超名門貴族の次男、魔法を授かれず追放される~辺境の地でスローライフを送ろうとしたら、可愛い妹達が追いかけて来た件~

おさない

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第36話 三姉妹、いただかれる

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「うぇ…………?」

 気がつくと、メイベルはベッドに体を縛りつけられていた。

「ちょ、ちょっと、何よこれっ!」
「あら、お目覚めのようねぇ」

 そう言いながらメイベルの顔を覗きこんできたのは、先ほどの女主人だ。

 彼女の姿を見て、メイベルはぎょっとする。

 なぜなら、女主人は背中から蝙蝠の羽を生やしていたからだ。

 おまけに、口からは鋭い牙が覗いている。

「ひ、ひぃ……おばけ……!」
「失礼ねぇ、ヴァンパイアよ!」

 そう、女主人の正体は吸血鬼《ヴァンパイア》だったのである。

「今すぐわたしを解放しなさいっ! そしたら許してあげるわ……!」

 怯えながらも、必死に強がって見せるメイベル。

「ダ・メ。あなたはこれから、アタシに食べられちゃうの」

 吸血鬼は妖しく笑うと、メイベルの上にのしかかる。

「他のコ達と同じようにねぇ」
「……ソフィアとエリーに手を出したら……ただじゃおかないんだか……」
「あむっ」
「らっ……!?」

 騒ぐメイベルの耳たぶに噛みついて、無理やり黙らせる女吸血鬼。

「ひぅっ……や、やめなさい……!」
「大丈夫よぉ。アタシ達に食べられるのはとぉってもきもちいの」

 耳元でそう囁かれ、首筋に息を吹きかけられるメイベル。

 抵抗の意思とは裏腹に、その身体は疼《うず》いていた。

「ほ、本当にっ……ぶっ飛ばすわよ……!」
「安心してちょうだい。今日は甘噛みにしてあげるからぁ」
「い、いや……!」
「それじゃあ、いただきまぁす」
「いやあああああっ?!?!」

 刹那、メイベルの首筋に女吸血鬼が噛みつく。

 それから程なくして、メイベルは嬌声を漏らし始めるのだった。

 *

 一方その頃。

「あっ……いやっ…………やめてっ……!」

 ソフィアも同じようにベッドに縛られ、人型のスライムに身体じゅうをべとべとにされていた。

「はぁ、はぁ……そんな声を出されると……余計にお腹が空いてしまいますぅっ!」

 興奮した様子でまとわりつく女性型スライム。

「やだっ、へんなかんじ……する……っ! 離して……っ!」
「ぺろ……ぺろ……」
「ひ、ひうっ……ひゃぁっ!」

 びくりと身体をのけぞらせるソフィア。

「ほ、ほら……どんどんお肌が綺麗になっていきますよぉ……!」
「わ、私……きたなくない……昨日お風呂入った……!」
「ぺろぺろぺろ」
「きゅううううううんっ!」

 ――そう、ソフィアはスライムによって身体じゅうの垢を舐め取られていたのである。

「ふ、ふひひ……これからずーっと、隅々までぺろぺろしてあげますからねぇ……」
「た……たすけて……!」
「いただきますぅ」
「い、いやあああああああっ!」

 *

「ぐー……ぐー……むにゃむにゃ……」

 二人が美味しく頂かれている中、エリーは未だに眠っていた。

「綺麗なお肌に赤いほっぺ……とても美しいですわ。芸術品ですわね……」

 そんなエリーのことを愛おしそうに見つめているのは、蝙蝠の羽と、細長い尻尾を生やした女――サキュバスだ。

 サキュバスは、縛られているエリーの服をめくり、お腹を指先でなぞる。

「ふ、ふぇ……?」

 くすぐったさを感じたエリーは、そこでようやく目を覚ました。

「な、何これぇ……どうして縛られてるの……?」
「ごきげんよう」
「きゃあっ?!」

 挨拶と同時にサキュバスにのしかかられ、エリーは小さな悲鳴をあげる。

「これからあなたの精気をいただきますから、じっとしていてくださいまし」
「よ、よくわからないよ……」

 サキュバスは、目をそらそうとしたエリーの顔を両手で掴んだ。

「ふふふ、隠しても無駄ですのよ。あなたからは素質を感じますわ。……何も知らないような顔をして、本当はいけないことにとても興味がおありでしょう?」
「だ、だからわかんないよぉ……!」
「すぐに分かりますわ」

 サキュバスはそう言うと、エリーに口づけをした。

「んむっ?! むーーーっ!」

 軋むベッド。ぴんと伸びるエリーの足。

 しばらくエリーの唇を堪能したサキュバスは、満足したように顔を離す。

「ぷはっ! けほっ、けほっ!」
「ファーストキス、頂いてしまいましたわ」
「あうぅ……」

 ちなみに、エリーのファーストキスは寝ているお兄ちゃんで済ませてある。

 おまけに一度やった後も癖になって、何回かお兄ちゃんでやった。

「ひどいよ……いきなりこんなこと……」
「あら、この程度で音《ね》を上げてはいけませんことよ。――これから、もっとすごいキスをするのですから」
「い、いや……やめて……!」
「それでは、かわいいお口をいただきますわね!」
「きゃああああああああああっ!」

 かくして、三姉妹は美味しくいただかれたのだった。
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