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だが断る
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そう言って藤澤君は、そっぽを向いていた私のあごに手を当てて自分のほうを向かせると強引なキスをした。
普段こんな風にじゃれあっている時は軽いキスしかしないのに、突然濃厚なキスを長い時間されて私は動揺した。
「ちょ、ちょっと!」
立ち上がって藤澤君を押しのけようとしたけれど、逆に床に押し倒され床ドン状態にされた。
「……奈々美さんはベッドの上の俺じゃないと感じないんだよね?」
そう言って首筋にキスをされた。藤澤君は私を組み敷いて動きを封じたまま、スーツの上着を脱ぎネクタイを外してワイシャツも脱いだ。
彼の裸の上半身が突然目に飛び込んできて顔が赤面するのが自分でもわかった。しばらく会っていなかったから藤澤君の体を見るのは久しぶりだった。
「ドキッとしちゃった?」
私の反応を見た藤澤君はふっと笑って私を床に押し倒したまま体を密着させてきた。藤澤君の肌の感触と香りにくらっとする。そのまま耳筋を愛撫する藤澤君の勢いに負けそうになったけれど、私は強い力で藤澤君を跳ねのけた。
「そ、その手にはのらないんだから!」
私の言葉に押しのけられた藤澤君はおかしそうに笑った。
「とにかく! 今日は私、向こうの部屋で寝るから!」
私は立ち上がった。
「え、なんで?」
「そういう気分なの!」
そう言って私はリビングを出た。
可愛げがなかったなあ……と、居候時代に寝ていた部屋の布団にくるまって考えた。冷静に考えたら、あの藤澤君の様子から、南沢さんに気がないことは一目瞭然な気がした。
あのまま素直に抱かれて、甘えておいたほうが良かったのに、と私は大きなため息をついた。
普段こんな風にじゃれあっている時は軽いキスしかしないのに、突然濃厚なキスを長い時間されて私は動揺した。
「ちょ、ちょっと!」
立ち上がって藤澤君を押しのけようとしたけれど、逆に床に押し倒され床ドン状態にされた。
「……奈々美さんはベッドの上の俺じゃないと感じないんだよね?」
そう言って首筋にキスをされた。藤澤君は私を組み敷いて動きを封じたまま、スーツの上着を脱ぎネクタイを外してワイシャツも脱いだ。
彼の裸の上半身が突然目に飛び込んできて顔が赤面するのが自分でもわかった。しばらく会っていなかったから藤澤君の体を見るのは久しぶりだった。
「ドキッとしちゃった?」
私の反応を見た藤澤君はふっと笑って私を床に押し倒したまま体を密着させてきた。藤澤君の肌の感触と香りにくらっとする。そのまま耳筋を愛撫する藤澤君の勢いに負けそうになったけれど、私は強い力で藤澤君を跳ねのけた。
「そ、その手にはのらないんだから!」
私の言葉に押しのけられた藤澤君はおかしそうに笑った。
「とにかく! 今日は私、向こうの部屋で寝るから!」
私は立ち上がった。
「え、なんで?」
「そういう気分なの!」
そう言って私はリビングを出た。
可愛げがなかったなあ……と、居候時代に寝ていた部屋の布団にくるまって考えた。冷静に考えたら、あの藤澤君の様子から、南沢さんに気がないことは一目瞭然な気がした。
あのまま素直に抱かれて、甘えておいたほうが良かったのに、と私は大きなため息をついた。
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