タクシー運転手さんと

クレイン

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タクシー運転手さんとの出会い

スーツ姿の彼女と

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「軽くシャワー浴びましょうか。」
「うん。一緒に浴びよう?」
「はい、是非。」
 鏡花さんの上からどき手を引いて風呂場に向かう。

 2人で体を触ってイチャイチャしながらシャワーを浴びていると、すぐに陰茎が復活して硬くなってくる。
「…ここでする?」
 ちょんちょんと陰茎を突きながら彼女が上目遣いで見てくる。仕草も陰茎への刺激も俺の興奮を掻き立てる。
「さすがに風呂場はちょっと怖いし、コンドーム持ってきてないんで。シャワー上がってもう一回したいです。」
 緩く抱きしめながら陰茎を彼女に押し付けると彼女も体を押し付けてきた。
「いいですよ。もう上がりましょうか。」

 風呂場を出て体を拭き終わると洗面台に彼女のメガネを見つけた。
「鏡花さん。」
「はい?」
 こちらを向いた顔にメガネをかける。今日何度も見た彼女の顔だ。近くにはハンガーにかけられた彼女のスーツが見える。
「鏡花さん、スーツ着たまま…その、したいんですけど…いいですか?」
「スーツ着たままですか……別にいいですよ。着替えてから行くので先にベッド戻っててください。」
「はい。」
 

 財布から新たなコンドームを出してバスローブを羽織ってから待つこと数分、スーツ姿の彼女がやってきた。
「鏡花さん。」
「……一日中私を犯したいって思ってたんですか?」
 思わず抱きしめると抱きしめ返しながら呟かれた。
「……はい。すみません。ラーメン食べてるときに椅子に座ったお尻がすごくエロく見えて。その後からずっと色々と想像してました。」
「そうなんですか。」
 俺は両手を彼女の尻に移動させて、尻を包むスーツを撫でる。サラサラとした感触が心地いい。
「どんな想像してたんですか?」
「え!…その、お尻触りたいなとか。」
「とか?」
「…そのお尻を少し叩きたいなとか。」
「……あまり強くなければ叩いてもいいですよ?」
「本当ですか⁉︎」
「はい。」
 思わず尻を触る手に力が入る。

「じゃあそのままベッドに手を突いてくれますか。」
「こうですか?」
「はい。そのままで。」
 彼女を前屈みにさせて後ろに回ると強調されたお尻が目の前にくる。両手でサラサラと表面を撫でる。
「ラーメン屋さんで鍵を拾うときのお尻に少し勃起してました。」
「……それで歩き方が変だったんですか。」
 気付かれていたらしいが気にならない。
「お尻、叩きますね。」
「はい。優しくしてくださいね。」
 首だけ動かしてチラッとこちらに振り返る彼女がすごくかわいく見えた。
 パシン 軽く手首だけ動かして尻を叩く。
「痛くないですよね?」
「はい。全然大丈夫です。」
 パシンっ 肘から動かして少し強めに尻を叩く。
「どうですか?」
「大丈夫です。」
 バシン 「あっ」 肩から動かして強めに尻を叩く。
「少し痛かったですか?」
「…いえ少し驚いただけです。続けてください。」
 バシンっ 「あんっ!」 先ほどより強めに叩くと喘ぎ声に似た声が彼女から漏れた。
「…これくらいがちょうどいいですかね?」
「……はい。少し痛いですけど、でも…いいです。」
 バシンっ「あんっ!」バシン「ああっ」バシンっ「あっ」バシンっ「ふっ!」バシン「ぅぐ!」
 夢中になって彼女の尻を叩く。スーツの表面を撫でると少し熱を持ちはじめたように感じる。
 いつの間にか彼女の膝は曲がりベッドに突っ伏すようになっていた。
「鏡花さん。」
「…んぁ」
 尻を右手で撫でながら彼女とキスをする。舌を絡めている内に俺の陰茎も完全に勃起していた。

「鏡花さん。下、脱がせますね。」
「はい。」
 再び膝をピンと伸ばし前屈みの姿勢になった。後ろからお腹に手を回してベルトを外す。ファスナーを下げてからパンツスーツを膝までずり下げる。
 黒いパンティーが現れた。レースの加工が周りにしてあって大人の女性が身につける下着といった感じのパンティーだ。
 そのパンティーは少し尻の割れ目に食い込んでいて尻肉が左右から見えている。尻を撫でてから前に手を伸ばしパンティーの上から割れ目をなぞる。
「ん、ん、あっ、んん、ん。」
 小さく漏れる声を聞きながら割れ目を撫で続けているとパンティーの上からでも分かるくらい濡れてきた。
「鏡花さん。俺もう挿れたいです。」
「…いいですよ。後ろから来てください。」
 パンツも膝までずり下げて彼女のお尻と陰部を丸出しにする。割れ目が愛液でテラテラも光っている。バスローブを解いて勃起した陰茎にコンドームを装着する。
 ヌチャヌチャ コンドームに包まれた陰茎を割れ目に当て、音を立てながら愛液を塗りたくる。素股状態なのでこのままでも十分気持ちいい。
「焦らさないで…挿れて。」
 コンドーム越しに陰茎で割れ目をなぞっていると焦らしていると思ったらしい、彼女が尻を小さく振って誘ってきた。スーツ姿で半脱ぎになっているので余計興奮する。
「すみません。じゃあ挿れます。」
「うん。きて――ああっ!」
 俺は彼女の尻を掴んで一気に陰茎を膣内に挿入した。

