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結局えっちぃことをされてしまう
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「付き合ってるんですか?」
「うん」
藤澤君は躊躇うことなく言った。お昼前の明るく賑やかなカフェの中で、私たちのテーブルにだけ気まずい空気が流れていた。
「この間……私と付き合えないって言ったのは桑野さんと付き合ってるからですか?」
悲しそうにうつむいて南沢さんは言った。
「うん」
え、南沢さんから告白されてたの? と衝撃が走った。そんなの聞いてないし……。
「嘘……」
おいおい何回、嘘、って言うんだよ、と私は思った。
「とりあえずそういうことだから。見積、あるなら頂戴。見ておくから。本当は休日や定時後にこういうことするのあまり感心しないよ? 前にも言ったよね? 会社の書類を持ち歩くのも、例え個人情報が載っていなくても基本的にはアウトだよ?」
会社モードの藤澤君はニコリともすることなく淡々と告げた。
「……はい」
南沢さんは小さな声で頷くと、書類を藤澤君に手渡した。その目は少し潤んでいたように見えた。
・
・
・
藤澤君のマンションに帰る道の途中で私は尋ねた。
「……バレちゃったけど、良かったの?」
「うん、どうせそろそろ言おうと思ってたから。ちょうど良かった」
藤澤君はあっけらかんとした様子で答えた。
「これで奈々美さんの嫉妬、おさまった?」
そう言って藤澤君は意味ありげに私を見た。
「……うん」
私は静かに頷いた。
「俺のはまだおさまってないから、家で奈々美さんにおさめてもらわないと、ね?」
そう笑う藤澤君が怖かった。
・
・
・
家に帰ると案の定ベッドに連れていかれた。
「あ、あの……」
「え?」
「ほらまだ昼間っていうか……朝だし……」
私がそう言うと藤澤君はいたずらっぽく笑った。
「一度、明るい時にしてみたかったんだよね」
「えっ」
藤澤君の部屋の青い遮光カーテンを引いても、部屋の中はうっすらと明るかった。
「む、無理無理、ほんとにそれは無理」
私を抱き締めようとする藤澤君の体を押し返すと、藤澤君は拗ねたような表情を浮かべた。
「……俺はまだ怒ってるんだけど。昨日のこと」
そう言われると、何も言えなくなってしまった。
「……実際、そいつにどこまでされたわけ?」
「え……、ど、どこまでって……」
藤澤君の言葉に私は口ごもった。
「奈々美さんの口からちゃんと聞きたい」
「いや……えっと……」
「じゃあ、奈々美さんの体に聞こうかな?」
そう言って藤澤君は私の手を軽く握った。
「……このくらい?」
藤澤君はからかうような表情を浮かべて私を見た。
「いや、うーん……」
「え、もっと?」
そう言われて今度は腰に手を回されて体を引き寄せられた。
「じゃあ、このくらい?」
「うーん……」
口ごもっていると藤澤君は本気で焦るような顔を見せ始めた。
「え、もっとされたわけ?」
藤澤君はその後で私をぎゅっと抱き締めた。
「……さすがに、このくらい、だよね?」
「うん……そのくらい」
「えー! ちょっと、駄目じゃん!」
藤澤君はそのまま私を押し倒すと唇を重ねてきた。
「……こんなことは、されてない、よね?」
唇を離すと、彼は甘い声で尋ねてきた。
「されてない……」
私は小声で答えた。
「ここから先は、俺だけ……、だよね?」
そう言いながら、藤澤君は私のブラウスのボタンが一つずつ外していった。
「……言っとくけど俺、結構嫉妬深いよ?」
そう言って藤澤君は下着の上に露出させた胸の先端を強くつまんだ。
「!」
こんな触り方をする藤澤君は初めてだった。びっくりしたような顔で彼を見つめると、彼は真剣な目で私を見つめていた。
「藤澤く……」
「廉……でしょ?」
そう言って藤澤君は私の両手首を押さえて動きを封じると、私の首筋に唇を押し付けて跡をつけるように強く吸った。
「ちょ……跡は……!」
「早く廉って呼ばないと、もっとつけるよ?」
そう言いながら彼は唇を反対側の首筋に移動させた。
「れ、廉……!」
廉、と呼ばないと彼を止められそうになかった。
「奈々美……」
私の言葉に返事をするかのように首筋を唇でなぞりながら、彼が言った。初めて彼に名前を呼び捨てにされて胸の奥がきゅんとした
「……今日は奈々美が泣いてやめてっていうまで、するからね?」
廉は私を上目遣いで見て言と露出されていた胸の突起を舌で舐めた。体がびくびくと反応してしまうけれど、両手を廉に押さえられていて、思うように動けない。
廉は私を焦らすように先端の周りをゆっくり舐めたり舌でそうっとつついたりを繰り返した。
「ふ……うっ」
「もう、声、出ちゃったね」
そう言いながら廉は私のスカートをまくり上げるようにして太腿に触れた。
「奈々美の肌、柔らかい……」
廉はじっくりと感触を確かめるように指を上方向に滑らせると、すでに湿気を帯びていた私の下着の上を指で撫でた。
「キス、しよ?」
そう言って廉は私の唇に優しく唇を重ねると舌を絡ませながら、下着の上から濡れた突起の周囲をゆっくりとなぞった。
快感と恥ずかしさで足を閉じようとしたけれど、足の間に廉が割って入ってきて足を大きく広げる体勢を取らされた。
「ん、んんっ」
「うん」
藤澤君は躊躇うことなく言った。お昼前の明るく賑やかなカフェの中で、私たちのテーブルにだけ気まずい空気が流れていた。
「この間……私と付き合えないって言ったのは桑野さんと付き合ってるからですか?」
悲しそうにうつむいて南沢さんは言った。
「うん」
え、南沢さんから告白されてたの? と衝撃が走った。そんなの聞いてないし……。
「嘘……」
おいおい何回、嘘、って言うんだよ、と私は思った。
「とりあえずそういうことだから。見積、あるなら頂戴。見ておくから。本当は休日や定時後にこういうことするのあまり感心しないよ? 前にも言ったよね? 会社の書類を持ち歩くのも、例え個人情報が載っていなくても基本的にはアウトだよ?」
会社モードの藤澤君はニコリともすることなく淡々と告げた。
「……はい」
南沢さんは小さな声で頷くと、書類を藤澤君に手渡した。その目は少し潤んでいたように見えた。
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藤澤君のマンションに帰る道の途中で私は尋ねた。
「……バレちゃったけど、良かったの?」
「うん、どうせそろそろ言おうと思ってたから。ちょうど良かった」
藤澤君はあっけらかんとした様子で答えた。
「これで奈々美さんの嫉妬、おさまった?」
そう言って藤澤君は意味ありげに私を見た。
「……うん」
私は静かに頷いた。
「俺のはまだおさまってないから、家で奈々美さんにおさめてもらわないと、ね?」
そう笑う藤澤君が怖かった。
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家に帰ると案の定ベッドに連れていかれた。
「あ、あの……」
「え?」
「ほらまだ昼間っていうか……朝だし……」
私がそう言うと藤澤君はいたずらっぽく笑った。
「一度、明るい時にしてみたかったんだよね」
「えっ」
藤澤君の部屋の青い遮光カーテンを引いても、部屋の中はうっすらと明るかった。
「む、無理無理、ほんとにそれは無理」
私を抱き締めようとする藤澤君の体を押し返すと、藤澤君は拗ねたような表情を浮かべた。
「……俺はまだ怒ってるんだけど。昨日のこと」
そう言われると、何も言えなくなってしまった。
「……実際、そいつにどこまでされたわけ?」
「え……、ど、どこまでって……」
藤澤君の言葉に私は口ごもった。
「奈々美さんの口からちゃんと聞きたい」
「いや……えっと……」
「じゃあ、奈々美さんの体に聞こうかな?」
そう言って藤澤君は私の手を軽く握った。
「……このくらい?」
藤澤君はからかうような表情を浮かべて私を見た。
「いや、うーん……」
「え、もっと?」
そう言われて今度は腰に手を回されて体を引き寄せられた。
「じゃあ、このくらい?」
「うーん……」
口ごもっていると藤澤君は本気で焦るような顔を見せ始めた。
「え、もっとされたわけ?」
藤澤君はその後で私をぎゅっと抱き締めた。
「……さすがに、このくらい、だよね?」
「うん……そのくらい」
「えー! ちょっと、駄目じゃん!」
藤澤君はそのまま私を押し倒すと唇を重ねてきた。
「……こんなことは、されてない、よね?」
唇を離すと、彼は甘い声で尋ねてきた。
「されてない……」
私は小声で答えた。
「ここから先は、俺だけ……、だよね?」
そう言いながら、藤澤君は私のブラウスのボタンが一つずつ外していった。
「……言っとくけど俺、結構嫉妬深いよ?」
そう言って藤澤君は下着の上に露出させた胸の先端を強くつまんだ。
「!」
こんな触り方をする藤澤君は初めてだった。びっくりしたような顔で彼を見つめると、彼は真剣な目で私を見つめていた。
「藤澤く……」
「廉……でしょ?」
そう言って藤澤君は私の両手首を押さえて動きを封じると、私の首筋に唇を押し付けて跡をつけるように強く吸った。
「ちょ……跡は……!」
「早く廉って呼ばないと、もっとつけるよ?」
そう言いながら彼は唇を反対側の首筋に移動させた。
「れ、廉……!」
廉、と呼ばないと彼を止められそうになかった。
「奈々美……」
私の言葉に返事をするかのように首筋を唇でなぞりながら、彼が言った。初めて彼に名前を呼び捨てにされて胸の奥がきゅんとした
「……今日は奈々美が泣いてやめてっていうまで、するからね?」
廉は私を上目遣いで見て言と露出されていた胸の突起を舌で舐めた。体がびくびくと反応してしまうけれど、両手を廉に押さえられていて、思うように動けない。
廉は私を焦らすように先端の周りをゆっくり舐めたり舌でそうっとつついたりを繰り返した。
「ふ……うっ」
「もう、声、出ちゃったね」
そう言いながら廉は私のスカートをまくり上げるようにして太腿に触れた。
「奈々美の肌、柔らかい……」
廉はじっくりと感触を確かめるように指を上方向に滑らせると、すでに湿気を帯びていた私の下着の上を指で撫でた。
「キス、しよ?」
そう言って廉は私の唇に優しく唇を重ねると舌を絡ませながら、下着の上から濡れた突起の周囲をゆっくりとなぞった。
快感と恥ずかしさで足を閉じようとしたけれど、足の間に廉が割って入ってきて足を大きく広げる体勢を取らされた。
「ん、んんっ」
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