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邂逅(ジョル視点)5
しおりを挟む「あ、、あ、あ、あ、、ジョル、気持ちいい、、ジョル、、あ、すごい、、あ、あ、ぁあ、んん、、はぅ、、」
「ディオ、可愛い。本当に可愛い。俺も気持ちいいよ。奥が好きか?」
「、あ、はぅ、、ジョル、すき、おく、、あ、、ぁあ、、んん、、すごい、、あ、あ、あ、あ、ぁああ、、ジョル、、ジョル、、」
「ディオ、凄い。中が俺に絡みついてくる。俺のことが好きだって言ってるみたいに俺を放さない。気持ちよすぎる。
こんなの初めてだ。ん?初めてか?いや、初めて、だよな?」
ディオは奥が好きって言ったんだよな?
俺のことを好きと言ったのかと思って一瞬、心臓が止まるかと思った。
そしてこの俺に絡みついてくる感じが何故かとても懐かしく感じた。
「あ、あ、、あ、、ジョル、あ、、おかしくなりそう、、あ、あ、前からがいい、、」
「あぁ、いいよ。分かった。」
背中の程よくついた筋肉や形のいい尻を眺めるのも良いが、乱れるディオを正面から見たいと思った俺は、ディオを抱き抱えて仰向けにした。
すると、ディオはその蕩けた表情でポロポロと涙を流し続けていた。その涙が悲しみや苦しみの涙ではないことは表情から分かったが、綺麗すぎて目が離せず、指でそっとその涙を拭った。
「ジョル、、きて、、おねがい、、あ、あ、もっときて、おねがい、、あ、ぁああ、あ、嬉しい、、幸せ、、ジョル、、ジョル、、あ、ぁぁあ、、」
ディオに求められたことで俺の心は喜びに震えた。嬉しい、幸せと言ったディオの言葉が何を意味しているのかは分からない。
もしかしたらいつも行為中に無意識のうちに出る言葉かもしれないし、本当に俺と体を重ねていることを喜んでくれているのかもしれない。
どちらにしても、他の誰にも渡したくないと思った。こんなディオは誰にも見せたくないと思った。
「ディオ、もうイキたいか?こっちも一緒に扱いてやろうか?」
「あ、、両方は、だめ、はぅ、あ、、あ、もぅ、もう、、ジョル、、ジョル、、あ、あ、ぁああ、、」
ジョルジーノはクラウディオの昂ったものを扱きながら律動を早めていった。
「もうイキそうだ。ディオ、、、んん、、」
「、はぅ、、あ、あ、あ、、ぁあああ、、んんん、、」
俺は2人が一緒に達したことに驚いた。
途中、呼吸を合わせているような感じがしたのも、不思議だった。
こんなに相性がいいことはあるのか?
「中に出してごめん。早く浄化かけな。」
「え?ジョル、なんで私が浄化使えることを知ってるの?」
ディオに指摘されて、俺は首を傾げた。確かになぜ俺はディオが浄化を使えることを知っているんだ?
分からない。ディオはもしかしたら、俺の無くした記憶の一部なのかもしれないと思った。
しかし、それを取り戻す方法は分からない。
「ディオ、俺、初めて満たされた。」
「私も。学園を卒業してからずっと心が渇いて、誰を抱いても虚しかったし違うと思っていたけど、今日はとても幸せで、満たされた。ありがとう。」
「ディオは可愛いな。あんな風に求められたら、なんて言うか、惚れそう。」
「ふふふ、ジョル可愛い。」
ディオは俺が惚れたと言ったらどうするんだろう?それが気になって「惚れそう」と言ってみたが、笑って躱された。
ディオにはその気がないということか・・・。
俺のこの想いが片想いと決まった瞬間だった。
「ディオ、抱きしめて寝てもいいか?」
「うん。いいよ。」
断られるかもしれないとダメ元で言ってみたら、即答で了承された。
抱きしめて寝ていいんだ?嬉しい。
俺はディオをそっと包み込んで髪を撫で、額にそっと口付けた。
ジョルジーノの記憶が戻っていないことを悟っているクラウディオからしたら、遊び人と自称するジョルジーノの戯れだと思った。心が無いのにまるで愛しているような行動をされたことで、クラウディオの目からはまた一筋の涙が流れることになったが、浮かれていたジョルジーノはそれに気付けなかった。
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