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しおりを挟む――きっとこれは天罰だ。
彼女の事を大事にしなかった神様からの天罰だ。
こんなことになるくらいなら、もっと彼女と真剣に向き合えば良かったなぁ。
千里……。
意識が朦朧とする中で俺の頭の中には、彼女の顔が次から次へと浮かんだ。そして、走馬灯のように二人の懐かしい思い出が駆け巡った――。
「あっ…暑い…喉が渇いた……誰か助けて……」
激しい喉の渇きに耐えきれず、鞄をあさると日焼け止めを手にした。よく見ると中身は液体だった。俺はこれを手に持ちながら頭にある事が不意に浮かんだ。もしかしたらこれは飲めるんじゃないかと一瞬、錯覚してしまった。
「アハ……アハハハ……何だ、水があったじゃん……いいもの見っけた…――」
そう言って日焼け止めを手にすると中の液体を飲もうとした。既に理性も限界だった。そんな状況の中、究極の選択を迫られた。もう喉がカラカラに渇いてしょうがない。こうなったら勢い任せで、これを飲んでやると思った瞬間、千里の悲しむ顔が頭に過った。すると持っていた日焼け止めを床に投げ捨てた。
「ああ、クソッ!! ダメだ…! こんなのは絶対、ダメだ! しっかりしろ!」
そう言って投げ捨てるとグッと喉の渇きを我慢したのだった。もう自分の意識も失いかけてきた。そこで力尽きると、そのまま床に横たわった。そんな時に、どこからか大きな音が聞こえた。
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