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第46話 見知らぬ部屋
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「う……ん……?」
顔に日の光が当たるのを感じて、マルクは目覚める。
「ここは…………?」
そう呟きながら目だけを動かして、周囲をきょろきょろと見回した。
宿屋の個室にしては少し広い部屋で、どこか神聖な空気が漂っている。
おまけに、天井からは豪華そうなシャンデリアまで吊り下がっていた。
「え、えっと……?」
よく分からないながらも起きあがろうとするマルク。
その時、ライムが自分の左腕をつかんでいることに気づいた。
「ライム……。良かった、無事だったんですね……!」
とにかく、ゴルドムのアジトから抜け出せたことだけは確かなようだ。マルクはそう思い、ほっと胸をなでおろす。
マルクはこのまま動くわけにもいかないので、寝息を立てて安らかに眠るライムの顔をただじっと見つめていた。
するとその時、急に目覚めたライムと目が合う。
「あ……。おはようございます、ライム」
マルクは少しだけ恥ずかしい気持ちになりながらも、挨拶をした。
「ま……る……く……」
ライムは震える声で、マルクの名前を呼ぶ。
「はい、そうですよ。……それよりも、ライムはここがどこだか分かりますか? 僕……あんまり良く覚えてなくて……」
「まるく……まるくが……!」
「あの、どうかしましたか?」
驚いたように目を見開くライムを見て、マルクは思わずそう問いかけた。
次の瞬間、ライムはつかんでいた腕をぎゅっと握りしめる。
「よかった……よかったよぉぉっ! マルク……ちゃんといきてるよぉっ!」
「だ、大丈夫ですか……?」
「うええええええええええん!」
そして、すがり付いたまま泣き出してしまった。
「泣かないでください……僕はこの通り、ちゃんと生きてますから……」
言いながら、ライムの頭をなでる。
「ぐすっ……うん……っ……ライムちゃん……もう、なかない……ひっぐ!」
ライムは、さらさらとした髪をマルクの手に自分から押し当てながらそう言った。
「そ、そこまで無理して泣き止もうとしなくてもいいですけど……」
「……じゃあ、なく……うわあああああああああああんっ!」
再び声を上げて泣き始めるライム。
「心配かけちゃったみたいで……ごめんなさい」
マルクは少し動揺しつつも、そう言った。
「どうかしましたか、ライムさん? 外まで泣いてる声が聞こえてきましたが……」
「何かマルクちゃんの体に大変なことでも……って、あら?」
その時、部屋の扉を開けて中へカーミラとクラリスが駆け込んでくる。
「マルク……さん……!」
「目が覚めたのね…………!」
目覚めたマルクの姿を見た二人の反応も、ライムと似たようなものだった。
「ご無事でなによりですううぅぅぅっ! ワタクシ、一時はどうなることかとっ!」
「よく頑張ったわねマルクちゃん……! アタシがいっぱい甘やかしてあげるわ!」
「え……? ちょ、ちょっとまって――」
マルクは、三人に寄ってたかってもみくちゃにされた。
いい匂いがして、全身が柔らかい何かで包まれる。
「く、くるし……」
そして苦しい。
「ごめんなさいマルクさんっ! ワタクシというものが付いていながらっ!」
「怖かったでしょう? アタシが居るからもう大丈夫よ。マルクちゃんのこと、しっかり守ってあげるわっ!」
「あの……もう分かりましたから離れて――」
マルクは二人のことを押し退けようとしたが、逆効果だった。
「おお、神よ、神よおおおおおおおっ!」
「ああんっ、久しぶりに感じるマルクちゃんの温もり……お肌も潤っちゃうわああああんっ!」
「えええええええええええええん! まるくぅ……まるくうぅぅぅぅっ!」
全身をいやらしい手つきでなで回されたマルクは、顔を真っ赤にしながら叫んだ。
「ここには変態しかいないんですかッ!」
その声を聞いて、三人は我に帰りマルクから離れる。
「……はっ!? ワタクシとしたことが、我を忘れてつい」
「ライムちゃんも、少しわがままだった……」
「とにかく、ちゃんと目が覚めたみたいでよかったわ。体の方は大丈夫かしら?」
カーミラの問いかけに、マルクは頷いた。
「はい」
「そう、それは何より。……さてと、それじゃあマルクちゃん……アタシ、あなたに言っておかなければいけないことがあるの」
そう言いながら、改まってマルクの方へ向き直るカーミラ。
「は、はい。どうかしたんですかカーミラさん?」
「申し訳ございませんでしたああああああああああああっ!」
次の瞬間、床に頭をつけて全力でマルクに謝罪した。
