25 / 26
第一章
25.破壊と創造の不死鳥!!!!
しおりを挟む
「くぁーーーっはっはっはっは! 何を言い出すかと思えば!」
大地を震わすような大声で、シュルクが嘲笑う。
そりゃそうだろう。大した戦闘能力もない、こんな僕が、皆を助けるだなんて大それたことを言い出したんだ。
……でも、僕は、自分の中に今まで感じたことのないほどの力を感じていた。
……今までの僕は、女ではなかった。
子を産み出す可能性のない体で、魔法少女をしていた。
だけど、今は違う。
たった一輪の百合で変わってしまったことだけど、女であるか、女でないかは大きな違いとなる。
「──リリィ・ヒーリング・ワウンド!」
僕が、そう唱えた途端。……世界は百合園になった。
「な──っ!?」
瞬きする瞬間だ。その僅かな時間で、見渡す限りの花畑が広がっていた。
それらの百合は全て、傷付いたものを治癒する力を持つ。
ボロボロだったサンとレインや、瓦礫の下敷きになっていた生徒達、ガラスの破片が突き刺さっていた生徒達に……倒れていた母さんも、すでに傷一つない状態になっていた。
そして皆、一瞬のうちに怪我が治ったことと、一面に広がる百合畑に驚きの声を上げていた。
「ば、バカな!」
シュルクもまた、驚きを隠せないでいた。
……僕は、その巨体から目をそらさず、二人に声をかけた。
「サン、レイン……ごめん、なさい……」
傷付けてしまったことや、沢山迷惑と心配をかけたこと。
とても許されないことをしでかしてしまったけど、今の僕にはそうやって謝ることしかできない。
虫がいいとは解っているけど、この戦いが終わるまでは、怒りを収めて協力してもらわなければ……。
僕に、攻撃手段はないのだから。
「全く……あんたいっつも遅いんだから」
「確か前の巨大蜘蛛の時も、遅れて来てたわ」
「ご、ごめんなさい……」
いや、まさかそんな遅刻魔みたいな責め方されるとは……。
「遅れた分、しっかり働いてよ、リリィ」
「期待してんだから!」
──あぁ、二人も、僕を受け入れてくれているんだ。
言葉に秘められたその意味を知って、思わず視界が潤む。
……けど、それを流さず、キッとシュルクを睨みつけて、杖を構えた。
迷惑かけた分は、行動で示さなきゃ、ね……!
「行くよ……!」
──サンとレインに声をかけて、僕は走り出した。
シュルクを倒す手段は、一つだけ思い付いていた。
魔界にいた時、僕はシュルクの命令で多くの魔獣から魔力を吸い出し、瓶に集めていた。
一体の魔獣からは、数滴の魔力の蜜しか採れない。だから小瓶がいっぱいになるまで、数十体のも魔獣を倒していった。
そして聞いたところによると、魔獣一体につき一、二分。シュルクは人間界で本気で戦えるそう。
倒した正確な数はわからないけど、一時間も戦えないはずだ。
そして、シュルクに百合の花を植え付ければ、その時間もさらに短縮されるはず。
……取れる対抗措置がこれだけなのは心許ないけど、何も策がないよりはマシだし、逆に言えば時間さえ稼げればこちらの勝ちが確定しているんだ。
そうと解かれば、やるっきゃない!