 愛液を塗ったのと、本日2回目なのもあるのだろう。スムーズに陰茎の根本まで膣内に挿入った。彼女は足をピーンと伸ばして僅かに震えている。スーツとパンティーが膝で止まっているので彼女は足をあまり開けない。太ももを閉じたまま足を伸ばすので膣内も前より締め付けられる感覚がある。
 少しそのまま動かずにいると浅くなっていた呼吸が聞こえ始めて震えも収まった。
「動きますね。」
「……うん。」
 腰を掴んで腰を前後に動かす。陰茎を締め付けてくる膣壁の気持ちよさは健在だが1回目より動きやすい気がする。これなら少しだけ長く彼女を感じられるかもしれない。
 ゆっくりと腰を動かしながら彼女を感じる。陰茎が膣壁を擦るたびに彼女の口から「ああ」「やぁん」「あん」「んぁあ」と声が漏れてくる。段々と漏れる声に熱がつき始めた気がする。

 上半身はスーツを着たままで腰回りだけ肌を晒した状態の彼女はすごくエロく見える。1回目より見えてる部分や触れ合っている肌は格段に小さいのに、彼女の服装が1日一緒にいたときのものということだけで興奮度合いが段違いだ。
 段々と腰の動きを早く強くしていく。彼女の腰を掴む力が強くなる。俺の腰と彼女の尻肉が当たる音が大きくなっていく。
「鏡花さん。俺もう射精そうです。鏡花さんはどうですか?」
「あっ!あんっあ―私もっ、イキそう!」
 彼女の高まりを感じながら腰を動かし続け、とうとう俺は射精した。腰を押し付けて意味もなく奥で射精しようとする。彼女は再び膝を曲げてベッドに突っ伏していた。

 落ち着いた頃には自身の手汗と浮かんだきた汗で彼女の腰は湿っていた。
 腰を引いて陰茎とコンドームを引き抜く。2回目なのに結構な量が出ていた。
「鏡花さん、イケてないですよね?」
「えっ、まぁイってないですけど。ちゃんと気持ちよかったですよ。」
 彼女はなぜか申し訳なさそうに気を遣ってきた。不甲斐ないのは俺の方なのに。
「指でイカせますね。」
「え?ど――あっ!」
 右手の中指と薬指を彼女の膣内に挿れる。愛液が溢れてきているのでスムーズに挿れることができた。
「慶介さん。」
「自分が気持ちよくなることだけ考えてください。指、動かしますね。」
 指を動かして膣壁を擦ると、愛液がトロトロと溢れて出てきゅうきゅうと指を締め付けてくる。
「慶介さん。」
「イケそうですか?」
「え?そのイケそうですけど。ちょっとま――」
「良かった。いっぱい感じてくださいね。」
 指の動きを少しずつ激しくしていく。
「あんっ!あっんはぁ……んぅ、んっあっ!」
 喘ぎ声も段々大きく短くなってきた。
「そろそろイキそうですか?」
「もっ、イキそう、待ってイクっ、イクっ」
 指を動かし続けていると彼女の体が大きく震えた。ゆっくりと指を膣から抜くと愛液がドバっと溢れてきた。右手がベトベトだ。
「鏡花さん。僕の指でイってくれてありがとうございます。」
「はぁ、はぁ、はぁ、うん、気持ちよかったよ。」
 左手で彼女の頭を撫でながら落ち着くのを待った。

 その後はイチャイチャして過ごし一緒にベッドで寝て朝を迎えた。
 ホテルに入ったときの服装でホテルを出て行く。
 腕を組んでタクシーまで行きそれぞれ乗り込む。
「ではお客様――」
「鏡花さん。」
「…はい。何でしょう。」
 昨日彼女と触れ合ってからずっと考えていたが、ここで聞かなければきっと後悔する。
「連絡先交換しませんか。」
 彼女は俺がこの辺の人間ではないことを知っている。ただ都合のいい欲求不満の発散相手を探していただけかもしれないが、俺はそのまま彼女の過去の相手になりたくはない。
「いいですよ。」
「えっ⁉︎いいんですか?」
「何で驚いてるんですか?」
 あっさりと了承されて拍子抜けしてしまう。
「その、鏡花さんは気まぐれで俺を誘ってくれたのかと思ってたので。」
「……怒りますよ?」
「あっすみません。鏡花さんみたいなすごい美人が俺を相手にするわけないと思っちゃって。」
「美人と思ってくれてたのは嬉しいですが、私はそこまで奔放ではないですよ。慶介さんを誘ったのは……気まぐれもあったかもしれないですけど、好みの人だったからっていうのが先ですからね。」
 まさかの展開にニヤけ顔が抑えられない。
「またこっちに来るので連絡していいですか?」
「いいよ。また遊び行こうよ。」
「はい。また連絡します。」
「うん。じゃあ駅まで向かいますね。」
 夢のような展開だ。

「じゃあまたね。」
「…本当に払わなくていいんですか?」
「いいよいいよ、次遊んだとき何か奢って。」
「分かりました。また遊びましょう。」
「うん、ばいばい。」
 駅まで送ってもらい彼女と別れた。

 ふわふわした気持ちのまま電車に揺られて自宅に向かう。脳裏には昨晩の情事のことばかり。
 本当に連絡してもいいものだろうか。あそこまで言ったなら社交辞令ではなさそうだと思いたい。スマホの画面に映る彼女の連絡先を見て期待と不安が交互にやってくる。
 画面を眺めているとメッセージが来た。
《上運天鏡花 から新着メッセージ》
 えっ?

 バナーを押すとアプリが開いてメッセージが表示された。
《慶介さん。家には着きましたか?また来るときは連絡してくれれば迎えに行くので。》
 夢のような展開は現実らしい。
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