朝焼けは雨

怜悧(サトシ)

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※第23話→sideH

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日付けの感覚などとうになくなっていっていた。
水上は俺を気に入ったらしく専属で契約したらしい。首輪をハメられて、水上に買われる日を待つだけの日々だ。何より辛いのは水上から呼ばれるまで、自慰することもできずに、両手両脚を拘束されて檻の中に入れられているだけということだ。
次第に水上に呼ばれることが、嬉しくて仕方なくなる。

「ハルカ、水上さんの所にいくわよ。今日はパーティですって。服に着替えるわよ」
檻の中から出されると、串崎は俺の拘束を外して服を取り出す。
黒い仕立てのよさげなスーツである。
「まあ、水上さんって聞いただけでおちんちん勃てちゃって。いやらしい子ね」
串崎はペシッと俺の尻を叩いて、
「おしっこはでない?そうね。行く前にしていいわよ」
俺のちんこに尿瓶を当てて、排尿の許可を与える。
毎日のように繰り返された調教に、俺は許可なく排泄ができなくなっていた。

「…………ありがとうございます」

俺は礼をいって尿瓶の中に恥もなく垂れ流す。
串崎は、俺の体を綺麗に拭くとシャツを着せてくれる。何も考えず、ただ抱かれるだけの生活にも慣れ始めて、めんどくさい事もなく楽だなんて考えはじめている。
どうしようもなく、自堕落だ。
そんなことは、元からだ。

俺は自分でたいしてものも考えずに生きてきた。
それで上手くいってたのは、全部、ライが考えてやっててくれたからだ。

全部、ライが俺が楽なようにしてくれてた。
無くしてからきづくだなんて、俺はバカだな。

「馬子にも衣装ね。まあ、ろくなパーティーじゃないだろうけど。水上には、壊さないようにと言っているけども、気をつけてね」
串崎は意味深に笑い、俺の腕を引いて店の裏口に止めた車へと向かった。

串崎に連れてこられたのは、高層のマンションの最上階で、全て一部屋になっていて串崎が暗証番号を押すと扉が開く。
大理石の玄関とめちゃくちゃ高級っぽい飾りの像とかが沢山あって、なんだかヤバイ匂いがする。
本能が俺に引き返せと警告音を鳴らすが、1週間呼び出しがなかった俺のカラダは限界だった。
「いらっしゃい。ハルカ待ってたよ」
水上はスーツをきっちりと着こなしていて、すぐにことを始めるような構えではない。
パーティって、乱交パーティならすぐ始めてほしい。それくらい切羽詰まっている。
「今日は僕の誕生日パーティなんだよ。ハルカもお祝いしてくれないか」
串崎から俺の首から繋がる鎖を受け取り、俺の腰を抱いて水上は上機嫌で部屋に戻る。
誕生日会とか、ガキかよ。
腹の中で貶すが腰はもじつくし、耳元で囁かれるだけでたまらなくなる。
部屋の中には20人近くのスーツを着た男達が、グラスを手に歓談中のようだった。
まじで、パーティだけかよ。
俺の心にあるのは、何故か落胆である。
カラダは違うものを求めているのに。
チラと、水上を振り返ると優しい仕草で俺の髪をまさぐっている。
「さっそく串崎から、プレゼントを貰ったので自慢をしようかなって思って」
綺麗な顔でにこりと笑い俺の鎖を強くひく。

「グッ…………ッう」
思わず餌付いてしまい、身体が震えてくる。
「水上さん、その子は?あたらしい奴隷くんかな」
「まだ、僕のモノっていう契約はしてないけど。専属なんだよ」
首か締まって息が出来なくてクラクラしてくるのに、下半身は動悸で激しく脈打つ。
「へえ。苦しそうなのに、こんなに勃起してるなんて、よほどのマゾなんだね」
客の1人が面白がるように、俺の股間を円を描くように撫でる。
苦しいのに、出せない。
俺は、水上の許可なしには射精ができない。
水上は鎖を下ろして、俺を見上げて股間の染みをじっと見つめる。

「濡らしてしまったの?折角のスーツが台無しだね。汚さないように、全部脱ぎなさい」
水上は俺に命令して、俺は好奇の目に晒されながら目を閉じて上着を脱ぎ、ズボンのベルトを外した。
「いい子にしてたら、人間扱いしてあげようと思ったのにね」
きっと、最初からそのつもりなんかかいし、そんなのは口だけだ。

ストンと下着とズボンを下ろして、シャツのボタンを外して全裸になる。
俺を見ているのは、水上の友達たちでそういう趣味の金持ちばかりなのだろう。
「へえ。ダラダラだね。恥ずかしいのがコイツはいいのか?水上」
「そうみたいだね。人に見せるのは初めてなんだけど、いつもより感度がいいかもね。ハルカ、四つん這いになりなさい」
命じられた通りに腰を下ろして大理石の冷たい床に這う。
「今日は串崎から誕生日プレゼントにって、この子をお披露目する許可をもらったんだ。好きに使っていいよって」

勝手に人をプレゼントにするな。あのオカマ野郎。
水上は俺の腕をグッととって、軽く肌を脱脂綿でら撫でると、注射器の針を突き刺す。

え…………。

「最高に気持ち良くさせてあげるよ。今夜はキメセクだよ」

ぐらつく視界の中で、嫣然と水上は笑って俺を見下ろした。
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