【完結】今夜も彼氏を鳴かせたい~そして俺は彼女に抱かれる~

桃ノ木ネネコ

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番外編

幸せのピアス~愛と絆とピアスの穴と~(その2)

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「同居・・・ねぇ」
ユキヤからの申し出に、すみれは難しい顔をする。
そしてユキヤの服を脱がせると、てきぱきと手足を拘束していく。

「ああ、ここ最近ずっとお互いの家を行き来している状態だし、
俺も4月が部屋の更新時期なんでいい機会だから・・・どうかなって?」
「そうそう都合いい部屋なんか見つかるかな?」すみれは首を傾げながらいう。
「それは今俺が精力的に探してます。」
空の部屋の事はまだ敢えて伏せて話してみる。

「そっか、ありがとう。ユキちゃん」
すみれはにっこりと微笑む。
「まあまだ先の話だけどね」ユキヤも照れながら言った。
「でもユキちゃんがそこまで考えてくれてるとは意外だったな。」
すみれはユキヤの頬に軽くキスをする。

「あ、いや、別にそういうわけじゃなくて・・・」
「・・・一緒に住んだら色んなプレイやり放題だもんね」
すみれはそう言いつつユキヤの首筋に舌を這わせる。
「うっ、そ、それだけじゃなくて・・・あくまで俺の将来のためというか・・・」
「ふーん、本当かな?」
すみれはにやっと笑いながらユキヤの胸を愛撫しはじめる。

「今日はそんな殊勝なユキちゃんを念入りに可愛がってあげよう」
すみれはユキヤの乳首を口に含むと、優しく舐め始める。
「ちょ、すみれ・・・あぁん・・・」
ユキヤは思わず声を上げる。
「ほら、可愛い声で鳴いてごらん」
すみれはユキヤの耳元で囁いた。「うぅ・・・すみれ・・・あぁ・・・」

「ほら、言ってみて。気持ちいいんでしょ?」
「うん・・・すみれに責められるの・・・好きぃ・・・」
「もっとして欲しいの?」
「・・・はい」
「ユキちゃん、最近素直だねぇ」
すみれは満足気に言う。

「・・・ねぇ、やっぱりここにピアスしちゃだめ?」
そう言ってすみれは乳首を軽く摘まんだ。「あっ、ダメだよ。痛いし恥ずかしいし・・・」
ユキヤはあからさまに拒否反応を示す。「それに・・・痛いのはしないって約束だろ・・・」
「わかってるよ、もう。」
すみれは不満げに呟く。 「だってさぁ・・・ユキちゃんに色々したいじゃん」
すみれが口を尖らせる。「俺は嫌だからな。」「ぶー。ユキちゃんのケチ」
すみれが唇をとがらせたままユキヤの身体を弄りだす。

「似合うと思うんだけどなぁ・・・」すみれはちょっぴり残念そうだ。
「絶対無理!お願いされてもやらないからな!」
ユキヤが慌てて答える。

すみれに乳首を吸われながらもユキヤはきっぱりと断った。
「仕方ないな。いつかはやるけど、それはまた今度でいっか」
「やらなくていいから!」
「はいは~い」
すみれはユキヤの頭をなでなでした。
「頼むからいつもの挟むのだけで勘弁してくれよ・・・」
ユキヤが情けない声で言う。「えぇ?せっかく新しい刺激なのにぃ。」
すみれがちょっと不機嫌になる。

(こいつに大沢さんの事を教えたらえらい事になりそうだ・・・)
ユキヤが心の中で苦笑していると、
すみれが不意に顔を近づけてきた。

「なんだよ・・・」
「キスして」
「はいよ」
ユキヤは軽く口づけをした。
「んっ・・・」
するとすぐにすみれの方から舌を入れてくる。
「んっ・・・ちゅっ・・・んっ」
すみれはユキヤの舌を自分の舌で絡めとると、 何度も吸い付いてきた。
その度にすみれの舌が絡みついてきて、唾液が混ざりあう音が響く。
「んっ・・・ぷはっ・・」
やがてすみれはゆっくりと唇を離す。

「ねぇ、もう一回・・・いい?」
そう言うとすみれは再びユキヤの口に覆いかぶさった。
「んっ・・・」
今度は先程よりも激しく、すみれの舌がユキヤの口腔内を犯していく。
「んむぅ・・・」
そしてそのまますみれの柔らかな胸がユキヤの胸に押し付けられて形を変える。

「はぁ・・・はぁ・・・」
ようやくすみれが口を離すと、お互いの間に銀色の糸が引いた。
「ユキちゃん・・・好き・・・」すみれはユキヤに抱きつく。
(本人が痛がることはさすがに出来ないもんね・・・)
自分がしたい事は痛めつけたり傷付けたりすることじゃない・・・すみれはそう思っている。

「俺も好きだぜ、すみれ」
ユキヤはそう言ってすみれを抱きしめ返した。
「ユキちゃん、大好き」
「俺もだ」
二人は強く抱きしめ合った。

「ねぇ、さっきの一緒に住みたいって話だけど・・・」
すみれがふと思い出したように言う。
「考えてもいいよ!」そういってすみれは再びキスをした。「んむっ!?」
ユキヤは突然の事に驚いたものの、すみれを受け入れてそれに応える。

「んむ・・・んっ・・・」
すみれはユキヤの唇を優しく舐めると、そっと唇を放した。
「ふぅ・・・本当か!」
ユキヤの顔がぱぁーっと輝いた。

「うん!私、ユキちゃんと一緒に住みたいな」
「そっか・・・わかった!」ユキヤは嬉しそうな顔になった。
「問題は、すぐに部屋が見つかるかどうかだけど・・・」
すみれが顔をしかめる。

「・・・なら心当たりあるから、もう少し待っててくれるか?」
「え?いいけど、どこの部屋?」
「まあ、それはおいお話すればいいよ」
そう言ってユキヤはすみれにハグをする。腕を動かせないときの愛情表現だ。
「ユキちゃ~ん♪」
すみれもユキヤをぎゅう~と抱きしめた。

「それはそれとして・・・こっちが元気になってきてるよ~」すみれはユキヤの下腹部を撫でた。
「あっ、ちょっ、やめてっ」
「ほら、こんなに固くなってるよ」
すみれはユキヤの股間を指先で弄り始めた。

「やっ、だめだって・・・」「もう、素直に気持ちよくなっちゃいなよ」
「だから、やめろってば!」
ユキヤは必死に抵抗する。
「やめて欲しいのかなぁ・・・?」
すみれはユキヤの耳元で囁くと、耳に息を吹きかけた。「あふぅ・・・ん」
思わず甘い声が出てしまうユキヤ。
するとすみれはクスリと笑った。

「可愛いなぁ、ユキちゃんは」
すみれは再びユキヤに口づけする。
「んっ・・・ちゅっ・・・」今度は先程よりも長く深いキスだった。「ぷはっ・・・」
やがてすみれは唇を離す。
「ねぇ、ユキちゃん・・・もっと、いいよね?」
そう言うとすみれはユキヤの無毛の下半身をさする。

その刺激に否応なしに反応してしまう。「ちょ、ちょっと、ダメだよっ」
ユキヤは慌てて腰を引く。
「やっぱりツルツルだと敏感なのかな~」
すみれは楽しそうだ。

「そういう問題じゃなくて・・・」
「それに、ユキちゃんのここも、準備万端みたいだし」
そう言いながらすみれはユキヤのモノを軽く握ると、上下にしごいた。
「んっ、んんぅ・・・」
ユキヤはビクンッと身体を震わせた。
「ねぇ、お願い・・・いいでしょ?」
すみれはユキヤの耳を甘噛みしながら、ユキヤのものを手で愛撫し続ける。

「んっ、んんっ・・・」
「ねぇ、ユキちゃん・・・」
すみれはユキヤの首筋に舌を這わせると、そのままゆっくりと下に降ろしていく。
そして胸まで行くとその先端を口に含んだ。
「こっちも敏感だもんね」
「ひゃうぅ・・・」
ユキヤは身を捩らせる。

「ユキちゃん、好き・・・」
すみれはユキヤの乳首を吸い上げる。
「ああぁ・・・」
ユキヤの口から喘ぎ声が漏れた。「ふふ、かわいい・・・」
すみれはユキヤの胸に頬擦りをする。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
ユキヤは荒い呼吸を繰り返す。

「ねぇ、ユキちゃん・・・」
すみれはベッドに横になると、自分の秘所を指で開いて見せた。
「ここに・・・入れて」
「えっ!?」
「ねぇ、早く・・・」
すみれ自らの股間を指で広げて見せる。
そこは既に濡れていた「私もね・・・ドキドキしてたんだよ」

そこは熱を帯びていて、ぬらぬらと濡れていた。
「あんっ・・・」
すみれが艶っぽい吐息を漏らした。
「ユキちゃんが欲しいの・・・」
すみれはユキヤの上に馬乗りになった。「ユキちゃんが欲しくって、こんなになっちゃった」
すみれは自分の秘所に手を添えると、ユキヤのものの先端にあてがう。
「ユキちゃんのおっきくなったおちん○んが、私の中に入ってくるよぉ」
すみれは少しずつ腰を落としていった。

「んっ、んんっ、あぁっ、入ってるよ、ユキちゃんのものが、私の中にぃ・・・」
すみれは目を閉じ、顔を紅潮させながら、徐々にユキヤのものを呑み込んでいく。
「んんっ、ああっ、あぁんんっ!・・・ユキちゃんの大きいぃ・・・」
やがてすみれは全てをユキヤのものに埋め込んだ。