「リリィ・テイク・ア・ルーツ!」
フルブルームリリィとなって大幅に威力が増した種の銃弾。その数も砂嵐のように視界を埋め尽くす程まで増えている。
撃ち出された種は、ヒューッと風を切りながらシュルクの巨体に向かって飛んで行く。
「うぉおおおおお!」
……が、シュルクもそれが解かっていたのだろう。全身に魔力を張り巡らし、種が体内に侵入しないようガードしていた。
僕は、シュルクの体内の魔力が動くのを、確かに"視た"。
そう、魔力が見えるということは、僕には魔女化した時の力がまだ残っているということだ。
だから。
「……オープン・ザ・ブラックリリィ・ドア」
あの時の衝動を、あの時の悦びを思い返せば、自然と扉を開ける呪文が紡がれる。
鍵状のステッキが"黒く"輝き、僕のドレスを黒く……髪を白く染め上げて行く。
「り、リリィ!?」
「大丈夫」
大丈夫……この黒は、純黒ではない。例えるなら、炭。どこまでも黒く見えるが、燃え尽きれば灰になるどこまでも暗い灰色だ。
「いくよ……スプラウト・アンド・ブルーム!!」
間髪入れず、種を発芽させていく。
百合はひげ根で……そして流石にシュルクの皮膚を突き破る程の力もない。しかし、視界が悪くなるほどの量の種から一斉に根が生えたら。
「なにぃっ!?」
まるで蜘蛛に捕らえられた虫のように、根に絡め取られたシュルク。
藻掻けばもがくほどほど余計に根が絡まっていく。
「くすくす……捕まえたっ」
その哀れな姿に、思わず愉悦の笑みが溢れる。
……っと、危ない危ない。この姿の時は性格もブラックリリィに近付くみたいだ。
「サン、レイン、お願い!」
「う、うん……」
「リ、リリィ……?」
「大丈夫大丈夫! ほら早く!」
敵から魔力を吸えない以上、これらの百合根を維持してるのは全て僕の魔力だ。
その必死さが伝わったのか、二人とも表情を引き締めて攻撃を始めた。
「ウィンド・ボード!」
レインがそう唱えると、風が渦を巻いてサンの前に現れた。
サンが地を蹴り、その風の塊を踏んだ瞬間、その姿がブレた。
「うぉぉぉぉぉぉっ!」
ドップラー効果を発生させながら、サンがシュルクに向かって飛んでいくのが見えた。
どうやらレインが風の足場を発生させて操作しているらしい。
「こんな物ぉぉぉっ……!」
ブチブチと音を立てて根を引きちぎっていくシュルク。しかしそのスピードは明らかに遅い!
数えるならば、一、二秒。その間に数十メートルの距離を詰めたサンは、一閃。
浅くだが確かに傷を付けた。
「かっっっったぁ!?」
悲鳴を上げたのはサンの方で。
あの刀をしても浅い傷しか付けられないとは……やっぱりかなり頑強だ。
「鬱陶しい! 死ねぇ……っ!」
そのまま宙にいるサンを、木の幹のように大きくなったシュルクの腕が襲いかかる。
その巨体の見かけによらず、かなり早い!
レインが風の足場を操作して何とかかわしているけど、このままじゃ不味い!
「レイン、借りるよっ!」
僕は返事を待たず、杖を握りしめて遠方を睨みつけるレインの腰のホルダーから、銃を抜き出す。
「喰らえっ!」
ダダダダダダッと、トリガーを引いている間、フルオートで弾が出続ける。
それは上手くシュルクの顔面に当たり、その隙にサンが離脱した。
「ふ、ふふふ……!」
しかしどうしてまた、銃を撃つのは楽しいな!!
ダメージは大したことなさそうだけど……顔に霰が当たっているくらいの痛みは感じているらしい。
苦悶に歪む魔人の表情は、何ともそそられる……!
「リ、リリィ落ち着いて!」
「いや、このまま注意を引いていてもらいましょう! 今の内にやるわよ」
「う、うん……え、いいの?」
後ろからごちゃごちゃ聞こえて来るけど、ぶっちゃけどうでもいい。
──あぁ、もっと痛がってくれないかなぁ?
僕が、どんどん狙いを定めて、目や開いた口の中目掛けて撃つことに夢中になっていると、サンとレインが動き出した。
二人で手を繋いで、走り始めたのだ。
そしてその速さは、先の風の足場に匹敵するほどだ。
二人の繋いだ手から、魔力が高速で行き来しているのが見える……まさか、サンの身体強化魔法をレイン共有しているのだろうか!
