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第4章―悲しみの記憶と…――
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しおりを挟む「どうした瞳子?」
「お義父様、何でもないわ。ちょっと昔のことを思い出していたの……」
「そうか……。お前にとっては、ここは辛い思い出しかない所だったな」
「ええ、そうね。でも、何故か懐かしくなるわ。不思議ね。今頃、孤児院のみんな元気かしら? ローラ先生や、他の子達はどうしているかしら。みんな元気でいてくれたら嬉しいわ……」
私は窓から流れる景色を眺めながら、頭の中に孤児院のみんなの顔が過った。ふと思い出すと急に胸が切なくなった。
「会いたいのかい――?」
「わからない……。でも、もう二度と彼らとは会えないわ。きっと会ったら孤児院のみんなに迷惑がかかるもの。私は前の里親の所から逃げ出したから…――」
「そうか……」
お義父様は隣で私を気にかけてくれた。間もなくすると、馬車がお店の入り口の前で止まった。すると彼は一言を声をかけてきた。
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