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出会いイベント ニコル編1 【ローズ】
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ウィリアム様とメアリーの出会いイベントも無事に終わり、私はほっと息をついた。
…………。
いやいやいや、安心していいのかなぁ……。
出会いイベント無事に終わったって言えるのかなぁ、あれで。
攻略対象とヒロインの真ん中を陣取るなんて、二人の恋路を邪魔する悪役令嬢のルートを進んでない?
いや、私が積極的に陣取ったわけじゃないけど……。
はたから見たら、嫉妬に狂った婚約者が愛する二人の恋を邪魔しているように見えない?
考えすぎ?
「ローズ様、どうされたのですか?」
声の方へ顔を向けると、隣でメアリーが心配そうな顔で私を見ていた。
顎に手を添え、少し顔を傾けて上目遣いでこちらを見るメアリーに同性なのにどきりとする。
あざとい。
でも、許す。
可愛いから。
この世界で最も愛されるべきヒロインなのだから。
授業が終わり、昼休みを迎えた私とメアリーは食堂へと向かっていた。
ウィリアム様は他に用事があるとかで授業が終わってすぐに別れた。
食堂に行くためには中庭に設けられた渡り廊下を通らなければならない。
ふと中庭の真ん中にある大きな噴水を見た。
「あら?」
そのすぐ傍にいる見慣れた後ろ姿に目を丸くする。
しゃがんだ状態で見える姿は小さいけれど、間違いない。
「ニコル!」
メアリーと共にそちらに向かい、名前を呼ぶ。
するとその姿は立ち上がり、こちらを向いた。
やっぱりニコルだ。
「義姉さん、よく僕だって分かったね」
「あら、分かるわよ。可愛い義弟のこと、いつも見てるもの」
するとニコルは何故かふいっと顔を背けた。
あ、いつも見てるって言っちゃったけど、気持ち悪かったかな。
ニコルも思春期だし……。
あまり干渉されたくないよね。
「ニコル」
「ごめんね」と続けようとした時、「クゥーン」と可愛らしい鳴き声が聞こえた。
「え?」
鳴き声が聞こえたニコルの胸元を見る。
…………。
いやいやいや、安心していいのかなぁ……。
出会いイベント無事に終わったって言えるのかなぁ、あれで。
攻略対象とヒロインの真ん中を陣取るなんて、二人の恋路を邪魔する悪役令嬢のルートを進んでない?
いや、私が積極的に陣取ったわけじゃないけど……。
はたから見たら、嫉妬に狂った婚約者が愛する二人の恋を邪魔しているように見えない?
考えすぎ?
「ローズ様、どうされたのですか?」
声の方へ顔を向けると、隣でメアリーが心配そうな顔で私を見ていた。
顎に手を添え、少し顔を傾けて上目遣いでこちらを見るメアリーに同性なのにどきりとする。
あざとい。
でも、許す。
可愛いから。
この世界で最も愛されるべきヒロインなのだから。
授業が終わり、昼休みを迎えた私とメアリーは食堂へと向かっていた。
ウィリアム様は他に用事があるとかで授業が終わってすぐに別れた。
食堂に行くためには中庭に設けられた渡り廊下を通らなければならない。
ふと中庭の真ん中にある大きな噴水を見た。
「あら?」
そのすぐ傍にいる見慣れた後ろ姿に目を丸くする。
しゃがんだ状態で見える姿は小さいけれど、間違いない。
「ニコル!」
メアリーと共にそちらに向かい、名前を呼ぶ。
するとその姿は立ち上がり、こちらを向いた。
やっぱりニコルだ。
「義姉さん、よく僕だって分かったね」
「あら、分かるわよ。可愛い義弟のこと、いつも見てるもの」
するとニコルは何故かふいっと顔を背けた。
あ、いつも見てるって言っちゃったけど、気持ち悪かったかな。
ニコルも思春期だし……。
あまり干渉されたくないよね。
「ニコル」
「ごめんね」と続けようとした時、「クゥーン」と可愛らしい鳴き声が聞こえた。
「え?」
鳴き声が聞こえたニコルの胸元を見る。
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