、閣下を見ると『好き……』ってなって、胸が苦しくなるんです。……種類が違うんです」
これは本音だ。
キース閣下は格好良すぎる。
私に向けられる熱っぽい視線や、ふとした瞬間の優しさに、私の心臓は毎日悲鳴を上げているのだ。
沈黙が流れる。
しまった、少し恥ずかしいことを言いすぎただろうか。
恐る恐る顔を上げると。
キース閣下が、片手で顔を覆って天を仰いでいた。
耳まで真っ赤だ。
「……閣下?」
「……卑怯だぞ、お前は」
閣下は呻くように言った。
「そんなことを言われて、怒れるわけがないだろう」
「えへへ……許してくれます?」
「……今回はな」
閣下は顔から手を離し、私の手を取った。
その瞳は、甘く蕩けていた。
「だが、納得はしていない。……お前のその『別腹』とやらも、私が埋め尽くしてやる」
「へ?」
閣下は私の手の甲に口づけを落とし、ニヤリと笑った。
「お前が『デザートなんかいらない、閣下だけでお腹いっぱい』と言うまで、愛してやるという意味だ」
「えっ、ちょ、意味深! 昼間ですよ!?」
「関係ない。……ほら、行くぞ」
「どこへ!?」
「私の部屋だ。……『主食』のフルコースを味わわせてやる」
「ぎゃぁぁぁぁ! 肉食! 野獣!」
私は閣下に手を引かれ、ズルズルと連行されていった。
背後では、エリック殿下とルーカス様が、そんな私たちに気づいて手を振っている。
「おーい、兄上ー! アイビー! 仲いいねー!」
「……見て見ぬふりをしてくれ、エリック」
ルーカス様が呟くのが聞こえた気がした。
宰相執務室(兼、私の取調室)。
私はソファに押し倒されていた。
「か、閣下! 鍵! 鍵かけました!?」
「かけた。誰も入れない」
閣下が覆いかぶさってくる。
「さて……デザートが入る隙間をなくしてやろうか」
「物理的に無理です! 私の胃袋(脳内)は宇宙なんです!」
「試してみればいい」
閣下のキスが降ってくる。
甘くて、深くて、息ができない。
「んっ……ふ……ッ」
抵抗しようとした手は、いつの間にか閣下の首に回されていた。
(ああ、もう……!)
確かに、こうされている間は、エリック殿下のこともルーカス様のことも考えられない。
頭の中が、目の前の男の色と匂いで塗りつぶされていく。
「……好きだ、アイビー」
耳元で囁かれる愛の言葉。
その響きだけで、体が溶けそうだ。
「……私も、です。キース様」
名前を呼ぶと、閣下は嬉しそうに目を細め、さらに深く口づけてきた。
『推しと恋は別腹』。
その理論は間違っていないはずだ。
けれど、この『主食』があまりにも美味で、濃厚すぎて……しばらくはデザート抜きでも生きていけるかもしれない。
そう思い始めた私の敗北だった。
(……でも、新作のプロットだけは、明日隠れて書こう)
薄れゆく意識の中で、私は腐女子としての最後の砦だけは死守することを誓ったのだった。
「待ってください、今いいところなんです」
「……私と、あいつら。どっちが大事なんだ」
「愚問です。ジャンルが違います」
王城の庭園。
休日の午後、私はキース閣下と優雅なティータイム……をしているはずだった。
しかし、私の視線はテーブルの向かいに座る恋人(キース閣下)ではなく、その遥か後方、噴水の縁に座る二人の青年に釘付けだった。
エリック殿下とルーカス様だ。
二人は何やら談笑しながら、鳩に餌をやっている。
平和だ。
絵画のように美しい光景だ。
「……はぁ。ルーカス様が鳩に囲まれて困っている顔、プライスレス……」
私がウットリと呟くと、ガチャンと音を立ててティーカップが置かれた。
「おい」
低い声。
視線を戻すと、キース閣下が氷点下の瞳で私を睨んでいた。
「せっかくの休日だ。二人きりで過ごそうと誘ったのは私だが……お前はここに来てから三十分、一度も私と目を合わせていないぞ」
「見てますよ! さっき『今日の閣下のクラバット、色が素敵ですね』って褒めたじゃないですか!」
「その後すぐに『でもルーカス様の騎士服の襟元も捨てがたい』と付け加えただろうが」
「事実ですから」
私は悪びれずに紅茶を啜った。
「閣下、嫉妬深い男は嫌われますよ?」
「誰のせいだと思っている」
閣下は不機嫌そうに腕を組んだ。
「……恋人になったのだから、少しは私を優先しろ」
そう。
あの日、バルコニーでの熱烈な告白とキスの後、私たちは正式に(極秘裏に)お付き合いを始めた。
私は幸せだ。
閣下は優しいし、顔はいいし、仕事もできるし、私の趣味もある程度理解してくれている(と思っていた)。
だが、一つだけ誤算があった。
この男、独占欲が強すぎるのだ。
「優先してますよ。こうしてデートに来てるじゃないですか」
「心ここにあらず、だろう。……さっきからメモを取るな」
閣下が私の手からメモ帳を取り上げる。
「ああっ! 返してください! 今、殿下がルーカス様の肩についた鳩の羽を取ってあげた瞬間を記録してたんです!」
「くだらん」
閣下はメモ帳をポケットにしまった。
「アイビー。お前にとって私は何だ?」
「え? 恋人ですけど」
「では、エリックたちは?」
「推しです」
「……その違いを説明しろ」
閣下は身を乗り出し、真剣な顔で問い詰めてきた。
「私はお前の『一番』ではないのか?」
面倒くさい。
この国の宰相は、こんなにも面倒くさい男だったのか。
私は深いため息をつき、姿勢を正した。
「いいですか、閣下。よく聞いてください」
「聞こう」
「『恋』と『推し』は、別腹なんです」
「……は?」
閣下が眉をひそめる。
私は人差し指を立てて解説を始めた。
「例えるなら、閣下は『主食』です。私の人生を支え、共に歩み、現実的な幸福を与えてくれる存在。なくてはならないものです」
「ふむ。……悪くない例えだ」
閣下が少し機嫌を直す。
「対して、エリック殿下たちは『極上のデザート』です。なくても死にはしませんが、心の潤いとトキメキを与えてくれる嗜好品。これがあるからこそ、人生は彩り豊かになるのです!」
私は力説した。
「つまり! 私はステーキ(閣下)も食べたいし、食後のケーキ(殿下たち)も食べたいのです! どちらか一つ選べなんて、暴論です! 胃袋が違うのですから!」
「…………」
閣下はポカンとしていた。
完璧な論理展開に、言葉を失っているようだ。
「……つまり、お前は私を愛しているが、それとは別にあの二人を見て興奮したいと?」
「イエス! ご理解いただけて嬉しいです!」
「ふざけるな」
デコピンが飛んできた。
「痛っ!」
「なんだその都合のいい理論は。……私はデザートの分まで腹を満たしてやりたいと思っているんだぞ」
「無理です。閣下を見て『萌え』は摂取できません」
「なぜだ」
「だって……」
私はモジモジと指先を合わせた。
「閣下を見ていると……ドキドキしすぎて、冷静な分析ができないんですもの」
「……!」
閣下の動きが止まった。
私は顔を赤くして俯いた。
「推しを見る時は『尊い……』って拝む感じですけど、閣下を見ると『好き……』ってなって、胸が苦しくなるんです。……種類が違うんです」
これは本音だ。
キース閣下は格好良すぎる。
私に向けられる熱っぽい視線や、ふとした瞬間の優しさに、私の心臓は毎日悲鳴を上げているのだ。
沈黙が流れる。
しまった、少し恥ずかしいことを言いすぎただろうか。
恐る恐る顔を上げると。
キース閣下が、片手で顔を覆って天を仰いでいた。
耳まで真っ赤だ。
「……閣下?」
「……卑怯だぞ、お前は」
閣下は呻くように言った。
「そんなことを言われて、怒れるわけがないだろう」
「えへへ……許してくれます?」
「……今回はな」
閣下は顔から手を離し、私の手を取った。
その瞳は、甘く蕩けていた。
「だが、納得はしていない。……お前のその『別腹』とやらも、私が埋め尽くしてやる」
「へ?」
閣下は私の手の甲に口づけを落とし、ニヤリと笑った。
「お前が『デザートなんかいらない、閣下だけでお腹いっぱい』と言うまで、愛してやるという意味だ」
「えっ、ちょ、意味深! 昼間ですよ!?」
「関係ない。……ほら、行くぞ」
「どこへ!?」
「私の部屋だ。……『主食』のフルコースを味わわせてやる」
「ぎゃぁぁぁぁ! 肉食! 野獣!」
私は閣下に手を引かれ、ズルズルと連行されていった。
背後では、エリック殿下とルーカス様が、そんな私たちに気づいて手を振っている。
「おーい、兄上ー! アイビー! 仲いいねー!」
「……見て見ぬふりをしてくれ、エリック」
ルーカス様が呟くのが聞こえた気がした。
宰相執務室(兼、私の取調室)。
私はソファに押し倒されていた。
「か、閣下! 鍵! 鍵かけました!?」
「かけた。誰も入れない」
閣下が覆いかぶさってくる。
「さて……デザートが入る隙間をなくしてやろうか」
「物理的に無理です! 私の胃袋(脳内)は宇宙なんです!」
「試してみればいい」
閣下のキスが降ってくる。
甘くて、深くて、息ができない。
「んっ……ふ……ッ」
抵抗しようとした手は、いつの間にか閣下の首に回されていた。
(ああ、もう……!)
確かに、こうされている間は、エリック殿下のこともルーカス様のことも考えられない。
頭の中が、目の前の男の色と匂いで塗りつぶされていく。
「……好きだ、アイビー」
耳元で囁かれる愛の言葉。
その響きだけで、体が溶けそうだ。
「……私も、です。キース様」
名前を呼ぶと、閣下は嬉しそうに目を細め、さらに深く口づけてきた。
『推しと恋は別腹』。
その理論は間違っていないはずだ。
けれど、この『主食』があまりにも美味で、濃厚すぎて……しばらくはデザート抜きでも生きていけるかもしれない。
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