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本編
第81話 アイは完全勝利を目指す。
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久しぶりのアイ視点です。
───────────────
⚫︎アイ
織姫という暁たちのクラスメイトらしいプレイヤーの暴走によって発生したおかしな状況から脱するため、私の提案でひとまず組合前のカフェテリアに移動することになった。
カフェテリアの奥にある10人掛けの席に座る。私たち迷い家とトリスたちのパーティが対面になるよう座る。南門では真宵から織姫を剥がすのに暁たちは苦労していたが、どうやら無我夢中なだけだったらしくカフェテリアに着く頃には正気に戻ってくれた。
今は私の対面で顔を真っ赤にして俯いている。クールビューティーみたいな外見をしている割に初心なのかしら。やはりアバターの外見は参考にならないわね。
「まずは自己紹介からしましょう。あ、アカトキとクレアは全員が知っているだろうし自己紹介はなしでいいわよ」
「なら僕から。迷い家というギルドでギルドマスターをしているマヨイです」
「私はサブマスターのアイよ」
当然のことだけど私も真宵も本名は名乗らない。
それを暗に伝えるために先に名乗ったのだけど、リーダー格らしいトリスはどうやら理解できなかったらしい。
「俺は鳥野クリス、こんな名前だけど別にハーフとかじゃないぜ。素質は聖騎士で二刀流のアタッカーだ!森で熊をソロで倒したこともあるぜ!」
「トリス、せんぱ……マヨイさんたちは本名を名乗ってないじゃん。そういうことですよね?」
「そうね。ゲーム内で本名を名乗ったり、相手を本名で呼ぶのは褒められた行為ではないわ」
意外にも織姫には伝わってたようだ。
それにしてもトリスは口を開く度に株が下がるわね。
「私は織姫と言います。さっきは暴走してすいませんでした」
「俺はユウタって言います」
「うちはカオル。ユウタの双子の姉です」
織姫はプレイヤー名も織姫だった。まぁプレイヤー名としては不自然というほどでもないけれど本名で遊ぶのは感心しないわね。
それとユウタはトリスとマヨイの会話の最中に私たちが誰なのか気がついた様子だった。私と真宵のアバターは現実に近い容姿をしているので気がつかれることは想定の内ね。
「貴方たちが私たちのギルドメンバーであるアカトキに対して脅迫行為を行い、したくもない位階の低いプレイヤーのパワーレベリングに付き合わせたというクラスメイトたちであってるかしら」
「脅迫なんてしていない!」
「ちなみに"クラスメイトだから"という言い分は"現実の情報を晒されたくなければ"と言い換えることが出来るわ。で、何て言って手伝わせたのかしら?」
「トリスはアカトキさんに"クラスメイトなんだから当然だろ"と言っていました」
「織姫!」
「そう……次に私たちのギルドメンバーに対して脅迫行為を行った場合、貴方たちの個人情報がネットの海のどこかに流出するかもしれないわね」
「それこそ脅迫だろ!」
「いいえ、忠告してあげてるだけよ?親切でしょ?」
「はぁ……今後は僕ら迷い家のギルドメンバーとは関わらないでね。あとアカトキやクレアが君らからイジメを受けたと僕が判断したらどうなるかは……知ることがないといいね」
真宵は気がついていないようだけど、その言い方と圧力だと「俺の女に手を出したら殺す」と言ってるように聞こえるわよ。
それにクレアのことを呼び捨てにする度にクレアは照れて顔を赤くしていることにも気づいてないみたい。このクレアのチワワみたいな可愛らしさは私にはない武器だ。妬ましくないと言えば嘘になる。私は私の武器で勝負するからいいのだけど。
「ま、待ってください。私を先輩たちのギルドに入れてくれませんか!」
「理由は?」
「え」
「迷い家に参加したい理由を聞かせてくれないかな。迷い家に参加するためにはギルドメンバーの推薦と僕かアイの許諾が必要なんだ」
私たち迷い家はギルドメンバーを募集していない。
参加するには真宵の言う通りギルドメンバーからの推薦を得た上でギルドマスターかサブマスターからの承認されなければならない。
そうは言っても私と真宵が彼女の参加を承認する気がない以上、今の彼女が迷い家に参加することはできないわね。真宵がギルドに参加したい理由を聞いたのは好意を示してくれている相手への手向けってところかしら。
「……私は今でも先輩が好きです。好きな人と接点を持ちたい、好きな人と一緒に遊びたい、好きな人の側に少しでも長くいたい、それが先輩のギルドに参加したい理由です」
「……そっか、君の気持ちは分かった」
「なら!」
「でも今の君を迷い家に参加させることはできない」
「えっ、な、なんでですか!?」
「弱いから。プレイヤースキルの方は見てないから何とも言えないけど位階が低すぎる。君が迷い家に所属している誰とパーティを組んでも足手まといになるんだよ」
真宵は織姫に実力があるようなら参加を認めていたでしょうね。
今は無理だけど、上手く誘導すれば私や真宵にとって都合の良い駒になりそうだし、イベントが終わったら少し面倒を見てあげてもいいかもしれないわね。
「なら俺なら参加できるよな!」
「無理だね。そもそも実力以前の問題だよ」
「実力があれば入れるって言ったくせに断るとか詐欺かよ!」
言ってないわね。近いことは言ったけど。
トリスは自分に実力があると本気で思っているようだけど、私たちどころか暁やクレアにも勝てないだろう。よっぽど自信があるように見える理由は何かしらね。
「実力がない、品がない、常識もない、そんなプレイヤーを参加させるほど僕の目は節穴じゃないんだ。もし本当に参加したいなら最低限度のそれらを身につけてから出直してくれないか」
「俺の家は剣術道場やってるんだぜ、お前なんかに負けっかよ」
「へぇ……なら僕と対戦してみようか」
「いいぜ、やってやんよ」
そう言って2人はカフェテリアから出て行った。
そらに組合の訓練場ではなく前の道で決闘するらしい。
「いくz……」
「……剣術やってるって言ってもこの程度か」
開始早々に真宵が──おそらく牽制目的で──投擲した短剣がトリスの喉に刺さった。ここは訓練場ではないし、放たれた短剣はソプラで使った外道ナイフではない。当然の起結ではあるけれど真宵の勝ちで決闘は終了した。
死亡したことでポリゴンとなって消えたトリスのいた足元には彼が装備していた武器や防具などが散らばっていた。どうやら装備やアイテムを含めた資産を賭けていたらしい。
散らばったそれらを見たマヨイがボソッと「絡まれた慰謝料にしてはショボい」と言ってるけど、それはクレアの装備を基準にしているからよ?
「兄さん、トリスの装備ちょうだい」
「どうするんだ?」
「鋳つぶしてクレアに籠手でも作って貰おうかなって」
「クレアちゃん、いいの?」
「はい!大丈夫でしゅ」
「ありがとう。預けておくね」
それにしても覚醒を持ってない頃の暁でも2手か3手までは粘れそうだったことを考えれば、不意打ちに近かったとはいえ1手目で頓死したトリスの実力は対人素人同然と言えるわね。
「うちのギルドに入りたいなら少なくとも覚醒を獲得してね」
「ひゃ、ひゃい!」
少し不完全燃焼気味ではあるけれど、暁とクレアのクラスメイトに関するトラブルはこれでひとまず終わりだ。織姫が覚醒を手に入れれば云々はイベントが終わってからになるだろう。
「さて、今度こそイベント行こうか」
「そうね。早く行きましょうか」
こうして私たち迷い家の4人は今度こそイベントに参加するべく南門へと移動を開始する。それとユウタとカオルは終始恐縮していて会話に入ってこようとしなかったけれど、暁やクレアにはフレンドコールで謝罪したらしい。本人たちの間で解決したのなら口を挟む必要もないだろう。
…………………………………
……………………………
………………………
『──する────ない』
『それは困るわね』
『だから──で──すれば────なくなる』
『それはいいかも。こっちでも考えてみるわ』
情報収集を頼んでいた協力者からのフレンドコールによれば、私は今進めている謀は当初の予定通りにはいってないようだ。侮っているつもりはないのだけど、やはり所詮は子どもの浅知恵でしかないのだと思い知らされる。
なので協力者から提案を素案にして一計を案じることにした。
勝負は明日、一部のプレイヤーから顰蹙を買いそうだけど、そこでトドメを刺してしまいたい。
───────────────
お読みいただきありがとうございます。
藍香の協力者、いったい誰なんでしょうね。
Twitter開設しました。
開設したしょーもない理由は近況ノートをご確認ください。
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⚫︎アイ
織姫という暁たちのクラスメイトらしいプレイヤーの暴走によって発生したおかしな状況から脱するため、私の提案でひとまず組合前のカフェテリアに移動することになった。
カフェテリアの奥にある10人掛けの席に座る。私たち迷い家とトリスたちのパーティが対面になるよう座る。南門では真宵から織姫を剥がすのに暁たちは苦労していたが、どうやら無我夢中なだけだったらしくカフェテリアに着く頃には正気に戻ってくれた。
今は私の対面で顔を真っ赤にして俯いている。クールビューティーみたいな外見をしている割に初心なのかしら。やはりアバターの外見は参考にならないわね。
「まずは自己紹介からしましょう。あ、アカトキとクレアは全員が知っているだろうし自己紹介はなしでいいわよ」
「なら僕から。迷い家というギルドでギルドマスターをしているマヨイです」
「私はサブマスターのアイよ」
当然のことだけど私も真宵も本名は名乗らない。
それを暗に伝えるために先に名乗ったのだけど、リーダー格らしいトリスはどうやら理解できなかったらしい。
「俺は鳥野クリス、こんな名前だけど別にハーフとかじゃないぜ。素質は聖騎士で二刀流のアタッカーだ!森で熊をソロで倒したこともあるぜ!」
「トリス、せんぱ……マヨイさんたちは本名を名乗ってないじゃん。そういうことですよね?」
「そうね。ゲーム内で本名を名乗ったり、相手を本名で呼ぶのは褒められた行為ではないわ」
意外にも織姫には伝わってたようだ。
それにしてもトリスは口を開く度に株が下がるわね。
「私は織姫と言います。さっきは暴走してすいませんでした」
「俺はユウタって言います」
「うちはカオル。ユウタの双子の姉です」
織姫はプレイヤー名も織姫だった。まぁプレイヤー名としては不自然というほどでもないけれど本名で遊ぶのは感心しないわね。
それとユウタはトリスとマヨイの会話の最中に私たちが誰なのか気がついた様子だった。私と真宵のアバターは現実に近い容姿をしているので気がつかれることは想定の内ね。
「貴方たちが私たちのギルドメンバーであるアカトキに対して脅迫行為を行い、したくもない位階の低いプレイヤーのパワーレベリングに付き合わせたというクラスメイトたちであってるかしら」
「脅迫なんてしていない!」
「ちなみに"クラスメイトだから"という言い分は"現実の情報を晒されたくなければ"と言い換えることが出来るわ。で、何て言って手伝わせたのかしら?」
「トリスはアカトキさんに"クラスメイトなんだから当然だろ"と言っていました」
「織姫!」
「そう……次に私たちのギルドメンバーに対して脅迫行為を行った場合、貴方たちの個人情報がネットの海のどこかに流出するかもしれないわね」
「それこそ脅迫だろ!」
「いいえ、忠告してあげてるだけよ?親切でしょ?」
「はぁ……今後は僕ら迷い家のギルドメンバーとは関わらないでね。あとアカトキやクレアが君らからイジメを受けたと僕が判断したらどうなるかは……知ることがないといいね」
真宵は気がついていないようだけど、その言い方と圧力だと「俺の女に手を出したら殺す」と言ってるように聞こえるわよ。
それにクレアのことを呼び捨てにする度にクレアは照れて顔を赤くしていることにも気づいてないみたい。このクレアのチワワみたいな可愛らしさは私にはない武器だ。妬ましくないと言えば嘘になる。私は私の武器で勝負するからいいのだけど。
「ま、待ってください。私を先輩たちのギルドに入れてくれませんか!」
「理由は?」
「え」
「迷い家に参加したい理由を聞かせてくれないかな。迷い家に参加するためにはギルドメンバーの推薦と僕かアイの許諾が必要なんだ」
私たち迷い家はギルドメンバーを募集していない。
参加するには真宵の言う通りギルドメンバーからの推薦を得た上でギルドマスターかサブマスターからの承認されなければならない。
そうは言っても私と真宵が彼女の参加を承認する気がない以上、今の彼女が迷い家に参加することはできないわね。真宵がギルドに参加したい理由を聞いたのは好意を示してくれている相手への手向けってところかしら。
「……私は今でも先輩が好きです。好きな人と接点を持ちたい、好きな人と一緒に遊びたい、好きな人の側に少しでも長くいたい、それが先輩のギルドに参加したい理由です」
「……そっか、君の気持ちは分かった」
「なら!」
「でも今の君を迷い家に参加させることはできない」
「えっ、な、なんでですか!?」
「弱いから。プレイヤースキルの方は見てないから何とも言えないけど位階が低すぎる。君が迷い家に所属している誰とパーティを組んでも足手まといになるんだよ」
真宵は織姫に実力があるようなら参加を認めていたでしょうね。
今は無理だけど、上手く誘導すれば私や真宵にとって都合の良い駒になりそうだし、イベントが終わったら少し面倒を見てあげてもいいかもしれないわね。
「なら俺なら参加できるよな!」
「無理だね。そもそも実力以前の問題だよ」
「実力があれば入れるって言ったくせに断るとか詐欺かよ!」
言ってないわね。近いことは言ったけど。
トリスは自分に実力があると本気で思っているようだけど、私たちどころか暁やクレアにも勝てないだろう。よっぽど自信があるように見える理由は何かしらね。
「実力がない、品がない、常識もない、そんなプレイヤーを参加させるほど僕の目は節穴じゃないんだ。もし本当に参加したいなら最低限度のそれらを身につけてから出直してくれないか」
「俺の家は剣術道場やってるんだぜ、お前なんかに負けっかよ」
「へぇ……なら僕と対戦してみようか」
「いいぜ、やってやんよ」
そう言って2人はカフェテリアから出て行った。
そらに組合の訓練場ではなく前の道で決闘するらしい。
「いくz……」
「……剣術やってるって言ってもこの程度か」
開始早々に真宵が──おそらく牽制目的で──投擲した短剣がトリスの喉に刺さった。ここは訓練場ではないし、放たれた短剣はソプラで使った外道ナイフではない。当然の起結ではあるけれど真宵の勝ちで決闘は終了した。
死亡したことでポリゴンとなって消えたトリスのいた足元には彼が装備していた武器や防具などが散らばっていた。どうやら装備やアイテムを含めた資産を賭けていたらしい。
散らばったそれらを見たマヨイがボソッと「絡まれた慰謝料にしてはショボい」と言ってるけど、それはクレアの装備を基準にしているからよ?
「兄さん、トリスの装備ちょうだい」
「どうするんだ?」
「鋳つぶしてクレアに籠手でも作って貰おうかなって」
「クレアちゃん、いいの?」
「はい!大丈夫でしゅ」
「ありがとう。預けておくね」
それにしても覚醒を持ってない頃の暁でも2手か3手までは粘れそうだったことを考えれば、不意打ちに近かったとはいえ1手目で頓死したトリスの実力は対人素人同然と言えるわね。
「うちのギルドに入りたいなら少なくとも覚醒を獲得してね」
「ひゃ、ひゃい!」
少し不完全燃焼気味ではあるけれど、暁とクレアのクラスメイトに関するトラブルはこれでひとまず終わりだ。織姫が覚醒を手に入れれば云々はイベントが終わってからになるだろう。
「さて、今度こそイベント行こうか」
「そうね。早く行きましょうか」
こうして私たち迷い家の4人は今度こそイベントに参加するべく南門へと移動を開始する。それとユウタとカオルは終始恐縮していて会話に入ってこようとしなかったけれど、暁やクレアにはフレンドコールで謝罪したらしい。本人たちの間で解決したのなら口を挟む必要もないだろう。
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『──する────ない』
『それは困るわね』
『だから──で──すれば────なくなる』
『それはいいかも。こっちでも考えてみるわ』
情報収集を頼んでいた協力者からのフレンドコールによれば、私は今進めている謀は当初の予定通りにはいってないようだ。侮っているつもりはないのだけど、やはり所詮は子どもの浅知恵でしかないのだと思い知らされる。
なので協力者から提案を素案にして一計を案じることにした。
勝負は明日、一部のプレイヤーから顰蹙を買いそうだけど、そこでトドメを刺してしまいたい。
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