「行くよ!」
「えぇ!」
そう声をかけ合い、二人は跳んだ──。
「サン・シャイン!」
「レイン・ブレッシィド!」
その呪文が唱えられれば、赤と青の魔力が混ざり合って行く……。
二人は眩い光に包まれ、その光が大翼を形作る。
「死と誕生!」
「破壊と再生!」
「日が沈み、日が昇る!」
「灰に還り、再び生まれる!」
火と水の鳥は、暗い雲に大穴を開けて……太陽の光を浴びてキラキラと輝きながら雷のように降ってきた。
「ぐぅ、小癪なっ……!!」
「「破壊と創造の不死鳥!!!!」」
本来ならば、互いに打ち消し合う火と水。しかし赤と青の双翼は、どこまでも均衡を保っていて。
一人では決してなし得ない……そして、二人の息がピッタリ合っていなければ、魔法は消えて地に墜ちていただろう……。
(……あぁ、綺麗だなぁ)
何故かその光景に涙が流れてきて……。
「「いっけぇぇぇえええ!!!!」」
「うぉぉぉおおお!!!!」
シュルクの胸元に不死鳥のくちばしが突き刺さり──
──激しい均衡の末、ついに貫いたのだった。
大地を震わすような大声で、シュルクが嘲笑う。
そりゃそうだろう。大した戦闘能力もない、こんな僕が、皆を助けるだなんて大それたことを言い出したんだ。
……でも、僕は、自分の中に今まで感じたことのないほどの力を感じていた。
……今までの僕は、女ではなかった。
子を産み出す可能性のない体で、魔法少女をしていた。
だけど、今は違う。
たった一輪の百合で変わってしまったことだけど、女であるか、女でないかは大きな違いとなる。
「──リリィ・ヒーリング・ワウンド!」
僕が、そう唱えた途端。……世界は百合園になった。
「な──っ!?」
瞬きする瞬間だ。その僅かな時間で、見渡す限りの花畑が広がっていた。
それらの百合は全て、傷付いたものを治癒する力を持つ。
ボロボロだったサンとレインや、瓦礫の下敷きになっていた生徒達、ガラスの破片が突き刺さっていた生徒達に……倒れていた母さんも、すでに傷一つない状態になっていた。
そして皆、一瞬のうちに怪我が治ったことと、一面に広がる百合畑に驚きの声を上げていた。
「ば、バカな!」
シュルクもまた、驚きを隠せないでいた。
……僕は、その巨体から目をそらさず、二人に声をかけた。
「サン、レイン……ごめん、なさい……」
傷付けてしまったことや、沢山迷惑と心配をかけたこと。
とても許されないことをしでかしてしまったけど、今の僕にはそうやって謝ることしかできない。
虫がいいとは解っているけど、この戦いが終わるまでは、怒りを収めて協力してもらわなければ……。
僕に、攻撃手段はないのだから。
「全く……あんたいっつも遅いんだから」
「確か前の巨大蜘蛛の時も、遅れて来てたわ」
「ご、ごめんなさい……」
いや、まさかそんな遅刻魔みたいな責め方されるとは……。
「遅れた分、しっかり働いてよ、リリィ」
「期待してんだから!」
──あぁ、二人も、僕を受け入れてくれているんだ。
言葉に秘められたその意味を知って、思わず視界が潤む。
……けど、それを流さず、キッとシュルクを睨みつけて、杖を構えた。
迷惑かけた分は、行動で示さなきゃ、ね……!
「行くよ……!」
──サンとレインに声をかけて、僕は走り出した。
シュルクを倒す手段は、一つだけ思い付いていた。
魔界にいた時、僕はシュルクの命令で多くの魔獣から魔力を吸い出し、瓶に集めていた。
一体の魔獣からは、数滴の魔力の蜜しか採れない。だから小瓶がいっぱいになるまで、数十体のも魔獣を倒していった。
そして聞いたところによると、魔獣一体につき一、二分。シュルクは人間界で本気で戦えるそう。
倒した正確な数はわからないけど、一時間も戦えないはずだ。
そして、シュルクに百合の花を植え付ければ、その時間もさらに短縮されるはず。
……取れる対抗措置がこれだけなのは心許ないけど、何も策がないよりはマシだし、逆に言えば時間さえ稼げればこちらの勝ちが確定しているんだ。
そうと解かれば、やるっきゃない!