「えええええええええええええええええええええ!?」
顔に日の光が当たるのを感じて、マルクは目覚める。
「ここは…………?」
そう呟きながら目だけを動かして、周囲をきょろきょろと見回した。
宿屋の個室にしては少し広い部屋で、どこか神聖な空気が漂っている。
おまけに、天井からは豪華そうなシャンデリアまで吊り下がっていた。
「え、えっと……?」
よく分からないながらも起きあがろうとするマルク。
その時、ライムが自分の左腕をつかんでいることに気づいた。
「ライム……。良かった、無事だったんですね……!」
とにかく、ゴルドムのアジトから抜け出せたことだけは確かなようだ。マルクはそう思い、ほっと胸をなでおろす。
マルクはこのまま動くわけにもいかないので、寝息を立てて安らかに眠るライムの顔をただじっと見つめていた。
するとその時、急に目覚めたライムと目が合う。
「あ……。おはようございます、ライム」
マルクは少しだけ恥ずかしい気持ちになりながらも、挨拶をした。
「ま……る……く……」
ライムは震える声で、マルクの名前を呼ぶ。
「はい、そうですよ。……それよりも、ライムはここがどこだか分かりますか? 僕……あんまり良く覚えてなくて……」
「まるく……まるくが……!」
「あの、どうかしましたか?」
驚いたように目を見開くライムを見て、マルクは思わずそう問いかけた。
次の瞬間、ライムはつかんでいた腕をぎゅっと握りしめる。
「よかった……よかったよぉぉっ! マルク……ちゃんといきてるよぉっ!」
「だ、大丈夫ですか……?」
「うええええええええええん!」
そして、すがり付いたまま泣き出してしまった。
「泣かないでください……僕はこの通り、ちゃんと生きてますから……」
言いながら、ライムの頭をなでる。
「ぐすっ……うん……っ……ライムちゃん……もう、なかない……ひっぐ!」
ライムは、さらさらとした髪をマルクの手に自分から押し当てながらそう言った。
「そ、そこまで無理して泣き止もうとしなくてもいいですけど……」
「……じゃあ、なく……うわあああああああああああんっ!」
再び声を上げて泣き始めるライム。
「心配かけちゃったみたいで……ごめんなさい」
マルクは少し動揺しつつも、そう言った。
「どうかしましたか、ライムさん? 外まで泣いてる声が聞こえてきましたが……」
「何かマルクちゃんの体に大変なことでも……って、あら?」
その時、部屋の扉を開けて中へカーミラとクラリスが駆け込んでくる。
「マルク……さん……!」
「目が覚めたのね…………!」
目覚めたマルクの姿を見た二人の反応も、ライムと似たようなものだった。
「ご無事でなによりですううぅぅぅっ! ワタクシ、一時はどうなることかとっ!」
「よく頑張ったわねマルクちゃん……! アタシがいっぱい甘やかしてあげるわ!」
「え……? ちょ、ちょっとまって――」
マルクは、三人に寄ってたかってもみくちゃにされた。
いい匂いがして、全身が柔らかい何かで包まれる。
「く、くるし……」
そして苦しい。
「ごめんなさいマルクさんっ! ワタクシというものが付いていながらっ!」
「怖かったでしょう? アタシが居るからもう大丈夫よ。マルクちゃんのこと、しっかり守ってあげるわっ!」
「あの……もう分かりましたから離れて――」
マルクは二人のことを押し退けようとしたが、逆効果だった。
「おお、神よ、神よおおおおおおおっ!」
「ああんっ、久しぶりに感じるマルクちゃんの温もり……お肌も潤っちゃうわああああんっ!」
「えええええええええええええん! まるくぅ……まるくうぅぅぅぅっ!」
全身をいやらしい手つきでなで回されたマルクは、顔を真っ赤にしながら叫んだ。
「ここには変態しかいないんですかッ!」
その声を聞いて、三人は我に帰りマルクから離れる。
「……はっ!? ワタクシとしたことが、我を忘れてつい」
「ライムちゃんも、少しわがままだった……」
「とにかく、ちゃんと目が覚めたみたいでよかったわ。体の方は大丈夫かしら?」
カーミラの問いかけに、マルクは頷いた。
「はい」
「そう、それは何より。……さてと、それじゃあマルクちゃん……アタシ、あなたに言っておかなければいけないことがあるの」
そう言いながら、改まってマルクの方へ向き直るカーミラ。
「は、はい。どうかしたんですかカーミラさん?」
「申し訳ございませんでしたああああああああああああっ!」
次の瞬間、床に頭をつけて全力でマルクに謝罪した。
「えええええええええええええええええええええ!?」
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