推しの王子に捨てられたい!〜婚約破棄を狙うが、今日も失敗〜

「ああ……なんて尊い。存在そのものが国家予算並みの価値……!」
公爵令嬢メティは、婚約者である第一王子アリステアを狂信的に崇拝する、いわゆる「強火オタク」である。愛しすぎるがゆえに彼女が辿り着いた境地、それは――。
「推し(王子)を輝かせるため、私は無残に捨てられる『悪役』になりたい!」
自分が身を引くことで、王子に真実のヒロインとの幸福な恋(ハッピーエンド)をプレゼントしたい。そう決意したメティは、嫌われるために「わがまま」「不実」「ストーカー行為」と、悪役令嬢としての「お仕事」に精を出す。
しかし、肝心の王子・アリステアの反応は予想の斜め上を行っていた。
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