「リリィ・テイク・ア・ルーツ!」
フルブルームリリィとなって大幅に威力が増した種の銃弾。その数も砂嵐のように視界を埋め尽くす程まで増えている。
撃ち出された種は、ヒューッと風を切りながらシュルクの巨体に向かって飛んで行く。
「うぉおおおおお!」
……が、シュルクもそれが解かっていたのだろう。全身に魔力を張り巡らし、種が体内に侵入しないようガードしていた。
僕は、シュルクの体内の魔力が動くのを、確かに"視た"。
そう、魔力が見えるということは、僕には魔女化した時の力がまだ残っているということだ。
だから。
「……オープン・ザ・ブラックリリィ・ドア」
あの時の衝動を、あの時の悦びを思い返せば、自然と扉を開ける呪文が紡がれる。
鍵状のステッキが"黒く"輝き、僕のドレスを黒く……髪を白く染め上げて行く。
「り、リリィ!?」
「大丈夫」
大丈夫……この黒は、純黒ではない。例えるなら、炭。どこまでも黒く見えるが、燃え尽きれば灰になるどこまでも暗い灰色だ。
「いくよ……スプラウト・アンド・ブルーム!!」
間髪入れず、種を発芽させていく。
百合はひげ根で……そして流石にシュルクの皮膚を突き破る程の力もない。しかし、視界が悪くなるほどの量の種から一斉に根が生えたら。
「なにぃっ!?」
まるで蜘蛛に捕らえられた虫のように、根に絡め取られたシュルク。
藻掻けばもがくほどほど余計に根が絡まっていく。
「くすくす……捕まえたっ」
その哀れな姿に、思わず愉悦の笑みが溢れる。
……っと、危ない危ない。この姿の時は性格もブラックリリィに近付くみたいだ。
「サン、レイン、お願い!」
「う、うん……」
「リ、リリィ……?」
「大丈夫大丈夫! ほら早く!」
敵から魔力を吸えない以上、これらの百合根を維持してるのは全て僕の魔力だ。
その必死さが伝わったのか、二人とも表情を引き締めて攻撃を始めた。
「ウィンド・ボード!」
レインがそう唱えると、風が渦を巻いてサンの前に現れた。
サンが地を蹴り、その風の塊を踏んだ瞬間、その姿がブレた。
「うぉぉぉぉぉぉっ!」
ドップラー効果を発生させながら、サンがシュルクに向かって飛んでいくのが見えた。
どうやらレインが風の足場を発生させて操作しているらしい。
「こんな物ぉぉぉっ……!」
ブチブチと音を立てて根を引きちぎっていくシュルク。しかしそのスピードは明らかに遅い!
数えるならば、一、二秒。その間に数十メートルの距離を詰めたサンは、一閃。
浅くだが確かに傷を付けた。
「かっっっったぁ!?」
悲鳴を上げたのはサンの方で。
あの刀をしても浅い傷しか付けられないとは……やっぱりかなり頑強だ。
「鬱陶しい! 死ねぇ……っ!」
そのまま宙にいるサンを、木の幹のように大きくなったシュルクの腕が襲いかかる。
その巨体の見かけによらず、かなり早い!
レインが風の足場を操作して何とかかわしているけど、このままじゃ不味い!
「レイン、借りるよっ!」
僕は返事を待たず、杖を握りしめて遠方を睨みつけるレインの腰のホルダーから、銃を抜き出す。
「喰らえっ!」
ダダダダダダッと、トリガーを引いている間、フルオートで弾が出続ける。
それは上手くシュルクの顔面に当たり、その隙にサンが離脱した。
「ふ、ふふふ……!」
しかしどうしてまた、銃を撃つのは楽しいな!!