「ああっ、全部入っちゃったよ・・・ユキちゃんのが奥に当たってるよ・・・」
すみれは身体を小刻みに痙攣させている。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
ユキヤは苦しげな表情を浮かべている。
「あふぅん・・・どう?私の・・・中、気持ち・・いい?」
すみれは妖しい笑みを浮かべた。
「そんなこと・・・聞かないで・・・」
「ふふふ、ユキちゃん・・・可愛い・・・よ・・とっても」
すみれはゆっくりと腰を動かし始めた。

「んっ、んんっ、んっ!」
すみれの動きに合わせて、すみれの大きな乳房が激しく揺れ動く。
その光景はとても淫靡なもので、ユキヤのものはさらに硬さを増した。
「ねぇ、ユキちゃん・・・もっと・・・おねがい」すみれは激しく動き出した。

「あん、あん、ああぅんんっ・・・」
「うわぁっ、くっううっ・・・」
二人の身体がぶつかり合う音が響く。
「ユキちゃぁん、好きぃ・・・大好きだよぉ」
「俺も・・・すみれの事・・・あぁ・・・」「嬉しい・・・」
すみれは嬉しそうな笑顔を見せた。

「ねぇ、ユキちゃん・・・キスしよ」
二人は唇を重ねた。
「ちゅぱっ、れろっ、じゅぷっ、んんっ、んむっ」
舌と唾液を絡ませあう濃厚な口づけを交わす二人。
互いの身体を強く抱きしめあい、お互いの体温を感じあった。
「んっ、んんっ、んんんっ、んんんんんっ!!」
「んんんんんんっ!!んんんっ!!!」
そして絶頂を迎える。
「んんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
すみれとユキヤは抱き合ったまま呼吸を整えていた。
「ねぇ、ユキちゃん・・・」
すみれはユキヤの耳元に口を近づけ囁いた。
「一緒に住んだら・・・毎日こんなことしちゃう?」
すみれは悪戯っぽく笑う。
「もう・・・からかわないでよ」
ユキヤは照れたように言った。
「ふふふ」
すみれはユキヤの頬に軽くキスをした。
「じゃあ、そろそろ寝ようか」「うん」

すみれはベッドに横になると、ユキヤに腕枕をしてもらった。
「今日は疲れたでしょう?ゆっくり休んで」
「ありがとう」
すみれは優しく微笑んだ。
「ねぇ、ユキちゃん」
「何だい?」
「愛してる・・」「俺もだ」
二人は抱き合いながら眠りについた。

***

時は少し流れて2月14日のバレンタインデー。
空は柿崎を家に招待して食事をふるまっていた。「美味い!この肉料理最高です」柿崎が絶賛する。
「そう、良かった」空が微笑む。
相変わらずの散らかった作業部屋での食事だが、二人は幸せそうだった。

「・・・でね、バイト先の子に大ちゃんが作ったピアス、褒めてもらったんだ!」
先日の事を空は嬉しそうに柿崎に報告していた。
「空さんに似合うようにデザインしたから・・・嬉しいです」
柿崎も照れたように笑う。「えへへ」空は恥ずかしげに笑った。

「ねえ大ちゃん・・・」「はい?」

「前にも言ったけど私春には地元に帰っちゃうんだよ・・・」
「・・・知ってます。」
「この部屋も春に入る人が、もう決まってる・・・」
二人はちょっと暗い顔になる。

「私さ、大ちゃんを私の都合で振り回したくない・・・」
「・・・・」

二人は沈黙する。「だから、その、私たち、このあたりで・・・」
空が意を決した表情で告げる。

「そんなこと言わないでください!!」

柿崎が声を荒げる。
彼がこんな風に空に怒鳴るのは初めてだった・・・。

「だって離れ離れになったら、なかなか会えなくなるんだよ・・・。
それに、私は大ちゃんにはもっと大きな場所で・・・」
空が悲しげに言う。

「僕がどんな道を行こうとそれは僕の自由です!それになかなか会えないと言っても
たった1年の辛抱です!これは誰が何と言おうと変える気はありません!」
「だ・・・だめだよそれは・・・」
空は泣きそうな顔で訴える。

『たった1年』この言葉は柿崎が空の後を追って、同じ会社に入るという事を示してた。
(大ちゃんのその気持ちはとても嬉しい・・・けど、だからこそ、彼の足手纏いにはなりたくない・・・)
空の目に涙が浮かぶ・・・。

「僕は、この先貴女にずっと会えなくなることが、一番嫌です・・・!」
柿崎が絞り出すような声で呟く。

そして話しているうちに落ち着いてきたのか、口調が冷静になっていく。
「すいません・・つい。でも貴方への気持ちを変えるつもりはありません。」

「ごめんね・・・ごめんね・・・大ちゃん」空は泣きじゃくる。
「空さん・・・泣かないで」

「ぐすっ、ひっく、ううっ、うわぁぁぁん」
空は子供のようにわんわんと泣く。
「うわぁぁぁん、わぁぁぁん」
柿崎は空を抱きしめた。
「大丈夫、大丈夫です・・・」

空は自分がどうしていいのか分からなかった・・・。

つづく
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