133 / 141
SS・IF・パロディー
【パロ】アイドルパロ(1)
※アイドルパロディです
※キャラの名前、性格と番関係のみ引き継いでます
※前世の記憶の概念はなし
※日本名を使いたかったので、
ラズはSNSアカウント名、本名翡翠
クオーツは芸名、本名水晶
ラルドも芸名、本名蒼唯
※書きたいところだけを書く不定期更新
以上を踏まえた上でよろしくお願いいたします!
*****
突然ですが、実家が《芸能事務所》と聞くとどんなイメージを持たれますか?
所属タレントと遭遇チャンス?
実は性格が全然違うことを知って幻滅?
───はい、全て大正解。
親の用事で会社に顔を出した際、旬の芸能人を見かけて喜び、数秒後に知るテレビと現実のギャップに何度悲鳴をあげたことか……
そんな生まれてこの方、成長の歩みと共にアイドル部門、モデル部門、俳優部門と、各分野のそういう裏方の世界をずっと見てきた僕は趣味くらい芸能人とは無縁な生活を送る───わけでも無く、物心つく前から綺麗な顔を見すぎたせいかすっかりミーハー基質のオタクに育った僕は世間様同様、いま最も勢いのある“とあるアイドル”の熱狂的ファンをしていた。
見た目も性格も真逆の男性二人組からなるアイドルユニット《Jewelry》のラルド様推しとして、毎日SNSで妄想に近い推しへの想いを綴り、これまたSNSで知り合った友達と現場へ行く事が日々の生きる糧。
例えそれがたまたま弊社所属のアイドルであっても、裏ルートからの最速情報は全てシャットアウトし、ファンのみんなと平等に同じタイミングでイベントの情報を得ているし、ライブが発表されれば自力でチケットを取りに行く、握手会が開催されるとなれば何枚もCDを買って応募した。
それら全て、代表取締役社長である両親に言えば関係者として簡単に手に入る事でも、そんな邪道行為は到底許せる訳もなく、純粋に適切な距離感を守ったイチファンとして推しに貢ぐ……貢献してきた。
それなのに───
「ひあぁぁぁ、新曲たまらんんんっこのコンセプト天才すぎる!リピートリピー…へ?」
いつも通り深夜の動画漁りに一人熱中していた時のこと。突如、ふわりと漂う気品に溢れる独特な良い香りとともに背後から伸びてくる腕に抱きしめられた。
「ただいま翡翠。またラルド見てるの?」
「……」
不意打ちのそれは僅かに外気の冷たさを伴い、与えられた自室に篭もる僕の元へ帰宅してすぐ直行しに来たのだと安易に想像がつく。
とっくに日付も変わった深夜に帰宅するこの男──
夜だというのに身バレ防止の為付けていたサングラスを外し、無駄にキラキラする顔面を惜しみなく晒してくるこの男こそ、正真正銘今僕が画面越しに眺めていたメンバーの内の一人、《Jewelry》のクオーツその人だった。
「はぁ、またラルドの個人CAMばっか見て…たまには俺のも見てよ。この時のMV、翡翠を想って撮ったんだよ」
「うーわそれは聞きたくなかった…SNSの考察凄いことになってたよ」
「ふふ、みんないい線いってたね」
自分の顔面の威力をしっかり理解した上で惜しみなく僕に微笑みを向けてくる。眩しいったらありゃしない。
《Jewelry》のツアーが発表されればチケットは即完売。世の多くの人々がこの二人に会うために毎日を頑張って生きている。
そんな二人のうちの一人がまさに今、仕事終わりのプライベートな格好で僕の隣にいて、僕だけに笑みを送ってくるこの状況───
「ねぇ翡翠、君の番は俺でしょ?ラルドじゃなくて俺を推してよ。ドームのアリーナ最前席よりも近くで毎日ファンサをあげられるのに」
「~~っ、うるさいうるさいうるさぁぁぁっい!今日も一日頑張った僕の大切なラルド様鑑賞タイムを邪魔しないで!お前も仕事で疲れてるだろどうせ明日も早いんだしさっさと風呂入って寝ろよ!」
「え~…じゃあ一緒に入ろ」
「一人で入れぇぇぇっ」
誰もが喉から手が出るほどこの人と番になりたいと手を挙げる対象が何故か僕の番で、僕の運命の相手。
人生何が起きるかわからない。
「翡翠、今日もかわいいね。愛してるよ」
どうしてこうなった───……
※キャラの名前、性格と番関係のみ引き継いでます
※前世の記憶の概念はなし
※日本名を使いたかったので、
ラズはSNSアカウント名、本名翡翠
クオーツは芸名、本名水晶
ラルドも芸名、本名蒼唯
※書きたいところだけを書く不定期更新
以上を踏まえた上でよろしくお願いいたします!