ダメージは大したことなさそうだけど……顔に霰が当たっているくらいの痛みは感じているらしい。
苦悶に歪む魔人の表情は、何ともそそられる……!
「リ、リリィ落ち着いて!」
「いや、このまま注意を引いていてもらいましょう! 今の内にやるわよ」
「う、うん……え、いいの?」
後ろからごちゃごちゃ聞こえて来るけど、ぶっちゃけどうでもいい。
──あぁ、もっと痛がってくれないかなぁ?
僕が、どんどん狙いを定めて、目や開いた口の中目掛けて撃つことに夢中になっていると、サンとレインが動き出した。
二人で手を繋いで、走り始めたのだ。
そしてその速さは、先の風の足場に匹敵するほどだ。
二人の繋いだ手から、魔力が高速で行き来しているのが見える……まさか、サンの身体強化魔法をレイン共有しているのだろうか!
「行くよ!」
「えぇ!」
そう声をかけ合い、二人は跳んだ──。
「サン・シャイン!」
「レイン・ブレッシィド!」
その呪文が唱えられれば、赤と青の魔力が混ざり合って行く……。
二人は眩い光に包まれ、その光が大翼を形作る。
「死と誕生!」
「破壊と再生!」
「日が沈み、日が昇る!」
「灰に還り、再び生まれる!」
火と水の鳥は、暗い雲に大穴を開けて……太陽の光を浴びてキラキラと輝きながら雷のように降ってきた。
「ぐぅ、小癪なっ……!!」
「「破壊と創造の不死鳥!!!!」」
本来ならば、互いに打ち消し合う火と水。しかし赤と青の双翼は、どこまでも均衡を保っていて。
一人では決してなし得ない……そして、二人の息がピッタリ合っていなければ、魔法は消えて地に墜ちていただろう……。
(……あぁ、綺麗だなぁ)
何故かその光景に涙が流れてきて……。
「「いっけぇぇぇえええ!!!!」」
「うぉぉぉおおお!!!!」
シュルクの胸元に不死鳥のくちばしが突き刺さり──
──激しい均衡の末、ついに貫いたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
後宮の死体は語りかける
炭田おと
恋愛
辺境の小部族である嶺依(りょうい)は、偶然参内したときに、元康帝(げんこうてい)の謎かけを解いたことで、元康帝と、皇子俊煕(しゅんき)から目をかけられるようになる。
その後、後宮の宮殿の壁から、死体が発見されたので、嶺依と俊煕は協力して、女性がなぜ殺されたのか、調査をはじめる。
壁に埋められた女性は、何者なのか。
二人はそれを探るため、妃嬪達の闇に踏み込んでいく。
55話で完結します。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】ルースの祈り ~笑顔も涙もすべて~
ねるねわかば
恋愛
悪路に閉ざされた貧しい辺境ルースライン領。
兄を支えたい子爵令嬢リゼは、視察に来た調査官のずさんな仕事に思わず異議を唱える。
異議を唱えた相手は、侯爵家の子息で冷静沈着な官吏ギルベルト。
最悪の出会いだった二人だが、領の問題に向き合う中で互いの誠実さを知り、次第に理解し合っていく。
やがてリゼが王都で働き始めたことを機に距離を縮める二人。しかし立ちはだかるのは身分差と政略結婚という現実。自分では彼の未来を縛れないと、リゼは想いを押し込めようとする。
そんな中、故郷の川で拾われる“名もなき石”が思わぬ縁を呼び、リゼの選択と領の未来を動かしていく――。
想いと責務の狭間で揺れる青年と、自分を後回しにしがちな少女。
すれ違いと葛藤の先で、二人は互いを選び取れるのか。
辺境令嬢の小さな勇気が恋と運命を変えていく。
※作中の仕事や災害、病、小物の知識などは全てフィクションです。史実や事実に基づいていないことをご理解ください。
※8万字前後になる予定です。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる