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「ど、どいうこと?大変なことって?」
「箱入り娘のリンちゃん。地図くらいは見たことある?」
地図なら見たことある。
カリム国を中心に描かれた世界地図。
両隣のアカツキ国とサーシャル国。
その二つの国はカリム国とは比べ物にならないほど大きなものだった。
カリム国を飲み込むくらい容易いほどに。
「二つの大国に目をつけられた?アカツキ国とサーシャル国に?」
そんなの、
本当に大変なことだ。
「なんで、どうして。そんなの知らない」
「リンちゃんの親はずっと隠してたみたいだからねぇ。これから二つの大国相手に戦争をしなきゃいけないかもしれないこと」
自分の国がそんな大変な状況にあるなんて知らなかった。
どうして教えてくれなかったの。
不安にさせないため?怖がらせないため?
「どうして……」
「どうして教えてくれなかったのかって?そんなの決まってるだろ」
ハーツが壊れ物を扱うように頬に触れてきた。
振り払いたいのに、ハーツの瞳の奥の狂気が見え、それができない。
「戦争の火種がリン、お前だからだよ」
呼吸が止まった。
火種?
戦争の?
あまりに予想外の答えに足の力が抜け、崩れ落ちてしまった。
アゲハとハーツが視線を合わせるためにしゃがみ込む。
右頬にアゲハ、左頬にハーツがそっと触れる。
「俺はね、カリム国の国王にリンちゃんをお嫁にくださいってお願いしたんだよ。そしたらそれがクソ王子と同時期の申し込みになっちゃってねぇ」
「俺か、アゲハかってカリム国王はすごく悩んだらしいけど、んなモン待てるわけがねぇんだよ」
「そうそう。待てないし、万が一クソ王子を選んだらって気が気じゃないわけ。だから……もう殺しちゃおうかなって」
「箱入り娘のリンちゃん。地図くらいは見たことある?」
地図なら見たことある。
カリム国を中心に描かれた世界地図。
両隣のアカツキ国とサーシャル国。
その二つの国はカリム国とは比べ物にならないほど大きなものだった。
カリム国を飲み込むくらい容易いほどに。
「二つの大国に目をつけられた?アカツキ国とサーシャル国に?」
そんなの、
本当に大変なことだ。
「なんで、どうして。そんなの知らない」
「リンちゃんの親はずっと隠してたみたいだからねぇ。これから二つの大国相手に戦争をしなきゃいけないかもしれないこと」
自分の国がそんな大変な状況にあるなんて知らなかった。
どうして教えてくれなかったの。
不安にさせないため?怖がらせないため?
「どうして……」
「どうして教えてくれなかったのかって?そんなの決まってるだろ」
ハーツが壊れ物を扱うように頬に触れてきた。
振り払いたいのに、ハーツの瞳の奥の狂気が見え、それができない。
「戦争の火種がリン、お前だからだよ」
呼吸が止まった。
火種?
戦争の?
あまりに予想外の答えに足の力が抜け、崩れ落ちてしまった。
アゲハとハーツが視線を合わせるためにしゃがみ込む。
右頬にアゲハ、左頬にハーツがそっと触れる。
「俺はね、カリム国の国王にリンちゃんをお嫁にくださいってお願いしたんだよ。そしたらそれがクソ王子と同時期の申し込みになっちゃってねぇ」
「俺か、アゲハかってカリム国王はすごく悩んだらしいけど、んなモン待てるわけがねぇんだよ」
「そうそう。待てないし、万が一クソ王子を選んだらって気が気じゃないわけ。だから……もう殺しちゃおうかなって」
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