*****
突然ですが、実家が《芸能事務所》と聞くとどんなイメージを持たれますか?
所属タレントと遭遇チャンス?
実は性格が全然違うことを知って幻滅?
───はい、全て大正解。
親の用事で会社に顔を出した際、旬の芸能人を見かけて喜び、数秒後に知るテレビと現実のギャップに何度悲鳴をあげたことか……
そんな生まれてこの方、成長の歩みと共にアイドル部門、モデル部門、俳優部門と、各分野のそういう裏方の世界をずっと見てきた僕は趣味くらい芸能人とは無縁な生活を送る───わけでも無く、物心つく前から綺麗な顔を見すぎたせいかすっかりミーハー基質のオタクに育った僕は世間様同様、いま最も勢いのある“とあるアイドル”の熱狂的ファンをしていた。
見た目も性格も真逆の男性二人組からなるアイドルユニット《Jewelry》のラルド様推しとして、毎日SNSで妄想に近い推しへの想いを綴り、これまたSNSで知り合った友達と現場へ行く事が日々の生きる糧。
例えそれがたまたま弊社所属のアイドルであっても、裏ルートからの最速情報は全てシャットアウトし、ファンのみんなと平等に同じタイミングでイベントの情報を得ているし、ライブが発表されれば自力でチケットを取りに行く、握手会が開催されるとなれば何枚もCDを買って応募した。
それら全て、代表取締役社長である両親に言えば関係者として簡単に手に入る事でも、そんな邪道行為は到底許せる訳もなく、純粋に適切な距離感を守ったイチファンとして推しに貢ぐ……貢献してきた。
それなのに───
「ひあぁぁぁ、新曲たまらんんんっこのコンセプト天才すぎる!リピートリピー…へ?」
いつも通り深夜の動画漁りに一人熱中していた時のこと。突如、ふわりと漂う気品に溢れる独特な良い香りとともに背後から伸びてくる腕に抱きしめられた。
「ただいま翡翠。またラルド見てるの?」
「……」
不意打ちのそれは僅かに外気の冷たさを伴い、与えられた自室に篭もる僕の元へ帰宅してすぐ直行しに来たのだと安易に想像がつく。
とっくに日付も変わった深夜に帰宅するこの男──
夜だというのに身バレ防止の為付けていたサングラスを外し、無駄にキラキラする顔面を惜しみなく晒してくるこの男こそ、正真正銘今僕が画面越しに眺めていたメンバーの内の一人、《Jewelry》のクオーツその人だった。
「はぁ、またラルドの個人CAMばっか見て…たまには俺のも見てよ。この時のMV、翡翠を想って撮ったんだよ」
「うーわそれは聞きたくなかった…SNSの考察凄いことになってたよ」
「ふふ、みんないい線いってたね」
自分の顔面の威力をしっかり理解した上で惜しみなく僕に微笑みを向けてくる。眩しいったらありゃしない。
《Jewelry》のツアーが発表されればチケットは即完売。世の多くの人々がこの二人に会うために毎日を頑張って生きている。
そんな二人のうちの一人がまさに今、仕事終わりのプライベートな格好で僕の隣にいて、僕だけに笑みを送ってくるこの状況───
「ねぇ翡翠、君の番は俺でしょ?ラルドじゃなくて俺を推してよ。ドームのアリーナ最前席よりも近くで毎日ファンサをあげられるのに」
「~~っ、うるさいうるさいうるさぁぁぁっい!今日も一日頑張った僕の大切なラルド様鑑賞タイムを邪魔しないで!お前も仕事で疲れてるだろどうせ明日も早いんだしさっさと風呂入って寝ろよ!」
「え~…じゃあ一緒に入ろ」
「一人で入れぇぇぇっ」
誰もが喉から手が出るほどこの人と番になりたいと手を挙げる対象が何故か僕の番で、僕の運命の相手。
人生何が起きるかわからない。
「翡翠、今日もかわいいね。愛してるよ」
どうしてこうなった───……
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
学内一のイケメンアルファとグループワークで一緒になったら溺愛されて嫁認定されました
こたま
BL
大学生の大野夏樹(なつき)は無自覚可愛い系オメガである。最近流行りのアクティブラーニング型講義でランダムに組まされたグループワーク。学内一のイケメンで優良物件と有名なアルファの金沢颯介(そうすけ)と一緒のグループになったら…。アルファ×オメガの溺愛BLです。
こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡
なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。
あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。
♡♡♡
恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」