朝焼けは雨

怜悧(サトシ)

文字の大きさ
60 / 64

※第60話→sideH(※注 獣姦)

しおりを挟む
ぐぷうと奥深い場所まで喰い込む肉は子供の腕ぐらい太く、腹が裂けそうで悲鳴が口をついてでる。
痛みというより下半身すべてが麻痺しそうな感覚に涙が溢れる。
「ひ、ぐぁあああ、ああああ、あああッ」
バシャバシャと机の下にあるバケツへと、はしたなく尿が漏れ出す。
何もかもがバラバラと砕けていく。
向けられる視線は、好奇心と欲望だけで誰も助けてはくれない。
内部から叩き潰されるような、壊される感覚に悲鳴しかあげることができない。目の前がチカチカして真っ暗になる。目を見開いているのに、なにも見えない。
こわい。
こわい。
胎内を壊そうと暴れる肉の動きは止まらず、ただの肉塊のように俺はひしゃげた声をあげ続けるしかない。

「ッかッ.......ハルカ.....ッ」

ずっと近くで聞いていたのに、懐かしいと思える声が耳に入り、なんとか焦点を合わせようとする視界に、必死な顔で叫ぶライの姿が見える。

なんで.....ッ、ここに?!

なんで.....お、れ、は裏切った、のに。

断片的な視界の中に映るライの顔。

ああ、俺は.....なんで、こんな、大事なものを捨てちまったんだろう。
あまりの馬鹿さ加減に笑えてくる。

.....いきたい。
近くにいきたいのに.......。

ひび割れた叫び声しかあげられなくて、必死でライの顔を見上げる。

「.....ハルカ、最後のチャンスだよ。ちゃんとこの御主人様から逃げずに帰るなら、今すぐに馬から解放してあげる。誓える?」

水上が俺の耳元に語りかける。
俺は頭が既におかしくなっていて、水上の言葉に何度も頷く。

「この誓いの贖いは君の命だよ」
まるで、俺の脳みそに焼き付けるように水上は告げた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

隣の席のイケメンに懐かれた

しょうがやき
BL
隣の席のイケメンに懐かれた平凡男子の話

Bランク冒険者の転落

しそみょうが
BL
幼馴染の才能に嫉妬したBランク冒険者の主人公が、出奔した先で騙されて名有りモブ冒険者に隷属させられて性的に可哀想な日々を過ごしていたところに、激重友情で探しに来た粘着幼馴染がモブ✕主人公のあれこれを見て脳が破壊されてメリバ風になるお話です。 ◯前半は名有りモブ✕主人公で後半は幼馴染✕主人公  ◯お下品ワードがちょいちょい出てきて主人公はずっと性的に可哀想な感じです(・_・;) ◯今のところほとんどのページにちょっとずつ性描写があります

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

路地裏の王子様と秘密のカフェ ―10年ぶりに再会した親友はトップアイドルでした―

たら昆布
BL
大学生の千秋がバイト帰りの路地裏で助けたのは、今をときめくアイドル『GALAXY』のセンター、レオだった。 以来、レオは変装して千秋の働くカフェへ毎日通い詰めるようになる。 ​「千秋に会うと疲れなんて全部消えちゃうんだ」 トップアイドルとは思えないほど素直に懐いてくるレオに、千秋は戸惑いながらも多忙な彼を支えたいと願うようになる。 ​しかし、千秋はまだ知らない。 レオが10年前に「また絶対会おう」と約束して別れた泣き虫な親友の玲央本人だということに。

処理中です...