3 / 4
後編
しおりを挟む
腰が跳ね、足に力が入って身体が硬直する。力が抜けると、熱が全身に広がって汗が噴き出した。
「イけたか」
「ん……い、く……? あっ」
肩を上下させて呼吸するカーヤの身体に大きな影が覆いかぶさる。
片手で彼女の頭を撫でつつ、イザークがもう片手で濡れそぼった蜜壺に指先を沈めた。
「もう少しほぐしてやろう」
「あぁ――」
ゆっくりと埋め込まれる指に、カーヤは息を止めた。
初めての圧迫感に緊張が走る。
「力を抜け」
「や、できな……」
「できるだろう? さっきと同じようにすればいい。ほら」
「あぁんっ」
指が根元まで埋まり、指先がくにくにと蜜壺の奥を刺激する。さらに入り口の秘芽を口内で嬲られて、カーヤは仰け反った。
イザークはぐちゅぐちゅとわざと音を立てながら中を掻き回し、溢れ出る蜜を啜る。
聴覚からも煽られ、カーヤの中がうねって彼の指に絡みついた。
「あ……あぁ、あ……」
一度弾けた快感の風船が再び膨らみ、カーヤはシーツを握って喘ぐ。
さらにイザークは片手をカーヤの豊満な膨らみに伸ばし、その先端を摘まんだ。
「ああっ」
あらゆるところを同時に刺激され、嬌声が抑えられない。
一度絶頂を知ったカーヤの意識は、より深い愉悦を求めてイザークの指先、唇の動きを追った。
「中、熱いな……こんなに濡らして、思っていたよりも随分いやらしい身体だ」
「あっ、やだ……そんなこと……んあぁ」
「俺は嫌いじゃないぞ」
言葉でも羞恥を煽られ、思わず否定するものの、イザークは楽しそうだ。
「ほら、もう一度イってみろ……」
「ひ、や、ダメっ、あ、あっ、ああぁ――!」
ちゅうっと強く秘芽を吸われ、カーヤは再び達してしまう。
くたりと力の抜けた彼女の身体をゆっくりと撫でまわす大きな手――ほんのわずかな刺激にも敏感に反応し震えるカーヤを、イザークが獲物を狩るような目で見つめている。
その熱っぽい視線に囚われるような気がした。
「イ、イザーク、さま……」
「……ここで俺の名を呼ぶとはな」
カーヤはやめてほしくて王子の名を口にしたのだが、どうやらイザークは違う意味にとったらしい。
彼の喉仏が上下するのを見て、カーヤは本能的に身体を起こそうと力を入れた。
しかし――
「逃がすと思うな、カーヤ」
「きゃっ、あ、お、お願っ」
「お前は俺がもらう」
ぐっと身体を引き寄せられ、耳元に吹き込まれた言葉。
直後、ベッドに押し倒され、猛った昂りが蜜壺に宛がわれた。
「待って――ああっ」
懇願も虚しく、ずぷりと太く熱い剛直が埋め込まれる。
しとどに濡れていても、初めて男性を受け入れる身体は悲鳴を上げ、カーヤは痛みに涙を零した。
「く……締め付けすぎだ」
「ん、あっ」
イザークも眉間に皺を寄せ、苦しそうだ。それでも腰を進めることをやめず、そのまま最奥まで貫く。
隙間なく繋がると、イザークは長い息を吐き出しつつ、カーヤを抱きしめた。
零れ落ちた涙を舐めとり、唇を啄む。
「泣くな、カーヤ」
「そんなこと言ったって……こんなの、ひ、ひどいです……」
「ひどいのはお前のほうだ。こんなに焦らされたのは初めてだぞ……まぁ、そこが気に入ったんだが」
「あっ、や、う、動いたらっ、ダメッ」
イザークが緩やかに腰を動かし始め、カーヤは鈍い痛みに顔を歪めた。
「少し我慢しろ。これでも手加減している」
「ひゃっ、ああん」
ゆっくりと昂りを出し入れしつつ、イザークは胸の先端に吸い付く。優しくねっとりと蕾を舐める行為は、痛みを訴える身体を慰めようとしているかのようにも思えた。
「は……ん……ああ、あ……」
そうして胸を愛撫されるうちに、じわじわと快感が戻ってきてカーヤの声色が変わっていく。
すると、イザークは胸の先端を摘まんだり、軽く歯を立てたり、さらに大きな快楽を与えようと触れ方を変えていった。
それに呼応して、彼女の中がイザークの昂りを奥へ誘うようにいやらしくうねる。
「んっ、ああ……」
「カーヤ……わかるか? お前の中が俺に絡みついて、子種を欲しがっているぞ」
「やぁっ」
イザークがククッと笑い、身体を起こす。カーヤの奥を穿ちながら、彼は自分を受け入れる彼女の下腹部を撫でた。
その淫らな仕草にカーヤは身体を震わせる。
「ここに注げば……俺の血が手に入る。まどろっこしい研究などすっ飛ばしてな」
「あっ、あ……イザーク、さま……や、だめ……」
「ダメではないだろう? 少なくとも、お前の身体は悦んでいるぞ」
「あぁんっ」
ぐちゅぐちゅと泡立つ結合部にイザークの手が伸びる。
真っ赤になってその存在を主張する秘芽を擦られ、カーヤは甲高く啼いた。
王子が触れるすべての場所が熱く、気持ちいい。
心が伴わないはずの行為なのに。無理やり奪われたはずなのに、快楽を求めてしまう自分がはしたなく思える。
「ち、違いま……っ、あっ、あ……悦んで、なんて……私っ、ああ……」
「なんだ、無自覚か」
カーヤが必死に自分の身体の反応を否定しようとすると、イザークはどこか寂しそうにため息をついた。しかし、すぐに不敵な笑みを浮かべる。
「面白い。ならば、自覚するまで閉じ込めて抱き潰してみるか?」
「な――あっ、あ、や、激しく、しな、で……あぁッ」
肌を打ち付ける音が大きくなる。
イザークの雄を咥え込んだ泉からは蜜がとめどなく溢れ、シーツを濡らしていく。
すでに破瓜の痛みは快感に塗り潰されて、カーヤは嬌声を上げ続けた。激しい律動に合わせて足ががくがくと揺れ、翻弄される。
細い腰を掴んで目を瞑り、薄く開いた唇から熱い吐息を零す王子の様子が視界に入り、カーヤははぁっと熱い息を零した。
夢中で腰を打ち付けるイザークに、なぜか心がざわつく。
「……っ、く」
不思議な感情に後押しされるようにカーヤの中がうねって昂りを締め付け、イザークが微かに呻いた。
それにまた、彼女の下腹部が疼く。
「はっ、あ……イ、イザーク様……」
「カーヤ」
吐息交じりの色っぽい囁きが、なぜか耳に心地いい。
イザークがカーヤの手を取り、指を絡めてシーツに縫い付けた。
「んあっ、あ……っ、あぁ……」
快感が迫ってくる感覚――絶頂が近いことを頭が、身体が、認識する。
押し寄せてくる大きな波に流される。何かに縋りたくて、カーヤはイザークの手を握り返していた。
「これで無自覚とは恐ろしいな……はっ……もう、イくぞ」
「あ、ダメ……だめ、です、ああっ」
イザークの動きがさらに激しくなる。
このまま彼が果てたら……
その行為の意味が頭によぎり、カーヤの身体の奥が熱くなる。
ダメだと思う理性の傍らで、身体が彼のすべてを受け止めようとしているのを感じた。
「や、ダメ、あっ、あ、んぁっ、イ、ザーク、さ……あっ、ああ、あ――ッ」
「くっ」
ぐんっと奥を突かれた瞬間、頭が真っ白になる。
同時にイザークが呻き、彼の動きも止まった。彼は呼吸を荒げつつ、彼女の中に白濁を注ぎ込む。
「あ……」
数回腰を緩やかに揺らし、すべてを吐き出したイザークは繋がったままカーヤの身体を抱きしめた。
その温かさになぜか安心して、カーヤは王子の背に腕を回す。
「んっ、な、なんで……」
繋がったままの身体――イザークの昂りが再び熱を取り戻し、カーヤは目を白黒させた。
「お前が悪い」
「え? きゃ――んんっ」
やや余裕のない表情が一瞬見えたと思ったけれど、すぐに唇を塞がれて、イザークの感情が読めなくなる。
ぬるりと入り込んでくる舌に気を取られているうちに、王子は腰を前後させ始めた。
「んぅ、ん、ン!」
抵抗しようにも、身体にうまく力が入らない。
それをいいことに、イザークはカーヤの身体を我が物顔で弄った。円を描くように腰を動かしつつ、柔らかな身体を撫で回す。
激しい行為で乱れた呼吸が整わないまま深いキスを求められ、空気も足りない。
「んぁ……は……くるし、んっ」
「焦らされた分、今夜はたっぷり注いでやる。お前も俺の”血”が欲しいだろう?」
「ち、違――ひゃあぁっ」
カーヤが欲しいのは、蚊族の研究のための血。「子孫」という意味の血ではないと言いたいのに、イザークの愛撫に言葉が続かない。
激しくも、どこか優しい王子の手や唇に翻弄されて、カーヤの抵抗は弱まるばかり。
結局、その夜は気を失うまでイザークに抱き潰されてしまった。
彼女が”血”を手に入れる日は、そう遠くないように思えるほどに――…
「イけたか」
「ん……い、く……? あっ」
肩を上下させて呼吸するカーヤの身体に大きな影が覆いかぶさる。
片手で彼女の頭を撫でつつ、イザークがもう片手で濡れそぼった蜜壺に指先を沈めた。
「もう少しほぐしてやろう」
「あぁ――」
ゆっくりと埋め込まれる指に、カーヤは息を止めた。
初めての圧迫感に緊張が走る。
「力を抜け」
「や、できな……」
「できるだろう? さっきと同じようにすればいい。ほら」
「あぁんっ」
指が根元まで埋まり、指先がくにくにと蜜壺の奥を刺激する。さらに入り口の秘芽を口内で嬲られて、カーヤは仰け反った。
イザークはぐちゅぐちゅとわざと音を立てながら中を掻き回し、溢れ出る蜜を啜る。
聴覚からも煽られ、カーヤの中がうねって彼の指に絡みついた。
「あ……あぁ、あ……」
一度弾けた快感の風船が再び膨らみ、カーヤはシーツを握って喘ぐ。
さらにイザークは片手をカーヤの豊満な膨らみに伸ばし、その先端を摘まんだ。
「ああっ」
あらゆるところを同時に刺激され、嬌声が抑えられない。
一度絶頂を知ったカーヤの意識は、より深い愉悦を求めてイザークの指先、唇の動きを追った。
「中、熱いな……こんなに濡らして、思っていたよりも随分いやらしい身体だ」
「あっ、やだ……そんなこと……んあぁ」
「俺は嫌いじゃないぞ」
言葉でも羞恥を煽られ、思わず否定するものの、イザークは楽しそうだ。
「ほら、もう一度イってみろ……」
「ひ、や、ダメっ、あ、あっ、ああぁ――!」
ちゅうっと強く秘芽を吸われ、カーヤは再び達してしまう。
くたりと力の抜けた彼女の身体をゆっくりと撫でまわす大きな手――ほんのわずかな刺激にも敏感に反応し震えるカーヤを、イザークが獲物を狩るような目で見つめている。
その熱っぽい視線に囚われるような気がした。
「イ、イザーク、さま……」
「……ここで俺の名を呼ぶとはな」
カーヤはやめてほしくて王子の名を口にしたのだが、どうやらイザークは違う意味にとったらしい。
彼の喉仏が上下するのを見て、カーヤは本能的に身体を起こそうと力を入れた。
しかし――
「逃がすと思うな、カーヤ」
「きゃっ、あ、お、お願っ」
「お前は俺がもらう」
ぐっと身体を引き寄せられ、耳元に吹き込まれた言葉。
直後、ベッドに押し倒され、猛った昂りが蜜壺に宛がわれた。
「待って――ああっ」
懇願も虚しく、ずぷりと太く熱い剛直が埋め込まれる。
しとどに濡れていても、初めて男性を受け入れる身体は悲鳴を上げ、カーヤは痛みに涙を零した。
「く……締め付けすぎだ」
「ん、あっ」
イザークも眉間に皺を寄せ、苦しそうだ。それでも腰を進めることをやめず、そのまま最奥まで貫く。
隙間なく繋がると、イザークは長い息を吐き出しつつ、カーヤを抱きしめた。
零れ落ちた涙を舐めとり、唇を啄む。
「泣くな、カーヤ」
「そんなこと言ったって……こんなの、ひ、ひどいです……」
「ひどいのはお前のほうだ。こんなに焦らされたのは初めてだぞ……まぁ、そこが気に入ったんだが」
「あっ、や、う、動いたらっ、ダメッ」
イザークが緩やかに腰を動かし始め、カーヤは鈍い痛みに顔を歪めた。
「少し我慢しろ。これでも手加減している」
「ひゃっ、ああん」
ゆっくりと昂りを出し入れしつつ、イザークは胸の先端に吸い付く。優しくねっとりと蕾を舐める行為は、痛みを訴える身体を慰めようとしているかのようにも思えた。
「は……ん……ああ、あ……」
そうして胸を愛撫されるうちに、じわじわと快感が戻ってきてカーヤの声色が変わっていく。
すると、イザークは胸の先端を摘まんだり、軽く歯を立てたり、さらに大きな快楽を与えようと触れ方を変えていった。
それに呼応して、彼女の中がイザークの昂りを奥へ誘うようにいやらしくうねる。
「んっ、ああ……」
「カーヤ……わかるか? お前の中が俺に絡みついて、子種を欲しがっているぞ」
「やぁっ」
イザークがククッと笑い、身体を起こす。カーヤの奥を穿ちながら、彼は自分を受け入れる彼女の下腹部を撫でた。
その淫らな仕草にカーヤは身体を震わせる。
「ここに注げば……俺の血が手に入る。まどろっこしい研究などすっ飛ばしてな」
「あっ、あ……イザーク、さま……や、だめ……」
「ダメではないだろう? 少なくとも、お前の身体は悦んでいるぞ」
「あぁんっ」
ぐちゅぐちゅと泡立つ結合部にイザークの手が伸びる。
真っ赤になってその存在を主張する秘芽を擦られ、カーヤは甲高く啼いた。
王子が触れるすべての場所が熱く、気持ちいい。
心が伴わないはずの行為なのに。無理やり奪われたはずなのに、快楽を求めてしまう自分がはしたなく思える。
「ち、違いま……っ、あっ、あ……悦んで、なんて……私っ、ああ……」
「なんだ、無自覚か」
カーヤが必死に自分の身体の反応を否定しようとすると、イザークはどこか寂しそうにため息をついた。しかし、すぐに不敵な笑みを浮かべる。
「面白い。ならば、自覚するまで閉じ込めて抱き潰してみるか?」
「な――あっ、あ、や、激しく、しな、で……あぁッ」
肌を打ち付ける音が大きくなる。
イザークの雄を咥え込んだ泉からは蜜がとめどなく溢れ、シーツを濡らしていく。
すでに破瓜の痛みは快感に塗り潰されて、カーヤは嬌声を上げ続けた。激しい律動に合わせて足ががくがくと揺れ、翻弄される。
細い腰を掴んで目を瞑り、薄く開いた唇から熱い吐息を零す王子の様子が視界に入り、カーヤははぁっと熱い息を零した。
夢中で腰を打ち付けるイザークに、なぜか心がざわつく。
「……っ、く」
不思議な感情に後押しされるようにカーヤの中がうねって昂りを締め付け、イザークが微かに呻いた。
それにまた、彼女の下腹部が疼く。
「はっ、あ……イ、イザーク様……」
「カーヤ」
吐息交じりの色っぽい囁きが、なぜか耳に心地いい。
イザークがカーヤの手を取り、指を絡めてシーツに縫い付けた。
「んあっ、あ……っ、あぁ……」
快感が迫ってくる感覚――絶頂が近いことを頭が、身体が、認識する。
押し寄せてくる大きな波に流される。何かに縋りたくて、カーヤはイザークの手を握り返していた。
「これで無自覚とは恐ろしいな……はっ……もう、イくぞ」
「あ、ダメ……だめ、です、ああっ」
イザークの動きがさらに激しくなる。
このまま彼が果てたら……
その行為の意味が頭によぎり、カーヤの身体の奥が熱くなる。
ダメだと思う理性の傍らで、身体が彼のすべてを受け止めようとしているのを感じた。
「や、ダメ、あっ、あ、んぁっ、イ、ザーク、さ……あっ、ああ、あ――ッ」
「くっ」
ぐんっと奥を突かれた瞬間、頭が真っ白になる。
同時にイザークが呻き、彼の動きも止まった。彼は呼吸を荒げつつ、彼女の中に白濁を注ぎ込む。
「あ……」
数回腰を緩やかに揺らし、すべてを吐き出したイザークは繋がったままカーヤの身体を抱きしめた。
その温かさになぜか安心して、カーヤは王子の背に腕を回す。
「んっ、な、なんで……」
繋がったままの身体――イザークの昂りが再び熱を取り戻し、カーヤは目を白黒させた。
「お前が悪い」
「え? きゃ――んんっ」
やや余裕のない表情が一瞬見えたと思ったけれど、すぐに唇を塞がれて、イザークの感情が読めなくなる。
ぬるりと入り込んでくる舌に気を取られているうちに、王子は腰を前後させ始めた。
「んぅ、ん、ン!」
抵抗しようにも、身体にうまく力が入らない。
それをいいことに、イザークはカーヤの身体を我が物顔で弄った。円を描くように腰を動かしつつ、柔らかな身体を撫で回す。
激しい行為で乱れた呼吸が整わないまま深いキスを求められ、空気も足りない。
「んぁ……は……くるし、んっ」
「焦らされた分、今夜はたっぷり注いでやる。お前も俺の”血”が欲しいだろう?」
「ち、違――ひゃあぁっ」
カーヤが欲しいのは、蚊族の研究のための血。「子孫」という意味の血ではないと言いたいのに、イザークの愛撫に言葉が続かない。
激しくも、どこか優しい王子の手や唇に翻弄されて、カーヤの抵抗は弱まるばかり。
結局、その夜は気を失うまでイザークに抱き潰されてしまった。
彼女が”血”を手に入れる日は、そう遠くないように思えるほどに――…
2
あなたにおすすめの小説
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
婚約破棄?いいですけど私巨乳ですよ?
無色
恋愛
子爵令嬢のディーカは、衆目の中で婚約破棄を告げられる。
身分差を理由に見下されながらも、彼女は淡々と受け入れようとするが、その時ドレスが破れ、隠していた自慢のそれが解き放たれてしまう。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる