【短編】仲間に裏切られた勇者は魔王様とプレイを楽しむ Dom/Subユニバース

cyan

文字の大きさ
6 / 12

普段の魔王と俺の想い

しおりを挟む



 
「・・・俺はどこで寝ればいいんだ?」
「同じベッドでいいだろ?このベッドは広いんだし。」
「夜中に俺を襲うなよ?」
「エロいことばっかりしたユーリに言われたくない!」
「それは謝っただろ?」
「ユーリが変なこと言うから。」
「あー、ごめん。冗談だ。」

「ふんっ。もう寝ろ。」
「分かったよ。おやすみ。」
「・・・おやすみ。」

ディアは端に寄って俺に背を向けて寝てしまった。
そうか、ディアは魔王だから誰かに冗談なんか言われたことが無いのか。それに誰にも揶揄われたこともないんだろう。だから戸惑って怒って、やっぱりただ可愛いだけだった。


どうすんだよ・・・
このままじゃ俺、ディアに本気で惚れそうだ。
たぶんディアにその気は無い。
その気があるなら、エロいことするなとか言わないだろうし。





その後、俺はディアの側にずっといた。
他の誰かがいる時のディアは、どこか気怠げで、ちょっと威圧的だ。


「何だ?」
「魔王様、北の民から陳情が届いております。」
「それで?」
「判断を急いでいただきたく・・・。」
「はぁ、お前が抑えておけばいいだろ?いつからお前はそんなに無能になったんだ?さっさと戻れ。」
「は。」


「魔王様、南西で災害がおきました。」
「それで?」
「救援物資と救出のための人員をご用意いただきたい。」
「救援物資は城の備蓄から持っていけ。人員は遊んでいる兵たちを好きなだけ連れていっていい。」
「ありがとうございます。」
「お前も現地に行って被害状況の報告を急げ。」
「かしこまりました。」



綺麗な顔だから、尊大な態度もとても様になる。魔王らしい感じがして、そんなディアも格好いい。
可愛いディアは俺にしか見せないのかと思うと、プレイしている時にとても愛しくなる。
もうダメだ。俺は完全にディアに惚れてる。
ディアはどうなんだろう?


ケアで抱きしめて髪を撫でると、気持ちいいと言われるが、好きだと言われたことはない。
魔王が勇者である人間に惚れるなどあり得ないのかもしれない。
そう思うと、行き場のない想いは苦しいだけのものになる。
それでも、人間の世界に帰ろうとは思わなかった。当たり前だ。殺されると分かっていて帰るわけがない。
 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

世界で一番優しいKNEELをあなたに

珈琲きの子
BL
グレアの圧力の中セーフワードも使えない状態で体を弄ばれる。初めてパートナー契約したDomから卑劣な洗礼を受け、ダイナミクス恐怖症になったSubの一希は、自分のダイナミクスを隠し、Usualとして生きていた。 Usualとして恋をして、Usualとして恋人と愛し合う。 抑制剤を服用しながらだったが、Usualである恋人の省吾と過ごす時間は何物にも代えがたいものだった。 しかし、ある日ある男から「久しぶりに会わないか」と電話がかかってくる。その男は一希の初めてのパートナーでありSubとしての喜びを教えた男だった。 ※Dom/Subユニバース独自設定有り ※やんわりモブレ有り ※Usual✕Sub ※ダイナミクスの変異あり

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

禁断の祈祷室

土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。 アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。 それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。 救済のために神は神官を抱くのか。 それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。 神×神官の許された神秘的な夜の話。 ※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。

【完結】俺だけの○○ ~愛されたがりのSubの話~

Senn
BL
俺だけに命令コマンドして欲しい 俺だけに命令して欲しい 俺の全てをあげるから 俺以外を見ないで欲しい 俺だけを愛して……… Subである俺にはすぎる願いだってことなんか分かっている、 でも、、浅ましくも欲張りな俺は何度裏切られても望んでしまうんだ 俺だけを見て、俺だけを愛してくれる存在を Subにしては独占欲強めの主人公とそんな彼をかわいいなと溺愛するスパダリの話です! Dom/Subユニバース物ですが、知らなくても読むのに問題ないです! また、本編はピクシブ百科事典の概念を引用の元、作者独自の設定も入っております。 こんな感じなのか〜くらいの緩い雰囲気で楽しんで頂けると嬉しいです…!

処理中です...