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普段の魔王と俺の想い
しおりを挟む「・・・俺はどこで寝ればいいんだ?」
「同じベッドでいいだろ?このベッドは広いんだし。」
「夜中に俺を襲うなよ?」
「エロいことばっかりしたユーリに言われたくない!」
「それは謝っただろ?」
「ユーリが変なこと言うから。」
「あー、ごめん。冗談だ。」
「ふんっ。もう寝ろ。」
「分かったよ。おやすみ。」
「・・・おやすみ。」
ディアは端に寄って俺に背を向けて寝てしまった。
そうか、ディアは魔王だから誰かに冗談なんか言われたことが無いのか。それに誰にも揶揄われたこともないんだろう。だから戸惑って怒って、やっぱりただ可愛いだけだった。
どうすんだよ・・・
このままじゃ俺、ディアに本気で惚れそうだ。
たぶんディアにその気は無い。
その気があるなら、エロいことするなとか言わないだろうし。
その後、俺はディアの側にずっといた。
他の誰かがいる時のディアは、どこか気怠げで、ちょっと威圧的だ。
「何だ?」
「魔王様、北の民から陳情が届いております。」
「それで?」
「判断を急いでいただきたく・・・。」
「はぁ、お前が抑えておけばいいだろ?いつからお前はそんなに無能になったんだ?さっさと戻れ。」
「は。」
「魔王様、南西で災害がおきました。」
「それで?」
「救援物資と救出のための人員をご用意いただきたい。」
「救援物資は城の備蓄から持っていけ。人員は遊んでいる兵たちを好きなだけ連れていっていい。」
「ありがとうございます。」
「お前も現地に行って被害状況の報告を急げ。」
「かしこまりました。」
綺麗な顔だから、尊大な態度もとても様になる。魔王らしい感じがして、そんなディアも格好いい。
可愛いディアは俺にしか見せないのかと思うと、プレイしている時にとても愛しくなる。
もうダメだ。俺は完全にディアに惚れてる。
ディアはどうなんだろう?
ケアで抱きしめて髪を撫でると、気持ちいいと言われるが、好きだと言われたことはない。
魔王が勇者である人間に惚れるなどあり得ないのかもしれない。
そう思うと、行き場のない想いは苦しいだけのものになる。
それでも、人間の世界に帰ろうとは思わなかった。当たり前だ。殺されると分かっていて帰るわけがない。
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